MH小説「とあるハンターの伝説」 第四十五話終わりました( No.110 )
  • 日時: 2014/09/09 19:18
  • 名前: 赤衣の男 (ID: nzLevMIg)

第四十六話「ラオシャンロン討伐作戦!?」

一同  「討伐作戦!?」

     なんとマンチェスター団長の口から出たのは撃退作戦ではなく
     初の試みとなる討伐作戦だった

エドワ 「そう、今回はドンドルマの今ある全ての戦力を使い、ラオシャンロンを
     討伐する、現在ドンドルマにいる者といえば・・・・ギルドナイト団長
     「絶影」のランサー・グングニル率いるギルドナイト五人、あとこの私
     率いるガーディアンズが二百人、あと・・・ガイア・プロメテオル氏率いる「星の屑団」
     が五十人ぐらいだったか?あぁ、あとホーリー殿、そちらの人間は・・・何人ぐらい
     出してくださるのですかな?」

パラテ 「ざっと・・・五十人ですかね」

エドワ 「なるほど、そして確か今、ここドンドルマにはその他狩人が百人ほど
     いたはず、つまり約四百人で展開する大規模作戦になる、
     ま、詳しい話は今から二時間後、最終防衛地点で話す、少しでも
     多くの者を連れて来てくれたまえ」
  
    そう言うと団長はくるっと百八十度回転し酒場の外に出て行った
    酒場は十秒ほど静まりかえったがまたすぐにいつもの酒場に戻った

狩人  「おい、坊主、聞いたか、二槍と未来の四槍
     の一人が出るんだってな」

デステ 「・・・・・・・・・」

狩人  「おい?坊主、大丈夫か?」

デステ 「え?あ、はい。大丈夫・・・・です」

     俺は四百人で同時に狩るという大作戦に
     驚きボーっとしてしまっていた

デステ 「え、えーっとそうですね、二槍と未来の
      四槍がでるんですね・・・・って四槍って
      なんですか?」

狩人  「おまっ・・・四槍を知らねえのか・・・ま、無理も
      ねえか、まだ新人だろ、ラオシャンロンも
      初めてか?」

デステ 「は、はい訓練場第810期です」

狩人  「そうかぁ、ま、俺は訓練場に入らなかったから
      そう言われてもわかんねぇな。
      ま、その話は置いておいて・・・だ
      四槍っちゅうのはだな、今は「ギルドナイト団長」
      「ガーディアンズ団長」「鉄騎団長」
      そして「要塞騎士団団長」の四人だ。
      だが鉄騎団長のアイアン・フーリン
      は行方不明になったらしくてよ、今は三槍だな」

     なるほど、この説明で未来の四槍がホーリー
     副団長のことだとわかった

狩人  「せいぜい新人らしく純粋にがんばれや、
     俺みたいなおっさんになるとこういう大規模
     での人の死が普通に思えてきちまってな、
     ぶっちゃけ今回も二十人は死ぬと思うぜ。
     あ、あー縁起の悪いこといって悪いな
     ま、これが事実だ、お互いその十人にならないよう
     がんばろうや」

     そう言うと中年ハンターはどこかに消えて行った
     さぁ俺もそろそろあいつらの所へ行かなければ、
     遅いと怒鳴られてしまう


     そしてその頃


シア  「教ぉー官ー!!」

     一同は訓練場にいた
     しかし教官は何度呼んでも出てこない

ニャン 「いないのニャ?会ってみたかったのにニャ〜」

??? 「あれ?君たち810期?」
 
      振り返ると教官と同じクロオビ一式を身に付けた
      やさしそうな教官がいた

教官  「デモン教官ならいないよ、確か大老殿だった
      はず」

一同  「大老殿!?」

教官  「そ、今回のラオシャンロンの会議でね、ほら
      あの人、元ギルドナイトだから」

一同  「ギルドナイト!?」