Re: モンスターハンター<とあるハンターの伝説>( No.3 )
  • 日時: 2014/06/18 16:55
  • 名前: 赤衣の男 (ID: mGaDggV1)

<第二話> 「時間」
教官  「おはよう諸君」
一同  「おはようございます」
教官  「早速だが、今日のラージャン討伐についてなにか質問がある物はいるか?」
  
     トーマスが最初に手を上げた

教官  「なんだ?トーマス」
トーマ 「あ、あの・・・もしラージャンに集中的に襲われて殺されかけたらどうすればいいんですか?」
教官  「そんなことはないと思うがもしもの時は我輩オーガ一族秘伝格闘技を見せてやる。」
     
      そう、この教官はかつて素手でラージャンと張り合ったという俺達にとっては鬼のような
     怪物だ。
マルコ 「あ、あの、そ、装備はどうするんですか?」
教官  「装備?支給されてるハンター一式じゃだめか?どの装備でもお前らじゃ一撃だと
      思うが。」

一同  「そ、そんなー。」

     ハンター装備とはほんっとに駆け出しのハンターが使う装備でG級のモンスター相手に着るものではない

教官  「つべこべ言うな。10分時間をやる。いそいで闘技場へむかえ。」
一同  「は、はい・・・。」
     <二分後>(開始まで残り8分)
ガル  「おーでけーここが闘技場かー。けっこう段差とかもあるんだな。」
     
     ここ闘技場は段差が二か所、そしてアイテムが
     とれる所がいくつかあるだけで障害物はほとんど
     ない

ミラ   「ここなら私達ガンナーにも有利ね」
シア  「そうね。さっそく作戦を立てましょ」
ミラ   「ガンナー使いのみんな集まってー」

     ミラは別の場所でうろうろしているガンナー
     達を呼び寄せた

デステ 「ほぉーガンナーは作戦を立てるのかー。」
 
     俺は作戦を立てるという行動に感心してしまった

キル  「はぁ?お前なにいってんだ?作戦も立てずに俺達がラージャンを狩れるわけねぇだろ。」
     
     そこにキルが突っ込みを入れてきた

デステ 「そんなもんなのか?」

     おれはずっと作戦なしでとりあえず人数で押し切る
     と思っていたがどうやら違うらしい

教官  「あと五分だ」

     時間は刻一刻と迫ってくる
デステ 「おいまじかよあと五分しかねぇぞ」
キル  「おい落ち着け狩りで一番やってはいけないことは冷静さを欠くことだ」

デステ 「そ、そうだな。 おちつけーおちつけー、よし」

     確かに時間との戦いで冷静さが失われていた
     そこを指摘できるキルはさすがだ
キル  「みんなきてくれ」
     俺達剣士も作戦を立てるらしい

ケイン 「どういう作戦にするの?例えばデスティニーを餌にするとか?」

     相変わらずケインは怖いことを言ってくる
     もしこいつがパーティーのリーダーになったら
     と考えると恐ろしい
デステ 「俺絶対その役割やだ。だって一番危険じゃねぇか」
ケイン 「ええ、そうよ、でもいいじゃない」
キル  「はぁー、まったく・・・そんなふざけた話やめろ、囮なんかいらねぇ、全員で合格するんだ」

教官  「あと一分だ!!」

デステ 「おい、あと一分だ、どうすんだよ」
キル  「あーもういい攻めろ。とりあえず攻めろ」
デステ 「了解」
教官  「残り10秒だ。
      9,8,7,6、」
      
     ガチャガチャ

     ガンナー使いは折りたたんでた武器を元に戻し
     準備をした
ガンナー部隊 「セット完了いつでも打てる。」
教官  「4、3、2、1、」
一同   ゴクリ
教官  「それでは卒業試験開始だ。」  

     ついに卒業試験が始まった