Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!( No.252 )
  • 日時: 2014/05/02 14:31
  • 名前: 布都御霊剣 ◆Mp0wNgpgF6 (ID: CZQQDb2N)

モンスターハンター「焔の詩」10話
ジェノス&楼華
太刀をスラリと抜き、右肘目掛けて振り下ろす。
迫り来る腕を太刀の反りを生かして滑らせ、右脇を切り抜ける。
その斬ったところをなぞる様に貫通弾Lv3を当てる。
「楼華! 腱に集中攻撃! 機動力を奪えッ!」
「了解した」
その掛け声と共に半回転しながら太刀を薙ぐ。
そしてブリザードタビュラの照準にラージャンの右眼を捕らえ、狙い撃つ。
薬莢が飛び、貫通弾Lv3が、狙い通り正確に右眼に当たる。
これで視力の半分を奪った。
(こうしてると思い出すな・・・・・・陽炎と、オリウス、それから――ガルドネットと共に狩をした時の事を)
オリウスとガルドネットの娘に、陽炎の娘。彼女らに会えたのは偶然だろうか? それとも神の悪戯か、運命の手繰り合わせか。
神とか運命といった物は信じないのだが――ここまで続くとあるんじゃないかと思ってしまう。
そんな事を考えながら、睡眠弾Lv1を装填し、撃っている。
射撃精度が殆ど落ちないのは世界広しと言えどジェノスぐらいのものだろう。
とうとう睡眠弾の効果が表れ、ラージャンを寝かしつけた。
そして、頭に大樽爆弾Gを2個設置する。
「――その様な物まで持ち込んでおられたのか・・・・・・」
少し嫌そうな眼でこっちを見る。
「本当に陽炎そっくりだな・・・・・・アイツもこういうやり口は嫌ってたな――本当に、似ている」
十分な距離を取り、ペイントボールを投擲する。
投擲されたペイントボールは爆弾に当たり、その衝撃で2つの大樽爆弾Gが爆破される。
この一撃である程度ダージは与えただろう。しかし、それだけで倒せるほど、ラージャンは弱くない。
「楼華、右の腱を集中攻撃! 奴は俺が引き付ける!」