Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中!( No.986 )
  • 日時: 2014/07/02 11:22
  • 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: sLZMyzFt)

 クロスオーバー 7倍quasar×ダブルサクライザー

 七章 戦闘開始

 〜地side〜

 エリア4。
 とりあえずロアルドロスを発見した地。
 ロアルドロスとその周りで戯れているルドロス達も地の存在に気付くが、ルドロス達はその地の気配にたじろいだ。
 今の地から発しているそれは、普通の人間には出せないある種の威圧感を纏っていた。
「とりあえず周りの腰巾着だけ殺っとくか」
 殺意を露にした声で地は背中に折り畳んでいる黄金の弓、月穿ちセレーネを展開し、矢をつがえる。
 この性能はあくまでギルドが指定する性能の範囲内。
 しかし、地が扱うことでその性能は何倍にも跳ね上がる。
 ルドロス達は瞬く間にその黄金の光を放つ焔に身を焼かれ、断末魔を上げていく。
「グァッ、ガアァァァァァァァッ!!」
 自分の侍らせていた雌達を次から次へと葬り去られたことにロアルドロスは怒り、そのタテガミを逆立てる。
「あとは……」
 そう言うと地は一旦月穿ちセレーネを折り畳み、背中に納めた。
「グアァッ、グアァッ、グアァッ」
 ロアルドロスは泡弾ブレスを前方に三発吐き出して地を攻撃するものの、地はそれを掠めるか掠めないかのギリギリで回避する。
 その後も体当たりやのし掛かりなども仕掛けるロアルドロスだが、全て地に回避されていた。

 〜残妖side〜

 狩り場の空気と言うモノは慣れない。
 かつて地と共に黄金の鬣を隠し持った獣、いや、化物と対峙したことはあった。最も、地が一瞬で終わらせてしまったが。
 モンスターが放つあの本能的な殺気は、本当に足がすくむ。 
 正直、あんな化物を相手に己の身体と武器と多少の道具だけで勝とうとするとは、この世界の人間は何を考えているのか未だに分からない。
 しかし、そんなこともしなくてはこの世界のヒトは滅ぶ。
 地や炎は、そんな悲しさが生んだ結果なのかもしれない。
 そんなことを思いつつ、地図上での番号の5と言うエリアの雑木林に入った時だった。
 ふと、アストとセージの様子が変わった。
「セージ、アレ……」
「ウニャ、間違いニャい」
 カトリアもそれに気付いたのか、足を止めた。
 その奥辺りの蜂の巣に、青緑色の牙獣が近付いていた。
 あれがアオアシラのようだ。
「グロォォォォォ」
 アオアシラは蜂の巣をひっくり返すと、その中から漏れてくる金色の液体、ハチミツをしゃぶる。
 なるほど、熊だけあって好物はハチミツらしい。
「俺とセージで先制攻撃を仕掛けます。カトリアさん、残妖、無理はしないで」
「仕掛けるニャ」
 赤い刺々しい鎧を纏う少年、アストと、海賊のような出で立ちのネコ、セージが先行していく。 
 アストとセージは気配を殺しつつ、アオアシラに接近する。
 アオアシラはハチミツに夢中で一人と一匹の存在に気付いていない。
「行くぞっ」
 アストは小さく叫ぶと、その背中の赤い巨大な武器を抜き放ってアオアシラの尻に斬りかかった。

 〜霊華side〜

「交流といっても、まずはどうしようかしら」
 少し考えてから、霊華は先程入った集会浴場から回ることにした。
 温泉独特の香りが漂うこの集会浴場に、あのミナーヴァと名乗った団体の内、二人がそこにいたのを思い出す。
 まずは、狩りの依頼を受け付けている少女、エリス・ナイアードに声をかけてみる。
 彼女は他の人と同じ胴着ではなく、桃色や緑色をした受付嬢と同じ形の服を着ている。彼女は濃い紫色をしている。
「……ハンターズ・ギルド、ユクモ村斡旋所へようこそ。……、あなたは確か、霊華さん」
「えぇそう、霊華よ。特にやることもないから、今の内に交流を深めておこうとね」
「……そうですか。改めまして、エリス・ナイアードです。よろしくお願いします」
 エリスは律儀に頭を降ろして一礼する。
 だが、その彼女の表情は何かを我慢しているかのように少し歪んでいる。
「エリス?あなた大丈夫?」
「……いえ、その、この座り方、足が痺れます……」
 エリスは膝から下を座布団に着けて座るその体勢に苦しんでいるようだが、それは正座だ。
 正座と言うのは持続して行っているとどうしても足が痺れてくる。
「まぁ、その……頑張って」
 何か助けを求められそうな気がしてか、霊華はその場を去った。

 〜炎side〜

 渓流を出てから、霊峰への道をすすみだして早一時間。
 炎は霊峰の麓の岩陰に辿り着いた。
 常人なら何日も掛かるような距離をたった一時間で移動するのだ。尋常でない脚力だ。
「この先か」
 炎は何の躊躇いもなく、その道に足を踏み入れた。
 その頂上、霊峰の真ん中では、純白の巨大な龍が静かに眠っていた。
 あれが聖の言っていた、嵐龍アマツマガツチだろう。
「(寝込みを襲うのは性に合わんが……)」
 まぁそれでも構わん、と炎はその背中のヘビィボウガンを展開した。
 尖端のバレルを取り外し、懐から取り出した別のバレルを連結する。
 それを眠っているアマツマガツチに向ける。
「トーデス・ブロック(死の塊)」
 無慈悲なまでに引き金を引き、そのバレルから爆音と共にそれが放たれた。
 それがアマツマガツチに着弾すると、大爆発を巻き起こした。
「ゴォゥアァァァァァアゥォォオォォ!?」
 アマツマガツチは突然の爆発に驚きながら飛び起きた。
「さすがに一撃で沈みはしないか」
 アマツマガツチは炎に怒りを露にして向き直る。
 炎はもう一度それを、放った。
 だが、アマツマガツチはその弾に対して水のブレスで迎撃、破壊した。
「少しは出来るな」