Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!( No.423 )
  • 日時: 2014/05/22 13:12
  • 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: jCnXTQSC)

世界を旅せし狩人〜狂竜病を滅ぼし者〜


第1話 忌み嫌われし竜、ゴア・マガラ

この世界はほとんどのものから忌み、嫌われしモノが存在する。
それのもつ鱗粉は、人間・モンスターともに恐れられている。
人間がそれを吸ってしまえば、発熱や嘔吐、神経の過敏化、そして自然治癒力の著しい低下を招き、最悪の場合死に至ることも多い。
また、モンスターの場合だとそうならない。モンスターに起こるのは…神経の過敏化。これにより、まるで狂ったかのように暴れだす。そして、ほとんどの場合は力尽きる。
なお、感染したモンスターの一撃にも例の鱗粉、通称「狂竜ウイルス」が付着している。そのため、この一撃をくらった人間、あるいはモンスターは2次感染する危険性は高い。
この狂竜ウイルスを巻き散らかすモノ…それが黒蝕竜、通称ゴア・マガラだ。
そのモノが現れたのはまだ比較的新しく、謎にも包まれている。最近の調査によれば、このゴア・マガラはまだ成長途中であることが発覚した。成長した姿を、「シャガルマガラ」と呼ぶ。どちらにしろ、狂竜ウイルスを使うことに変わりはない。
このモンスターはその特性故に忌み、嫌われているのだ。ある地方では、ゴア・マガラ及びシャガルマガラを神として崇める村も存在するくらいだ。それほど恐ろしい存在といえよう。

しかし、それらにも天敵は存在する。

この世界には、ゴア・マガラおよびシャガルマガラの討伐だけに特化した一風変わったハンターが存在する。
彼はこの世界に住むゴア・マガラとシャガルマガラを一時期絶滅寸前まで追い込むほど、それらに容赦しなかった。
そんな彼は今、未知の樹海の最深部にちかい所にいる。
「くそったれ…!あのやろう…!次あったら狩る!」
見た感じは全身ゴア装備をしたただのハンターに見えるかもしれない。
しかし、彼が持つ弓と防具は普通の装備と大きく異なる。発掘から出るものとも異なっているのだ。
それらは彼が、ただゴア・マガラとシャガルマガラを狩ることだけを想定して作り上げた武器と防具であり、一般の装備とはまったく異なる仕様となっている。
今日も何一つ変わらない樹海生活をすごす…はずだった。