とあるハンターの伝説 THE BEAUTIHUL WORLD( No.36 )
  • 日時: 2014/02/09 20:23
  • 名前: 赤衣の男 (ID: RAd06QqB)

第十一話「悲しむ意味はない」

      <洞窟組(ザック班)>

ガル  「いやー結構楽勝だったな。」
ザック 「群れていなかったからな、運が良かった。」
ヒデヨ 「でも運も実力のうちでゴザル。」
ケイン 「よかったね、全員引きちぎられなくて。」
ガル  「ほんとだよ、でも俺達810期生の中でもトップだからな。・・・!!ん、
     あれなんだ?」
ガル  「!!なっ・・・。」
ザック 「こりゃひでぇな・・・。」
     そこにはニ匹のアイルーの死体が落ちていた。
ガル  「かわいそうに・・・。」
ザック 「さっきいたアイルーとなにか関係があるんじゃないか?」
     
     と、ニ匹と亡骸を持っていこうとした瞬間数匹のランボスが
     飛び出してきた。

ガル  「ここはランポスの巣らしいな。」
ザック 「1,2,3、・・・12匹・・・だな。」
ガル  「一人三匹だな。」
ザック 「いくか。」
     とガルはそっとニ匹の亡骸をおいた。

     <森組(ガンス班)>
ガンス 「お前、大丈夫か?」
ソフィ 「す、すいません、足くじいちゃって。」
トラン 「なんとかドスランポス倒したからいいけどさ、もし倒す前だったら
     しんでたぜ。」
シア  「ほんとね、でもドスランポスの不意打ちには驚いた。
     ガンス大丈夫?攻撃が直撃したっぽかったけど。」
ガンス 「あ、あぁ大丈夫だ・・・。とにかく一度平地に戻ろう。」
     
     <平地組(バレル班)>

デステ 「いたっ!!いそげ!!」
バレル 「またさっきと同じ作戦で行く、ミラ、ニャンター、頼むぞ。」
デステ 「くらえぇぇぇぇぇ。」
     と、大剣を振り下ろした。
     しかし俺の攻撃をドスランポスはバックステップで
     かわした、だがバックステップの滞空時間をバレルは逃さなかった、
     レベル3通常弾を撃ち込んだ、その攻撃はみごと足にあたり
     ドスランポスはすこしよろけた、
デステ 「うぉぉぉぉぉぉ!!」
     今度は攻撃が当たった。そしてドスランポスは弱ったのか足を引きずりながら
     逃げて行った。

デステ 「まてっ!!」
バレル 「いやここは奴を逃がそう、もうこちらには手出ししないだろう。」
     そのときガンス班、ザック班がちょうど到着した。
デステ 「お前らも終わったのか。」
ガンス 「あ、あぁ。」
ザック 「あぁ。」
デステ 「あれ?ザックお前何もってんだ?」
ザック  「こ、これか?」
ニャン 「!!そ、そ、そ、それ、ま、ま、まさか、み、み、み、見せてニャ。」
     と、恐る恐るニャンターは見た、その瞬間ニャンターは泣きながら走って行った。
デステ 「これ・・・。」
ザック 「あぁ、アイルーの死体だ。」
ミラ   「手遅れだったのね。」
ガル  「あいつとどんな関係なんだ?」
ミラ   「仲間らしいわ。」
デステ 「ちょっと悪いんだけどお前らここで少しまっててくれ。」
     といい俺はニャンターの走っていった方向へ行った。

ニャン 「グスン、ひっく、グスン。」
デステ 「ニャンター、隣いいか?」
ニャン 「な、なんニャ?こっちこないでニャ。」
デステ 「いいだろ、話したいことがあるんだ。」
     といい俺はニャンターの隣に座った。
デステ 「実は俺もちょっと前、親友のキルって奴を失ってな、
     俺もお前みたいに泣いてた、何もやる気が起きなくて、悲しみだけが
     こみあげてきた、そんなときにガルが俺にこう言ったんだ
     「あきらめろ、デスティニー、怒ったってキルは帰ってこねぇ、今俺達が
     出来ることは少しでも実力を上げて一人でも多くの仲間を救うことだろ!!」
     ってな、その言葉で俺はすぐに立ち直れたさ、お前も悲しんでたって
     なにもおきねぇぞ、俺が言いたかったのはそれだけだ。じゃあな。」
    
     そのときニャンターはなみだを拭いた。
ニャン 「ま、待ってニャ、僕も一緒に連れてってニャ。」
デステ 「!!あぁいいぜ。」
     
     新たにニャンターを仲間に、俺達は旅に戻った。