Re: 小説を書きたいひとはここへ!( No.313 )
  • 日時: 2013/12/25 12:54
  • 名前: KYハンター ◆CgKhXBtWT2 (ID: bvEBPiDT)

〜モンスターテイマー『竜王の剣』8話〜
オイラはいつも通り蓮火と朝飯を食っている・・・・・・何故か轟琥も一緒にいる。
「なあ・・・・・・轟琥、何でここに居るんだ? 居候か?」
と、オイラは質問した。すると轟琥からでは無く、蓮火から答えが返ってきた。
「何故ってコイツが作った飯が美味いからだけど?」
・・・・・・聞いたこっちが馬鹿だった。
小さくため息をつこうとした瞬間、テイマーパスの画面に文字が現れる。
『時間:今夜12時 場所:樹海 対戦相手:妖冥』
・・・・・・もう決まったのか、1回戦の時より決まるのが速かった。
時間が時間だから、昼寝をする事にした。

指定時間の30分前に樹海に着き、準備体操をする。
すると、暗闇の中から誰かがこっちの方へ来る。
「ほう、こんな時間に準備体操をするとは・・・・・・精が出るな」
この声は聞き覚えがある・・・・・・
「あ、ファイだ」
そしてファイと多少話ながら指定時刻まで時間をつぶす。
指定時刻になるが相手が見えない。一体どうしたのだろうか?
瞬間、首に刃物が当てられる。
「!? だ、誰だ!」
後ろを振り向くと誰もいない。
「鳳・・・・・・時間だ。テイマーキングダム予選、第2回戦開始!」
・・・・・・え?
(まさか・・・・・・さっきのが今回の相手か?)
「リオレウス、真憑依!」
約3分の静寂。樹海の夜は薄気味が悪い暗さのせいもあってそれは何時間にも感じられた。
(どこだ・・・・・・どこにいる・・・・・・)
そう辺りを見回している瞬間、急に視界に入ってきた。そこを袈裟切り、だが空を斬っただけだった。
「なんて速さだ・・・・・・」
オイラの攻撃は全て避けられ、相手の速さに翻弄される。そんな一方的な状況が約五分続いた。
(このままじゃいつかやられる・・・・・・どうにかしないと・・・・・・一瞬でも良いから動きを止められれば・・・・・・)
何か名案は無いかと考える。その間やられっぱなしだが考える。
5分ほど経ち、体はもうボロボロになっていた。
「リオレウス、良い案が浮かんだぞ♪」
『その案って・・・・・・』
そうリオレウスが聞いてきた。
「作戦喋っちまったらオシマイだろ?」
『まあ、そうだな・・・・・・』
(ただ・・・・・・それをやって大丈夫かどうかは時の運だろうな・・・・・・)