Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!( No.478 )
  • 日時: 2014/02/06 17:32
  • 名前: アクア ◆pVZdWIZl7M (ID: 9pnWmC2g)

>>462 第1
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Monster Hunter~狩人の使命~
第3
    乱入
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Karusはmokaを待っている間、黙々と食事を食べていた
そこへ

「すまん、遅くなった」

軽装をしてmokaはやって来た
装備は、ユクモの木と呼ばれるユクモ村伝統の木で作ったユクモノ天と言われる装備でこれなら
移動や回避行動も簡単に出来そうだ

「では、行こうか」
「あ、はい!」

返事に気合いが入りmokaにクスリと笑われてしまった
その恥ずかしさからか、Karusは受付嬢の忠告も聞いておらず
そのまま遺跡平原のツアーへと行ってしまった

...ガタゴトとグーガァの引く荷車に揺られ
Karusとmokaはポーチの中身を整理していた
二人共、武器強化に使う鉱石を探していたので採掘に使うピッケルと
少量の砥石と回復薬、スタミナ確保のための元気ドリンコだけだった

「そういえば」

Karusは思いだしたかのようにmokaに疑問をぶつけた

「mokaさんは、どこかの猟団に入ってるんですか?」
「いや、今はフリーのハンターさ、昔は入っていたがな」

そう言いながらmokaは悲しそうな笑みを浮かべた
そのままmokaはいつもの表情に戻り双剣の手入れを始めた
しかしmokaと出会った時に見た火竜の双剣ではなく
まるで爪のような形状の双剣だった

「その双剣は...?」

Karusが聞くと、mokaはこちらには目を向けず武器の手入れをしたまま説明を始めた

「氷炎剣ヴィルマフレア...風龍クシャルダオラと、炎王龍テオ・テスカトルの双剣だ」
「えっ...!?」

mokaから出た言葉は、風を操るようにハンターを翻弄する風龍、クシャルダオラと
炎を操りハンターを業火に燃やし続けた炎王龍、テオ・テスカトルの名前だった
2体共、古龍と呼ばれハンターズギルドが監察、研究中のモンスターで
姿は愚か名前さえ知らないハンターだっている

...そのモンスターの武器を持っているなんて、mokaさんは一体......

Karusがmokaの強さに気付き始めていた
しかしとうの本人は、手入れを終わらせ欠伸を噛み殺しながら
ポーチの中身を漁っていた

...本当に強いの...か?

そんな思いもありKarusはmokaに対しての思いが複雑になっていた
その時...!

ドゴォォ......!

何かが壊れる音
グーガァの怯えた鳴き声
そして力強いモンスターの咆哮が聞こえた
モンスターの咆哮は荷車の中にも聞こえ慌てて耳を塞ぐ
mokaも奇襲は、予想していなかったのか耳を塞いでいた
咆哮が終わるとmokaはすぐさま荷車のドアを開け放し空を見た
そしてmokaの放った言葉は...


「火竜、リオレウス...!」


蒼い空に、燃えるような赤の堅殼を持ち
口からは炎が溢れている
目は空とは違った青色で怒りに満ちている事は新人のKarusにもわかった

「...アイルーはギルドに連絡!応援要請を!Karusも一緒に戻れ!!」

リオレウスの出現に怯えていたアイルーだったが
mokaの声を聞き我に帰ったのか、彼女の言葉どおり今来た道を
戻りグーガァに鞭をうち、荷車はもの凄い速さで消えて行った...

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急展開すぎ、ワロタ\(^o^)/
あ、トリップ着けました