とあるハンターの伝説 THE BEAUTIFUL WORLD( No.71 )
  • 日時: 2014/03/16 20:22
  • 名前: 赤衣の男 (ID: nJxLLUZ/)

第二十三話「別れ ―ポッケ村―」

ケイン 「・・・・・・・・・ねぇみんな、も、もし私がこの村の専属ハンターになるって
     言ったら止める?」
ガル  「あったりま・・・。」
デステ 「いや、止めないな。」
     そのデスティニーの一言にみんな驚いた。
トラン 「デ、デスティニーお、お前そんな奴だったのか。」
デステ 「いや、そうじゃねぇよ、確かにまだ一緒に旅はしたい、でも本人がそういうなら
      俺は・・・止めない。」
バレル 「確かにその方がいいのかもしれないな。」
シア   「そうね、応援してるよ。」
ケイン 「み、みんな・・・ありがとう。」
    
     宴は楽しくためになることもたくさんあった。
     ポッケ村教官の熱い武勇伝、それにトレジィのトレジャーの魅力に対する熱い話
     元古龍観測隊の竜人族のじいさんの話など・・・・・・でも・・・・・・やっぱりケインの
     事が一番頭に残っている。
     そして村を出る前日、村長は俺を農場の中の氷の貯蔵庫に呼んだ。
     そこにはとてつもない大きさの大剣が地面に刺さっていた。

デステ 「す、すごい。」
     
     俺はその大きさに圧倒され、言葉も、ろくにでなかった。

村長  「お前さんに受け取って欲しいものがあってのぉ。」
     そういうと村長は俺に大きなピッケルを渡した。
村長  「それは古龍の骨で作られたピッケルだよ。」
デステ 「古龍・・・ど、どこで?」
      古龍はまだ人類では討伐出来ないとされキリンの討伐は全世界の
      狩人を興奮させた、しかしまだその他の古龍は全く手つかずだ、そんな
      古龍の骨をどこで手に入れたのかがデスティニーの頭をよぎった。
村長  「あぁ、これかい?これは先祖が残したピッケルだよ、まだ沢山あるから
     気にしないでおくれ。」
デステ 「た、たくさん・・・・・わ、わかりました。」
     おれはその大きなピッケルで大剣をたたいた、ものすごい反動が俺の手を襲った。
     そして大剣のたたいた所がかけ、黒い塊が落ちた。それを村長が拾うと
     ゆっくり俺に渡した。
村長  「大事に持ってなさい、いつか役に立つはずじゃ。」
     おれはその塊を受け取った。その塊は禍々しい気を放ち、手にした瞬間絶望が
     体を包む感じがした。
デステ 「あ、ありがとうございます・・・。」
村長  「・・・・・・しかし、おぬしらも明日で村を出て行ってしまうのかい、残念じゃのぉ。」
     と、村長は残念そうな表情をして言った。それに俺は何も言えなかった。

     そして翌日
     俺達は荷物をまとめ村を出る準備を終わらせた。
デステ 「村長様、いままでお世話になりました。そしてケイン・・・また会おう。」
ケイン 「うん、まぁそれまでにあんたが生きていたらね。」
デステ 「ハハ・・・縁起の悪い。」
ダルコ 「これは、俺からのプレゼントだ。」
      ダルコは一匹のポポを連れてきた。
ダルコ 「こいつの引く荷台に荷物を置くといい。ちゃんと言うことを聞くいい奴だぞ。」
ガル  「いいの?サンキュー。」

デステ 「じゃあ、そろそろ出発するか。」
ミラ   「ケイン、元気でね。」
ケイン 「うん、いってらっしゃい、今度冒険話聞かせてね。」
デステ 「まっかせとけ・・・それまでお前が生きてたらな。」
ケイン 「なっ・・・・。」
デステ 「フッ、お返しだよ。」
ダルコ 「・・・お前らに会えて本当に良かった。この調子で世界中の人々を喜ばせてやれ
      それじゃあまた会おう。」
村民  「じゃあーな、村を守ってくれてありがとな、いつでも戻ってこいよ!!」
     村民はずっと手を振っていた。


村長  「ケイン、本当に良いのか?」
ケイン 「うん、それよりも今度会うときのために私も強くならなきゃ、パパやママみたいに。」

     そして俺達はポッケ村から次の村へ向かって歩き始めた。

      


     




そしてとある太古の塔にて・・・・・・・・・

??? 「つ、ついに見つけたぞ・・・・・古の技術・・・「竜操術」・・・
      これで我々鉄騎は・・・いや・・・・私は世界一だ・・・・・世界の王だ・・・・・・
      東シュレイドのリーヴェルの兵士どもも、西シュレイドのヴェルドの兵士どもも、
      ドンドルマの狩人どもも、もはや・・・もはやこの私の敵ではない・・・・・・すべての
      人間はこのアイアン・フーリン様にひれ伏すのだ、私が・・・・・世界の王になれる。
      ・・・・・・・・・・・・・・ハハ、フハハハハハハハ、フハハハハハハハハハ!!」
     
     その時背後から何かの爪のようなものが
     「龍騎槍ゲイボルガ」を背負うアイアンを
     貫いた。

アイア 「ガフッ・・・・。」
     アイアンは大量の血を吐いた。

??? 「「竜操術」を使えるのは我々だけで十分だ。
      それに、下等な人類に使えるようなものじゃ
      ない。」
        
      後ろから一人の男の声が聞こえた。
      アイアンは貫かれた体を必死にねじり
      後ろを見た。

アイア 「なっ・・・・・・・貴様・・・何者・・・だ。」

     そこには黒龍ミラボレアスと一人の
     男がいた。
     そうアイアンの腹を貫いたのは黒龍
     の爪だったのだ。

アイア 「黒龍を・・・操る・・・・・「竜操術」・・・・・・つまり、
     貴様は・・・「竜操騎兵」・・・なのか?」

??? 「「竜操騎兵」・・・か、そうであり、そうではない。
      まぁ死にゆく貴様に教える意味は・・・・・ない。」
      
      その言葉と同時に、アイアンは黒龍に
      引き裂かれた・・・。