Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!( No.544 )
  • 日時: 2014/06/01 00:19
  • 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: JQBGePq/)

その4 新たな使命

炎と冥花は依然として謎の空間を落下している。
「どうした?意思がたらんぞ。その程度ではこの空間は終わらない。俺は別に構わんが?」
「あのね…!あたいが知っているのはその世界にいったことだけよ…そこがどんな世界かわからないのに…!」
「俺はいつもそれだが?」
なんでそれだけで着けるのよ…とは言わなかった。
やがて謎の空間は終わりを告げ、まわりは赤い空で覆われている…決戦場についた。
ストッ
着地はそんなに衝撃がでなかった。エネルギー的におかしい気もするけどそこは気にしてはならない。
「ほぉ?この世界は特徴的な気配が多いな。面白い。だが俺は長居しないけどな」
炎はそういう。どうやら普通の世界(モンハンの。)とは異なるらしい。ところで…
「あのさ…あたいの役目はもう終わったよ。はやくもとの世界にかえしてくれない?」
ぶっちゃけ冥花の役目はもう終わっていた。炎の探す者がいる世界へ案内すればよいだけだから。
だから彼女としてはこんな意味のわからない人と関わらず、元の世界へ帰りたかった。ただ…
「どうせ貴様は職務放棄していただろう。俺と共に動いたところで問題はない。それに元の世界にはその旨を残している。気にするな」
と言って来た。反論したかったが…どうあがいたところで元の世界にかえしてくれそうになかったのであきらめた。
「もういいわ…それよりここどこ…ものすごく暑いわよ」
彼らのいる場所は…決戦場。さっきもいったよね。
決戦場といえば(ry
「…さっきからなんだ?俺たちに何か用か?地面にもぐって様子を探っている…アカムトルムとはるか先で俺たちを監視するミラバルカン」
「ぬぅ?我輩にきづくとは…」
「なんなんだ…さっきいきなり現れたが…この世界の秩序から外れているモノよ…本当に人間か?」
炎は地中に潜伏していたアカムとはるか先にいたミラバルカンを察知していた。彼にはこの程度朝飯前。
「きゃん!?」
冥花はあまりにもでかい2体に驚いていた。そんなことに見向きもせず炎は話を続ける
「当たり前だ、たとえ見えないとしても完全に消えたわけではない…。波長が異なる空間の形とこの環境さえ分かればこの程度たやすい。それと…俺はこの世界にはいない人間だ。こいつは人間ではないがな」
「ほぉ?お主、なかなかのモノと見た。」
「…だとしても所詮人間。己の私利私欲のために動く愚かなモノよ。」
ミラバルカンがそういったとたん、炎は一瞬でミラバルカンの横に行き…
「俺のことをどう思おうが貴様らの勝手だ。しかし俺はそんなくずどもと一緒にされることはごめんだ。貴様が俺をそう思うのであれば…俺はお前を殺す。今すぐにでもな」
右目に銃口を向ける。セットしている弾は…シャガルのときとおなじ拡散弾。おそらく放てば…一撃。
という前になんで炎が地面からかなり離れているミラバルカンの頭の横にいるのか…その時点で人間離れしすぎでもある。
「…その目、我がそう思っているといえばすぐに打ち抜く…といった目だな。」
「あぁ…そして貴様は確実に…死ぬぞ」
炎の言葉にはかなりの重みがある。ミラバルカンは炎が自分の思う人間とは違うと察知し、こういった。
「もしおまえが我の思いし人間と違うと異なるのであれば…我の望みに答えてもらえるだろうか」
「…それで貴様が俺への考えを変えるのであれば承知する、しかし俺には俺の目的がある。それに協力できるのであればすぐにでもやってやる。できないなら…まぁそんときだ」
「お、おい…我輩はここから出られないぞ。」
アカムはそういう。ミラバルカンとのやり取りで炎がどれだけおかしいか分かったのだろう。そのため謙虚になっている。
「貴様は…別にいい。とにかく俺の目的はただひとつ…とその前にだ、冥花。」
「な…なんだい…あたいはここが暑くてあまり話したくない…」
「言え。貴様が知っているこの世界に来たモノの名前を」
「…名前はいえないわ。今はまだ…しかしこれを言えばわかるでしょ…あなたを一番知っているひと。」
なぜ名前が言えないんだ?と思ったが冥花がいえないのと同じ理由だろうと思いそれ以上言わなかった。とにかく、それが誰なのか炎はわかった
「…俺が探す者…それはおそらくこの世界のハンターとは次元の異なるだろう。オーラがわかるのであれば見分けることは容易…そいつの探索だ。それが俺の目的…。これに協力するのか?貴様は…」
「そうだな…我はここから下手に動いてハンターに見つかると厄介だ。しかし我は目がいい。遠くから判断できる。協力してやろう。」
ミラバルカンは炎の条件に合意し、こちらの条件をだした。
「さて、我からの要望だ。この世界に今…我が一番嫌う思考を持つハンターのグループが存在する。それらはこの世界の生態を破滅に追い込んでいる。我が直接制裁を与えてもよいが…罪のないモノを殺傷することはしたくない。そのハンターを見つけ、制裁を与える。これが我の望みだ」
「委細承知。では行かせてもらおう…!」
そういうと彼は暑さでぐったりしている冥花を拾い上げ、どこかへ飛んでいってしまった。
「なあバルカン、あの人間どう思うよ?」
「…おそらく我の思考する人間ではない。しかし…非常に危険だ。世界の崩壊に関与する可能性の高い人物…まだ本当に腐ってないかは認めたわけではない」