Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!トリップ付けるの推奨( No.828 )
  • 日時: 2014/04/04 12:52
  • 名前: アクア@オワタの人 ◆pVZdWIZl7M (ID: 9pnWmC2g)


>>462 1話
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Monster Hunter~狩人の使命~
第7話
       斬る
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夕暮れ時、空に星が煌めき初め近くの施設の入り口に明かりがつき初めた。
大剣の打ち込みで既にボロボロになった稽古用の木には、代々使ってきた人たちの傷痕を消すかのように押し付けるようにして剣をしっかりと持ち振るう。
しかし、剣筋は浅く何度やっても最も深い剣筋には届かなかった。
体が激しい運動にあわせ呼吸がゼェ、ハァと言う音とが自身の耳に吸い込まれる。
昨日、Karusが言った言葉は紅圜をmokaが退院するまでの2週間の間自身の師匠へとしたてあげた。
早くmokaのように、強いモンスターと戦いたかったが、それよりも昨日の事がどうしても忘れられなかった。
自分がもっと強さがあったら、守ることが出来ればとそんな思いがあったのだ。
今すぐにでも強くなりたいそんな思いで始まったKarusの修行生活一日目。
病院の側にある鍛練場の一角で朝から早く打ち込みの練習をしていた。
しかし何度打ち込みをしても3mmほどしか痕がつかなかった、酷い場合は弾かれもしたが。
息も上がり、紅圜へ視線を流すと、寄りかかっていた木から離れこちらにきた。

「...そろそろってか、もう暗くなるぞ。帰るか?」

どうしようか、と紅圜から目を離し大剣を握っている手を視線を移す。
すると紅圜がKarusの持っていた大剣を取り、Karusが今まで打ち込みをしてきた木と向き合う。
何を、という前に紅圜は動き出し木に向かっていく。
そしてしっかりとした動作で木を斬りつけた。

ギシリと何かが軋む音と、一泊おいて何かが倒れる音がした。


「...え!?」

その音は明らかに、紅圜が斬った木が倒れる音だった。
呆然と立ち尽くしていたが、すぐに紅圜へと駆け寄った。

「あ、あんな固かった木をどうやってやったんですか!?」
「あ~...、まぁ、斬っただけだ」

いやおかしい、自分がどれだけやっても剣筋は深く出来なかった。
紅圜が脇にさしている太刀で切れば話は別だが、紅圜は間違いなくKarusの大剣で木を切っていた。
理由がわからず考えていると

「極端な話、産まれたばかりのイャンガルルガがいるとする、そのガルルガはすぐに強くなれないってことだな」

そう言われ気づいた。
自分が今までやって来たことはただがむしゃらに大剣をぶつけていたということに。
大剣をずっとぶつけていても何の得にもなりはしないし、的確な打ち込みや基礎動作をしっかりしないといけない。
だから紅圜に師匠として頼んだのに、これでは本末転倒ではないか。
今思うと自分が今までやって来たことはなんだったのだと思うがそんなことはどうでもよかった。

「えと、...紅圜さん!!」
「うお!なんだ急に」

今まで若干空気だった紅圜はKarusの大剣を地面にさしこちらに向いた。

「今度こそ、僕の師匠になって下さい!」


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近日中に投稿するといったな、あれは嘘だ(殴
スマセン/(^o^)\