Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!( No.810 )
  • 日時: 2014/04/03 12:24
  • 名前: 布都御霊剣 ◆Mp0wNgpgF6 (ID: CZQQDb2N)

モンスターハンター「炎の詩」7話
「お、あのパーティーて、1週間前にレウス、レイアの亜種の番を討伐した奴らだろ?」
「そうらしいぜ。しかも最初はドスジャギィのクエストだったんだけど来たときには既にドスジャギィは死んでたってな」
「3人とは言えど上位クラスの亜種の番――しかも今の時期は繁殖期で一番気が立ってる頃の夫婦を討伐するとは凄いな・・・・・・」
私達はナグリ村に付いたと思ったら先週の事がもうギルドの酒場の噂話になっていた。
「・・・・・・そなた等が件のハンター殿達か?」
この噂話の事を言っているのだろうが、この辺では聞きなれない独特な言い回しからして異国のハンターだろう。
顔立ちもここら辺の人とはどこと無く変わっていて、ピンク――と言うには大分白っぽく、話に聞くサクラ色と言うのだろう髪を一つに束ねている。
装備はユクモノ天、背負っている太刀は何と、南蛮太刀【鮫斬】だ。実物は初めて見た。
それにしても装備と武器が本人にとても似合っている。
「まあ、そうだが・・・・・・まさかシキ国出の者か?」
「そなたの言うとおり、某はシキ国の者だ。名を楼華と申す。そなたの名は何と申す」
「ジェノスだ。用件は一体なんだ。手短に済ませ」
「・・・・・・そなたらのパーティーに入りたいのだが・・・・・・良いだろうか? ジェノス殿」
その瞬間、酒場のハンターが一気に沸いた。
「この村で一番強いハンターがパーティーを組むだって!?」
「言っておくが・・・・・・既にこの2人と組んでいる。これ以上人を増やす気はない。多いに越したことは無いが、多すぎるとかえって問題になる」
「そうだぜ、こんな貧乳いれても戦力ぐらいにしか――って、兄貴! 何でこんな所に!?」
楼華は既に剣を抜いていてジェノスの事を“兄貴”と呼んだ人物の首筋に刃をピタリと当てていた。
「ネフライト・・・・・・まだ生きておったか――某の手で成敗してくれる!」
「兄貴! 助けてくれよ!」
「これはお前が掘った墓穴だ。助ける義理は無い」
「そんな! 何て薄情なッ! それで兄貴かよぉ〜」
「ところで楼華・・・・・・このバカとはどう言う関係だ?」
「1度だけ共に狩りをしただけの事だ」
「あの〜ネフライトさんと楼華さん。そこまでにして下さい。それとも、くろねこハンマーで殴られたいですか?」
くろねこハンマーを担いだ受付嬢が仲裁に入り、その場を鎮めた。
「まあ、それは置いといて・・・・・・ちょっと厄介なクエストが来てね・・・・・・丁度いいからジェノス君のパーティーに楼華ちゃんを入れてこのクエスト攻略お願いね〜」
そう言って渡されたのは――ラージャン2頭の討伐依頼だった。