MH小説「とあるハンターの伝説」 第四十四話終わりました( No.104 )
  • 日時: 2014/09/02 18:21
  • 名前: 赤衣の男 (ID: Ywo2JKOj)

最初に作者から

第四十四話「第零話 全ての始まり」はものすごく長くなるので後々更新していきます


ガーデ=ガーディアンズ
騎士団=要塞騎士団員
です

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第四十五話「騎士と守護者の争い」

デステ (それからラージャンを倒し卒業・・・そして黒龍と色々なことがあったな・・・・
      じゃ、そろそろ行こうかな)

      立ち上がったとき少しめまいがして、再び椅子に座ってしまった
      時計を見たらもう三十分も経ってしまっていた
      早く行かないとあいつらに怒られる、そう思い俺は急いで
      外に向かったが再び人だかりができていたので
      俺はそっちに引き寄せられた。その人だかりの中心では八人の男が
      喧嘩をしていた
      装備から三人の方は「ガーディアンズ」、五人の方は数ある猟団の中でも
      トップクラスの猟団「要塞騎士団」とわかった

ガーデ 「おいおい!!てめーらまたきたのか
      くんじゃねえよ、ここを守るのは俺達
      ガーディアンズだ!!
      てめーら猟団は引っ込んでろ!!」

      本来ならガーディアンズとハンターたちは
      協力して老山龍などと戦うのだが
      ガーディアンズと要塞騎士団、似ているという
      理由で手柄が無くなると思うガーディアンズ
      からいつもちょっかいを受けている・・・・
      がそれは下の連中の話でガーディアンズの
      団長クラスやギルドの上層部は頼もしく
      思っており大長老から感謝状を贈られたことも
      あるらしい、それがさらにガーディアンズの
      下の連中に火をつけてしまったのだろう

??? 「ほう、あなた方の仕事ですか、しかし
      我々にとってもドンドルマは大切なところです
      あなた方だけに任せるのは・・・少し」

      !!・・・ずっと人だかりで見えなかったが
      中心には要塞騎士団副団長
      「聖騎士」パラティヌス・ホーリー
      がいた。通りで人だかりができていたわけだ、
      副団長は俺と二つしか違わない若さで
      トップクラスの猟団の副団長の座に上り詰め
      その上女性ハンターがファンクラブを作る
      ほどのイケメンだ

ガーデ 「ほう、俺達だけじゃ心配・・・と
      言うねぇ副団長さんよ!!肝心の黒龍の
      時は逃げたくせに、てめえんとこのビビり団長は
      どうした?モスにでも殺されたかぁ?」

      「ハハハハハ!!」と後ろの二人も
      笑った、その笑いをかき消すかのように
      一人の騎士団員が団長を馬鹿にした
      ガーディアンズの襟をつかんだ

騎士団 「てめえら調子乗ってんじゃねぇぞ、いい加減に
      しねえとてめえのその腐った頭吹き飛ばすぞ」

ガーデ 「お?殴るか?こいよ。あ、無理か、あの
      ゴミが団長じゃその部下もゴミだもんなぁ
      殴られても蚊に刺されたのと同じぐらいかぁ」

      襟をつかんだ騎士団員は右手を強く握り
      殴ろうとしている。それを見て周りから
      期待の声が上がった


狩人  「お!!殴り合いか?」
狩人  「やれやれ!!」

     周りの声に流され騎士団員の拳はゆっくりと
     後ろに流れ、その流れた拳はまわりの期待通り
     前に動き始めた
     
     ・・・がその手はすぐに止められた

パラテ 「くだらない煽りにつられるな、殴ったらあいつらの
      思惑通りだぞ」

騎士団 「しかし・・・副団長」

パラテ 「心配するな、あれを見ろ」

     一人の小柄な男を中心に五人のガーディアンズ
     の兵士がやってきた
     その五人に見物人は道を開け辺りに緊張した
     空気が走った
     中心の小柄の男は集団の真ん中に来ると
     三人のガーディアンズの顔を平手打ちで叩き
     後ろの四人のガーディアンズに連れて行かせた

??? 「やれやれ、帰りが遅いと思ったら・・・
      うちの部下が大変失礼な真似をした
      申し訳ない」

パラテ 「驚きました、まさかあなたがいらっしゃるとは、
      ガーディアンズ団長
      エドワード・マンチェスター殿」

一同  「は!?」

     ざわめきが起こった
     屈強な体をしたガーディアンズを率いていたのは
     身長約百六十センチの小柄な男だったのだ

狩人  「こんなチビが団長か」
狩人  「うわっ、ちっさ」
狩人  「盾に背負われてる感じだな」

     皆この小さい団長に次々に小声で悪口を
     言っている。それを団長は黙って聞いていた
     この心の広いところをギルドは見て団長
     に指名したのだろうと思った・・・・が

エドワ 「うるさぁい!!チビって言うな!!」

一同  (えっ!?)

     前言撤回!!予想以上にガキだこいつ
     団長は怒って集団めがけてとび蹴りをしている

エドワ 「ぬぁめるなよぉ、お前ら全員を逮捕する
      権限をこのドチビ様は持ってるんだよぉ」

パラテ 「ま、まぁまぁ団長殿」
 
     騎士団副団長も必死に団長を止めようとしている

エドワ 「うるせぇ!!私を馬鹿にする連中はみんな
     逮捕だ!!」

     職権乱用・・・・なんでこんなやつが団長に
     なれたのか・・・・・・・
     ランサー団長といえ、この人といえ、ギルドの
     人を見る目は極めて悪いらしい・・・この人なら
     本当に俺達を全員逮捕しかねない
     ここは謝っておくのが一番だろう

一同  「すみませんでした」

エドワ 「・・・・・・・・・・・・しょうがない、まあいいだろう」

     やっと団長の怒りがおさまり酒場に平和が戻った

パラテ 「しかし団長殿、なぜあなたがここに?部下の
      帰りが遅いからなんてちっぽけな理由では
      ないでしょう?」

団長  「さすが副団長殿・・・鋭い
     私がここに来た理由は今回のラオシャンロン
     襲撃に対する緊急クエスト「ラオシャンロン
     撃退作戦」・・・いや「ラオシャンロン討伐作戦」
     についての作戦会議を後でやることを
     君たちに広めてもらうためだ」