Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!( No.537 )
  • 日時: 2014/02/18 23:22
  • 名前: ペンギンさん& ◆K54cG3pm6Q (ID: 3v8depns)

誰も話題にしてくれない。
俺なんて…俺なんて…

だが諦めずに書き続けます。

3話 前編

急襲

「ドルトーニさん。出発しますよ!」
「大丈夫だ。行こう」
二人はガーグァ車に乗りベースキャンプを出て行った。
車は樹海を進む。しばらく進むとセロはとんでもない
ものを見つけてしまった。
「ドルトーニさん…森が燃えてます!」
燃えているだけではない。地面には沢山の大きな穴が
空いていた。見ると燃える炎の陰から何かが覗いてい
る。
セロはその生き物に睨まれた。鬼のような眼だった。
火の海から姿を現したのは紅い古龍だった。その紅き
翼が威圧感を出している。
「何故奴が此処にいるんだ!?」
「あれはミラボレアス!」
「ただのミラボレアスではない!奴は紅龍ミラバルカンだ」
紅龍ミラバルカンとは伝説に出てくる古龍。災いを巻き起こす
元凶と言われる。

伝説として

紅龍伝説
キョダイリュウノ
ゼツメイニヨリ、
デンセツハヨミガエル

数多の飛竜を駆遂せし時
伝説はよみがえらん
数多の肉を裂き 骨を砕き 血を啜った時
彼の者はあらわれん
土を焼く者
鉄【くろがね】を溶かす者
水を煮立たす者
風を起こす者
木を薙ぐ者
炎を生み出す者
その者の名は ミラボレアス
その者の名は 宿命の戦い
その者の名は 避けられぬ死
喉あらば叫べ
耳あらば聞け
心あらば祈れ
ミラボレアス
天と地とを覆い尽くす
彼の者の名を
天と地とを覆い尽くす
彼の者の名を
彼の者の名を

と残っている。
ドルトーニは冷静に状態を把握した。手持ちには回復薬が
4本と打ち消しの実が3個しかない。奴はまだ遠い。
今ならまだ逃げ切れる。
「逃げるぞセロ君!!今の状態では勝てない」
「了解です!」
セロはガーグァを鞭で叩きスピードを上げた。
しかし流石は伝説の古龍、羽ばたくとガーグァ車
の3倍くらいの速さで向かっている。ミラバルカン
は驚異のスピードで距離を縮めてくる。ミラバルカンが
ガーグァ車に追い付こうとしたその時、セロはガーグァ車を
急カーブさせた。勢い余ってミラバルカンは壁に激突した。
その間にセロは爆弾を置きガーグァ車を走らせ逃げ切れると
思ったその時、背後で銃声がした。振り向くと別のハンターが
いた。防具からして上位になりたてだろう。中には、下位防具
の奴もいる。もちろんだが勝てるわけがない。
「逃げろ!殺されてもいいのか!」
ドルトーニは叫んだが新米ハンターがミラボレアスなんて
知っている訳が無い。ノロノロ動くミラバルカンに彼等は
ただひたすら攻める。しかしミラバルカンが黙って見ているはず
がない。ミラバルカンは何か溜め込むような仕草を見せると
周りを爆発で吹き飛ばした。今ので3人が粉々に砕け散り灰になった。
残った奴はただひたすら走って逃げた。
「ここは我々も危険だ。今のうちに逃げるぞ!」
そう言うとドルトーニは一気に樹海を走り抜けた。

続く