Re: 小説を書きたいひとはここへ!( No.308 )
  • 日時: 2013/12/24 18:06
  • 名前: 片手拳 ◆EBwplS/Cbs (ID: xBGYt6Ds)

小説書いてみます〜。

〜第一話「可憐なる狩人」〜

ここは世界各地から、大勢のハンターが集まる平原の街「スぺリナ」。
私はここへ依頼を求めてやって来た新米ハンターの一人である。

「よう、ナナミ!久しぶりだなあ。相変わらず可愛いね〜」
彼は先輩ハンターのレン。上位ハンターであり、腕は確かな上、イケメンなのだが……。
後は口調でお察し下さい。

おっと、自己紹介がまだだった。私はナナミ。一月前にハンター登録したばかりである。
腕の方は……。一生かけてもG級ハンターにはなれそうにない。

「ナナミ、お前もしかしてハンターになったのか?勿体ないなあ」
「何が勿体ないんですか?」
「あの、えっと……。その可愛い顔に傷がつくのは見たくないとか」
殴り飛ばそうかと思ったが、ケンカになると面倒なので止めておこう。
「じゃあ、俺と一緒にひと狩り行く?」
「あ、ありがとうございます」
下位ハンターの財布はいつもスカスカだ。依頼を断る理由はない。
「で、狩猟対象って何なんですか?」
「リオレイア」
初心者には厳しすぎる相手である。火球など喰らったら防具ごと消し炭にされかねない。
今私が着ている「ジャギイシリーズ」は火に凄まじく弱いからである。他の防具は「レザーシリーズ」しかない。
「でも、私……、そんなの狩れませんっ!」
「大丈夫だって、いざとなったら俺が護ってあげるよ」
どうやら私の前でいいカッコしたいだけらしい。彼の武器は太刀なのでガードはできないのだが。
だが、ここで断ると彼の面子は丸つぶれである。後が怖い。
「じゃあ、よろしくお願いします!」

〜第二話につづく〜