- 日時: 2014/06/26 00:06
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: SBL8VbAZ)
クロスオーバー 7倍quasar ×ダブルサクライザー
第二章続き
〜炎視点〜
ズバババッ!!! 「なるほど、体の動きはいつも通りといったわけか」 キンッ!!
サラァ・・・
炎がダガーをしまうと…ティガレックス亜種とイビルジョーは細かく分解され、まるで砂が舞い散るかのように風に流され、消えていった。 そのわけは…構成する元素の結合をすべて破壊したためである。分子レベルで相手を切り裂いた。どんだけ斬ったらそうなるんだか…。 塵へと帰った2体に構うことなく、炎は火山を突っ走ろうとしていたのだが…モンスターはまだいる。しかしいちいち狩るのもめんどくさくなってしまった炎は…
「 失 せ ろ 」
そういって辺りにいるモンスターを睨んだ。今の炎はオーラ全開で、しかもさっきの様子を目の当たりにしていたモンスターたちは怯えて逃げ出した。 あたりにモンスターは何もいなくなった。
「さてと、地にであったら少し絞める。こんなこと提案したあいつは…たとえどんな場所であっても絞める!!」
そういうと炎はさっきよりさらに速く走る―
〜地視点〜
「えっ?」 地はどこかのよしくんみたいな反応をしていた。それにこの世界は…彼がいた世界ではない。それだけは確信している。しかし…どうしたらいいものか考える。 「もしかしてあの方々も派遣されるハンターの方々でしょうか?」 そういうと…残妖たち3人と知らない集団を指した。 「(…よし、炎にあとでどういわれても知らんがとにかくこの場を脱しなければ…!)はい、その通りです。」 地はどうやら自分もろもろ含めてこの村の専属ハンターであるということにしようと決心した。理由は…その場しのぎでもあり寄り道の意味も込めている。
「そうですか。しかし…手紙によればばアナタだけであったのですが…」 「あー、実はその手紙に手違いがあってしまって…。本来自分はあのメンバーと共にハンターとして暮らしていたのです。配属される際もその旨を書いていたのですが…きっと自分だけだと間違えてしまったのでしょう。ご心配なく。自分以外にもハンターはいます。それにハンター以外としての人材もいますから。」
地は淡々と話を進めていく。しかし内心は… 「(やべぇwwwwあの集団と共に暮らすこと前提にしてしまったwwwwどーしよwwwwまぁおれ話す事は慣れているからいいけどねwwwwww)」 でもあったりする。内心ものすごくはらはらであるが表情としては一切ださなかった。
〜残妖ら視点〜
「(残妖ってあんなにしゃべれたのかい?)」 「(えぇ、普通に。)」 聞かれることに答えていく残妖を見ながら冥花と霊華は二人でこっそり話し合っていた。その一方残妖は… 「(うーん…どこまで明かすべきなのだろう…一応世界と世界については話してもいいけど…炎さんの本来の目的については明かしたら怪しまれてしまう…。それに…この方の言うとおりであるならばもしかすると…)」 質問に答えながらもいろいろ思考していた。そこに…この質問がきた。 「では…その本来いるべき世界とは一体なんでしょうか?」 「………。」 残妖は困り果てていた。そりゃそうだ。もともと自分たちはこの世界の住民でないどころか、地たちのいる世界とも関連性のないモノ。 本来いるべき世界が何か…それについては分からなかった。しかし、とにかく経緯だけは分かってもらわないと…そう思い残妖は答える 「…世界と世界は互いに独立して存在しています。しかし、ほとんどの世界において時間軸は共有されています。つまり、もともと私たちとあなたたちがいた世界、そしてこの世界の時間軸は同じということです。 さらに、世界同士は干渉をしないよう独立しています。しかし…それは完全なものではありません。おそらく…この世界となんらかの要因によって干渉が発生してしまい、私たち、そしてあなたたちもこの世界へと来てしまった…ということになります」 「まぁなんらかの力が働いてしまってこの世界へと落ちてしまった。あたいはそう考えているよ。」 「ただし、その力がまた発生するか、そしてそれが元の世界へとつながる力かどうかはわからないわね。」 残妖に続く形で冥花、霊華も答えた。とはいってもこの内容…ほとんど炎が3人に話したことなんだけどね。 それをのけたとしてもこの3人が本来住む世界は干渉が多い世界…それ故に知らない人が来る経験はある。 ただ、自分たちがいく経験は少ない模様…。それでもなんとか…地が帰ってくるまではやりすごそうとしていた。 |