- 日時: 2014/04/11 18:27
- 名前: 赤衣の男 (ID: /hLNWcKe)
第二十七話「ジャンボ村のために出来ること」
トラン 「おい!!起きろ!!」 トランスはずっと寝ているガルに大声で叫んだ。 ガル 「ふぁ〜ムニャムニャ・・・・・こ、ここはどこだ・・・・ このテントは・・・・?」 ガンス 「ジャンボ村らしいぜ、さっき外に出た時村民が話してた」 ガル 「ジャンボ村か・・・・・テントってことは結構やられちまったんだな」 ザック 「あぁ結構どころじゃねえ、ほとんどやられた、外は瓦礫の山だ」 シア 「ほとんど?そんな・・・」 シアはテントの扉をめくった。そこにはザックの言った通り瓦礫の山だった ガル 「こりゃ・・・ひでぇドンドルマの時とほとんど同じだ」 バレル 「あぁ、古龍は何もかも奪っていく、まるで馬鹿な人間のように・・・」 いつもあまり感情的にならないバレルが珍しく感情的になって 言葉を放った ガル 「ど、どうした?」 バレル 「・・・・・・・・・・なんでもない」 バレルは下を向き言った ガル 「そういやあいつどこ行った?」 ニャン 「デスティニーにゃら多分村長さんに会いに言ったニャ」 ガル 「あいつまさか一人で責任を負うつもりか」 ミラ 「そんな、悪いのはデスティニーだけじゃないのに」 ガル 「俺達も会いに行こう」
そしてそのころ俺と村長は村のそばを流れる雄大な川の前にいた
村長 「オイラは昔、未開の地を開拓し、拠点を増やすことが出来れば、狩人たち のためになると思ったし、人々の移動や交流がもっと活性化すると思ったから この川の近くにこの村を作ったのさ」 デステ 「でも、なぜこんな辺境に?ドンドルマからも離れていて今回みたいなこと があっても、すぐに救援を呼べないのでは?」 村長 「まぁそうだね、でもここは場所的に南エルデ地方の漁村やセクメーア砂漠の オアシスの村などいろいろな場所と交易が出来るからね、多少の 不便があってもここがいいと思ったんだよ。 でも・・・・また始めっからだね」
デステ 「・・・・・・・・な、なんか俺たちに手伝えること ってありますか?村のためだったらなんでも やります。俺たちに出来ることは・・・狩りぐらい だけど・・・・・・」 ガル 「ちょっとまったぁ!!今のセリフ訂正しろ!! 狩りしか出来ないのはお前だけだろ」
ガルが突然会話に入ってきた デステ 「じゃあお前何が出来るってんだよ」 ガル 「失礼な、お前らの料理作ってんの誰だよ」 デステ 「誰って、ニャンターが作ってんじゃねぇのか?」 ガル 「ニャンターは副料理長だ。な、ニャンター」 ニャン 「そうニャ!!ガルが料理をだいたい作ってる ニャ」 デステ 「でも・・・・・他は何が出来るんだよ」 ガル 「やれやれ、お前なんも知らねえな、それでも 仲間か?シアは医学の天才だし」 シア 「天才って・・・・そこまでじゃないけど・・・」 ガル 「ソフィーは歌うまいし、バレルとミラは 頭いいじゃん?でも・・・その他は・・・ボチボチ だな」 ザック 「その他って・・・お前たまたま料理出来るから って調子乗んな」 トラン 「ガル・・・・てめぇ」 村長 「まぁまぁ落ち着いて落ち着いて」 このままではまずいと思い村長が止めに入った 怒った数人もすぐにおさまった デステ 「それじゃあ話を戻すけど、俺たちに出来る事って ありますか?」 村長 「うーん、ガル君とニャンター君は料理が作れる から・・・・そうだ!!みんな家と共に食べ物 も失くしたと思うからみんなへの食事の配給 を手伝ってくれるかい?」 ガル 「まっかせなさい!!」 ニャン 「了解ニャ!!」 二人は胸を張って言った シア 「あとシア君はけが人の手当てを頼むよ」 ミラ 「あ、手当ぐらいなら私たちも力になれると 思いますけど・・・」 ミラとソフィーが言った 村長 「じゃあその三人にまかせるよ、あと残りは・・・ 村の瓦礫の移動や、村の近くに来た モンスターの討伐をしてもらおうかな」 デステ 「わかりました、でも危険なモンスター ってなんですか?」 村長 「あぁ、そうだね・・・あっそうだ!!ババコンガ の討伐!!クエスト名はそうだなぁ 「桃毛獣のなわばり」!!で、いいかな?」 デステ 「ま、まあクエスト名なんか別に・・・ あっいや、わかりました!!」 その後、ババコンガに備えてテントで身支度 をしている時だった
デステ 「あれ?・・・大剣がねぇ」
―――――――――――――――――――――――― 二十七話終わりました >>75 本当ですね、今まで支援ageありがとうございました
>>76 私も支援ageしてほしいです。棒読み抜きで
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