Re: MH小説『クンチュウフォーエバー』◎=コロコロコロ( No.380 )
  • 日時: 2014/07/27 12:21
  • 名前: バサルモス愛好家 ◆oyw7fAW7EI (ID: qbvC08pM)

すみません、別の小説サイトへの書き込みと、MH4のセカンドデータにハマってしまいました。

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【塔編】〜第六十七話〜「再びの塔」

―――塔の中は暗いが、とてつもなく広かった。

石造りの塔だが、中は頑丈で綺麗だ。
故に少なくとも1ヶ月程前までは、何者かが利用していたのだろう。

「あの階段を登るのかな?」

ボクが指差した先には、綺麗に加工された石で出来た階がある。
ピッカピカに磨かれている。

―――大理石っていう石かな?

昔、村長の家にあったはずだ。今じゃ知らないけど。

「多分あれだ。あの階段を登った先に、クンチュウが居るはずだ。」

アブロスが前に出て、階段を登り始めた。後に続き、ボクを含めて他の皆も登った。
静寂の中に変な緊張感があるが、気にせずに登る。

「長い階段ンゴwww」

長い階段に、人間とディアブロスとクルペッコとガノトトスとバサルモス。
シュールだ。

「そうクエね、疲れるクエ。」

会話と共に、階段を登る。
静かな塔の中に、乾いた足音が響く。

「なにか居るンゴ。」

バーモスが勢い良く後ろを向く。

――――その瞬間だった。

後ろから、轟音と何かを壊しつつ進む足音。
ドスドスと騒々しい足音が、物凄いスピードで近付いてくるのが感じ取れる。

赤い体に、爆発音。

――――『何か』が、すぐ近くまで走りよって来た。