- 日時: 2014/05/24 19:00
- 名前: 赤衣の男 (ID: wEYKT.BA)
第三十四話「エルザ奪還作戦 そのC 正義は勝つ」
国王 「誰だぁぁ!!貴様は!!」 国王は大声で叫んだ そんな国王を無視しショットはたまたま食事を運んでいて中央 にいたエルザの元へと歩み寄った
そしてショットはエルザに小さい声でささやきかけた ショッ 「エルザ、私だ」 ショットは深くかぶっていた帽子を親指で上げた
エルザ 「ショッ・・・」 ショッ 「シッ!!」 大声で「ショット!!」と言いそうだったエルザをショットはあわてて止めた ショッ 「いいかい、私が今から兵士の視力を奪うその間に 扉の向こうにいるランサーというギルドナイトと共に王城から 脱出してくれ・・・いいね」 エルザは何度もうなずいた
ショッ 「よし」 二人は抱き合った 国王 「何者だ!!貴様!!」 ショットはそっとエルザを離すと大声で言った
ショッ 「あぁ、まだ名乗ってなかったな・・・私は、ショット・フォン・ユスティーツ!! 妻を救いに来た!!」 辺りにざわめきが起こった
ショッ 「さぁ、行け!!」 ショットは閃光玉を真上に投げた 閃光玉はショットの頭上で白い光を上げ そこにいる全ての者の視界を奪った そして・・・皆の視力が回復したとき ショットはすでに国王に銃口を向けていた
ショッ 「じゃあな国王・・・・・フッ、なんていうかな・・・ そうだ・・・・正義は・・・勝つ・・・」 国王 「は、早く殺せぇぇぇぇ!!」
ドンッ
一発の銃声が響いた ショットの放った貫通弾は国王の頭の貫通し、 さらに料理とテーブルを貫通して床に めり込んでいた 兵士長 「や、やりやがった・・・・お前ら!! 奴を逃がすなぁぁぁ!!」 兵士 「・・・・・・・・・・」
この時兵士の大半は国王が死んだことに 心の中で喜んでいた
兵士長 「き・・・・貴様ら!!聞こえないのか!! もたもたするな!!とっとと始末しろ!! 協力者か!!協力者も死刑になるぞ!!」 兵士 「ハ・・・ハッ!!」
国王の政治に賛成していた兵士長は その国王を殺したショットを絶対に 逃がさないと思っていた
そして兵士たちはショットに向かって走り出した それをショットは次々と眠らせていった このままなら脱出できる!!と思った時だった 扉から何人もの兵士たちが一斉に入ってきた
兵士長 「やっときたか、よし、畳み掛けろ!!」 その掛け声とともに兵士が三百六十度 逃げ場をなしに突っ込んできた
ショッ 「チッ、いけるか・・・・・・」 ショットは敵ではなく地面に徹甲榴弾を 打ち、その爆風で宙に浮くという方法をとった その方法で兵士をかわすことが出来、集団から 離れることに成功した しかしその反動でライトボウガンを落とし てしまった なのでそのボウガンを急いで拾おうとした 時だった 一人の男が後ろから槍で貫いた
兵士長 「フッ、やってくれたな・・・クソ野郎が」
兵士長の槍は心臓をギリギリで外れたが それによりひるんだショットを今度は二人の 兵士が横から槍で貫いた これが致命傷となったショットは膝をつき 口から血を吐いた ショットも自分はもう死ぬと悟った
ショッ 「二人の・・・・成長が・・・見えないのは・・・・ 残念だが・・・・・悔いは・・・・ ない・・・・・いい・・・人生だった」
そしてショットは力尽きた・・・・・・
ランサ 「俺が知ってるのはこれぐらいかな・・・・ どうだい?ショットさんへの気持ちは 変わったかい?」
バレル 「あぁ、兄上がそう名乗れといった理由が わかった・・・・バレル・ショットか・・・・ やっとこの名前を誇れるようになった」
ランサ 「それはよかった、その偽名を君は一生 使わなければならないからね、 今後絶対に本名を名乗っちゃいけないよ 知ってるかもしれないがもう君の母と兄は 殺された、国とは違う勢力も動いてるらしい 君は・・・・気を付けなよ・・・・・・・ 突然呼び出して悪かったね、仲間が 待ってるだろ、早く行ってあげな」
バレル 「あぁ、そうだな・・・」 そしてバレルも村長の所へ向かった そしてバレルが見えなくなった後突然 ランサーは言った ランサ 「いけないなぁ〜、人の話を盗み聞きなんて 出てきな、デスティニー君」
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