- 日時: 2014/06/15 13:10
- 名前: ぼくひで ◆CFqxdK6h/w (ID: Oa.SKmcU)
>>3 正 解
次の話投下 最近、近所で連続殺人事件が起きてい る。 被害者は全て同じ小学校の子供。 その犯行はとても残虐で、死体は見る に耐えないカタチになっているとい う。
事件現場に供えられた沢山の花。しか しその中にクローバーが大量に供えて ある。 他の現場でも必ずクローバーが大量に 供えられている。 どうやら、あるお婆さんが供えている らしい。 歳は80といったところだろうか。 とても温厚そうなお婆さん。涙は見せ ず、優しい笑顔で花を供え、手を合せ て帰っていく。 お孫さんなのだろうか。知り合いの子 供さんなのだろうか。 私も花を供えにと思い現場へ向かう と、ちょうどそのお婆さんと会った。 お婆さんはいつものようにクローバー を供えている。 「何故クローバーを供えているんです か?」 「クローバーって、四葉とかあったり して幸せな花じゃない? 向こうでも幸せにしてほしいって意 味を込めてるのよ。」 そう答えるお婆さんは、とても優しい 目をしていたが、時折切ない表情も垣 間見えた。 「実はね、私の孫も亡くなってしまっ たのよ。別の事件なんだけど、学校の 事故で。 詳しい事はまだわかっていないらしい んだけどね。 この殺人事件で亡くなった子達、孫と とても仲良くしてくれてたらしいの よ。 だからこうして、全員にクローバーを 供えているの。」
涙しながらそう話すと、お婆さんはそ の場を去っていった。
こんな優しいお婆さんもいるんだなと いう思いにふけりながら帰宅した。 |