- 日時: 2014/07/01 23:39
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: gUfKWO2X)
第31話 ONLY☆ONE☆夜
〜家〜
「…ん?もう夜か…。」
俺は目覚めた。あたりは…真っ暗ではないが夜であることは分かった。 部屋にはまだ誰も来ていない。まだ寝るような時間ではないだろう。 とにかく何をしているか見に行くか…。
〜モガ村〜
「…」
俺が家を出てみたもの…それはなんというか…宴会か?
「くくっようやく起きたか…思っていたよりもはやいな。」 「む、師条殿、目が覚めたか。」
BLAZEと涙那は俺にそういう。あとキャロもいたけどスルーさせてもらう。 んで…奏連は漁師と話しているのがわかる。あと…満だっけ。それと優李。 あの二人がどこにいるのか探していたのだが…満はわかった。
「ここの振り付けはこう、次はこうだ。」 「こうか?」
村長の息子と共にダンスの練習をしている。何か踊るつもりなんだろう。だから満じゃなくてTA○さんだろいい加減に(ry んで…優李はどこだ?あの耳だからすぐに…いた。
「…!!」 「おちつきな!そんなに急がなくても料理はでてくるからさ!」
異常なペースで飯を平らげていた。早すぎる。なんだあれ… まぁあの耳と尻尾の様子を見るからに満足しているのであろう。ならばいい…
さて、俺も何か食っておきたいところ… 適当にある物でもつまんで、と思っていたらなにやら満と村長の息子が踊るようだ。 村の者が皆二人を見る。ついでに俺も見ておこう。そういえばBLAZEが何か知っていそうだな。あいつに聞けばまぁなにかわかるだろうな。そうこうしていると曲が流れ出す。
「愛、それは時に美しく、時に人を狂わせる」 「…くくっ…!」
…満が歌っている。そしてBLAZEが笑っている…どこかおかしいのか?
「おい、これはどういうことだ?」 「くくくっ…!まさか生で見れるとは思っていなかったからな…!」
そうこう言っている今も歌い続ける
「君と過ごしたいくつもの夜、まぶたを閉じれば、色褪せない思い出が今も鮮明に蘇る。」 「然し、あの頃の君は、もう此処には居ない。あるのは、君が残してくれた温もりと、香りだけだ。」
よくみたら村長の息子も歌っていた。それにしてもこのONLY☆ONEな歌詞はなんなんだ? と思ったらようやく踊りだした。
「she is my wife...」
「いや〜、なかなかの出来だったんじゃないかな?」 「そうだな。」
村長の息子と満が握手している。見ているこっちは…うん、ONLY☆ONEすぎて意味が分からなかった。 理解しているのはBLAZEだけだが…必死に笑いこらえている。珍しい…。
「くくっ、満。この曲を踊らないか?」
そういってBLAZEが提示した曲を見て満はというと
「そうだな…だがこの曲は踊るところが少ないな。」
といっていた…が、あんまりいい顔はしていなかった。 まぁ別にいいけどな・・・。
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