Re: 小説を書きたいひとはここへ!( No.114 )
  • 日時: 2013/09/16 09:40
  • 名前: KYハンター ◆CgKhXBtWT2 (ID: OyhsknfP)

〜モンスターテイマー「竜王の剣」第5話〜
蓮火「今日の特訓終了」
鳳「や、やっと終わった〜」
その時、日はもう沈みかかり、夕日が街を彩っていた
鳳「さ、流石に1日中はきついな〜」
蓮火「1日中?たったの10時間じゃない」
リオス「過度な特訓は逆効果で体をボロボロにするだけなのだがな・・・」
蓮火「この程度で体がボロボロになってどうすんのよ、テイマーキングダム」
鳳「れ、蓮火は特訓しなくていいのか〜出るんだろ?」
蓮火「今は大丈夫、既に亜種化も済んでるし」
鳳「そういやそうだな・・・・・・」
〜家に戻り夕飯をすませ丘へ行く〜
鳳「ん〜この丘の景色は奇麗だな〜」
リオス「みろ、流星群だ」
鳳「ホントだ、綺麗だな〜」
???「確かに、星が綺麗だ」
鳳「だ、誰だ?」
そこにはマントを羽織った青年がすぐ横を立っていた
青年の髪は腰辺りと長く、背中にはリュウノミタマと思しきものが背負われていた
???「テイマーキングダムに参加するんだろう?」
鳳「そうだけど?」
???「私はファイ、テイマーキングダム運営委員の1人だ」
リオス「アイツ・・・唯物じゃない・・・かなり強いぞ」
鳳「運営委員がオイラに何の用だ?」
ファイ「なに、ただのテストだ、10分以内に私に1撃当てればテイマーキングダム参加権である・・・このテイマーパスを渡そうと思ってね」
鳳「1撃当てればいいんだな」
ファイ「1撃当てられれば・・・の話だがね」
鳳「よーし、憑依、リオレウス!」
憑依しながら間合いを詰め、斬る・・・・・・
鳳が「よし、当たった」と思った瞬間…・・・
武器が何か硬い物に当たったかのように弾き返された
鳳、リオス「な、何!?」
ファイ「おや、言い忘れていたな、唯の憑依じゃあ当たない、魂を共存させた攻撃じゃないと決して当たらない」
鳳「魂を共存させる?」
ファイ「後8分、魂の共存方法は・・・自分で見つけることだ」
鳳「遠距離攻撃なら通るはず!火焔斬!」
ファイ「成程、自然界の力を使うか・・・目の付けどころは良いが・・・・私のパートナーも火属性なのでね」
ファイを注意深く見るとそこにはアグナコトルの特徴であるマグマの鎧の様なものを纏い、武器にアグナコトルが巻き付いていた・・・・・・
鳳「な、何だあれは・・・体にモンスターの1部が・・・・・・」
ファイ「ゆっくり考えている暇はあるのかね?後7分30秒だ」
鳳「一体どうやってあれを・・・・・・」
ファイ「いいか、魂を共存させるんだ」
鳳「魂を共存?」
ファイ「それ以上は自分で考えろ、後6分だ」
鳳「魂を・・・使う?魂の共存って・・・一体何だ?何なんだ?」
リオス「そんな事は知らん。ただ、共存と言うからには同じ所に魂を2つ置くと言う事だろう」
ファイ「後5分だ、口を動かすよりも体を動かしたらどうだ?こっちから行くぞ、焔華!」
武器を振るい、発せられた炎が大地に着弾し、花の様に広がる・・・
鳳はジャンプし、何とか避ける
鳳「あ、あぶね〜」
ファイ「まだだ、焔華【蕾】」
広がった炎が蕾のように畳まれ、その炎にほうが包まれる
アグナ「少しやり過ぎたのでは?」
ファイ「これで出てこれなければその程度だったという事だ。真憑依が習得されれば出てこられるだろう・・・」
鳳「あ、熱いどうにかならないか?リオレウス〜」
リオス「この状態は・・・どうにもならないな・・・」
鳳「じゃあ、リオレウス。その魂あずけてくれないか?」
リオス「ああ、いいが・・・・・・」
鳳「よ〜し、憑依解除、憑依、リオレウス!」
武器を鳩尾辺りに重ね、魂が入っている紅玉の部分を取りだし、体に入れるようにに当てる・・・
アグナ「もう体が灰になったのでは?」
ファイ「いや・・・つかんだな」
その時、鳳を包んでいた炎が2つに引き裂かれた・・・・・・
鳳「ふう、危なかったな〜」
ファイ「これで同じ土俵に立ったと言う訳だ」
鳳「行くぞ!」

〜第5話END〜