Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!( No.41 )
  • 日時: 2014/04/21 00:10
  • 名前: 翼の勇車 (ID: jzoPnZMa)

いやーすいません、忙しくてなかなか書けませんでしたわ。


第二十話〜古龍攻略〜

「光破砲、発射」
ゲリョがそう言い放つと、頭につけた大砲からビーム、本物のビームが発射されたのだ。
「ギャアアァァァ!」
直撃したヤマツカミはまるで人間の断末魔のような声を出し、墜落した。
「うっひょー、相変わらずすっごい威力だな」
そう言って走り出したペッコに続いてヤマツカミに走り寄ると、もうピクリとも動かなくなっていた。着弾地点を見てみる。貫通していた。

~村の入口~

モンスター達には待機してもらい、村に帰ってきた。古龍と戦って生還出来たのは喜ばしい事のはずなのに、私とカスケ君の気分は沈んでいた。村の皆の反応が怖かったのだ。恐らく村長がある程度話をしておいてくれているとは思うけど、不安は拭いきれない。村には、モンスターと遭遇して被害に遭った事のある人も少なくないのだ。
「おい、帰ってきたぞ!」
「我らがハンターさんだ!」
皆の嬉々とした声を聞き、二人して目を丸くした。村の人が総出で迎えてくれたのだ。
「みんな、喜んでいるようだがにゃ?」
ネオがニヤリと笑う。そういえば、この子はさっきから不安な顔一つしていなかった。こうなると確信していたのか。
「やっほー」
相変わらずのテンションで人混みから出てきた村長。
「みんな、理解してくれたみたいだよ。というか、オイラが話すまでもなくみんな納得してたけど」
「皆さん……」
カスケ君が顔を綻ばせる。彼は元々この村の人じゃ無いし、なおさら不安だったのだろう。
「みんな、モンスター達にも会いたいって言ってるんだ、呼んでもらえるかな?」
村長の言葉に改めて驚いた。村にモンスターを呼べといっているのだ。しかしカスケ君はすぐに大きく頷くと、角笛を取り出し、吹いた。ちなみにこの笛はモールス信号のように会話ができて、私もカスケ君から教わっていた。今の吹き方を翻訳すると……。『村に来て良いよ、格好つけて登場して!』カッコつけは要らないんじゃない?
しばらくの間が開く。恐らくどうやって登場するかの算段でもしているんだろう、なんせあの目立ちたがりの魚がいるんだし。
「クエエエエ!!」
クックの鳴き声が響き渡ると同時に、私達の真上を四匹のモンスターが飛んでいく。クック、ルカ、ペッコ、ゲリョだ。沢山の人を見たからか、ルカがちょっと焦ったように見えたが、まあばれてないだろう。空中で旋回した三匹は私とカスケ君とネオの後ろに降り立ち、それぞれポーズをとった。クックさんノリノリですね意外です。
そして村中央の広場がゴゴゴゴゴという地響きとともに盛り上がり、ギザミが登場。自分でジャジャーンとか言っちゃってるし。
そして魚竜種二人組が走ってくる。あれ、なんでレオが居るの? ま、いっか。
その後ろから二匹を飛び越えて来たのはドス三兄弟。ゲネッポが本当に嬉しそうな顔をしている。
かくしてモンスター達は、私達の村に総集結したのだった。