MH小説「とあるハンターの伝説」 第三十一話完了です!!( No.84 )
  • 日時: 2014/05/10 21:00
  • 名前: 赤衣の男 (ID: GNmnJ9ca)

第三十二話「エルザ奪還作戦 そのA」

     二人は王城の門の所に立っていた
ショッ 「よし、作戦通り行くぞ」
ランサ 「了解です」

     作戦とは先ほどの大まかな作戦ではなく詳しい作戦の方だ
     内容は中に侵入したら一直線で王の所に向かい途中であった兵士は
     全員睡眠弾で眠らせるという方法だ、だいぶ雑だがショットには
     それが出来る腕があった

門兵  「そこの二人!!止まれ!!王城に何の用だ!!」
     二人に気付いた門兵の一人が二人を止めた

ショッ 「四人・・・・か、任せろ」
     後ろにいるランサーに小声で伝えるとゆっくりと前に歩き出した
門兵  「おい!!聞こえないのか!!止まれ!!それ以上近づいたら貴様らを
      国家反逆罪でこの場で死刑にするぞ!!」
     門兵は武器を構えた

ショッ 「貴様ら・・・私を誰だと思っている?私はショット・フォン・ユスティーツ・・・・・
     貴族だ」

     ショットはいつもとは違う口調で門兵たちを威嚇した。
     その瞬間門兵の顔は真っ青になった

門兵  「も、も、も、申し訳ありません、あなたがあの元第一師団師団長
     「魔弾のユスティーツ」団長でしたか、我々の無礼、お許しください」

ショッ 「その名はよせ・・・それと許してくれ・・・と、いいだろうその代わり・・・」

     ダンダンダンダンッ

ショッ 「国王暗殺まで寝ててもらう」
 
     ショットの対人用のライトボウガンが火を吹いた
     一瞬にして四人の門兵を鮮やかに睡眠弾で眠らせてしまった
     その一瞬の出来事にランサーは圧倒されてしまった

ショッ 「さ、入ろうか」
ランサ 「・・・・・・え?あ、はい!!」

そして二人は慎重かつ迅速に国王のいる
     はずの部屋に向かい今王の私室の前にいる

ショッ 「行くぞ・・・」
     ショットはゆっくりと国王の私室の扉を開けた
     しかしそこには国王を含み誰もいなかった

ランサ 「えっ?・・・・いない?」
ショッ 「どうやら外出中だったようだな。
     どうする?」

     その時ちょうど一人の兵士が近くに来た
ショッ 「ちょうどいい所に、よしあいつを捕まえて
     聞きだすぞ」
ランサ 「りょ、了解」
     
      二人は部屋に隠れその兵士が過ぎて行った
      後、静かに後ろから銃口を兵士の
      背中にあてた

ショッ 「動くな、中には貫通弾が入っている
     命が惜しければ俺の質問に答えろ
     王はどこにいる?」

兵士 「いつの間に入った、侵入者」

ショッ 「私が聞いているんだ、質問に答えろ
     君の体に穴があいても知らないぞ」
     
     この時のショットはものすごく恐ろしく
     見えた、本当に答えなかったらこの兵士を
     平気で殺すと思った

兵士  「私は・・・・・これでも兵士だ、王に命を
      ささげた身だ」

ショッ 「ダメか・・・・」
     ショットは引き金を引こうとした
兵士  「だがそれは正しき王のみ、現国王は
      私の尊敬した前国王と違い腐りきっている
      ・・・・・・・・・・場所を教えよう、国王を殺してくれ
ショッ 「あぁ、任せろ・・・・・・あいつはどこにいる?」
兵士  「国王は・・・・いやあいつは今大広間で
     食事をしている」

ショッ 「ありがとう、素晴らしき私の後輩よ、君の名前を
     聞かせてくれ、私はショット、
     ショット・フォン・ユスティーツだ」
兵士  「そうか、私はグラウ・・・・・・は?
      ユスティーツ?ショット・フォン・ユスティーツ
      と仰いましたか?」
ショッ 「そうだ、私が「魔弾のユスティーツ」だ
     ま、その名前では呼んでくれるな」

     兵士は目を見開いた
グラウ 「あなたが魔弾の・・・いやユスティーツさん
      でしたか、私は第一師団団員グラウベン
      です。あと・・・・・もしかしてエルザ様を
      救いに来たのですか?」

ショッ 「あぁ、もしかして場所も知っているか?」
グラウ 「はい、エルザ様は今ちょうど王の前に
      います」
ショッ 「そうか、それは助かった、大広間だな
     ランサー君行こう、グラウベン君ありがとう
     必ず王を殺しこの王国を救う」
グラウ 「はい、この国をあいつから救ってください
      それと大広間の場所は・・・・・・いや
      ご存じですよね
      それではご健闘をお祈りしています」