- 日時: 2014/08/23 20:11
- 名前: 翼の勇車 (ID: bikIXC4y)
支援ついでに一度やってみたかったものを。
番外編〜人間の星(我が小説初のエタ無し番外編)part1〜
モンスター達の支配する世界。その世界のとある密林へと、それは静かに降り立った。淡い光を放つそれは、密林に眠る者達を起こす事なく、静かに見守っていた。
プオー…… 密林に、カスケ君の角笛の音が響く。 「きたきたっ、やっほーミズキ、カスケ、ネオ!」 「おはよーギザミ! 何か今日は凄く嬉しそうだね」 早々に出迎えてくれたのはギザミ。いかにも待ってました感が伝わってくる。 「いやちょっとね。三人ともついてきて!」 ギザミは私達三人をハサミでひょいと持ち上げると背中に乗せ、不可侵入領域へと入っていった。
「おーいみんな、ミズキ達連れてきたよー!」 なにやらよくわからないまま連れて行かれた先……突如開けた広大な広場に、なんと今まで会ってきた全ての超大陸モンスターが集結していた。……が、そこに一ついつもとの大きな違いがあった。 「来たか」 こっちを見たクックの足元に、小さな女の子がしがみついていたのだ。多分年は六歳くらい、濃い紫色の長髪で薄紫色のかわいらしいワンピースを着ている。そして裸足だった。 「……え?」 ギザミから降りた私はその女の子を見る。するとその子は私のところへとことことやってきて……。 「お姉ちゃぁん……」 「えっ、まさかルカ!?」 コクコクと頷くモンスター一同。 「ええぇーー!?」
続く……
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