Re: 小説を書きたいひとはここへ!( No.169 )
  • 日時: 2013/10/14 10:48
  • 名前: シンラ (ID: GaeCGJSN)

           第6話「激突!リオレウス!」


孤島に着いたケイとクルトはベースキャンプにいた。ケイの装備は変わらずスノウツインズとガブルシリーズだったが、クルトの装備が予定より早く着いたのでジャギイシリーズにブレイズブレイドを担いでいた。
「じゃあ作戦会議しますか。」
「だな。」
支給品を均等に配った後、2人は作戦会議を始めていた。
「奴の巣は8番だから、2378の順で行くか。で、アイテム、何もって来たんだ?」
「まあ、回復薬とグレートに秘薬、閃光玉にシビレ罠、落とし穴。あと砥石。それらに加え、解毒薬に護符とタルGあたりかな」
「ま、俺もそんなとこだ」
クルトのアイテムも同じようなものだった。ある一つのアイテムを除いては。
「よし。じゃあ行くか」
一向はエリア8に向かおうとした。が、
「いきなりかよ!!」
いきなりリオレウスが2番に現れたので驚いていたがそれなりの対応はできていた。
リオレウスがクルトに向かって突進してきたので回転回避で横へ移動し、真横からブレイズブレイドをたたきつける。浅くしか傷つけられなかったが、それでも刃はしっかり通った。ケイはリオレウスの下にもぐりこみ、双剣で斬りつけている。
直後、リオレウスが飛び立った。
「クルト!」
「分かっている!」
納刀していたクルトは飛び立ったリオレウスの目の前に閃光玉を投げつけた。刹那、眩い光があふれ出し、リオレウスの目をやいた。悲鳴を上げながらリオレウスが落下してくる。
すぐさま二人で斬りつける。が、相手も空の王者。そう簡単には決めさせてはくれなかった。目が見えないまま立ち上がると、闇雲に尾を振り回してくる。密着していた2人がかわせるはずもなく、あっさりとぶっ飛ばされてしまう。
「ぐあぁぁ!」
「きゃぁぁ!」
それぞれ反対方向に飛ばされたが、目が眩んでいたのが幸いして、それ以上の追撃はしてこなかった。
クルトは回復薬を飲むと、すぐさま駆けつけようとした。が、急に足を止めた。見るとケイから赤いオーラがただよっている。鬼人化をしていたのだがクルトにはまだ分からなかった
「け・・ケイ?」
返事はなかった。代わりに聞こえてきたのは別人のような声だった。
「ぼさっとしてんじゃねえ!いくぞオラ!」
「わ、分かった・・・・・・・」
半心唖然としながらケイとリオレウスの元に向かっていった。
しばらくやりあった後、リオレウスが涎をたらし始めた。疲労状態に入ったのだ。ハンターにとっては大きなチャンスとなる。
「クルト、仕掛けるよ!」
「了解」
ケイの声は普通に戻っていた。性格と声が変わるのは鬼人化した時だけのようだった。
ケイが落とし穴を仕掛け終わったとき、ちょうどリオレウスが落とし穴に突っ込んできた。まんまと罠にはまったリオレウスに向かってクルトは走り出していた。
ケイが持ってないアイテムを握り締めながら。



続く