Re: モンスターハンター<とあるハンターの伝説>( No.4 )
  • 日時: 2014/06/19 17:50
  • 名前: 赤衣の男 (ID: 0KcCYvbq)

<第三話> 「試験開始」
    グァァァァァァーーーー
     大きな咆哮と共に「金獅子ラージャン」が俺達の
    前に現れた

ミラ  「き、来た!打てーー!!」
シア  「打てー!!」
バレル 「フッ」
     
      バンッバンッバンバンッバン
     一瞬でガンナー兵34名の総射撃がラージャン襲う

デステ 「よっしゃー俺達も行くぞぉぉぉ。」
     
      俺達も負けずとラージャンに突っ込む

キル  「よーし、俺達切断系は尻尾に行く!」
ザック 「了解ぃ、俺達は頭に行く!」

     切断系をキル、打撃系をザックがリーダーシップを
     とり指示を出しながら戦っている

デステ 「よっしゃぁぁ、死ねぇぇぇぇ。」

     ラージャンがひるんだ隙にダメージを与えようと
     突っ込む

キル  「バ、バカ、つ、つっこむな。」
デステ 「えっ?」
     怯んでたはずのラージャンが俺の視界から消えた。
ガル  「う、上だ!!」
     消えたラージャンは消えたのではなく上に飛ん
     いただけだった。
     そしてラージャンは天高く飛びこちらに襲ってきた。
キル  「く、くるぞ。」
ジョー 「よけろぉぉぉぉ。」
ショー 「う、うわぁぁぁぁ。」
     「ドッゴーン」と、ものすごい音が鳴り響いた。
ガル  「だ、大丈夫か?おい!!」
     
     ショーンは相手の攻撃を直撃したらしく地面に
     倒れている、ガルは仲間に夢中になって
     ラージャンを見失っていた

キル  「おい、ガル、よけろ!!」

     ラージャンがステップしながら攻撃してきた
     ステップと聞くととても弱く聞こえるかもしれないが
     実際は下手したら、いや普通に一撃で力尽きて
     しまう威力の攻撃だ

ガル  「!!うおっ!危っね!!助かったキル、ありがとう。」

     ガルはそのステップをうまくかわした、攻撃を
     避けるのだけはガルを尊敬する

キル  「礼は後ででいい。今はとりあえず集中しろ。」
ガル  「あ、あぁ。」

     そしてステップで後ろを見せたラージャンを
      トランスは逃さなかった
トラン 「もらったぁぁぁぁ フィニーーーシュ。」
     
     ボォーーーン

     スラッシュアックスの真骨頂である
     「属性解放突き」の最終段階である
     「属性解放フィニッシュ」がラージャンに直撃した。
     さすがのラージャンもこれには耐えられなかった
     か倒れ大きな隙が生まれた
 
ザック 「奴がひるんだぞ!!今だ!!」
デステ 「いっけぇぇぇぇ」

     倒れたラージャンを襲おうと数名がジャンプして
     斬りかかった
     しかし・・・・・・・
     
     グァァァァァァァァーーー!!
     
     ラージャンの大きな咆哮と共にその数名は
     吹き飛ばされた、
     ラージャンの姿は砂煙でよく見えない・・・が
     なにかさっきまでとは違うオーラが感じられた
     そしてだんだん砂煙が晴れその姿が現れた
  
     さっきまでの漆黒の体とは違い毛は
     逆立ち金と黒の二色になっていた
     これが「金獅子」の理由なのだろう
     
デステ 「や、奴の毛が金に変わった!」
エドガ 「フッ、いよいよ本気ってわけか。」
キル  「お前ら、び、びびってんじゃねえよ」

     俺も含め皆恐怖で震えていた

     その時だった。俺達に追い打ちをかけるかの
     ように奴の口元から一筋の太い閃光が放たれた
     一瞬にしてラージャンの射線上にいた仲間達が
     視界から掻き消された。
     恐らく十数人はやられたであろう。
     俺はその恐怖で体が動かなくなった

ガル  「な、なんだよ、あのビーム」
マルコ 「こ、これがラージャンか・・・」
教官  (あいつら、たった一発のビームで、フッ・・・これじゃ今年の卒業生は少ないな)

キル  「・・・・・おい!!お前ら顔を上げろ!!」
ジョー 「・・・・・・」
フラン 「・・・・・・」
教官  (戦意・・・消失か見てられないな)
キル  「お前らこのまま負けていいのかよ!!ラージャンに勝って卒業するんだろ!!
     みんな今日までの努力を無駄にするのかよ。お前らそれでいいのか?」

一同  「・・・・・・・・・・・」

      皆何も言わない、完全に戦意消失している
      者もいれば、反撃の手順を考えている奴も
      いるかもしれない、だが、俺は・・・戦意消失
      だった・・・

キル  「ビ・・ビビりめ・・・・・もういい!!俺だけで
     やる、てめぇらは引っ込んでろ!!」
     
     キルは一人でラージャンに突っ込んだ
     そしてそのセリフにエドガーが反応した

エドガ 「ビ、ビビり・・・だと・・・・・・言ってくれるじゃないか
     フッ、キル、そうだな、もう少しで負け犬になる
     所だった・・・・・」
     エドガーは軽く笑った

ガル  「そうだ、俺達は負けるわけにはいかねえ」

     次第にどんどん皆の顔が生き返ってきている
    
ヒデヨ 「たしかに・・・このまま負けたらワシの
     武士魂が泣くでゴザル」
デステ 「そうだ、俺達は卒業するんだ」
ジョー 「そうだな」
フラン 「そりゃそうだ」
マルコ 「ああ」
教官  (!!あいつらの顔が変わった)

エドガ 「キル!!てめぇだけにいい思いはさせねぇ、
     お前ら!!行くぞ!!」
一同  「よっしゃぁぁぁぁ!!」