とあるハンターの伝説 THE BEAUTIFUL WORLD( No.52 )
  • 日時: 2014/04/06 20:37
  • 名前: 赤衣の男 (ID: bq/v2y.N)

第十七話「雪山の悪魔」

ニャン 「ニ、ニャー、急に寒くなったニャ〜」

     俺たちポポノタン班は洞窟を抜け、見晴らしのいい所へ出た。
     しかしそこはものすごい吹雪が吹き荒れており、ホットドリンク
     なしでは五分ともつきがしなかった。
     だがそこには数頭のポポがいてポポノタン三個は簡単だと思った。
     しかし、その時だった、三人(二人と一匹)の後ろにそびえたつ
     山の上から片目の飛竜がものすごく大きな咆哮を上げた。

ガル  「な、なんだこの音は。」

     そしてその生き物は、一瞬のうちに山の上から、下にいる数頭のポポ
     をしとめた、三人(二人と一匹)はその圧倒的な、スピードと力に
     恐怖を抱いていた。勘でわかったのだ「この化物には勝てない」と、
     そして三人(二人と一匹)は別の所にいるポポを狙おうと、気付かれぬ
     うちに、逃げた。そして三班ともそのまま無事、依頼を済まし、
     村へ帰ることが出来た、そしてデスティニー、ガル、ニャンターは、
     むらの人に雪山でみた飛竜のことを話した。

村長  「今、なんと・・・。」
ダルコ 「・・・・・・・・。」
マルカ 「そんな・・・。」
     
     みなが驚きや恐怖の表情をしているなか、
     ケインは血が出るほど、強く唇を噛んでいた。

ミラ   「!!・・・・ケイン、私たちにまかせて、両親のかたきは私たちがとってあげる。」
ケイン 「ど、どうしてそれを。」
     ケインはさっきまでのはなしを忘れ、そのことに驚いていた。
シア  「仲間にわからないことなんて、ないんだから。」
ソフィ 「両親のおもい、今はらしましょう。」
ケイン 「三人とも・・・。」
     ケインの顔には、笑顔が戻っていた。
ダルコ 「しかし、そのティガレックスは、お前たちが、討伐してきたモンスターとは
      格が違うぞ。」
ガル  「ヘヘッ、上位のラージャンより上かぁ?」
     ガルは調子に乗った口調で言った。
ダルコ 「あぁ、ただの上位のラージャンだろ、それならこのティガレックス
     の方が断然上だ。」
  
     その一言で辺りが凍りついた。