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Re: とあるハンターの伝説 THE BEAUTIFUL WORLD ( No.62 ) |
- 日時: 2014/01/30 15:51
- 名前: 真・無無無 ◆cgb6MdS9vA (ID: EBwVNBGt)
支援age 「自重しろ」だって? 少しは自重してますよ…。
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とあるハンターの伝説 THE BEAUTIFUL WORLD ( No.63 ) |
- 日時: 2014/02/04 21:02
- 名前: 赤衣の男 (ID: zTpzywY9)
第十九話「フラヒヤ山脈 通称「雪山」」
そして翌日の朝
村長 「気をつけて行くんだよ。」 マルカ 「絶対に・・・帰ってらっしゃい。」 ケイン 「大丈夫だよ心配しなくても。」 ガル 「まかせろ!!俺達は全員無事帰ってくるよ。」 バレル 「もちろんだ。」 村の村民はみんな、村の出口まで出発を見送ってくれた。 ダルコ 「よし、お前らいくぞ。」 ダルコとデスティニー達はそのまま村を後にした。
マルカ 「ハァーー。」 村長 「心配なのかい?」 マルカ 「え、えぇ、あんな若いハンターにまかせて大丈夫なんでしょうか?」 村長 「大丈夫じゃよ、彼らには強い意志があるからのぉ。」
それから数日後俺達はフラヒヤ山脈、通称「雪山」のベースキャンプについた。 ギルドが狩猟区域に認めている雪山は、山脈のうちの一つ山の ふもと、中腹にある洞窟、そして山頂付近と大きく三つに分けられる。 そして今回の狩猟ターゲット、「ティガレックス」の出没エリアは山頂付近。 そこはユリアとブラードの亡くなった場所でもあった・・・。 その山頂付近を歩いていた俺達の耳にどこからかつい最近聞いたモンスター の咆哮が聞こえてきた。
ダルコ 「お前ら、武器を・・・・構えろ。」
俺達は武器を構えたが、相手の位置がわからなくどうすることもできない、 その時、上空から何かが襲ってきた。
ガル 「う、上だぁぁぁぁぁぁ!!」
その大声で皆、前に反射的に飛びティガレックスの急襲をよけることができた。
デステ 「こ、これが・・・ティガレックス・・・・・・・・近くで見るとデ、デケー。」 このティガレックスは大きいほうで二十メートルは軽く超えていた。 そしてこのティガレックスは・・・・・・片目がつぶれていた。 ダルコ 「ま、間違えない、こいつだ・・・・・・こいつが、例のティガレックスだ!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――― >>57 いえいえいつも感謝しています
>>58 んー、金冠サイズのG級ティガぐらい・・・ですかね まだキティは早いですね、たぶんフルボッコです まぁG級もですが・・・そこは人数で・・・
>>59 こんな小説をお気に入りに入れてくださり光栄です
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Re: とあるハンターの伝説 THE BEAUTIFUL WORLD ( No.64 ) |
- 日時: 2014/02/04 21:02
- 名前: 名無しハンター (ID: GVNO/Pmc)
>>63 久しぶりにレスしましたね(^^) 中々楽しい小説ですね、頑張って下さい
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とあるハンターの伝説 THE BEAUTIFUL WORLD ( No.65 ) |
- 日時: 2014/02/15 14:01
- 名前: 赤衣の男 (ID: WcN8FsqL)
第二十話「絶対強者」
ティガレックスはいきなり、息を大きく吸い耳をふさいでも鼓膜が破れるのではないか と思うぐらい大きな咆哮を上げた。そして耳をふさいでいるガンスに向かっていきなり 突進をしてきた、それをガンスはギリギリでガードをしたが五メートルぐらい吹き飛ばされてしまった。
デステ 「大丈夫か!!」 ガンス 「あ、あぁ、なんて力だ、まだ・・・右手が痺れてやがる。」 そしてどんどんティガレックスに追い込まれニ十分でザック、ヒデヨシ、ソフィー、 シア、トランスの五人がキャンプ送りにされてしまったがこの装備で攻撃を受けて 死んでいないだけまだいい。
ダルコ 「バレル!!岩が飛んでくるぞ!!」
ダルコは昔の傷で引退しているので戦うことはできないがティガレックスから できるだけはなれて指示をしている。ティガレックスと戦ったことのない俺たちに とってはその指示はとてもありがたかった。
ガル 「バレル!!岩が来てるぞ!!よけろ!!」 バレルは岩が飛んできているのに全くよけようとしない ダルコ 「心配するな、大丈夫だ。」
ダルコの「大丈夫だ」の一言にガルは戸惑ったがすぐにわかった。 バレルは岩の軌道がわかったのか三つ飛んでくる岩の間にいてうまく岩をよけていた。
デステ 「さすがバレル。」
バレルは810期生の中でもキル、エドガーに 次いで実力は優秀で、学力なら810期生一の 頭脳を持っている。
バレル 「おい、ガル、人の心配をしてる場合か、 右へ飛べ。」 ガル 「え?」
ガルは岩の方に集中がいっておりティガレックス を完全に見失っていた、なのでとりあえず 右に飛んでみた、するとすれすれの所を ティガレックスが通過していった。
ガル 「す、すまねぇ、助かった。」 バレル 「礼はいいからティガレックスから目を離すな、 もう一回来るぞ。」
バレルの言った通りティガレックスは走りながら むりやり向きをか変え、再びガルに向かって突進 をしてきた。しかし今度は気付いていたので 楽にかわすことができた。ティガレックスは そのまま勢い余って牙が壁にささってしまった、 その隙にデスティニー、ケイン、ガンス、ガル は自分の最高の一撃を決めた、これには さすがのティガレックスもひるみ一歩後ろに のけぞった、そしてティガレックスは後ろに 飛び、真っ赤な顔になり、大きな咆哮を 上げた。二十分かけ、やっと怒ったのだ。 怒ったティガレックスは前よりもスピード をあげ、再びガルに向かって突進をしてきた ガル 「ま、また俺かよ。」 ガルはさすがにもう突進に慣れ避けるのも 簡単だと油断していた、しかしティガレックス はそのスピードのまま前にジャンプしてきた。 さすがに、これには予想してなかったガルは ティガレックスの攻撃を直撃してしまった。 ガル 「ク、クソ・・・・・・。」 ガルはそのまま気絶してしまった・・・。 ――――――――――――――――――――――― >>64 ありがとうございます、頑張ります
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Re: とあるハンターの伝説 THE BEAUTIFUL WORLD ( No.66 ) |
- 日時: 2014/02/10 17:03
- 名前: 真・無無無 ◆cgb6MdS9vA (ID: EwGR9vQr)
誰が何と言おうとageる…。 支援age
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とあるハンターの伝説 THE BEAUTIFUL WORLD ( No.67 ) |
- 日時: 2014/02/18 18:07
- 名前: 赤衣の男 (ID: 08ThwZX4)
第二十一話「牙を剥く轟竜」
デステ 「ガル、大丈夫か、ガル!!」 ガル 「う・・・・・・。」 デステ 「生きてる・・・・ダルコさん!!早く。」 ダルコ 「あ、あぁ。」 ダルコはあまり負担をかけないようにガルを運んで行き、少し 離れた洞窟の中にそっと置いた。そこには先に力尽きた五人と看護をしている ニャンターがいる。 ニャン 「ま、またかニャ。」 ダルコ 「あぁ、悪いな、だが期待してるぞネコ丸。」 ニャン 「・・・ネ、ネコ・・丸・・・違うニャ!!ニャンターだニャ!!」 ダルコはそのまま後ろで騒いでいるニャンターを無視して行ってしまった。 ニャン 「まったくぅ、ニャンて奴だニャ。」
デステ 「うぉぉぉらぁぁぁぁぁ、ハァハァ。」 ガンス 「くらえぇぇぇぇぇぇぇ。」 ケイン 「死ねぇぇぇぇぇ。」
三人は最初からずっとティガレックスの目の前で戦っているせいかだんだん 集中力が切れて来ていた。
バレル 「お前ら!!何突っ立てるん・・・。」 デステ 「え?」 三人は集中力が切れていたためティガレックスの回転攻撃の 予備動作に気付くことが出来なかった。
デステ 「しまっ・・・。」 三人はティガレックスの回転を直撃してしまった。 気絶はしなかったものの、デスティニー、ガンスの二人は立ち上がること が出来なくなってしまった。しかしケインはキリンの防具をおかげで なんとか立ち上がることが出来た、しかし残りはケインとガンナーの二人だけに なってしまった。そしてティガレックスはガンナーの二人に突進をしようとした その時だった。
ダルコ 「お前ら、目ぇふさげ。」
ダルコはティガレックスに閃光玉を投げた。 その閃光玉は見事ティガレックスの目の前で白い閃光を放ちティガレックス の視界を一時的に奪ったその間にケインはティガレックスに対し少しの 間合いまで近づき、大きく深呼吸してからティガレックスに向かって全力 で走り雷属性の紫電で切りつけ小さくつぶやいた。
ケイン 「まずこれは私の仲間を襲った分。」 そしてケインは再び走りだし、ティガレックスに攻撃をし、またつぶやいた。 ケイン 「これはダルコを傷つけ、村のみんなを怖がらせた分。」 ケイン 「そしてこれが私の両親の分だぁぁぁぁぁ。」 ケインは最後、腹の底から大声を出してティガレックスを攻撃しようとしたその時、 雷がケインを襲った。それによりなぜかその剣の雷属性が上がった、
ケイン 「ママ・・・パパ・・・。」 ケインの隣に死んだはずの二人がいた。 ユリア 「さぁ私たちにあなたの全力を見せて。」 ケイン 「・・・・・・・・・うん!!まかせて。」 ケイン 「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 そしてそのまま全力でティガレックスに一撃を叩き込んだ その時ダルコにも二人の姿が見えていた。 ダルコ ユリア、ブラード、お前らの娘は立派なハンターになったな ダルコは軽く涙を浮かばせながら心の中で言った。 そしてティガレックスはその一撃が効いたのかそのまま飛び立ち雪山の 奥に消えて行った。 ケイン 「やったよ、ママ、パ・・・。」 その時にはもう二人の姿は消えていた。
ユリア 「ケイン、立派になったわね。」 ブラー 「僕たちもこれで安心することができたよ。」
しかしこの二人の言葉はケインの心にちゃんと聞こえていた。 バレル 「あ、あれは・・・・・キリン。」 吹雪であまり見えないが確かにティガレックスと戦っていた平地の近くの山の上に 古龍キリンがいた。
デステ 「それよりも、ケインだ、大丈夫か!!」 ケイン 「う、うん、なぜかまったく痛くない。」 バレル 「もしかしてキリンの角で雷を起こしている片手剣だからキリンの雷に 共鳴して雷属性が上がったんじゃないか?ダメージがなかったのは そのキリンの防具だから・・・では?」 ケイン 「そうだね・・・パパが力をくれ、ママが守ってくれた。」 ダルコ 「そうだな・・・・・・・・・・・。さぁ村へ帰ろう、帰ったら村を上げての大宴だ。」
―――――――――――――――――――――――――――――――――― なんか雷が落ちるって中二っぽくなっちゃいましたね・・・・・・。 >>66 支援ありがとうございます。
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Re: とあるハンターの伝説 THE BEAUTIFUL WORLD ( No.68 ) |
- 日時: 2014/02/18 19:23
- 名前: 真・無無無 ◆cgb6MdS9vA (ID: etLohggF)
>>67 最近、掲示板に来れない日が続いている…。 ageれなくて申し訳ない。
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Re: とあるハンターの伝説 THE BEAUTIFUL WORLD ( No.69 ) |
- 日時: 2014/02/21 22:42
- 名前: 名無しハンター (ID: 0HefdW4V)
>>68 代わりにageましょうか 支援age
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とあるハンターの伝説 THE BEAUTIFUL WORLD ( No.70 ) |
- 日時: 2014/06/01 20:47
- 名前: 赤衣の男 (ID: hNtq4B.l)
第二十二話「ポッケのヒーロー」
俺達は村へ帰る途中一回も起きることはなかった。たかが三十分の狩り だったが俺たちにとっては数時間にも感じた狩りだった。 ダルコ 「お前ら起きろ、村についたぞ。」 デステ 「う、うぅ、もうついたのか・・・。」 ダルコ 「何言ってんだ、帰りはゆっくり帰ったから五日もかかったんだぞ。」 ザック 「そんなに寝てたのか・・・。」 ダルコ 「あぁ、それよりみんな起きたか?今から村長に伝えに行く、 お前らはこの村のヒーローだな。」 ガル 「えへへ〜ヒーローだなんてぇ〜。」 ガルは嬉しそうにニヤニヤしながら言った。 そしてダルコが村長と村民を連れてきた。 村長 「よくやったのぉ、村を守ってくれてありがとうねぇ。」 ガル 「いえいえ〜。」 ガルはさっきからずっとこの調子でニヤニヤしている。 村長 「じゃあそろそろ宴の準備をしようかのぉ、マルカ頼んだよ。」 マルカ 「まっかせてください。」 マルカは胸を張って言った。
そして時間はたち夜になった。 宴には村民だけでなくポッケ村ギルド出張所の者たちも来ていたそして村長が 宴の始まりの乾杯を言おうと村にある巨大マカライト鉱石の上に乗った。
村長 「それじゃ、これからの村の繁栄とここにいる若きヒーローたちに乾杯。」 一同 「カンパーイ!!」 皆の乾杯の声とともに何発もの花火が上がった、この花火は村長の弟、トレジィと 彼の弟子トレニャーによるものだ、ちなみにトレジィは昔ライトボウガン使いの ハンターだったらしい。そしてその花火により宴が始まった。皆いろいろな場所で 話をしている。
ガル 「おいおいケイン、お前「両親の分だぁぁぁぁ」なんてダサいセリフはいたのかよ。」 ガルは笑いながらケインを馬鹿にしている。 ケイン 「う、うるさいなぁ、殺すよ。」 ケインは顔を赤くして言った。 デステ 「そういうなよガル、お前だってもしかしたらそういうかもよ。」 ガル 「ハハハ、冗談だよ、確かに俺もそういうかもな。」 などと話をしている俺達のもとにギルドの人と思える女性がきた。 その女性は背が高く美しい竜人族の女性だった。 ??? 「いやーハンターさん達のおかげでこの村は 救われたわ〜私はこの村のギルド 出張所のギルドマネージャー私からも 礼を言わせてもらうわね、ありがとう。」 デステ 「いえいえ。」 ギルマ 「どうせならこの村の専属ハンターに ならない?今ちょうどいなくて困ってるのよ〜。」 デステ 「や、やめておきます。」 ギルマ 「そう?残念、あなたたちならいい専属ハンター になると思ったのに。」 その言葉にケインは少し悩んでいた。
―――――――――――――――――――――――― ちなみにギルマはギルドマネージャーという意味です >>68 いえいえ、いつも感謝してます。 >>69 ありがとうございます。
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とあるハンターの伝説 THE BEAUTIFUL WORLD ( No.71 ) |
- 日時: 2014/03/16 20:22
- 名前: 赤衣の男 (ID: nJxLLUZ/)
第二十三話「別れ ―ポッケ村―」
ケイン 「・・・・・・・・・ねぇみんな、も、もし私がこの村の専属ハンターになるって 言ったら止める?」 ガル 「あったりま・・・。」 デステ 「いや、止めないな。」 そのデスティニーの一言にみんな驚いた。 トラン 「デ、デスティニーお、お前そんな奴だったのか。」 デステ 「いや、そうじゃねぇよ、確かにまだ一緒に旅はしたい、でも本人がそういうなら 俺は・・・止めない。」 バレル 「確かにその方がいいのかもしれないな。」 シア 「そうね、応援してるよ。」 ケイン 「み、みんな・・・ありがとう。」 宴は楽しくためになることもたくさんあった。 ポッケ村教官の熱い武勇伝、それにトレジィのトレジャーの魅力に対する熱い話 元古龍観測隊の竜人族のじいさんの話など・・・・・・でも・・・・・・やっぱりケインの 事が一番頭に残っている。 そして村を出る前日、村長は俺を農場の中の氷の貯蔵庫に呼んだ。 そこにはとてつもない大きさの大剣が地面に刺さっていた。
デステ 「す、すごい。」 俺はその大きさに圧倒され、言葉も、ろくにでなかった。
村長 「お前さんに受け取って欲しいものがあってのぉ。」 そういうと村長は俺に大きなピッケルを渡した。 村長 「それは古龍の骨で作られたピッケルだよ。」 デステ 「古龍・・・ど、どこで?」 古龍はまだ人類では討伐出来ないとされキリンの討伐は全世界の 狩人を興奮させた、しかしまだその他の古龍は全く手つかずだ、そんな 古龍の骨をどこで手に入れたのかがデスティニーの頭をよぎった。 村長 「あぁ、これかい?これは先祖が残したピッケルだよ、まだ沢山あるから 気にしないでおくれ。」 デステ 「た、たくさん・・・・・わ、わかりました。」 おれはその大きなピッケルで大剣をたたいた、ものすごい反動が俺の手を襲った。 そして大剣のたたいた所がかけ、黒い塊が落ちた。それを村長が拾うと ゆっくり俺に渡した。 村長 「大事に持ってなさい、いつか役に立つはずじゃ。」 おれはその塊を受け取った。その塊は禍々しい気を放ち、手にした瞬間絶望が 体を包む感じがした。 デステ 「あ、ありがとうございます・・・。」 村長 「・・・・・・しかし、おぬしらも明日で村を出て行ってしまうのかい、残念じゃのぉ。」 と、村長は残念そうな表情をして言った。それに俺は何も言えなかった。
そして翌日 俺達は荷物をまとめ村を出る準備を終わらせた。 デステ 「村長様、いままでお世話になりました。そしてケイン・・・また会おう。」 ケイン 「うん、まぁそれまでにあんたが生きていたらね。」 デステ 「ハハ・・・縁起の悪い。」 ダルコ 「これは、俺からのプレゼントだ。」 ダルコは一匹のポポを連れてきた。 ダルコ 「こいつの引く荷台に荷物を置くといい。ちゃんと言うことを聞くいい奴だぞ。」 ガル 「いいの?サンキュー。」
デステ 「じゃあ、そろそろ出発するか。」 ミラ 「ケイン、元気でね。」 ケイン 「うん、いってらっしゃい、今度冒険話聞かせてね。」 デステ 「まっかせとけ・・・それまでお前が生きてたらな。」 ケイン 「なっ・・・・。」 デステ 「フッ、お返しだよ。」 ダルコ 「・・・お前らに会えて本当に良かった。この調子で世界中の人々を喜ばせてやれ それじゃあまた会おう。」 村民 「じゃあーな、村を守ってくれてありがとな、いつでも戻ってこいよ!!」 村民はずっと手を振っていた。
村長 「ケイン、本当に良いのか?」 ケイン 「うん、それよりも今度会うときのために私も強くならなきゃ、パパやママみたいに。」
そして俺達はポッケ村から次の村へ向かって歩き始めた。
そしてとある太古の塔にて・・・・・・・・・
??? 「つ、ついに見つけたぞ・・・・・古の技術・・・「竜操術」・・・ これで我々鉄騎は・・・いや・・・・私は世界一だ・・・・・世界の王だ・・・・・・ 東シュレイドのリーヴェルの兵士どもも、西シュレイドのヴェルドの兵士どもも、 ドンドルマの狩人どもも、もはや・・・もはやこの私の敵ではない・・・・・・すべての 人間はこのアイアン・フーリン様にひれ伏すのだ、私が・・・・・世界の王になれる。 ・・・・・・・・・・・・・・ハハ、フハハハハハハハ、フハハハハハハハハハ!!」 その時背後から何かの爪のようなものが 「龍騎槍ゲイボルガ」を背負うアイアンを 貫いた。
アイア 「ガフッ・・・・。」 アイアンは大量の血を吐いた。
??? 「「竜操術」を使えるのは我々だけで十分だ。 それに、下等な人類に使えるようなものじゃ ない。」 後ろから一人の男の声が聞こえた。 アイアンは貫かれた体を必死にねじり 後ろを見た。
アイア 「なっ・・・・・・・貴様・・・何者・・・だ。」
そこには黒龍ミラボレアスと一人の 男がいた。 そうアイアンの腹を貫いたのは黒龍 の爪だったのだ。
アイア 「黒龍を・・・操る・・・・・「竜操術」・・・・・・つまり、 貴様は・・・「竜操騎兵」・・・なのか?」
??? 「「竜操騎兵」・・・か、そうであり、そうではない。 まぁ死にゆく貴様に教える意味は・・・・・ない。」 その言葉と同時に、アイアンは黒龍に 引き裂かれた・・・。
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とあるハンターの伝説 THE BEAUTIFUL WORLD ( No.72 ) |
- 日時: 2014/03/24 10:56
- 名前: 赤衣の男 (ID: RB8zxcQt)
第二十四話「鼻の高い青年」
俺達は今テロス密林と呼ばれる大陸東部に位置する密林にいる。ここ密林は よく大雨が降るのだが今日は規格外の大雨、突風だ。 そのせいで一歩進むのがやっとだ・・・。 デステ 「み、みんな、大丈夫か!!」 風が強くて声も届かない。 その時突然バレルが足を止め、少し遠くを指差した。 そこには一人の竜人族の青年が倒れていた。 俺達はその青年をひとまず洞窟の中に運ぼうとした。しかし運ぶ 途中でその男は目を覚ました。 ??? 「・・・・・・・う・・・・・・き、君たちは・・・・・?」
俺達は事情を説明した。 ??? 「そうだったのか、助けてくれてありがとう、オイラはジャンボ村の 村長をやってるんだ。」 ミラ 「あなたがあのジャンボ村の村長さんですか、私たちも今、ジャンボ村に向かって いたんです。」 村長 「そうか・・・・ち、ちょっと今来ない方がいい・・・かな。」 ガンス 「何かあったんですか。」 村長 「こ、「古龍クシャルダオラ」が接近してるんだよ、この嵐もそのせいだよ。」 ガル 「こ、古龍ぅ〜!?」 皆、「古龍」という言葉に驚いた。 ザック 「し、しかもジャンボ村に向かってるんだろ・・・・・どうする?」 バレル 「助けるしかないだろ、近くに俺達より上のハンターは見当たらない、 探している間に村が襲われたなんてシャレになんないからな。」 村長 「い、いいのかい?・・・・・・いや、だめだ、今会ったばかり、しかも オイラを助けてくれた君たちに、そんな危険なまねはさせれない。」 ガル 「大〜丈夫だよ、俺達ってこう見えてもドンドルマ の訓練場の主席ぞろいなんだぜ。安心しな。」 村長 「で、でも・・・・。」 ガル 「いいからいいから、とりあえずいこうぜ、 ニャンター、頼んだぞ、村長さんを小型モンスター から守れ!!」 ニャン 「了解ニャ!!」 村長 「・・・・・・・・わかったよ、でも自分の命を第一で 行動して欲しい。」 デステ 「もちろん。わかってますよ。お前ら行くぞ!! 古龍からジャンボ村を守るぞ!!」
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とあるハンターの伝説 THE BEAUTIFUL WORLD ( No.73 ) |
- 日時: 2014/03/24 11:54
- 名前: 赤衣の男 (ID: RB8zxcQt)
第二十五話「密林を裂く豪雨」
俺達は今ジャンボ村を救うため「古龍クシャルダオラ」を探している。 ガンス 「クッ・・・相変わらずものすごい嵐だ・・・。」 ザック 「奴に会う前に嵐で全滅っていうのは避けたいな。」 などと言っていたら突然嵐がフッと止みきれいな青空が見えた。 ヒデヨ 「な、なんじゃ?」 デステ 「嵐がやんだ・・・。」 バレル 「無風・・・?ありえない。」 皆が突然の快晴に悩んだ、しかし答えはすぐに明らかとなった。 再び空は黒雲に包まれさっきの倍レベルの嵐が起こり 上空から「古龍クシャルダオラ」がゆっくりと降りてきた。 風はまるで主の登場に喜び、叫んでいるのかというぐらい 風が強く吹いている。 「古龍クシャルダオラ」はこの前戦った「轟竜ティガレックス」よりも大きさは 小さいものの、まるで俺達を見降ろすかのようなポーズのせいか とても大きく見える。 相手も俺たちに気付きその鋭い眼光で俺達を睨んだ、 その瞬間俺達はまるで蛇に睨まれた蛙のように体が硬直し、 動けなくなった。
デステ 「体が・・・・動かねぇ。」
クシャルダオラは容赦なく動けない俺達を蹴散らしていく。
ガル 「あ、あの時と・・・・同じだ、仲間がやられていくのに・・・・何も出来ねぇ、 俺達は・・・勘違いしていた・・・俺達は全く成長してねぇ、キルがやられた 時から・・・・全く・・・。」
そしてガルもクシャルダオラに吹き飛ばされ、残りは俺だけになってしまった。
デステ 「ハァハァく、くるな、近づくなぁぁぁぁ!!」
そんな願いを無視してクシャルダオラはゆっくりと馬鹿にするかのように 近づいてくる。
デステ 「や、やめろ、やめてくれ!!」 その時、体が動いた
デステ 「うらぁぁぁぁぁぁーーーー!!」
俺は全力でクシャルダオラを斬りにかかった。 油断していたせいかクシャルダオラはその攻撃に反応できず 顔に直撃しひるんだ。 だが俺はそんなことよりクシャルダオラの血、すなわち古龍の血がかかった 自分の・・・・・いやキルの大剣が眩い光を放っているのに驚いた。
??? 「いかん、急げ!!」 どこからか男の声が聞こえた。いやこれは幻聴だろう、 なんせこんなに風が強いのに声が聞こえるはずがない しかしクシャルダオラは幻聴通り急いで俺を吹き飛ばした・・・。 全滅 つまり、ジャンボ村を守ることが出来なかった。 俺達は世界を甘く見ていた。世界はまだまだ俺達の知らないことだらけだ。 そして俺は気絶してしまった・・・。
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MH小説「とあるハンターの伝説」 ジャンボ村編突入!! ( No.74 ) |
- 日時: 2014/04/06 15:55
- 名前: 赤衣の男 (ID: bq/v2y.N)
第二十六話「若き青年の開拓村 ―ジャンボ―」
ジャンボ村(昼) 「恵み深い人々の村」 http://www.youtube.com/watch?v=VbG14ganaH8
デステ 「うっ・・・。」 目が覚めた 俺が一番最初のようだ、みんなまだ寝ている。 どうやらここはジャンボ村らしい、だがまわりには何もない。 おそらくクシャルダオラにやられたのだろう・・・・・・俺達が守れなかったせいで・・・。 俺はみんなを起こさず村長に会いに行くことにした。
村長 「・・・・・・・・オイラの村が・・・・・・オイラたちで作り上げた村が・・・」
村長が泣いている とても話しかけられる状況じゃない その時誰かが俺の背中を叩いた。
??? 「やぁ、君と君の仲間がこの村を救うため密林で古龍に立ち向かった とかいう名前は確か・・・・デスティニー君だっけ?」 デステ 「!!あ、あなたは・・・・」 そこには「ギルドナイト団長」ランサー・グングニルがいた。 ランサ 「君たちもついてないね・・・その年で村を守る大役を任される なんて」 デステ 「任せられたのではなく・・・・・自分たちで志願してやりました」 ランサ 「自分たちで志願!!ハハッ 君たち変わってるね、いやさすがは鬼教官の教え子と言うべきかな、 普通古龍なんて聞いたら泣いて逃げだすのに・・・・うちの部下にも 見習ってほしいな」 デステ 「し、しかし団長さんはなぜここに?」 ランサ 「ん?あぁ、ギルドの任務でね、ちょうどこっちに来ていた時 クシャルダオラにばったり出会ってしまってね、ギルドナイト として村民を助けないわけにはいかないからね、でも・・・・ 村民を守ることは出来たけど・・・村はね守れなかったよ・・・。 俺でもさすがに古龍はきついかな。 デステ 「そう・・・・だったんですね」
この時初めてあの時の余裕こいた話が馬鹿だったことに気づくことが出来た 古龍相手に新人を俺達がいかに馬鹿なことを言っていたのかを、 あの時村長は俺達を止めた、それは古龍の恐ろしさを知っての 言葉だった、そして今回皆無事だったのは奇跡というぐらいだということを
ランサ 「いや〜話につきあってくれてありがとう 村長に会いに行くんだろ・・・・あの調子だけど・・・」 デステ 「いや・・・でも謝らなきゃ」 ランサ 「謝る?君たちは悪くないだろ、相手は古龍だ、どうこう出来ることじゃない しょうがないことさ」 デステ 「で、でも・・・」 ランサ 「わかったわかった、でも君たちは悪くない、自分を責めるなよ、君たちが 悪かったら俺も悪くなっちゃうだろ村にいて村を守れなかったんだから」 デステ 「はい・・・・」
そして俺は勇気を振り絞り村長さんに話しかけた デステ 「村長さん、すいません、俺達・・・」 村長さんは話しかけて初めて気付いた、 そして急いで涙を手でぬぐい答えた 村長 「いや、いいんだよ、むしろ謝るのはオイラのほうだ、君たちを危険 な目にあわせてごめんね」 デステ 「でも、俺達は皆、無事ですが・・・ このジャンボ村は無事ではありません」 村長 「何を言ってるんだ、人さえいれば・・・・ 人さえ・・・・無事なら・・・」 そして村長は空を見上げ少し笑顔を見せ言った。 村長 「何度でも蘇るよ、いや蘇らすよ・・・・・この村を」
――−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 題名変えました。というか副題の所を消しました長かったので・・・・・ それにほんっとコメントください〜五話連続でコメントない・・・・(涙)
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Re: MH小説「とあるハンターの伝説」 ジャンボ村編突入!! ( No.75 ) |
- 日時: 2014/04/06 09:06
- 名前: 真・無無無 ◆HCXG/V0CoQ (ID: auWwiKov)
支援ageが禁止されると辛いな…… >>74 応援してますよ。 頑張ってください。
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Re: MH小説「とあるハンターの伝説」 ジャンボ村編突入!! ( No.76 ) |
- 日時: 2014/04/06 21:16
- 名前: 名無しハンター ◆aATpbJGovQ (ID: .eS2mWyg)
あーあ、支援ageしたいなー(棒
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MH小説「とあるハンターの伝説」 ジャンボ村編突入!! ( No.77 ) |
- 日時: 2014/04/11 18:27
- 名前: 赤衣の男 (ID: /hLNWcKe)
第二十七話「ジャンボ村のために出来ること」
トラン 「おい!!起きろ!!」 トランスはずっと寝ているガルに大声で叫んだ。 ガル 「ふぁ〜ムニャムニャ・・・・・こ、ここはどこだ・・・・ このテントは・・・・?」 ガンス 「ジャンボ村らしいぜ、さっき外に出た時村民が話してた」 ガル 「ジャンボ村か・・・・・テントってことは結構やられちまったんだな」 ザック 「あぁ結構どころじゃねえ、ほとんどやられた、外は瓦礫の山だ」 シア 「ほとんど?そんな・・・」 シアはテントの扉をめくった。そこにはザックの言った通り瓦礫の山だった ガル 「こりゃ・・・ひでぇドンドルマの時とほとんど同じだ」 バレル 「あぁ、古龍は何もかも奪っていく、まるで馬鹿な人間のように・・・」 いつもあまり感情的にならないバレルが珍しく感情的になって 言葉を放った ガル 「ど、どうした?」 バレル 「・・・・・・・・・・なんでもない」 バレルは下を向き言った ガル 「そういやあいつどこ行った?」 ニャン 「デスティニーにゃら多分村長さんに会いに言ったニャ」 ガル 「あいつまさか一人で責任を負うつもりか」 ミラ 「そんな、悪いのはデスティニーだけじゃないのに」 ガル 「俺達も会いに行こう」
そしてそのころ俺と村長は村のそばを流れる雄大な川の前にいた
村長 「オイラは昔、未開の地を開拓し、拠点を増やすことが出来れば、狩人たち のためになると思ったし、人々の移動や交流がもっと活性化すると思ったから この川の近くにこの村を作ったのさ」 デステ 「でも、なぜこんな辺境に?ドンドルマからも離れていて今回みたいなこと があっても、すぐに救援を呼べないのでは?」 村長 「まぁそうだね、でもここは場所的に南エルデ地方の漁村やセクメーア砂漠の オアシスの村などいろいろな場所と交易が出来るからね、多少の 不便があってもここがいいと思ったんだよ。 でも・・・・また始めっからだね」
デステ 「・・・・・・・・な、なんか俺たちに手伝えること ってありますか?村のためだったらなんでも やります。俺たちに出来ることは・・・狩りぐらい だけど・・・・・・」 ガル 「ちょっとまったぁ!!今のセリフ訂正しろ!! 狩りしか出来ないのはお前だけだろ」
ガルが突然会話に入ってきた デステ 「じゃあお前何が出来るってんだよ」 ガル 「失礼な、お前らの料理作ってんの誰だよ」 デステ 「誰って、ニャンターが作ってんじゃねぇのか?」 ガル 「ニャンターは副料理長だ。な、ニャンター」 ニャン 「そうニャ!!ガルが料理をだいたい作ってる ニャ」 デステ 「でも・・・・・他は何が出来るんだよ」 ガル 「やれやれ、お前なんも知らねえな、それでも 仲間か?シアは医学の天才だし」 シア 「天才って・・・・そこまでじゃないけど・・・」 ガル 「ソフィーは歌うまいし、バレルとミラは 頭いいじゃん?でも・・・その他は・・・ボチボチ だな」 ザック 「その他って・・・お前たまたま料理出来るから って調子乗んな」 トラン 「ガル・・・・てめぇ」 村長 「まぁまぁ落ち着いて落ち着いて」 このままではまずいと思い村長が止めに入った 怒った数人もすぐにおさまった デステ 「それじゃあ話を戻すけど、俺たちに出来る事って ありますか?」 村長 「うーん、ガル君とニャンター君は料理が作れる から・・・・そうだ!!みんな家と共に食べ物 も失くしたと思うからみんなへの食事の配給 を手伝ってくれるかい?」 ガル 「まっかせなさい!!」 ニャン 「了解ニャ!!」 二人は胸を張って言った シア 「あとシア君はけが人の手当てを頼むよ」 ミラ 「あ、手当ぐらいなら私たちも力になれると 思いますけど・・・」 ミラとソフィーが言った 村長 「じゃあその三人にまかせるよ、あと残りは・・・ 村の瓦礫の移動や、村の近くに来た モンスターの討伐をしてもらおうかな」 デステ 「わかりました、でも危険なモンスター ってなんですか?」 村長 「あぁ、そうだね・・・あっそうだ!!ババコンガ の討伐!!クエスト名はそうだなぁ 「桃毛獣のなわばり」!!で、いいかな?」 デステ 「ま、まあクエスト名なんか別に・・・ あっいや、わかりました!!」 その後、ババコンガに備えてテントで身支度 をしている時だった
デステ 「あれ?・・・大剣がねぇ」
―――――――――――――――――――――――― 二十七話終わりました >>75 本当ですね、今まで支援ageありがとうございました
>>76 私も支援ageしてほしいです。棒読み抜きで
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Re: MH小説「とあるハンターの伝説」 第二十七話終了!! ( No.78 ) |
- 日時: 2014/04/13 09:30
- 名前: 真・無無無 ◆HCXG/V0CoQ (ID: i9DMbBMK)
掲示板が また過疎り始めているな… >>77 更新 お疲れ様です。 応援しています。
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MH小説「とあるハンターの伝説」 第二十七話終了!! ( No.79 ) |
- 日時: 2014/05/19 20:39
- 名前: 赤衣の男 (ID: U0haPAmA)
第二十八話「大剣のゆくえ」
デステ 「ない、ない、ない、ない、なーーい!!」 突然大声で叫んだ トラン 「ど、ど、ど、どうした、突然」 デステ 「俺の大剣がなーい!!」 ガンス 「言われてみれば・・・・・ないな」 デステ 「まさか・・・・村長・・・・あいつ密林に置きっぱなしかぁぁぁ!!」 ヒデヨ 「それはないと思うがのぉ、拙者のはちゃんとあるし・・・」 デステ 「よし!!聞きに行こう!!」 ザック 「無ぅ〜駄だよ無駄無駄、あの人がそんな事するわけねぇだろ、 風で飛んでったんじゃねぇの?」 デステ 「大剣が飛ぶわけねぇだろ!!なんで双剣じゃなくて大剣が飛ぶんだよ」 ガンス 「ま、まぁ落ち着け、俺達が探してきてやるよ、だからお前はこの村で 瓦礫係な」 デステ 「ちぇ、しょうがねえな、じゃあ誰か一人俺と一緒に残れ」
ガンス 「・・・・・・・・・・」 トラン 「・・・・・・・・・・」 ヒデヨ 「・・・・・・・・・・」 ザック 「・・・・・・・・・・」
沈黙が続いた
バレル 「わかった、俺が残ろう」 四人が黙っているのでバレルはしょうがなく 残ることにした
デステ 「じゃあお前ら絶対見つけてこいよ、いざとなったら依頼なんて放棄してもいいから」 トラン 「ダメに決まってんだろ」 デステ 「とりあえず絶対見つけてこい!!」 ザック 「わかったよ、うっせぇな」 デステ 「わかったらとっとと行け!!」 俺は四人をテントから追い出した 残りは俺とバレルだけになった
バレル 「じゃあ、俺達もいくぞ」 デステ 「行くってどこに?」 バレル 「村長の所だ、瓦礫の移動をするんだろ」 デステ 「あぁ、そうだったな」
そして村長さんの所へ向かっている途中だった
ランサ 「いや〜、やっと見つけたよユスティーツ君」
――――――――――――――――――――――――――――――――― 第二十八話終わりました 今回はちょっと量が少ないのですぐに第二十九話を書こうと思います
>>78 いつも応援してくださりありがとうございます
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Re: MH小説「とあるハンターの伝説」 第二十八話終了!! ( No.80 ) |
- 日時: 2014/04/17 17:55
- 名前: 赤衣の男 (ID: nWfdMvS2)
第二十九話「バレル・フォン・ユスティーツ」
デステ 「ユスティーツ?」 バレル 「!!・・・・・・・・・・人違いだ・・・」 ランサ 「困るなぁ、嘘をつかれちゃ、こちらは君がそうだと99%の確信があるんだ ま〜仲間の前ではあれだからな、あっちで話をしよう」 バレル 「だ、誰のことだ?」 デステ 「行ってこいよ、お前の動揺っぷりを見れば誰だってわかる、 でも俺はお前が何者だろうと構わないから」
バレル 「・・・・・そうか・・・・・・・・ありがとう、デスティニー」 デステ 「え?あ、あぁ」 あまり礼など言わないバレルが礼を言ったことに俺はものすごく驚いた。 そしてバレルは団長さんとさっき俺が村長さんと一緒にいた 川の方へ行った
ランサ 「近くにはお前と俺の二人っきりだ、村長にも少しの間川に近づかないでくれ と言っておいた。・・・・・・・・正直に話してくれ・・・あぁ、安心してくれ 西シュレイド王には話さないよ、ただギルドとして・・・・・・狩りをする仲間として 聞きたいんだ・・・・・・いいだろ?」
バレル 「・・・・・・・・・・・お前たちギルドはどれくらい知ってるんだ?」
バレルの質問に団長は少し悩む素振りを見せた
ランサ 「う〜ん、正直言うとあまり知らない、だから聞きに来たのさ」 バレル 「あの糞野郎の話をか?」 ランサ 「糞野郎はないだろ、君たちの命を救ってくれた方だぞ」 バレル 「いや、あいつは俺から何もかも奪った、地位も、家も、何もかもだ」 ランサ 「まぁ、君もあの時は未熟な子供だったからね、でもあの方のことを 悪く言うのはやめてくれないかな、俺は尊敬してるんだ、あの方を」 バレル 「何を言ってもいいだろ!!俺の父親だぞ!!」 ここらへんでバレルの怒りが限界にきた ランサ 「だけど君の父親、ショット・フォン・ユスティーツ様がなぜあんな 行動に出たのか知らないのかい?」
バレル 「あいつは酒の飲みすぎでいかれた、ただそれだけだろ!!」 その答えに耐えられなかったのかランサーは笑いだした バレル 「何がおかしい!!」
ランサ 「あぁ、ごめんごめん、ちょっとね、君が何も知らなさ過ぎて驚いちゃった だけさ、なんも悪気はないんだ、ごめんね」 バレル 「貴様ァ、知ったような口を聞くなぁ!!」 ランサ 「ハァ〜本当のことを言うと全部知ってるんだ 何もかも・・・・ただ君がどれだけ知っている かを知りたかっただけだよ」 バレル 「なに・・・?知っている?あくまでギルドの 仮説だろ!!俺は目の前で見ていたんだ!!」
ランサ 「ギルドの情報なんかじゃないよ、 俺が本人から聞いているんだ、十三年前 俺が十五歳だった時にね、だから黙って・・・、 聞け!!」 ランサーは殺気丸出しで言った
バレル 「なっ・・・・・・い、いいだろう、お前の言うあの 十三年前の出来事を聞こうか」
ランサ 「ハァー、やっとその気になってくれたか 教えてあげよう・・・・・・まず・・・・ 君も知ってると思うけど君の母上様 エルザ・フォン・ユスティーツ様が王城 に連れて行かれた所からだな」
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Re: MH小説「とあるハンターの伝説」 第二十九話終了!! ( No.81 ) |
- 日時: 2014/04/24 21:20
- 名前: 真・無無無 ◆HCXG/V0CoQ (ID: 4Ka3CrIF)
最近 掲示板の過疎化が酷いな…。 赤衣の男s、応援しています。
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Re: MH小説「とあるハンターの伝説」 第二十九話終了!! ( No.82 ) |
- 日時: 2014/05/08 20:23
- 名前: 赤衣の男 (ID: l9Un/gCp)
第三十話「腐りきった国王」
<十三年前王都ヴェルド>
当時西シュレイドの王は自分の権力に溺れ国民にさまざまな 嫌がらせをしていた それは貴族も例外ではなかった・・・・・・
バレル 「父上!!僕にもそのボウガンの使い方を教えてください!!」 バレルは庭でボウガンの練習をしている父、ショットに ボウガンの使い方を教えてもらおうと頼んだ
ショッ 「ほぅ、もうボウガンに興味を持ち始めたのか、ま、でもまだ少し早いな お前が使ったら腕が吹き飛ぶぞ、それでもいいか?」 バレル 「う・・・・・・・」 ブレッ 「ハハ、お前にはまだ早いってことだよ、 全身の骨がバキバキに折れるかも知れねぇぜ」 バレル 「兄上まで・・・」 バレルには十歳年の離れた兄がいる 名はブレット・フォン・ユスティーツ、ユスティーツ家の長男だ ショッ 「バレル、お前が使えるようになるためにはあと・・・・・十年ぐらいだな、 十三歳になったら教えてやる」 バレル 「十年!?」 声が裏返った
ショッ 「あぁ、ボウガンは弾丸を発射する時ものすごい反動が体を襲う 半端な気持ちでいじったら大人も怪我をするぐらいだ。 ・・・・・・・・・・ま、いずれ教えてやるよ」 ブレッ 「まったく、三歳でここまで賢いなんて」 ショッ 「ほんとだよ、お前がボウガンに興味を持ったのは確か、五歳のころだったか バレルにはほんっと驚かされる」
このような楽しい生活は一人の男によって奪われた 一人の召使が突然扉を開け、庭に来た ??? 「大変です!!ご主人様!!」 その召使の名はサラ、代々ユスティーツ家 の召使をしておりまだ若いが召使のリーダー 的存在だ ショッ 「どうした!!突然」 サラ 「エルザ様が・・・・・エルザ様が王城に連れて いかれました」 ショッ 「そ、それは本当か!!」 サラ 「は、はい・・・・」 ショッ 「国王め・・・・・ついにここまで腐ったか・・・ サラ!!ギルドから信頼できるギルドナイト を派遣するように連絡してくれ、 私の名前を出せばくれるはずだ」 サラ 「し、しかしなぜですか?ギルドナイトなんて」 ショッ 「お前を信じて言う・・・・・・・エルザを国王から 奪い返す、そのために戦力が必要なんだ」 サラ 「・・・・・・・・・・わかりました」 ショッ 「ドンドルマからここまで約一週間ぐらいだろう ギルドナイトが来たら王からエルザを奪い返す」
ランサ 「ここで来るギルドナイトが俺だ、当時新米だった 俺をあの人は頼りにしてくれた、いくらギルドに 信頼出来る奴をよこせと言ったからって まだ若かった俺を信じてくれたんだ」
バレル 「だからあんなことが言えたのか」 ランサ 「そう、俺も作戦の参加者だったからね。 そしてこれからが作戦開始後の話さ」
―――――――――――――――――――――― 第三十話終わりました これから数話は対モンスターというよりか 対人戦なのでご理解お願いします
>>81 確かに過疎化が凄いですね
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Re: MH小説「とあるハンターの伝説」 第三十話完了!! ( No.83 ) |
- 日時: 2014/05/04 18:30
- 名前: 赤衣の男 (ID: T2QmevAs)
第三十一話「エルザ奪還作戦」
そしてギルドナイトが来るのを待つ間ショットはずっと 酒を飲んだりしていた。バレルはそこだけを見て勘違いしたのだろう
サラ 「ご主人様、ギルドナイトの者が到着しました」 サラは一人のまだ若い青年を中に入れた ランサ 「私はギルドナイトの一人ランサー・グングニルです、ユスティーツ伯爵の の命によりここに参りました。よろしくお願いします」 ショッ 「堅いねぇ〜、もっと柔らかく話してくれ。 あと・・・違ったら悪いんだけど・・・・・そこにいるブレットとあまり年が変わらなそうだが 君いくつ?」 ランサ 「・・・・・・・十五です・・・」 ショッ 「十五!!若いねぇ、十五でギルドナイトか・・・・・相当な腕と見た、頼りにしてるよ」 ショットのやさしい言葉にショットは笑みがこぼれた ランサ 「あ、ありがとうございます、期待にこたえられるよう全力でお手伝いをさせていただきます」 ショッ 「じゃあ作戦を教える、私の部屋に来てくれ」 ショットはランサーと長男であるブレットを私室へと呼んだ
ショッ 「いいか、これから私の言うことに従ってくれ まず私とランサー君でエルザを王から奪い返す そしてブレット、お前はバレルとエルザを連れ ランサー君と共にドンドルマかミナガルデの ギルドに逃げろ、後はそこのギルドマスター に任せろ」 ブレッ 「ち、父上はどうするんですか?」 ショッ 「私は・・・・王と共に死のう」 ブレッ 「そんな、そんなこと駄目です・・・・・父上」 ショッ 「冗談だ、私も一緒に逃げるよ、でも万が一 私の身に何かあったら・・・・・バレルとエルザを 守ってやれ、お前は私の自慢の息子であり ユスティーツ家の長男だ、母と弟を守ってやれ」 ブレッ 「でも絶対戻って来てください・・・・・・父上」 ショッ 「あぁ、まかせろ、それじゃあランサー君準備を してくれ、行くぞ」 ランサ 「はい!!」
―――――――――――――――――――――――― 4000参照ありがとうございます!!
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MH小説「とあるハンターの伝説」 第三十一話完了です!! ( No.84 ) |
- 日時: 2014/05/10 21:00
- 名前: 赤衣の男 (ID: GNmnJ9ca)
第三十二話「エルザ奪還作戦 そのA」
二人は王城の門の所に立っていた ショッ 「よし、作戦通り行くぞ」 ランサ 「了解です」
作戦とは先ほどの大まかな作戦ではなく詳しい作戦の方だ 内容は中に侵入したら一直線で王の所に向かい途中であった兵士は 全員睡眠弾で眠らせるという方法だ、だいぶ雑だがショットには それが出来る腕があった
門兵 「そこの二人!!止まれ!!王城に何の用だ!!」 二人に気付いた門兵の一人が二人を止めた
ショッ 「四人・・・・か、任せろ」 後ろにいるランサーに小声で伝えるとゆっくりと前に歩き出した 門兵 「おい!!聞こえないのか!!止まれ!!それ以上近づいたら貴様らを 国家反逆罪でこの場で死刑にするぞ!!」 門兵は武器を構えた
ショッ 「貴様ら・・・私を誰だと思っている?私はショット・フォン・ユスティーツ・・・・・ 貴族だ」
ショットはいつもとは違う口調で門兵たちを威嚇した。 その瞬間門兵の顔は真っ青になった
門兵 「も、も、も、申し訳ありません、あなたがあの元第一師団師団長 「魔弾のユスティーツ」団長でしたか、我々の無礼、お許しください」
ショッ 「その名はよせ・・・それと許してくれ・・・と、いいだろうその代わり・・・」
ダンダンダンダンッ
ショッ 「国王暗殺まで寝ててもらう」 ショットの対人用のライトボウガンが火を吹いた 一瞬にして四人の門兵を鮮やかに睡眠弾で眠らせてしまった その一瞬の出来事にランサーは圧倒されてしまった
ショッ 「さ、入ろうか」 ランサ 「・・・・・・え?あ、はい!!」
そして二人は慎重かつ迅速に国王のいる はずの部屋に向かい今王の私室の前にいる
ショッ 「行くぞ・・・」 ショットはゆっくりと国王の私室の扉を開けた しかしそこには国王を含み誰もいなかった
ランサ 「えっ?・・・・いない?」 ショッ 「どうやら外出中だったようだな。 どうする?」
その時ちょうど一人の兵士が近くに来た ショッ 「ちょうどいい所に、よしあいつを捕まえて 聞きだすぞ」 ランサ 「りょ、了解」 二人は部屋に隠れその兵士が過ぎて行った 後、静かに後ろから銃口を兵士の 背中にあてた
ショッ 「動くな、中には貫通弾が入っている 命が惜しければ俺の質問に答えろ 王はどこにいる?」
兵士 「いつの間に入った、侵入者」
ショッ 「私が聞いているんだ、質問に答えろ 君の体に穴があいても知らないぞ」 この時のショットはものすごく恐ろしく 見えた、本当に答えなかったらこの兵士を 平気で殺すと思った
兵士 「私は・・・・・これでも兵士だ、王に命を ささげた身だ」
ショッ 「ダメか・・・・」 ショットは引き金を引こうとした 兵士 「だがそれは正しき王のみ、現国王は 私の尊敬した前国王と違い腐りきっている ・・・・・・・・・・場所を教えよう、国王を殺してくれ ショッ 「あぁ、任せろ・・・・・・あいつはどこにいる?」 兵士 「国王は・・・・いやあいつは今大広間で 食事をしている」
ショッ 「ありがとう、素晴らしき私の後輩よ、君の名前を 聞かせてくれ、私はショット、 ショット・フォン・ユスティーツだ」 兵士 「そうか、私はグラウ・・・・・・は? ユスティーツ?ショット・フォン・ユスティーツ と仰いましたか?」 ショッ 「そうだ、私が「魔弾のユスティーツ」だ ま、その名前では呼んでくれるな」
兵士は目を見開いた グラウ 「あなたが魔弾の・・・いやユスティーツさん でしたか、私は第一師団団員グラウベン です。あと・・・・・もしかしてエルザ様を 救いに来たのですか?」
ショッ 「あぁ、もしかして場所も知っているか?」 グラウ 「はい、エルザ様は今ちょうど王の前に います」 ショッ 「そうか、それは助かった、大広間だな ランサー君行こう、グラウベン君ありがとう 必ず王を殺しこの王国を救う」 グラウ 「はい、この国をあいつから救ってください それと大広間の場所は・・・・・・いや ご存じですよね それではご健闘をお祈りしています」
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Re: MH小説「とあるハンターの伝説」 第三十ニ話終わりました ( No.85 ) |
- 日時: 2014/05/12 20:42
- 名前: 南無斬 ◆cgb6MdS9vA (ID: r4MrRlfO)
最近、掲示板の書き込みが増えてきた…? >>84 赤衣の男s いつも応援しています。
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MH小説「とあるハンターの伝説」 第三十ニ話終わりました ( No.86 ) |
- 日時: 2014/05/16 20:57
- 名前: 赤衣の男 (ID: WFzcBRgN)
第三十三話「エルザ奪還作戦 そのB
ショットとランサーは王がいる大広間の扉の前の角まで来た ランサ 「見張りは二人ですね」 扉の左右に兵士が一人ずつ立っている ショッ 「また私が倒す。行こうか」 さっきグラウベンを脅した時から全くボウガンを触っていない つまりまだ貫通弾が入っていると思ったランサーはショットを止めた ランサ 「弾は変えないのですか?貫通弾のままでは?」 ショッ 「ん?あぁ、さっきから睡眠弾だよ、俺は人を殺せるような人じゃない」 ランサ 「よく言いますよ、国王を殺すんじゃないんですか?」 ショッ 「あいつは・・・な」 ランサ 「もう「魔弾のユスティーツ」のころのあなたはいないんですね」 ショッ 「知ってんのか・・・昔の私を」 ランサ 「えぇ、ここに来る際ギルドにみっちり教えられました、 東シュレイドの兵士を一人で何十人も殺しその際弾道のブレが 大きいボウガンを使っていたことから「魔弾使い」と呼ばれてたとか」 ショッ 「フフッ、古い話だ、さぁそんな話は終わりだ、 とっとと国王を暗殺しよう」 そう言いながら角を曲がり 兵士に堂々と姿を見せた
兵士 「誰だぁぁ〜」 バタッバタッ
再び鮮やかな手さばきで睡眠弾を二人の 兵士に放った そして・・・・・ついに扉の前に二人は来た ショッ 「ランサー君、三つ目の作戦だ、私が目立つ 行動で兵士をおびき寄せ国王を暗殺する その間にエルザを君のもとへ向かわせる そして君と二人でこの城を先に脱出してくれ」 ランサ 「はい、わかりました」
ショッ 「ここまで俺のわがままに付き合ってくれて ありがとう、よーし、じゃあ行こうか、 命を賭けた本気の戦いだ」
ギィィィー
鈍い音と共に扉が開いた。 その瞬間全ての人の視線がショットへと向けられた
――――――――――――――――――――――― >>85 確かに少しずつですが増えてきましたね 応援ありがとうございます
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