Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!( No.462 )
  • 日時: 2014/02/05 21:34
  • 名前: アクア (ID: 7wrLkcXk)

初めてなのでお見苦しいですが見ていただけたら嬉しいです

Monster Hunter~狩人の使命~
第一話
       出会い

******************
軽やかに流れる風は、黄金と例えられる草を優しく飛ばしあげ
蜂蜜の巣からトロトロと流れ出る美しい琥珀色からは、周囲に独特の匂いを漂わしている
その匂いをかぎ分け蜂蜜の単から筋を入れる
そして筋を入れたところから琥珀色の蜂蜜が流れ出てきた
そこに小瓶を取りだし蜂蜜をいれ自身の主人であるハンターに見せると
彼はよくやったと白い歯を見せながら笑った

彼はモンスターハンターと呼ばれる職業だった
毎年、何百何千と死人がでており、それこそ
危険な職業でありまた子供達が憧れる、職業でもあった
そして彼もハンターに憧れていた一人で、
ハンターズギルドの育成期間に2年間の歳月をかけ
新人ハンターとして表舞台にたったのだった

そんな彼はまだ下位のハンターであり
装備もモンスターの皮と鉱石で作った
装備と自分が入った「我らの団」と呼ばれる団で
もともといたハンターのオトモアイルーと呼ばれる
ジーヌと共に遺跡平原と呼ばれる美しい金色の
絨毯がひかれたような場所に降り立った
これから起こるハンター生活に胸を踊らせながら...

「これが今回の報酬金です、ありがとうございました」
下位の受付嬢に軽い解釈をし、
クエスト用紙に自身の名前を走り書きながらも書く
Karus それが彼の名前だった
髪はクセッけの茶色で背は男性の平均で見ると小さい方に見える
受付を終わらすと近くのテーブルに座り改めて辺りを見渡す
カウンターの奥には、ゆっくりと周り続けている巨大な地球儀
そのとなりには、様々な種類のクエスト
入り口側にはギルドソトアがあり
回復薬や解毒薬などハンターにはお馴染みの商品も売っている
そして何人座れるかわからないほど長いテーブルとイス
...改めて見ると巨大な施設だった
こんなところでKarusは自分がやっていけるのか
とつい自虐的な考えになってしまう

 いいぞー! あんたすげぇー!
 すげぇ、9人抜きだぞ...
 しかも、なかなか美人だ
 バカ、ひね潰されるぞ
 もっとやれーー!

奥の方から歓声が聞こえてくる
そちらに目を向けると一人の女性...ハンターだろうか
女性といかにも屈強な男が腕相撲で勝負をしていた
しかし押しているのは女性の方で
今にも負けそうな勢いだ

ダンッ!

本来なる筈のない音を響かせながら
その場は歓声に包まれる

 すげえよ...あんた!
 10人抜きだ!しかもみんな上位のハンターだぜ
 弟子入りしたいぐらいだ

そんな歓声が飛び交うなか、その本人は
負けて唖然としていたハンターに

「腕相撲は、手ではなくて腕に力をかける、そうすると...」

男は、それが自分に対する侮辱に聞こえた、同情に聞こえた
男はその場から走りだしてしまったが
ボス
二人の腕相撲を見ていたKarusにぶつかってしまった

「あ、えと、すみません...あの」
「おい、お前」

さっきの腕相撲でイラついていた男はそのイラつきの矛先はKarusへと向けられた
しかしKarusは縮みあがりしりもちをついてしまい、次の言葉も喉からはでてこなかった

「勝手にぶつかってんじゃねーぞ、このガキ!」

男の拳が振り上げられる
もうだめだ、ぶつかると思い目をぎゅっと瞑る
しかし来るはずの衝撃は来なかった
代わりに何人かの短い悲鳴が耳に届き目をゆっくりとあける
すると際ほどの女性が自分と男の間に壁を作るように立っていた
また口元に一筋の血がついており、自分の代わりに殴られたのだと理解する

「退け」

ゾッとした
女性から発せられた言葉の覇気はピリピリと大気を伝わり周りをしん...と静かにさせる

「...ッチ」

男は、興ざめのような表情をし、その場をあとにした

「...大丈夫か?」

声をかけられハッとする
声をかけた人を探そうと顔を上げると、ドキッと心臓が音を上げる
そこには先ほどの女性が立っていた
茶色がかかった胸ほどの黒髪を払いながら手を差し伸べてくれた
あわてながらもその手をつかむ

...それがこれから起きる波乱の幕開けとも知らずに

********************
どうでしょうか
ト書きにならないよう気を使いましたが