Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!( No.822 )
  • 日時: 2014/06/16 19:12
  • 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: GX5DoC5F)

第24話 異世界で戦うモノ達

普段俺が強撃ビンをつけることはない。
それをつけるときは…さっさとけりをつけるときだけ。
「グゥォォァァア!!」
「だ ま れ」
バシュンッ!!
シャガルが咆哮する。うるさい。高級耳栓あるから関係ないけど。
とりあえず頭へ連射を撃っておく。いくら強撃ビンを装着したとはいえ、一撃で怯むほど甘くはない。
他の古龍種に匹敵する甲殻の堅さ、他にみない6本足のモンスター…そして申し訳程度の狂竜ウイルス。いや申し訳程度ではないな、うん。ちなみに目があるからゴアみたいにむやみにばら撒くことはない。ただし怒り時は違う。
普通のハンターからみたら強敵に違いない。今までにないタイプのモンスターだしな。
ただ俺はこいつに特化した変わったハンター…。慣れている。いや、もう行動パターンがわかる。
ブシュゥゥゥ…
シャガルの口元から大量の狂竜ウイルスが感じられる。ブレス…ではない。
ズドン!ズドン!!ズドン!!!
大量の狂竜ウイルスは着弾点から横方向に3回爆発する。これはゴアが狂竜化してもやる技だが…威力はかなりのもの。
Lv100個体の場合、ガンナーは一撃、剣士もかなり削られる。怒り時?剣士でも一撃。当たるな。
バシュッ!!
無論、この場合正面の当たらない位置に立てばいいだけのこと。爆発の間から矢を放つ。
ズバシュ!!
剛射も追加だ。余裕があるからな。ちなみに角を狙っている。部位を正確に狙えるようになる、これも重要なこと。
「グゥオ?!」
さすがにダメージが重なったのか、怯んだ。と、同時に一回転して少し高い位置に飛ぶ…。
「グゥオアァァァァァ!!!!」
怒り状態突入。剣士ならこの間は攻撃を当てることができないからいらいらする時間だが…弓の俺は容赦しない。
「落ちろ。」
バシュン!!ズガッ!!
「グォァ?!」
放った矢は左前足を貫通する。それによってバランスを崩したシャガルは墜落した。ちなみにそこも計算済み。落下したときの頭の位置にすでに矢を放つ。
「っと…」
パァン!!
追撃しようとしたが、俺の目の前で紫色の光が炸裂する。これもシャガルのゴアとは違った特徴のひとつ。
原理は未だによく理解していないが…怒り時巻かれる大量の狂竜ウイルスによる作用だ。ちなみにあの爆発に当たると体内に狂竜ウイルスが侵入する。
規則性はないといったほうがいい。シャガル自身もコントロールしているようには見えない。毒状態だろうと、麻痺状態だろうと…挙句の果てには寝ているのに爆発は発生する。めんどくさい。
たまに狙ったかのように足元で炸裂することがあるからめんどくさい。また回避した先で炸裂なんかよくあることらしいが…いや炸裂する前にその地点が光るからわかるだろ。
そうこうしていたらシャガルは起き上がっていた。まぁいつまでも寝転ぶわけないよな。
ブシュゥゥゥ…
またそれか。ただ怒り時は学習したのか知らんが横拡散のあとに縦拡散を撃ってくる。これが厄介。
ズドン!ズドン!!ズドン!!!
まずは横方向。距離をとっていれば問題ない。
ズドン!!
そして縦…なんだが、このときはシャガルが少し方向を合わせてくる。横に距離を多めにとる必要があるわけで。
ズドン!!ズドン!!!
そして縦方向に爆発が連続して起きる。高濃度に圧縮された狂竜ウイルスによる爆発は飛竜種のブレス並みかそれ以上の威力を持つ。無論、当たってしまうと感染することには変わりはしない。まぁ100個体だったら感染どーのとかの前に力尽きるけど。
バシュッ!!
ただ縦方向の当たらない位置にさえ行けば避ける必要もなくなる上に…がらあき。爆風で矢が軌道が多少ずれるためそれも配慮すれば隙だらけである。
とはいってもいくら俺の弓が強力かつ抗体活性とはいえども、1発で怯みをとることは無理だ。そこは多少計算する…。
だが正直長引くことは…ないな。



〜エリア10〜

「む?BLAZE殿…向こうでなにかバシャーン!と音がしたぞ。」
「何?ガシャーン?」
相変わらず泳ぎの練習をしている3人+1匹。
そんな中、突如沖合いで何かが落ちる音がした。
いやいや、ガシャーンじゃないって。それ閉店じゃん。ENCORE EXTRA STAGEの初見紫芋プリン出だしじゃあるまいし←おいこら。
「ニャ…なんか急に冷たくなってきたニャ…」
め ず ら し く 、キャロが発言できた。←僕には発言権がないのかニャ?!byキャロ
「体が冷えてきたのかしら?一旦上がって…」
奏連は海からあがって一旦体を温めようとしていた。
「否、これは別の問題がある…すこし我が様子を見てくる。」
「む、私もついていくぞ。まだ武器は扱えないが潜水はできるようになったからな。」
どうやら涙那は潜水をマスターしたようだ。潜水時間もかなり長時間できるようになっている。いや成長はやすぎ…。
一体何が原因なんだろうか…いや分かる人はもう察しつくと思う。