雑談掲示板

モンハン小説×2!  キャラ人気投票中!
  • 日時: 2014/08/05 12:42
  • 名前: ユイト ◆AqtLiM8aXQ (ID: SsV4vR6K)

このスレはロックされました。
解除しないでください。

因みに俺は午後11時には活動していないし、解除もしていないんで


Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 全部表示 スレ一覧 新スレ作成
Re: モンハン小説【REBORN A LEGEND】 ( No.77 )
  • 日時: 2014/06/04 21:47
  • 名前: hakurou (ID: NI2Phky/)

では、だいたいの構成はあるので、書き出しますわ。
wordにあるので、それを一部引用すればいいかな。
ではいきます。次のレスからいきます!

Re: モンハン小説【REBORN A LEGEND】 ( No.78 )
  • 日時: 2014/06/04 21:59
  • 名前: ユイト ◆AqtLiM8aXQ (ID: O.HLT0Ni)

了解です! これに伴って題名も変えますね
では、お願いします!

Re: モンハン小説【REBORN A LEGEND】 ( No.79 )
  • 日時: 2014/06/05 07:56
  • 名前: hakurou (ID: 37/mAxhA)

MONSTER HUNTER−最強への道ー

一章 天の山に黒雷は鳴る

ラグナは天空山に来ていた。というのも、様子のおかしいジンオウガが天空山に現れたのだ。
その正体をつかむために来たのだ。ジンオウガは、2回狩っている。ユクモ村の渓流に現れた
2頭のジンオウガを倒したのだ。
ラグナ「何なんだ・・・あたりに不穏な気配が満ちている・・・」
歩きながらエリア6についたところだった。突如殺気が濃くなった。モンスターを直接確認することもなくそれとわかる殺気がそこにはあった。
ラグナ「ついに出会ったか・・・ここで戦うのはあまり得意ではないのだが、やるしかないか」
と、呟きながら、すう、と太刀を引き抜く。。
      〜続く〜

親がうるさいので一回中断します。
時間的にも、また明日です
おやすみなさい

Re: モンハン小説×2! 【hakurou&ユイト】 ( No.80 )
  • 日時: 2014/06/05 17:16
  • 名前: hakurou (ID: 37/mAxhA)

その刀、銘を氷刃【雪月花】という。と、武器の紹介はまた今度として、ラグナはそのジンオウガを見たときに、絶句していた。切断された尻尾、折れている角、まさにあのジンオウガだ。それは、ユクモ村の時にさかのぼる。討伐したジンオウガは、異常に興奮していた。その理由は討伐後に判明した。子供がいたのだ。おそらく、あの二頭はつがいだったのだろう。ラグナは親を殺してしまったのだ。その罪悪感から、そのジンオウガを引き取り、2年一緒にいたのだ。2年でとても大きくなっていた。それからさらに成長したのか、最後に見た2倍ほどになっていた。しかし様子がおかしい。全身が薄暗い色になっており、口から不気味な黒い吐息を吐き、目は赤に輝いていた。しかしそのジンオウガは動かない。双方にらみ合いが続く。その時、脳に・・・
「・・・すけて」
ラグナ「な、なんだ!?」
ジンオウガと目があった。その時、さらにはっきりと声が聞こえた。
ジン「たすけて」
「そ、そうか!俺にはこいつが何を考えているかがわかるんだ!」
ジン「たすけて、このままじゃあ、兄貴を殺してしまう・・・。助けて!」
その時、すでにラグナは覚悟を決めていた。
ラグナ「済まねえ、今助けてやるぞ!」
と、叫びながら抜刀し、切りつける。ジンオウガはそれでも動かない。いや、四肢を踏ん張っていることから、本能を抑えようとしているのはわかる。だからこそ、早くおわらせてやりたいという思いから刀を止めることはもうできなかった。
ラグナ「うおおおおおおおお!」と、鬼人大回転切りを敢行する。
その途端、ジンオウガの体色が、緑いろに戻っていき、そのまま倒れた。それきり動かない。
と思いきや、そのジンオウガが、むっくり立ち上がった。
ジン「久しぶりだね」
ラグナ「どうしてまたこんなところに、狩られたらどうするんだ」
ジン「何回か来たけど、気が付いたらみんな倒れていたよ」
ラグナ「まあいいが、さっきのあれはなんだったんだ?」
ジン「・・・あれは狂竜ウイルスだよ」
ラグナ「何だ、その狂竜ウイルスってのは」
ジン「・・・俺らのような竜に起こる感染症で、かかったら最後、理性を失い宿主を苦しめ続けた挙句、死ぬ」
そこでジンオウガは話を続ける。
ジン「今まで確認されなかった病気だからね、わからないのも無理はないよ。偶然出会ったリオレウスが言っていたけど、天空山まで来たのか、あいつが・・・と言っていたんだ。『あんたも早く逃げたほうがいい』と言われたけど、ここは居心地がいいから、居続けたんだよ。そしたら、リオレウスが言っていた【奴】が来たんだ」
ラグナ「奴?」
ジン「黒触竜という未知の竜だよ。俺はそいつに出会った。そしたら、得体のしれない燐粉を撒き散らして、その場にいた赤いちっちゃいのがそれに触れた途端、仲間を襲い始めてね、逃げようとしたら黒触竜に道をふさがれて、後ろからもそいつが来て、絶体絶命っていうのかな、それになった。そうしたら、黒触竜の声がした。『あいつを殺せ』と」
ラグナ「もちろん応戦したよな」
ジン「応戦しないと死ぬからね、超帯電状態になってちびを倒したら、そいつが襲いかかってね、角を羽でたたき折って来たんだ。それで動けなくなって、気が付いたら『人間を殺せ』と命令が脳に来て、その通りのことをしたんだ」
ラグナ「こいつは・・・片をつけないとな。よし、一旦ギルドに帰ろうか!あ、お前がだめなのか・・・」
ジン「方法はあるよ」
いうが早いか、ジンオウガが光った。そこに立っていたのは、ジンオウSシリーズのハンターだった。
ラグナ「・・・まじかよ」
ジン「驚いたでしょ、さあ、行くよー」
ラグナ「まあ、いいか」
と、言いながら一人と一頭は霧の中に消えていった。
 
一章 終了 二章に続く
感想等、あったらお願いします。

Re: モンハン小説×2! 【hakurou&ユイト】 ( No.81 )
  • 日時: 2014/06/05 20:22
  • 名前: hakurou (ID: 37/mAxhA)

あ、自己紹介がまだでしたね。
えと、hakurouと言います。小説は初めてです。(レスするのは)

登場人物は、ストックから使いました。ジンオウは即興で使いました。一応著作権は自分にありますが、使っていいですかと聞かれれば、使ってもいいです。しかし、無断で使わないでください。
お願いします。

交流掲示板のほうに、スレがあります。気軽に来てください!
ネタができたので第二章、行きたいと思います!

以後、よろしくお願いします!

Re: モンハン小説×2! 【hakurou&ユイト】 ( No.82 )
  • 日時: 2014/06/05 21:21
  • 名前: hakurou (ID: 37/mAxhA)

第二章前半 新たなる仲間、新たなる犠牲者

その男は走っていた。後ろからは地響きが聞こえてくる。
男「なんで、こんなところに、こいつが・・・とにかく、逃げて、ギルドに報告しなければ!」
突然、地響きが止まった。振り向くと、そこには緑の体色をもったモンスターがいた。突如、天を仰ぎ、「ゴオオオオオオオアアアアアアアア!」と咆哮を上げた。「うう、早く逃げねば!」
と、その時、上から黒い塊が落ちてきた。それは、いとも簡単にそいつを押しのけ、腕を振り上げた。何が起きたのか理解する前に、腕が落ちてきた。その時、男の断末魔と、竜の咆哮が重なった。「コオオオオオオオオオオオオオ!」とその咆哮はいつまでも反響していた。
ラグナは途方に暮れていた。というのも、ジンオウガのことだ。
ラグナ「なぜしゃべれるんだよ・・・最初からやれよ」
ジン「元の姿の時はしゃべれないのさ」
ラグナ「武器は使えるのか?背負ってるそいつだよ」
ジン「大丈夫だ、問題n」
ラグナ「アウトー!自重しろ!」
なんでこいつはエルシャ○イを知っているんだろう・・・
まあいい。ギルドカウンターに寄ると、ギルドマスターが深刻そうな顔をしていた。
ラグナ「どうしたんですか?」
ギルドマスター「いや、地底洞窟で遭難した人が、モンスターに襲われて亡くなったらしい・・・」
ラグナ「やったのは誰ですか?」
ギルドマスター「わからないが、周辺に住んでいるアイルーが大型モンスターの物と思われる咆哮を二頭分聞いたそうだ」
ラグナ「それって、リオ夫婦じゃないんですか?偶然巣に踏み込んでやられたとか。ハンターじゃないなら地底洞窟の地形がわからず・・・ってこともあり得ますよ」
ギルドマスター「それもあるかもしれん。だが、死人が出ている以上、調べる必要がある。頼んだぞ、ラグナ君」
ラグナ「2人でも行けるかな・・・仲間を募っても・・・いいでs」
ギルドマスター「構わん、好きなほうを取るがいい」
話聞けよ・・・
採取ツアーを名目に、募ってみたが来るわけがない。それもそうだ、モンスターの討伐ならまだしも、ツアーに来る人はそんなにいないだろう。
ラグナ「はぁ・・・もう行くか。出会っても戦わずに報告すればいいし」
ジン「元気だしなよ、兄貴」
出発しようとした時、後ろから声が聞こえた。
???「俺も行っていいか?」
ラグナ「・・・誰だ?」
振り向くと、そこには大剣を背負った男が立っていた。銘はブラッシュデイム。装備はリオハートシリーズ。技量的にも、同行は心強い。
ラグナ「よろしく」
???「任せておけ」
しかし、ジンオウガはジンオウSヘルムの中から鋭い眼光で彼を睨みつけていた。そして、思考を回転させ、一つの結論をもった。この男は、信用するに値しない・・・と。
しかし、ラグナに言うことはできなかった。
ジン(心)「兄貴には言わないほうがいいな。何かこいつは隠しているが、狩り場で本性を現させてやるか・・・」と考えた。

同時刻、地底洞窟。
そこには、口から黒い吐息を吐く飛竜と、その隣には黒い竜がいた・・・黒い竜は、ばさり、と羽を広げ、「コオオオオオオオオオオオ」と一声あげ、飛翔して地底洞窟を去った。左の爪には、血痕がついていた。その飛竜は、一瞬黒い竜を見た後、そこで次に来る獲物を待ち構えていた・・・
    〜二章後篇へ続く〜

Re: モンハン小説×2! 【hakurou&ユイト】 ( No.83 )
  • 日時: 2014/06/07 15:07
  • 名前: ユイト ◆AqtLiM8aXQ (ID: 7KpIKJYP)

〜〜〜第十三話〜〜〜

孤島の海の果ての方、海底遺跡と呼ばれし場所で彼の者は力を蓄えていた。
冥府の雷を纏いし黒き海王、ラギアクルス希少種だ。
そのモンスターに今、俺達は挑んでいる。
ラギアクルスを追い詰めて様子を見てみるとそこに希少種がいた。
そして、戦闘をしている最中、窮地に立たされた俺は青白く光る太刀、『七星刀』。
もともとは発掘しても出てこないナルガクルガ希少種の太刀だが偶然発掘する事ができた。
その太刀が秘められた力を解放しつつある。

そして、海底遺跡…
「おい、どうするんだ!!」
「いいから黙って見ていてくれ…」
さっきからこんな感じだ。冥海竜が一向に攻撃してこない。
だが、俺も攻撃をしようとは思っていなかった。
何故か、冥海竜の思いが伝わってくるからだ。
このまま安心して寿命を迎えたい、そんな思いだった。
「俺達はこれで引くつもりだ。
 それから、もうここには誰一人と来させない。安心して寿命を迎えてくれ」
俺はついに我慢でいなくて言ってしまった。
「なに言ってるんだ!ここで狩るんじゃなかったのか?!」
「そうですよ。今までそのために練習してきたんじゃないんですか?」
案の定、ゼランに言われてしまった。だが、ルキナに言われるとは思っていなかった。
「いいんだ。この事については帰ってからゆっくり話そう。さあ、帰ろう」
「クソッ 仕方ねぇ…今回ばかりは言う事を聞いてやるよ」
ゼランとルキナは嫌々ながらも着いてきてくれるようだった。
俺達は村へ戻っていった。

〜〜〜つづく〜〜〜

Re: モンハン小説×2! 【hakurou&ユイト】 ( No.84 )
  • 日時: 2014/06/07 02:48
  • 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: AScIvMWl)

 すいません、ちょいだけこのスレをお借りします。
 双剣さんのとこのスレで小説書いてます、ダブルサクライザーです。
 ただいま当スレでは『モンスターハンター 〜輪廻の唄〜』のキャラ人気投票を開催しています。
 興味がある方は、ぜひ投票をお願いします。
 荒らしでなければ、どなたでも投票権はあります。
 どうぞお気軽に。
 短スレ失礼しました。

Re: モンハン小説×2! 【hakurou&ユイト】 ( No.85 )
  • 日時: 2014/06/08 11:26
  • 名前: ユイト ◆AqtLiM8aXQ (ID: mjrBrzIh)

〜〜〜ジラン編 第三話〜〜〜

シナト村への航空の途中、空を自由自在に泳いでいるモンスターにであった。
確実に殺される、そんな緊迫感のなかでやはりあのモンスターは攻撃を仕掛けてきた。
しかも初発からブレスを放ってきた。
避けられるわけがない、そう確信したときにはもう遅かった。
船は大破し、俺の意識はそこで途絶えた。

目が覚めるとそこは家の中だった。
キースさんの話によるとここはモガの村でキースさんの隣にいるレイドという人が助けてくれたらしい。

助けてもらって三週間ほどたった頃、
俺はあまりにも暇だったのでドスジャギィとドスフロギィを狩りに行った。
怪我は完全に治ったとは言いがたい状態だったが簡単な狩猟ぐらいだったらできる程度だった。
やはりほぼ瞬殺だったが、ほぼ自分の力で狩猟できた。
そう、もう一つの人格が出なかったのだ。
「今日は珍しいな…」
(いいや、俺は見てたぞ)
何か声が聞こえた。周りは一面木しか見当たらない森の中に自分以外の人がいるなんてありえなかった。
「お前は俺のもう一つの人格か?」
(ああ、そうだ。名前はゼランだ。覚えておけよ)
「何故、二つの人格が両方出ているんだ?」
(最近、何か衝撃あっただろ。あれのおかげで出れるようになったんだよ。
 まあ不便ではないだろ?俺の能力も使えるし)
「まあいいか。じゃあこれからよろしくな」
(おう。じゃ、俺はもう寝るから。起こすなよ…)
ゼランは勝手に寝てしまった。
まだ聞きたい事があったが、ここでそれを言うと大変な事になりそうなのでやめておくことにした。

俺は村へ帰っていった。

〜〜〜つづく〜〜〜

Re: モンハン小説×2! 【hakurou&ユイト】 ( No.86 )
  • 日時: 2014/06/09 10:14
  • 名前: hakurou (ID: .QRqqS.G)

そして3人は地底洞窟に来ていた。
彼らは採取ツアーという名目で黒い竜、またの名を黒触竜というらしいそれの痕跡を探すためにここに来た。
ついていた彼は、ヤガルと名乗った。
ヤガル「で、なにしにきたんだ?まさかオルタロスの研究とかはしないだろう」
ラグナ「流石にな。いや、黒い竜の痕跡を調査しているんだ」
ジン(・・・気配、2頭?いや、一頭か・・・なぜなんだろう、一瞬2頭に感じた・・・)
ラグナ「?どうした」
ジン「ああ、いやなんでも」
ヤガル「この先からだな、いつどこに何がいてもおかしくはない」
と言いながらついたのはエリア4といわれる場所で、クモの巣が張ってある場所だ。それは頑丈で、人が乗っても問題ない。
ジン(血の匂い・・・さっき亡くなったとかいった人か・・・ん?上空から・・・なんだ?眩しくて見えねえな)
ジン「んな!飛竜種だ!」
ラグナ&ヤガル「何、どこだ!?」
ラグナの頬を風が舐める。
ずしん、とそれは静かに降り立った。目の前に現れたのはリオレイア、陸の女王とも呼ばれる飛竜だ。しかし、体は薄暗く、口からは黒い煙を吐いている。ジンオウガは横を見ると、ヤガルの異変に気付いた。
ヤガル「!狂竜化してる・・・」
ジン(・・・?今コイツ、明らかに挙動不審になった。何か隠してるな・・・)
ラグナ「まずいな・・・おい、一旦引くか?」
ヤガル「いや!こいつは・・・討伐する!」
ジン「俺が殿を務める・・・まかせろ!」
ヤガル「だからおm」
ジン「・・・何か後ろめたいことがあるのか?」
ヤガル「な、何もねえよ!」
ジン「どんどん挙動不審になっているじゃん、まあこんなところにいると危険だから、エリアを変えようか?しかし、どうしたもんかな」
ラグナ「そうだな、一旦引こう!」
ジン「よし決めた、兄貴奴を押しとどめといてくれ、俺はもとの姿で討伐する・・・」
ラグナ「え、ばれたら終いだぞ!お前確実に狩られるぞ!」
ジン「・・・大丈夫だ、あいつはおそらく何かを伝えようとしているし、事実狂竜ウィルスに抵抗してるし、まあ、このままじゃ埒が明かねえから逝ってくる」
ラグナ「漢字・・・」
ジン「じゃあね」
と言いながら、エリア4へとダッシュしていく。そのあと、ジンオウガ特有の咆哮が聞こえてきた。
「ウオオオオオオオオオオオオン!」それは、こう聞こえた。「お前には少し痛い思いをしてもらうぜ!」と。
ラグナ「まったく・・・」
その直後、リオレイアの苦痛の咆哮が聞こえた。こっそり見たら、ジンオウガがリオレイアに噛みついていた。大きさがもはやG級のジンオウガは、噛みつきながら腕でリオレイアを殴りつけていた。
リオレイアが噛みつきそうになると、すぐさま後退する。素晴らしい戦い方だ。
その直後、ジンオウガが蓄電を始めた。リオレイアがそのすきに突進をしてきた。
ラグナ「ち、やべえな」
ラグナが地をけった。そのまま脚に向けてつきを放つ。リオレイアが止まった。その瞬間に超帯電状態になった。ラグナはにやりと笑った。
ラグナ「残念だったな、レイア」
「グオオオオオオオオオオオオオオオ!」
リオレイアが怒りの咆哮をラグナに向けて放つ。
ジン「隙ありィィ!」
ジンオウガは雷光虫弾を放つ。それは狙いたがわずリオレイアに直撃する。「グオオオオオオ!」
リオレイアはのけぞる。そして多勢に無勢と判断したのか飛び上がる。風圧で飛びかかろうとした
ジンオウガが押し戻される。その状態のままジンオウガはエリア2へと飛び降りる。ラグナはそれを追ってエリア1から回り込む。そして人に戻ったジンオウガと合流する。そのままヤガルを待つ。すぐにヤガルは来た。
ヤガル「今のはなんだったんだ?」
ジン「さあな(笑)」
ラグナ「確かに・・・わからない」
ジン(しらじらしいな、おい)
ラグナ「とりま、帰還するか」
ジン「まだ終わってないぞ。次はこいつのジンモンだ」
ラグナ「え?こいつは何もしてないだろ」
ジン「俺の推理を聞いてくれ。こいつは何もしなかった。それにも問題がある。地雷だからな。それは理由がある。さっきのリオレイアをみてこいつは挙動不審になっていた。何かあれと関係があるんじゃないか?」
ヤガル「・・・何もないと言っているだろう」
ジン「何もないというなら、なぜ戦わなかった?なぜおまえは動かなかった?」
ラグナ「詮索はよせ」
ジン「こいつがもし狂竜ウイルスのことをなにか知っていたら?本来の目的だろ?」
ラグナ「く・・・だがな、お前はわからないだろう。人間には、言いたくない過去を持っている奴もいることを。ハンターを志した理由は・・・大体がモンスターに村を潰されたり、親を殺されたりしてんだ。
ヤガルもそういう奴の一人かもしれない」
ヤガル「俺は・・・モンスターに村を壊滅させられたのさ。そのあと森をさまよっていたら、偶然あのリオレイアに遭遇した。リオレイアは襲わなかった・・・そしてここまで育ててくれた・・・」
ジン「ない話ではないな・・・リオレイアなどの母性をもったモンスターに人間の子が育てられるのはまれにある話だよ。(俺とは真逆だがな・・・)」
ヤガル「だからあのリオレイアは親同然なんだ。親を殺すことはお前らにできるか?」
ラグナ「・・・」
ジン「・・・帰るか」
ラグナ「そうだな」
帰るまで、だれも口を利かなかった。ラグナは幼いころの追憶に浸っていた・・・
帰って、ギルドマスターに報告をした。
ラグナ「凶暴化したリオレイアに出会いました」
ヤガル「後、ジンオウガにも」
ギルドマスター「二頭もか・・・緊急クエストだな」
ジン「・・・あと、これが」
そしてカウンターに何かを置く。
ジン「クモの巣にかかっているのを見つけました」
禍々しい黒色をした鱗がそこにはあった。
ギルドマスター「これは・・・調査するべきだ、ありがとう!君、名前は?」
ラグナ「!」
ジン「!(どうしよう、まずいまずい、兄貴助けて・・・)」
ラグナ「(た、大変だ・・・)」
ジンオウガの運命はいかに!?
    二章 終了 三章へ続く
あとがき
ジンオウガの名前をだれか決めてあげてください。コメでお願いします。
ジンオウガのイメージを崩さないようにお願いします
ジン「お願いしますー」
ラグナ「よろしくねー」
ヤガル「・・・頼むよ」

Re: モンハン小説×2! 【hakurou&ユイト】 ( No.87 )
  • 日時: 2014/06/11 19:20
  • 名前: ユイト ◆AqtLiM8aXQ (ID: ZJikJKbc)

〜〜〜第十四話〜〜〜

「一体どういうことなんだよ!!」
ゼランはそう言ってきた。
狩猟が終わってもゼランのままのことは少なかったが今は戻っていなかった。
「ま、まあちょっと待てよ」
村に帰ってきて早々にそんな事を言われたらそりゃ驚くだろう。面倒だが俺は話す事にした。
「俺はこの発掘した武器、『七星刀』を手にしたとき、今ならどんなモンスターでも倒せると思った。
 だが現実はそんなに甘くなかった。それがあの時話したティガレックスだった」
「待ってください。なんで昔の話を話し始めるんですか?」
「この話が今回に繋がるからだ。さて…話を続けよう。
 ティガレックスを狩った時、何かカマイタチのようなものが出ただろう?
 今回はそれが少し制御・進化できたようなかたちだった。
 …ここまでで質問はあるか?」
「俺はないが…」
「じゃあ話を続けr…」
「あの…質問あるんですけど…」
「すまん…ルキナのことを忘れてた…」
「…まあいいですよ。で、質問なんですけど進化ってどういうことなんですか?」
「まあ、あれだ。その…うん…ごめん……」
「自分でもわからないのか。あれだろ、形状が変わったりしたんだろ」
「そういうことだな」
「そうでしたか。形状が変わるとは…」
「話の続きをしよう。
 次は…何故、ラギアクルス希少種の思っていた事がわかったかだな。
 あれは七星刀の能力のようなものだな。
 思いがわかるモンスターは限られているようだがな。
 実際に帰ってくるまでにいたエピオスの思いを感じ取ろうとしても無理だった。
 あとは…この武器は徐々に進化しているという事と古龍に近いモンスターなら感じ取れそうって事かな」
俺は直感的に古龍ならと思ってしまった。
出会う事すら大変なモンスターとできるはずがないのに…。

〜〜〜つづく〜〜〜

Re: モンハン小説×2! 【hakurou&ユイト】 ( No.88 )
  • 日時: 2014/06/11 21:38
  • 名前: hakurou (ID: 3gHYtFh/)

3章前篇  黒き竜、襲撃

ラグナたちは、しょっぱなからピンチを迎えていた。
ラグナ(まずいぞ・・・)
ジン「・・・ロウガ・・・だ」
ラグナ(とっさの偽名・・・苦しいな)
ちなみにヤガルは別の便でモガの村という村に行った。
ギルドマスター「ロウガ・・・いい名前だね」
ロウガ「・・・ありがとう」
そして早々に退散する。ジンオウガが割と頭良かったことに意外性を感じながら、バルバレ内をうろつく。
ラグナ「助かったな・・・よかった、ジンオ・・・じゃない、ロウガ」
ロウガ「・・・今言いそうになったろ」
ラグナ「気にしたらだめだ。さあ、次は何するか・・・」
と言いながら工房に行く。工房とは読んで字のごとく、武器、防具を作る場所である。
そこで前のリオレイアの素材を渡した。
ラグナ「武器で、ティタルニアを作ってほしい。よろしく」
職人「わかりました」
そしてしばらく二人でうろつく。そしたら、顔なじみの商人が血相を変えて飛び込んできた。
ラグナ「一体どうしたんだ?」
商人「黒い竜が・・・遺跡平原に現れて、物流を遮断したんだ!」
ロウガ「黒い竜・・・黒触竜か」
商人「それが黒い粉を撒き散らして、それに触れたモンスターが凶暴化するんだ!」
ラグナ「狂竜化・・・その依頼、受ける!遺跡平原だな?」
商人「ああ、間違いない」
ロウガ「また採取ツアーになりそうだね」
ラグナ「仕方ないさ、未知の竜なんだから」
そしてティタルニアも完成し、それを背負ってクエストカウンターへとダッシュしていく。そしてクエストカウンターにつくと、採取ツアーに行くまでもなかった。すでに黒触竜の出現は伝わっており、クエストとして出されていた。
ラグナ「ゴア・マガラ・・・この依頼、受ける。人間は・・・俺、ロウガ」
受付嬢「はい!ラグナさんなら大丈夫ですよね!」
受付嬢の声を聞き、一気にどよめきが起こる。
ハンターA「え、いま、ラグナといったか?」
ハンターB「ラグナって、あのラグナか!?」
ハンターA「駆逐艦・・・ラグナ・・・出会ったモンスターは一頭残らず討伐される・・・」
ロウガ「知らないところでまたすげえな・・・」
そして二人していこうとしたら、呼び止められた。
???「私を連れて行ってください」
ラグナたちは振り向くと、そこには赤黒い防具に身を固めた女ハンターがいた。
ラグナ「エクスゼロ・・・ティガレックス希少種を倒したのか・・・」
ロウガ「まじかよ・・・ついてきてもらったほうがいいんじゃないのか?」
ラグナ「そうだね。よろしく頼むよ」
???「はい、よろしくお願いします!」
そして成り行きで3人になった。
そして遺跡平原へと旅立った。しかし、緊急事態はおこった・・・
???「私はカンナです。よろしくお願いします」
ラグナ「俺はラグナ。そしてコイツは弟分のロウガだ」
ロウガ「改めて、ロウガだ。よろしく」
カンナ「よろしくお願いします・・・しかし・・・今までよくバレませんでしたね、ロウガさん」
ロウガ「?なんのことだよ?」
カンナ「あなた、人間じゃないですよね」
ロウガ&ラグナ「!!」
ロウガ「・・・ばれてたのか」
カンナ「ええ、あなたの目は紛れもない獣の目・・・牙竜種ですね」
ラグナ「なんて洞察力だ・・・」
カンナ「大丈夫です、絶対ばらしませんよ」
ロウガ「大丈夫かな・・・」
と言いながら、一行は遺跡平原へと着いた。そしてエリア1に出る。その瞬間から、3人は異変に気がついた。いつもならアプトノスがいるはずだが、今は一匹たりともいない。
ラグナ「奴は確かにここにいるようだな」
カンナ「ロウガさん、どうかしましたか?」
ロウガ「ん?い、いや、なんでもない・・・」
そしてエリア2に着く。その瞬間、3人は目を疑った。居たのだ。そこには紛れもなく黒い竜がたたずんでいた。
ラグナ「何!?いくらなんでも近すぎるだろ!」
ロウガ「だめだ!大声は禁物だ」
カンナは息を殺しながらチャージアックスを引き抜く。銘を紅蓮斧バルバリオン。リオレウス亜種の素材を使った火属性の武器だ。そして3人は後ろから回り込む。その時、黒触竜から黒い粉末がまき散らされた。それがこちらに届くや否や振り返り、こちらを見据える。その頭には・・・目がなかった。盲目の竜なのだ。そしてゴア・マガラと命名されたその竜は、「コオオオオオオオオオオオ」
と咆哮を上げた。そして、3人の狩人と一頭の竜は、真っ向からぶつかり合った。
                    〜 後篇に続く〜

Re: モンハン小説×2! 【hakurou&ユイト】 ( No.89 )
  • 日時: 2014/06/13 18:07
  • 名前: hakurou (ID: z0AEjzRB)

黒触竜ゴア・マガラ。それが一連のモンスター凶暴化の犯人だ。その名の通り体色は黒く、目は退化している。視覚を補うために自身の体からウイルス性の燐粉を撒き散らし、それに触れると小型モンスター程度なら即感染、発症する。人間にも感染が確認されており、最初に遭遇したハンターは感染し未だに療養している。
そして遺跡平原。ゴア・マガラと、ラグナ、ロウガ、カンナの3人は対峙していた。最初に動いたのはゴア・マガラだった。闇雲に突進してくる。突進はリオレイアなどのモンスターで経験済みなので散開してかわす。その直後、また燐粉がばらまかれた。
ラグナ「くそ、あれに触れたらいけないんだよな、どうやって近づくんだ」
ロウガ「・・・」
ロウガは笑っていた。
ロウガ「前の仕返しの時間だ。覚悟しろよ、ゴア・マガラ」
電流が走った次の瞬間にはジンオウガの姿があった。
カンナ「やはり・・・ですか」
ラグナ「・・・おま、感染するぞ!」
ロウガ「ははは、大丈夫だよ」
そしてゴア・マガラめがけて突進していく。そして腕で殴りつける。それを後退してかわしたゴア・マガラは羽と一体化している腕で殴り返す。それが顔面を捉えたが、その程度では動じない。
「ウオオオオオオオオオオオオン!」と咆哮を上げ、さらに飛びかかる。
その時カンナはものも言わずゴア・マガラに向かって走り出した。それに気がついたラグナも走り出す。その時、ロウガが後退した。追撃しようとしたゴア・マガラの頭に爆炎が降りかかる。その火力にゴア・マガラがのけぞる。カンナのバルバリオンが火を噴いたのだ。一拍遅れてラグナもティタルニアを脚にたたきつける。2時間以上の激闘の末、転倒したところに一斉攻撃が入り、たまらずゴア・マガラは飛び上がる。そして天高く舞い上がり、エリア8の方向に、遺跡平原から退却していった。それを3人そろって見ていた。そこにいたジンオウガが光に包まれ、いつものロウガの姿に戻って行った。
ロウガ「これを戦艦風に言うと何かな」
ラグナ「お前ってやつは・・・無茶しやがって」
カンナ「うーん、我、敵ト交戦ス、とかじゃないですか?それにしても人間になれるモンスターなんて初めて見ましたよ」
ロウガ「ん、まあ・・・ね」
ラグナ「何かあるのか?」
ロウガ「いや、ずっと兄貴が人間の言葉を話していたから、覚えたのさ。問題発言も覚えたけどね・・・」
ラグナ「やめろよ」
カンナ「ロウガさん、自重ですよ」
ロウガ「へいへい」
カンナ「さて、帰りましょうよ」
ロウガ「おう、了解」
ラグナ達は船に乗り、バルバレに帰還した。カンナはロウガの正体は誰にも言わないという約束は守ってくれていた。そして成り行きで同行したカンナは、仲間になってくれた。誘ったときに、「いつも一人ですから、仲間がほしかったです!」という理由で来た。ギルドマスターに事と次第を話すと、ギルドマスターが興味深げにうなずいた。
ギルドマスター「ウイルス性の燐粉を撒き散らして場所を把握するのか。盲目なりの進化なんだろうな・・・」
ラグナ「討伐は無理でした。カンナの攻撃が効いていたけれど、それ以外はあまり効果がなかったです」
ロウガ「俺の武器(殴打)もかわされたし」
ギルドマスター「成る程、武器を回避できるほど精密に把握できるのか。それじゃあ目があるのと変わらないな」
カンナ「それと、火を嫌っていたような気がします」
ギルドマスター「火属性が弱点と思われる・・・か。結構。君たちは休息をとったほうがいい。ラグナ君の目の下にクマがあるから」
ラグナ「ありがとうございます」
そして3人は宿で爆睡した。ロウガのいびきがうるさくて、ロウガを殴り飛ばして戦争になった。
そして戦争も収まり一段落し、夜もふけたその時、原生林ではゴア・マガラが寝ていた。自らの周りにウイルスのバリアをはっていた。
そして次の日になる。
      3章終了 4章へ続く 
あとがき
第一期キャラ設定と、第一回人気投票を行いたいと思います。みなさんのコメをお待ちしております!投票はユイトさんと合同です。できれば感想をください。

Re: モンハン小説×2! 【hakurou&ユイト】 ( No.90 )
  • 日時: 2014/07/09 18:27
  • 名前: hakurou (ID: j6jYo9yc)

設定 随時更新予定

ラグナ・ソウムフレン
 主人公。性格は温厚、マイペース。HR200程度。集中力はあまりなく、弟分のロウガを置いてしばし独走してしまうこともある。使用武器は大剣、太刀。ネタ発言が多い。
「駆逐艦ラグナ」の異名を持つ。
モンスター化実験の被検体であり、何か強いショックを受けるとラージャンになる。しかし寿命を削るこの能力で、もうすぐ寿命であることを明かす。ハルナ・ソウムフレンとの血縁が確認されている。

ロウガ・アトミラ
 ラグナの弟分。しかし正体は雷狼竜ジンオウガ。幼体の時親をラグナに討伐されている。
そのため2年ほどラグナと一緒にいた。人の言葉はその時に覚えた。頭の回転が速い。HRは不明。性格はモンスターらしく乱雑。ラグナの部屋を散らかす犯人。武器は使えると主張しているが、大体モンスター化しているから不明。ラグナと同じくハルナ・ソウムフレンの手により何かされたようだ。

ヤガル・ストレージ
 いちどだけ調査をともにした。幼少期に故郷をとあるモンスターに壊滅されている。そしてリオレイアに育てられている。HRは195。使用武器は大剣。

カンナ・ベデルギウス
 ゴア・マガラ戦で一緒に戦った。いつも一人で狩りをしている。ティガレックス希少種を一人で討伐するほどの実力。HRは250ほど。洞察力が鋭く、初対面なのにロウガの正体を見破った。
二人から自分たちはそろそろ死ぬことを伝えられ、動揺する。
使用武器はチャージアックス。ラグナ達の仲間になってくれた。
ハルナ・ソウムフレン
 ラグナと何らかの血縁があるとみられる。ラグナの発言からラグナの暴走の原因らしい。ロウガも何かを知っている?

Re: モンハン小説×2! 【hakurou&ユイト】 ( No.91 )
  • 日時: 2014/06/14 12:39
  • 名前: ユイト ◆AqtLiM8aXQ (ID: Yxf5SwNY)

〜〜〜第十五話〜〜〜

話が終わってしばらくすると、ゼランからジランに人格が戻っていた。
「あの…ゼ、ゼランが迷惑をかけてしまったようですみません…」
「ジランは聞こえていたのか…。いや、大丈夫だ。元はと言えば俺が原因だからな」
「そ、そうですか…。よかった…。で、これからどうするんですか?
 ナバルデウスを討伐するんですか?」
「あ、私も気になってました!」
「ナバルデウスのところには行くが討伐はしないつもりだ。
 まずは説得してからそれが無理だったらせめて撃退で終わらせたい」
「つまり私達の出番は…無い?」
「まあ、説得に失敗しない限りは無いな」
ルキナはそんな事を気にしていたのか…。緊張感がないな…。
「とにかく、一週間後にナバルデウスのところに行く。
 それまでに準備しておいてくれ」
「わかりました!」 「了解です!」
二人の返事がこうも心地よく感じた事はなかった。

〜〜一週間後〜〜
「本気で行くきか、キース?」
「ああ、俺の話しを聞いただろう?あの能力を使って説得してみせるさ
 じゃあ、また戻ってきたときに」
「あ、ああ。気をつけて行ってこい」
俺はレイドの家から村の中心へ駆けていった。

〜〜〜つづく〜〜〜

Re: モンハン小説×2!  現在キャラ人気投票中! ( No.92 )
  • 日時: 2014/06/15 18:03
  • 名前: ユイト ◆AqtLiM8aXQ (ID: AoYuV2Tp)

なんかまた新しい枠が…

〜〜〜番外編 α1【ギルの今】〜〜〜

俺は今、どこかも知れない樹海の中にいる。
何故こんな場所にいるのかというと、手助けをしてくれそうな奴を探しているからだ。
翼があり俺の言葉がわかる、そんなモンスターを探している。
理由は簡単なものだ。キース達がどうなったかを調べに行くためだ。
前にマガツから聞いて凄く心配だった。
あのキース達が簡単にやられる訳がないと思っていたのだが…どうなったのだろう?
とにかく、俺は調べに行くために探す事にした。

「おい!誰かいないか?」
こんな樹海の中、聞こえてくるのは木々がざわめく音ばかり。返事なんか返ってこないと思っていた。
しかし、返事は返ってきた。 モンスターの咆哮となって…。
グオオォォォオオオ!!
「…なんだ、飛竜種か。狩るのも面倒だな」
俺は咆哮が聞こえた方へ向かって歩いていった。
しばらく歩いていくとそこは樹海の中で唯一と言っても良いほどの場所だった。
光が差し、周りには滅多に見る事のできない貴重な植物に囲まれてモンスターが寝ていた。
樹海の主、といったところだろう。
“棘竜“エスピナス。過去に古龍を倒してこの樹海を手に入れたとされるモンスターだ。
「…ん。貴様は何者だ…。我と同じようなオーラを感じる…」
「俺はギルだ。まあ、アンタと近いかもな。で、名はなんという?」
「我はスパイン。俗に言う“棘竜“というのは貴様も知っているだろう?
 それで、人間の貴様が我にを討伐しに来たのか?」
「いや、違う。少し協力して欲しいだけだ」
「ほう…。我が貴様などに協力するとでも思っていたのか?」
「ああ、そう思ったからここに来たんだ。
 お願いだ。少しの間でいい。協力してくれ!」
ギルはそう言って頭を下げた。
スパインはこれを見てどう思っただろう。
「…うむ。いいだろう。少し手を貸してやろう。
 ただし、我がこいつはもうだめだと判断した時、即刻貴様を逝かせるぞ」
はっきり言って人間など下等生物が、というような奴が仲間になってくれるなんて思ってもいなかった。
だがしかし、快く…でもないが仲間になってくれた。
スパインに何があったかはわからない。だが無性に嬉しかった。
「ありがとう…スパイン…」
俺はこの日、久しぶりに泣いた。
上にはきれいな青が広がっていた。

〜〜〜つづく〜〜〜

Re: モンハン小説×2!  現在キャラ人気投票中! ( No.93 )
  • 日時: 2014/06/17 21:02
  • 名前: ユイト ◆AqtLiM8aXQ (ID: hAOYi.iN)

〜〜〜第十六話〜〜〜

「さて、行くか」
俺達はナバルデウスの討伐…ではなく説得にいくために海底遺跡に出発した。
そんな時に珍しくジランは大剣、ルキナはランスを装備していた。
「二人とも、珍しいな。何故、滅多に使わない武器を装備しているんだ?」
「僕はなんとなくですね。そんな気分だったんですよ」
「私もこの装備の方がいいかなって思ったんですよ」
「そうか。まあもしものときは戦闘することになるから準備しておけよ」

一時間後、こんな感じで話をしていると海底遺跡付近の浜辺についた。
そして、海に入って泳いでいった。

海底遺跡に着くとそこには何もいなかった。
「おかしい…。何もいない訳がないのに…」
ルキナは不安そうにそう言った。
少したったぐらい…一分ぐらいだろうか。その時、異変が起きた。
後ろに大きな影がある――最初に気づいたのはジランだった。
「キースさん、後ろにいます!」
「な…」
そう言いかけたときには既に俺は吹き飛ばされていた。
「キースさん!!」
「…俺は大丈夫だ。少し下がっていてくれ」
俺がそう言うとジラン達はすんなりと下がってくれた。
「さて…俺の出番か」
俺はナバルデウスに近づいていった。右角が異常発達しているようだった。
「大海龍…俺の言葉はわかるか?」
『…貴様は何者だ。我は今、非常に機嫌が悪い。
 人間よ、早く立ち去ったほうが身のためだぞ』
「言葉は通じるか…。何故、お前は機嫌が悪いんだ?」
『…この右角、左角に比べると異常に発達しているだろう?
 いくら折ろうとしても折れぬこの角が気に食わぬのだ。
 人間よ、貴様らならこの角を折ってくれようか…?』
「そうだったのか…。ならば俺達が折ってやろう。
 そうしたら地震を起こすのもやめてくれるな?」
『地震…?なんの事かわからぬが良いだろう。さあ、我の右角を折れ!』

〜〜〜つづく〜〜〜

Re: モンハン小説×2!  現在キャラ人気投票中! ( No.94 )
  • 日時: 2014/06/18 21:39
  • 名前: ユイト ◆AqtLiM8aXQ (ID: iYKaWF93)

人気投票について

説明忘れてました… ごめんなさい…

えっと、以下のように書いて下さい

【好きなキャラ】(複数可、どちらの作品でもOK)
【感想等】こちらは強制ではないので書ける場合は書いて頂きたいです

以上のテンプレで書いてください
ご投票お待ちしております!

Re: モンハン小説×2!  現在キャラ人気投票中! ( No.95 )
  • 日時: 2014/06/19 17:07
  • 名前: 乱釜 ◆iEdRpeyh/M (ID: ZKQZbC.h)

初めまして。
いつも拝見しております。
今回、キャラ投票ということでレスしました。
もしかすると間違って覚えているかもしれません・・・。
では、投票します!


【好きなキャラ】 REBORN A LEGEND・・・ジラン 俺に似てるから。
         MONSTER HUNTER−最強への道ー・・・ロウガ やっぱり俺に似てるから。


【感想等】

REBORN A LEGEND・・・様々な小説がありますが、二重人格とは斬新でおもしろいですね!
              あとキースの太刀『七星刀』もどんな秘密をもっているのか気になる!
              今後の展開に期待。

MONSTER HUNTER−最強への道ー・・・モンスターが人間になるというのはありそうでなかった!
                   初っぱなからの急展開にも驚いた。あとカンナ鋭すぎ・・・。
                   今後の展開に期待。

これからも頑張ってくださいね!いつも見てます!

Re: モンハン小説×2!  現在キャラ人気投票中! ( No.96 )
  • 日時: 2014/06/20 21:47
  • 名前: ユイト ◆AqtLiM8aXQ (ID: rPxURqXM)

>>95
乱釜さん、ありがとうございます!
ジランだけ設定が思いつかなかったので二重人格に…

〜〜〜第十七話〜〜〜

『一つ言っておこう。我の角はそう簡単には折れぬ。全力で来い!』
「ああ、わかった。ジラン!ルキナ!ナバルデウスの右角を折るから手伝ってくれ!」
「え、わ、わかりました…。どういう会話したんだろう…?」

―角折作業開始から三十分後――−‐
「ハァハァ…。硬すぎる…。キースさん、本当にこれ折れるんですか…?」
「こんなに折れないのって初めてかも…」
ジランもルキナも疲れてきているようだった。
三十分も攻撃し続けていてひびすら入らない角を攻撃し続けるなんていくらなんでも無謀だ。
「なにか作戦を立てるか…。ジラン、ルキナ、ちょっとこっちに来てくれ」
「?わかりました…」
「少し作戦を立てようと思う。で、その内容は…」
『ほう。作戦会議か…。だが、作戦だけで我の角を折れるかな?
「よし!行くぞ!」
作戦は簡単だった。
一点を集中して攻撃する、それだけだった。

―作戦立案から三十分後――−‐
『グウッ!!』
一点を集中して攻撃しているとひびが入ってきた。
「よし、このまま押し切るぞ!」
ナバルデウスもさすがに辛いようだ。
角にひびが入ることは人間で言うと骨にひびが入るのと同じだ。
幾ら古龍と言えど生物には変わりない。痛覚で怯む事だってあるだろう。
だが、今回は少し奇妙だった。
ひびが入った瞬間に尻尾の方が痛みに耐え切れず暴れていた。
どうやら角に神経が張り巡らされ過ぎているらしい。
「チッ 仕方ない。そろそろ奥の手を使うか…。ルキナ、ジラン、下がっていてくれ」
ジランとルキナは俺がそういうとすんなりと下がってくれた。
「一発で両断する…」
俺はそう言って太刀【七星刀】を引き抜いた。
精神を研ぎ澄まし、七星刀を居合いのように構え、一閃した。
次の瞬間、ナバルデウスの右角は折れていた。

〜〜〜つづく〜〜〜

Re: モンハン小説×2!  現在キャラ人気投票中! ( No.97 )
  • 日時: 2014/06/22 17:27
  • 名前: ユイト ◆AqtLiM8aXQ (ID: 5WrbHDKd)

〜〜〜番外編 α2【ギルの今】〜〜〜

キース達の様子を見に行った結果は、全員無事だった。
今はモガの村という所にいるらしい。
思った以上に心配していた自分が恥ずかしい。
「スパイン、ありがとう。アイツにも伝えておいてくれ」
アイツとは俺を連れて行ってくれた、スパインの配下のエスピナスのことだ。
「おう。しかし、貴様も随分と丸くなったな」
「ん?それはどういう意味だ?」
「実はな…我は20年前に貴様と会っている」
「な…俺が…スパインと会っていた…だと…?」
「ああ、そうだ。あの時の貴様は鋭い目つきをしていたな。
 すぐにでも殺してやる。貴様の気迫はそれぐらいだった。
 だが今は違う。仲間を大切にし、闇雲に敵を殺そうとしない。優しくなっていた」
「…あの時は両親をモンスターに殺された数日後だった。
 12歳だった俺にも怨みの力は強かったのだろう。
 モンスターすべてを敵だと思っていたが、それは違った。スパイン、お前のおかげだ。
 …ありがとう」
「…そうだったのか。
 で、これからはどうするんだ?ずっとここにいるわけでもなかろう?」
「ああ、俺はここを出る。目的は達成したからな」
「ならば我も行こう。ここの主の件は候補の奴に任せるから問題は無いぞ」
「それはいいんだが…行動するときにお前はデカいから驚かれるだろ。
 それに、変な奴がたまに現れるし」
「それは我の力で何とかしよう」
「まあ、いいか…。あまり荒々しい行動はするなよ?」
「それぐらいはわかっておる」
いつ終わるかわからない旅が始まった。

〜〜〜【ギルの今】終〜〜〜

やばい… あの方が更新していない…

Re: モンハン小説×2!  現在キャラ人気投票中! ( No.98 )
  • 日時: 2014/06/28 12:18
  • 名前: 四季 金剛/紅八雲 (ID: eaBA0Un3)

遅れてすいません。
今回からこの名前に変わりました、よろしくお願いします。

4章 一話 遺跡平原に現れる者
 
あさ、ロウガは起きた。顔を洗うとすっきりした気持ちとなる。そして奥をちら、と一瞥すると宿の扉を開け、外に出る。そしてバルバレの出口に向かって歩こうとする。と、その時後ろから肩をたたかれた。誰だかロウガには見当が付いていたが、振り向けなかった。その人の放つ殺気が強くてマジで引いた。
カンナ「何してるんですか?」
ロウガ「い、いや、ちょっとね」
だらだら冷や汗をかき始めたロウガを見て、カンナはすぐに何をする気かを悟った。そしてそのままロウガに対して背負い投げを敢行する。ロウガは突然のことで対処もできず、地面にたたきつけられた。そしてけさ固めに派生した。
ロウガ「ぎゃあああああ!?何すんだ!?」
カンナ「それはこちらのセリフですよ。朝っぱらから人をたたき起しておいて・・・」
どうやらカンナを起こしてしまったらしい。
ロウガ「悪かった!ちょ、ギブギブ!関節が外れr」 
「ゴキィ」
ロウガ「ぐああああああああああ」
朝から迷惑な悲鳴が響き渡り、ラグナは目を覚ました。
ラグナ「何だ朝から・・・と、二人で何やってんだ?」
カンナ「少しO☆HA☆NA☆SI☆をしていましたww」
ロウガ「か、関節がぁ」
ラグナ「ん?ああ、外れてるね。少し痛いが我慢しろよ」
ロウガ「んあ?何をs「メキ」ああああああああああ」
カンナ「あなたモンスターだから問題ないでしょ?」
ロウガ「それでも痛いものは痛いんだ!」
そして朝を迎える。
たまにはロウガが選びたいと主張したので、任せることにしたら、遺跡平原に現れたケチャワチャ2頭の狩猟依頼を持ってきた。
ロウガ「これどうだ?よくね?」
ラグナ「ケチャワチャね・・・弱点は火、だったか。ああ、まって、武器を変えてくる」
と言いながら集会所を出る。そして帰ってくると、レウスSをまとったハンターが戻ってきた。
ラグナ「お待たせ、さあ行くか」
そしてケチャワチャを駆逐するのにそう時間はかからなかった。だが、予想外の事態が発生したが。実際ラグナ達が倒したのは一頭。もう一頭は無残な姿でエリア8に横たわっていた。ロウガが死骸を調べると、結果を出した。
ロウガ「間違いなくモンスターに殺られたね。しかもまだ唾液の匂いが残っている。ついさっき倒して、食べたんだろうな」
カンナ「ということは、まだそこらへんにいるかもしれませんね・・・」
ラグナ「まあ、道具にも余裕があるし、交戦は可能だろうな」
そして3人はエリア6に向かう。
ラグナ「やはりいないな」
ロウガ「逃げたかもね」
そしてまたエリア8に戻ると死骸を通り越してエリア4に行こうとする。と、ロウガは不意に立ち止まった。
ロウガ「待って。これは・・・鱗?まさかゴア・マガラじゃ・・・」
ラグナ「何だって!?」
そして鱗を受け取り見てみる。しかし深緑のような色をした鱗は、間違いなくゴア・マガラではない。
ラグナ「いや、違うな」
カンナ「あ、それって・・・貸してください」
そしてラグナからひったくるようにして受け取る。答えはカンナの口から出る前に判明した。ラグナ達の後ろに巨大な黒々とした影ができていた。3人は一斉に振り向く。そこには小山のようなモンスターが窮屈そうにたっていた。
ラグナ「獣竜種・・・馬鹿な!」
カンナ「やはりこの地方もいましたか・・・」
3人「凶暴竜イビルジョー」
「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
呼応するように咆哮を上げるイビルジョー。
ラグナ「退路に居やがる・・・こいつを倒さないと帰れなさそうだな」
ロウガ「モンスター化しても負けて食われるな・・・」
カンナ「やりましょうか」
そして3人は一整に装備を抜く。そしてイビルジョーに向かって走っていく。
 
      2話:駆逐艦ラグナ、ENGAGE に続く

Re: モンハン小説×2!  現在キャラ人気投票中! ( No.99 )
  • 日時: 2014/06/28 19:29
  • 名前: ユイト ◆AqtLiM8aXQ (ID: kY/P90.x)

〜〜〜第十八話〜〜〜

『グオオオォォォォ!!!』
ナバルデウスの右角は綺麗に折れて…というより切断されていた。
「…折れた…のか?」
あんなに綺麗に折れるとは思ってもいなかった。
何よりも驚いた事はナバルデウスがあんなにも怯み、悶絶している事だった。
「折れましたね!」
「そ、そうだが…ナバルデウスはどうしようか…?」
「あ…悶絶してますね…。まあしばらく放置で良いんじゃないですか?」
とりあえず、角を折られて悶絶しているナバルデウスを見守る事にした。

〜〜一時間後〜〜
『ハァハァ…取り乱してしまったな。すまない』
「いや、大丈夫だ。問d…」
「はいはい。珍しくボケてないで普通に会話してくださいね」
「グフゥッ!…キャラ崩壊もたまには良いだろう?」
『それは違うところでやれ』
「ちょっ、待てっt…グハァ!!」
「あの〜、流石にそれはキースさんでもまずいのでは…」
『通じぬと思うが一応言っておこう。こいつはそんなに脆くない」
「フゥ…話を戻すか…。さっきの事は問題ないぞ。
 また右角が異常発達した場合は弱めの地震にしてくれよ。
 まあ、そう言っても俺達はもうここを発とうと思っているのだがな』
『それについては心配など要らぬ。貴様の刀のおかげでもう生えて来そうにも無いからな」
「それならいい。じゃあこれで俺達は行くよ」
『おう。何かあったら来るがよい。相談くらいなら乗ってやろうぞ』
「お前こそな。じゃあ…また会おう」
俺達は海底遺跡からモガの村へ帰っていった。


〜〜その頃、天空山では…〜〜

「ククク…これでやっと集まったな。さて、これからどこを潰しに行こうか…」
天空山にある禁足地の更に奥に何匹ものモンスターが集まっていた。
ある組織らしいがその存在はギルドどころか古龍観測所にすら知れていない。
「我はこの“ン・ガンカ“がいいと思うのだが、どうだ?」
「そこは鍛冶屋の町だったな。じゃあそこにするか。
 だが、行くのはまだ先だがな。」
ン・ガンカ、鍛冶屋の町。
ハンターにとって大切な武器や防具をつくる職人。
その重要な町が襲われようとしていた。

〜〜〜つづく〜〜〜

そろそろ四章が終わりそうな予感

Re: モンハン小説×2!  現在キャラ人気投票中! ( No.106 )
  • 日時: 2014/06/30 20:40
  • 名前: 四季 金剛/紅八雲 (ID: MFDsE/Tj)

了解です。四季は頑張ります!(主に艦これ)
感想とか、やはりほしくなってきますね。てことで勝手ながら、感想等を募集したいと思います。もちろんユイトさん、自分、どちらでもいいです!じゃんじゃんコメをお待ちしております?(謎の疑問形)ww

Re: モンハン小説×2!  現在キャラ人気投票中! ( No.107 )
  • 日時: 2014/06/30 21:38
  • 名前: ユイト ◆AqtLiM8aXQ (ID: I4rCrkgw)

〜〜〜第十九話〜〜〜

「結局、もう地震が頻繁に起こる事がないんだな?」
俺は村に帰ってから今回の事をレイドに話していた。
「ああ。また新たにモンスターが出現しない限りは頻繁には起こらないさ」
「そうか…それなら良かった。
 それより、キース達はもうこの村を出るのか?」
「ああ、そうだな。だが、船は壊れたからシナト村に行けないんだよな…」
「それなら、ギルドに連絡するからギルドの船でシナト村に行きな。話はつけとく。
 ここからだと…一番近くてロックラックかな?」
「そう言えば元軍師だったな。じゃあよろしく頼む」
この話をしたら驚くだろうと思ってルキナ達に伝えに行くことにした。

「へ〜。そうですか。じゃあ早く行きましょう」
「え…いつものルキナならもう少し驚くと思ったのに…。
 まあいいか。じゃあ準備するか」
ルキナの反応には驚いたがそれはどうでも良かった。

「あのな…そんなに速く返事が来るわけないだろ…」
「あ、忘れてた…。すまん。まあ、準備をして待ってるよ」
書状を送ったばかりなので帰ってくるのに数日かかることをすっかり忘れていた。
その事をルキナたちに伝え、しばらくここで休んでから行くことにした。

〜〜数日後〜〜

「じゃあ、また来いよ」
「ああ、必ずまた来るよ。それじゃ、また会う日まで」
「さようなら〜」
「お世話になりました〜」
俺達はロックラックに向けて出発した。

〜〜そのころ、ギル達は…〜〜

「そういえば、スパインは砂漠とか火山とかは大丈夫なのか?」
何気ない会話だがこれからの進路を決めるための会話だった。
「我は大丈夫だ。例え火山だろうと雪山だろうとどこへでも行ける」
「そうか。なら次はロックラックに行こうと思う」
「…?何故そんな砂漠に行こうとしているのだ?何か特別な事でもあるのか?」
「これは俺の勘なんだが…キース達は多分、ロックラックにいくと思うからだ」
「それはいいのだが…我はどうするのだ?この姿で街に入る事などかなわぬであろう?」
「…変身みたいなことは出来ないのか?」
「出来なくもないんだが…着る服が無いぞ」
「服なら俺の装備を着ればいい」
俺はとんでもない事を言ってしまったかも知れない。
自分が上と思っているモンスターが人間が着ていた装備を着る事など出来るのだろうか。
「ならば良かろう。では少し待っていろ」
あっさり承諾してくれた。
予想外だったが、悪い事ではないので少し待つ事にした。

数秒後、スパインが光りだした。
「お、おい!大丈夫なのか!?」
「黙って少し待っていろ」
そして次の瞬間、俺は光に包まれた。

目を開けるとそこには緑色の髪のなんとなくエスピナスの特徴がある人間が立っていた。
「ふう。これをやると疲れるのだがな」
「お前、そんなに若いか?」
「細かい事は気にするな。それより装備を渡せ」
「ああ、はい」
ガシャッ ガキッ ガシャガシャッ!
「ふう。じゃあ行くか」
スパインは着替え終わるとそう言って先に言ってしまった。

…後に何が起きるとも知らずに……

〜〜〜四章 終 五章へ続く〜〜〜

やっと…四章が終わった! まだまだ先が長いけど…