Re: 三十七章☆ミラボレアス編★MH小説『クンチュウフォーエバー』( No.172 )
  • 日時: 2014/01/12 19:05
  • 名前: スランプ中のバサルモス愛好家 ◆ftf0k.kYcY (ID: U6i9X5T2)

>>167-168
わざわざ支援age有難う御座います。
>>169
そういうコメント、結構嬉しいです。
>>170
なんか掲示板の人口が減った感じですね。
>>171
こんな小説をお気に入りにして頂き、有難う御座います。

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〜第三十九章〜「大地の覇者・ディアブロス」

その二つ角は、クウへと直行した。

「ギョエッテ〜★」

クウは直ぐに殻へと閉じ籠ると、その攻撃を防いだ。
その瞬間に砂煙が舞った。煙が嵐のように降り、無数の岩が吹き飛んだ。
煙がだんだんと止み、ゆらめく煙の中から、二つのシルエットが見えた。

――――1つは、二つの角が生えた竜のシルエット……。

――――もう一つは、殻の割れたクンチュウの姿だった…。

「クウ!!」

ボクはクウへと全速力で駆け込む。しかし、二つの角が生えた竜はこっちへと方向転換すると、一気に突進してきた。ヤバい、このままじゃ衝突して貫かれる……。

「ギョエッテ〜★」

ボクは盾でその攻撃から身を守った。が、『ポロロン★』という音を立て、盾が真っ二つに割れた。
それより、クウは大丈夫かな……。

「僕は大丈夫だにょ〜。殻が割れちゃったけどぉ〜★wwwwwwwwwwww」

クウはそう言いつつ、立ち上がった。なんかキャラが変わったなぁ…。

その時、二つの角が生えた竜が、ボクへ話し掛けた。

「そのドスジャギィの名前はなんだ?」

何故こんな事を聞いてくる…?
もしかして漆黒団の見張り!?

そんな事を考えている内に、後ろのギドスがこちらへ向かってきた。

「申し遅れたな……。俺の名前はギドスだ…。J.G団の団長だ。」

その瞬間、二つの角が生えた竜の目付きが一瞬で冷酷な表情へと変わった。

「名乗ったからには、お前の名前と役割を聞かしてもらおうか……。」

ギドスはそのまま薄笑いを浮かべた。

「チッ…。名前を言ってもらったからにはこちらも名乗るしか無いな…。
 俺はディアブロスのアブロス…。漆黒団の見張りだ…。」
「やはり…か……。俺達は今、お前のリーダーを殺しに来てるんだが、もちろん通してくれないよな…。」
「当然だ……。」

ヤバいよヤバいよ……。MH4に出てこない敵なんて、ボク知らないよ……。
そんな事を考えてると、ギドスがこちらを向いた。

「見張りを倒さないと進めないな…。クウ……。約束通りコイツを倒してくれないか?」

―――ボクが断るわけが無かった……。

「もちろん約束は守るよ…。」

ボクはそのまま、背中に付けていた太刀を手に取った。