Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!( No.776 )
  • 日時: 2014/04/01 09:47
  • 名前: 布都御霊剣 ◆Mp0wNgpgF6 (ID: 0kWbko5l)

モンスターハンター「焔の詩」4話
剣形態へ変形させて振り下ろし、属性開放突きをする。
弾かれることは無いがガリガリと削れる音が聞こえる。
もっとも、私の武器が削れているのかリオレイアの甲殻が削れているのかは解らないが。
アンバーは腹下で牽制斬り、切り返し、回転斬り、回避し、チャージと、一定のリズムで攻撃している。
実際、ジェノスが一番危ない位置に陣取っている。
リオレイアの頭のほぼ直線上にいて、そこから麻痺弾や貫通弾を撃っているのだ。
突如、リオレイアが空を飛び、尻尾が地面に付くか付かないかの位置で止まった。
すると、空中で一回転し、その後ブレスを吐いた。
ジェノスは元々範囲外にいた為平気だ。
私はリオレイアの横にいたから平気だった。
アンバーは腹下にいた為、サマーソルトもブレスも一番当たりやすい。
「しかし、心配には及ばなかった。
「まったく。危ないですね」
その2撃を盾で防いだのだ。
リオレイアがもう一度サマーソルトをしようとした時、薬莢が炸裂する音と共にリオレイアの眼に弾を当てた。
――ジェノスの射撃だ。
その正確さは父さんから聞いたことがあるが話しで聞いた以上の腕前だった。
しかも撃ったそれは麻痺弾で、リオレイアを地に落とし、麻痺させていた。
私とアンバーはその好機を逃さなかった。
私は尻尾に向かって属性開放突きを当て、アンバ−は属性開放斬りを全種類腹に当てた。
これによりリオレイアの尻尾を切断し、リオレイアを追い込んだ。
リオレイアの麻痺が切れ、一吼えした。
その咆哮は耳を劈き、遠くへと響いた。
それから少し、不気味なまでの静けさが空気を支配し、やがて空から羽ばたきが聞こえてきた。
その方向を見ると蒼い甲殻のリオレウスがいた。
その王は一吼えし、こっちを見つめる。
「番だったのか・・・・・・」
ジェノスはそう言い、舌打ちをし、リオレウスにペイント弾を当て、こっちに向ける。
2匹がこっちを向いた、その時だった。
アンバーが二匹の視線に入るところに何かを投げ、
「眼を閉じろ!」
と、叫んだ。
すると、投げたそれは強い光を発し、リオレイアとリオレウスの視界を奪った。
「1時撤退するぞ」
ジェノスの命令に従い、戻り玉を足元に投げ、ベースキャンプへと戻る。