MH小説「とあるハンターの伝説」 第四十一話終わりました( No.99 )
  • 日時: 2014/07/18 18:23
  • 名前: 赤衣の男 (ID: M/9ONmoT)

第四十二話「ハンターズギルド総本山 ―ドンドルマ―」

      黒龍によって破壊されたドンドルマはまだいたるところに空き地が
      残っているがもうほとんど元通り機能していた

ランサ 「じゃ、俺はバレル君のことを上に報告して国王に手紙を送るから。
     それまでは適当にそこらへんでもぶらぶらしてて」

     ランサーは国王にバレルをどうするか手紙で送ると言っていた
     その返事はいつ帰ってくるかわからないが初日は知り合いに会うために
     とりあえず狩人が集まる酒場に行くことにした


狩人A 「また来たか・・・」
狩人B 「最近多いな」

     酒場にいる狩人たちが一か所に集まり何か騒いでいる
     ミラは近くに座っていた中年のハンターにこれが何か聞いた

狩人C 「おう、お嬢ちゃん、あいつだよ、老山龍ラオシャンロン、「古龍」さ」

一同  「古龍!?」

     俺達は古龍という言葉に過剰に反応してしまった、それは古龍クシャルダオラ
     との戦闘のせいなのかもしれない。いつのまにか古龍という存在がトラウマになっていた

狩人D 「ん?お前さん達ラオシャンロンに会ったことないのか?」
  
     近くにいたもう一人の中年ハンターが楽しそうに聞いてきた

ガル  「ねぇよ、んなもん、ま、黒龍はあるけどな」
狩人C 「あぁ〜黒龍なぁ、あいつは化物だった、人類の誕生史上トップクラスの化物だろう
      だぁがな・・・」

     中年ハンターは急にまじめな感じになった

狩人C 「だがな今回来るラオシャンロンは
     ・・・・・・・黒龍よりも強い」
狩人D 「あぁ、そうでな、大きさはドンドルマの倍ぐらいだ」

ガル  「倍!?」

     明らかに嘘だろう、だがガルだけはその明らかな嘘に引っかかっている

狩人C 「あとな・・・」
狩人E 「そこらへんにしときな」

     この二人のパーティーの仲間だと思える女性が
     二人を止めた

狩人E 「坊や、ごめんね、彼らの話は嘘よ、実際は
      もっと弱いしもっと小さい・・・でも奴と比べたら
      人間なんて小さいゴミにすぎない・・・・・・
      毎回何十人もやられてるわ、参加するなら
      命をかけなさい」

      女ハンターは冷静に言った、この冷静さが
      何度も人の死を見てきたということを
      物語っている

ガル  「あったりめぇだ、狩るか狩られるかの中で
     生きてきたんだ、命ぐらい賭けてやらぁ」

狩人E 「そうね、でも今回の老山龍討伐は参加しない
     方がいいわ、命を賭けろとは言ったけど
     命ぐらいなんて気持ちでいたらすぐに死ぬ・・・
     命は大切にしなさい、死んだら何もかも終わりよ」

ガル  「そうだけど・・・・・」

     やはりこの女性は戦いの年季が入っている
     見た目からもそう思えるが言動と言うか
     オーラというかなにかベテランの香りがする
     女性だ

狩人E 「私はアリシア、彼はアラン、そしてエリック
      それじゃまた会いましょ、今度会うときは
      襲撃当日ね」

     ちなみに狩人Cがアランで狩人Dがエリックだ
     その三人はそのまま二人を連れ酒場を出て行った