Re: 小説を書きたいひとはここへ!( No.16 )
  • 日時: 2013/07/07 11:24
  • 名前: ちょむすけさん  ◆39JCODjUas (ID: pwv520ry)

四話【決断】

彼女が言うには自分はナルガクルガと人間のハーフ。
しかもこの森から出たことは無いらしい。
我「・・・さっき襲ってきたナルガクルガは
君を守るために戦ってきたんだね。
勝手に入ってすまない。
・・・それにしても・・・さっきいた
ナルガクルガの姿をした子供は君かい?」
紅「うん・・・私だよ。私はナルガクルガと
人間の2つの姿になれるの。
それに・・・人間の姿でも耳と目は
ナルガクルガと似てるんだ♪
面白いでしょ♪」
髪で隠れてて分からなかったが確かに
耳は少し尖っている。
何も言わなければ竜人族と間違えられそうだ。
そして目は先程と変わらず紅い。
人間の眼球で黒い部分が紅くなっていると
言った方が分かりやすいだろう。
我「本当に紅はナルガクルガのようだね。
・・・ん?」
?「フシュー・・・。」
奥で手当てをうけ、眠っていた母親の
ナルガクルガが起きたようだ。
紅「あ、おかーさん。大丈夫?」
ナ「フシュン。・・・!?シャァアア!!」
我「ん?うおっ!!危ねぇっ!」
ナルガクルガはまだ我龍を警戒しているらしく、
ブレードで切り裂こうとした。
紅「ちょっ!?待って!ストップ!ストーップ!
おかーさん!この人は悪い人じゃないよ!?」
ナ「シャアッ!」
紅「え?ああ・・・。あのね、説明するとね・・・。」
ナ「・・・シュン。」
紅の説得により、なんとか静まったようだ。
我「もう攻撃しないよな?」
紅「ん。大丈夫。」
我「そりゃあ良かった。」

そこまで言うと我龍は真剣な顔になり、
こんな要求をした。
「君と君のお母さんにギルドに来てほしい。そして紅はハンターになってほしい。
紅は素質がある。お母さんはそこで
暮らしてほしい」と。

?「ソコニハ、ワタシヲオ攻撃シタヨウナ
ワルイヤツラハイナイ?」
我「・・・!こりゃあ驚いた!
お母さんの方も喋れるのか!」
紅「うん。少しね。言葉は理解出来るから、
我龍さんの言うことは分かってるよ。」
我「それなら丁度良いよ。」
ナ「スコシハワカルヨ。ソレデ・・・ソコハ
安全ナノカ?」
我「勿論だ。俺がギルドマスターに
言っておく。あの人は話の通じる人だ。
きっと分かってくれる。」
ナ「分カッタ。ソレナラ・・・イコウ。
・・・ソウイエバマダ名前ヲ言ッテナカッタナ。
私ハ『ナルク』。ヨロシクナ。
コレマデノブレイ、ユルシテクレ。」
我「いえいえ。決断ありがとう。
俺は我龍。こちらこそよろしく。」

こうしてナルガクルガの親子はギルドに
行くことになった。

ーギルドー

我「フゥ。着いたよ。ここがギルド。
俺の働いてる場所さ。
・・・さぁ、ギルドマスターに交渉してみるか!」

ギルドでは説明をしたらすんなりOKを
貰った。ギルドマスターは心が広いようだ。
我「マスター。ありがとな!」
マ「良いってことよぅ!そうそう、
準備が済んだらあとで飲もうぜ!」
我「おう!勿論だぜ!」

紅「お母さん、意外と優しくて良かったね。」
ナ「ホントウニネ。ソウイエバ、
アナタ紅ッテ名前貰ッタノネ。
結構良イ名前ダナ。」
紅「うん!エヘヘー♪」
我「おーい!二人ともー!こっち来てー!
・・・って貴方誰です?紅、知ってる人?」
紅「あ、言い忘れてたけどお母さんも
人間に化けれるよ。
でも元気なときだけ。私はいつでもだけどね。」
我「へぇ〜。ナルクさん綺麗ですね!」
ナ「フフ♪アリガトウ。」
我「うん、じゃあ行こう。」
ギルドの中には他のハンターや、受付嬢、
ギルドマスターが楽しそうにしていた。
マ「ようこそギルドへ!歓迎するぜ!!」
?「よーしっ!飲むぜー!」
?「騒げ騒げー!」
?「じゃんじゃんメシ持ってこーい!」
受付嬢「アハハ・・・。皆さんはしゃいでますね。」
我「ハァ・・・。まぁ良いか。
紅、ナルクさん。改めてよろしく!
・・・さぁ騒ぐぞーー!」

つづく

話が長くなりました(・ω・:)
読みにくかったらすみません!