- 日時: 2014/07/02 15:33
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: U.ngezhr)
その23 極限
〜炎視点〜
生物はいつか死ぬ それは地球上に生まれしモノに逆らうことのできない運命。 その運命から逃れる手段はないか試したモノも存在する。 しかし現実は甘くはない…。 数多のモノが不死に近いものを手に入れたが、完全なものを手にすることはできなかった。 逆らえぬ運命、それが「死」
―それに真っ向から反発するモノ
それが炎だ。
「…」
彼の見た目、および人間での年齢は26歳といわれている。見た目はまぁ大雑把ではあるが…人間での年齢が26歳。 しかし彼は…すでに1度死んでいる。 たとえ死んだとしても、この世への恨みや未練により、魂だけが残る場合も存在する…それは実体を持つことのない幽霊である。ただ、彼はそれに当てはまらない。 死してなおこの世界に実体を持って存在しているためである。 必然的に発生する老化現象をまったく起こさず、肉体の劣化をも克服した。 さらに…彼の核と言われしモノにより、朽ちることのない命をも手に入れた。 まさしく不老不死…。
その過程にて…人類が得てはならない力をも手に入れた。 それらを全力で使ったことは…一度もなかった。 なぜなら世界を軽く崩壊させることのできる力だからだ。
「…」
彼が持つ力は…多種多様ではあるがよく使うのは3つ。
「空間移動」 「時止め」 「瞬間移動」
これ以外にも人智を超えた力を数多く持つが、使う機会が少ないため把握されていない。 一番彼をしる地ですら知らない力もあるぐらいである。まだ力を隠しているあたりが恐ろしい。 ちなみに、これらの力を持ちしモノは他の世界でいくらでも見てきたとのこと。それでもまだぬるいというくらいである。
そんな彼が今…
「…解放する」
己の力を極限まで使おうとしていた。
〜ミラバルカン視点〜
「…」
地上へ落ちたバルカンは人の姿をして歩く。 防具によって表情はまったく見えない。それでも防具から人だと判断されるであろう。 火山をひたすら走る…そうしていたときだった。 見たことのない者が…何か争っていた。
「(゜Д゜)彡そう!」 「フリムイタナ…」 「close your eyes...」
ただ人とは言いがたい者もいる。というより何かおかしい。
「おい、そこの人間…何者だ?」
バルカンは3人に向けて聞く。
「貴様モコイツノ仲間カ?」 「だ…だれだお前!」 「close your eyes...」
だいたいの特徴はつかめた。ただなんかおかしいのもいる気がする。
「落ち着け。我はこの世界のモノ…何者か聞いているだけだ。」 「俺か?俺は振り○き厨だ!」 「F○Iダ。フリムキヲ主食ニシテイル」 「3y3s」
彼らの名前を聞いてバルカンは考えた。 見た感じからしてこの世界に存在するモノではない…だとするとなんらかの拍子でこの世界に来てしまったのであろうか。 だったら都合がいい。この世界にいないモノであるならば仲間にしても後々問題が生じにくい。 バルカンは無理やり彼らを仲間にし、目的地へと向かう。 …しかし、振り○きはF○Iの脅威に終始晒されることになるわけで。 |