MH小説「とあるハンターの伝説」 第四十六話終わりました( No.111 )
  • 日時: 2014/11/03 14:12
  • 名前: 赤衣の男 (ID: dsJPRSJB)

第四十七話「ギルド上層部作戦会議」

      今、大老殿にはギルドナイト三人、ガーディアンズ幹部九人、教官
      大臣、そして長テーブルの一番奥にはドンドルマを統べる大長老が座っている

デモン 「今回の「ラオシャンロン討伐作戦」だが・・・成功確率はどれくらい
     あると思う?・・・・・・ランサー」

ランサ 「俺ですか、嫌なことを聞きますねぇ、ジャスティス、参考までにお前の意見を
      聞かせてくれ」

     ランサーは同年齢の部下、ジャスティスにデモンへの回答を任せた

ジャス 「そうだな、正直・・・・・五十パーセントぐらいか?ランサーはどう思うんだ?
     もともとお前への質問だろ」

     ランサーは悩む素振りを見せため息をついてから言った

ランサ 「結局俺も言わなきゃだめなのね、ま、俺から言わせてもらうと厳しいが四十・・・・・
      いや三十ぐらいかな」

デモン 「ハァ、確かにそんなもんだな、三十、よくて五十」

ギルバ 「ふむ、今回もかなり確率が低いではないか
     あと数名G級ハンターを呼んだ方がいいのでは
     ないか?「狩人の頂」や「要塞騎士団団長」など
     いるだろう、それに「鉄騎」を雇うと言うてもあるぞ」

    ギルドナイト一番の古株のギルバード・レイブンが
    鋭い目つきで言った。ギルバードはランサーが
    生まれる前からギルドナイトとしてギルドに命を
    捧げており任務のためなら手段を選ばない性格から
    「黒騎士」と呼ばれ犯罪者から恐れられている

ランサ 「しかしそんな簡単に集められませんよ。
      「狩人の頂」はココット村ですし騎士団長は
      メゼポルタですよ、一日じゃ無理です。
      「鉄騎」は新団長をどちらにするかで
      両副団長派でもめてますし、ドンドルマ
      復興で彼らを雇う金もありません。
      今この状態が最高のじょうた・・・
      おや?マンチェスターさん、やっと来ましたか」

      エドワードは三十分遅れで大老殿に入ってきた。
      団長が入ってきたことにより座っていた九人の
      ガーディアンズは立ち上がり敬礼をした。
      それを見たランサーは「ヒュウ、かっこいいねぇ」
      と呟いた

エドワ 「すまない、馬鹿がまた要塞騎士団に喧嘩を
     売っててな」

ブライ 「またですか?まったく」

     ちなみにブライアンはガーディアンズ副団長だ

エドワ 「あぁ、悩みの種だよ。そういやブライアン
     会議はどこまで進んだ?」

ブライ 「残念ですが・・・・まったく」

     エドワードは舌打ちをした

エドワ 「ランサー、さっさと終わらせよう、二時間後には
     狩人達に作戦を教えなければならないんだ」

ランサ 「わかってますよ、ではいつも通りガーディアンズ
      を全エリアに置きエリア2は「聖騎士」
      エリア3は「破壊王」エリア4は・・・
      教官、任せても?」

      教官は黙ってうなずいた

ランサ  「そして最終防衛地点・・・・
      エリア5はマンチェスターさんにお任せします」

エドワ 「いいだろう」

ランサ 「フォーメーションは以上。作戦は各自で。これで
     いいですかね?」

ギルバ 「・・・・・・・・あぁ」
ブライ 「わかりました」
ジャス 「了解」
教官  「・・・・・・いいだろう」

ランサ 「大長老、決まりました。このような感じでよろしい
      ですか?」

     奥の椅子に座っている大長老は重々しい声で
     「・・・・・構わん」と言った

     大臣はいつも通り寝ていたがその他全員一致で
     会議は終わった


     それから数分後俺は訓練場目指して必死に
     走っていた

デステ (やっべ〜、あいつらおこってるよ)
 
      訓練場の前の角を曲がった時俺は堅い
      何かとぶつかった

デステ 「っ!?」
ガル  「痛っ!?」

     頭が割れるような激痛が走った。
     痛みに耐え目を開けたら目の前でガルが
     頭を押さえのたうちまわっていた

ミラ  「デスティニー!?」

     数秒たち激痛は消えないがなんとか
     立ち上がれるようになった・・・・が
     問題は次にあった

ガル  「デスティニーィィィ!!」

     思った通りガルを怒らせてしまった
     こうなったガルはめんどくさい

デステ 「悪い、悪かった、走ってた俺が悪かったよ」

ガル  「許さぁぁぁん」

     ガルが俺めがけて襲ってきた
     それをエドガーが羽交い締めにしたが
     ガルは手足をばたつけて暴れている

ガル  「はーなーせー!!」


教官  「お前ら、何やってんだ?」