雑談掲示板

モンハン小説を書きたいひとはここへ!目指せ過去ログあと十!
  • 日時: 2014/04/18 15:23
  • 名前: 双剣 ◆HUQd0j4o36 (ID: YiAnI7ES)

クリックありがとうございます!
このスレでは シリーズ物の 小説 をかいてください!
&主もショボいですが小説をかくので。

ルール
一 話数をしっかり書いてください!
二 お題は基本的にモンハン!もし違うお題で書きたかったら、主に一言。

あなた あ のお題で書きたい!
私 いいですよ。
あなた 書きます〜  
のようにしてください。
必ず聞いて、返信されてから、書いてください。
三 アドバイスはいいですが、基本的に批判、邪魔はなしで。
四 二回以上の荒らしで通報を考えますんで。
以上を守ってくれると嬉しいです!

リンクスレ  http://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=326

お願い このペース配分だと主が過労死するので、更新ペースを最高でも週三にしてください。

二代目http://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=828

主のおすすめの小説
氷上けい一s作   MONSTER
          HUNTER
         EPISODE
          novel シリーズ

〜小説の書き方〜(一度読んでおくのを推奨)
とおりすがりのななしsの話  >>129
バサルモス愛好家sの話  >>505 

目次

ちょむすけさんs( 紅魔s)の作品
http://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=395
http://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=730
第一話 謎>>4
第二話 ハンター>>9
第三話 森の少女>>12
第四話 決断>>16
第五話 貧食の恐王>>17 トリコネタあり
第六話 仲間>>31
第七話 誓い>>134
第八話 下品な山賊>>159
第九話 山賊達へのイタズラ>>161
第十話 殺戮の凶王>>166

スレ主の作品(双剣=あいりあ)
第一話 始まり>>18
第二話 結束>>32 トリコネタあり
第三話 迷い>>192

KENsの作品
第一章 〜火山での出会い〜>>40
第二章 〜リョウタの過去〜>>43 >>45
第三章 〜ドボルベルク狩猟〜>>46 >>47
第四章 〜砂原の暴君〜>>49 >>65
第五章 〜異変〜>>66
第六章 〜上位ハンター昇格試験〜>>72

KYハンターsの作品
プロローグ〜 >>52
第1話 「激突、イャンクック」〜>>53
第2話 「ランゴスタに復讐してやる!」〜>>55
第3話 「帯電飛竜フルフル襲来!」〜>>56
第4話 「狩りの契」〜>>57
第5話 「湖面に潜む影」〜>>61
第5話  番外編「説教」〜>>62
第6話 「ババコンガ強襲」〜>>63
第7話 「大名行列ザザミ」〜>>68
第8話 「火山の守護大名」〜>>70
第9話 「咆哮!イャンガルルガ」〜>>88
第9話 「咆哮!イャンガルルガ」(改訂版)〜>>89
第10話「月に吠える一角飛竜」〜>>111
第11話「雪山の主、ドドブランゴ:上位昇格試験」〜>>113
第12話「樹海に潜みし影」〜>>127
第13話「黒き鎧、グラビモス」〜>>174
第14話「鎧を穿つ力」〜>>178
第15話「朱き片角のディアブロス」〜>>300

〜モンスターテイマー「竜王の剣」1話〜>>106
〜モンスターテイマー「竜王の剣」2話〜>>109
〜モンスターテイマー「竜王の剣」3話〜>>110
〜モンスターテイマー「竜王の剣」4話〜>>112
〜モンスターテイマー「竜王の剣」5話〜>>114
〜モンスターテイマー「竜王の剣」6話〜>>122
〜モンスターテイマー「竜王の剣」7話〜>>145
〜モンスターテイマー『竜王の剣』8話〜>>313

デストロンsの作品
〜第一話〜火山モンスターの日常 パート1 >>73

シンラsの作品
第一話「その男、クルト」>>126
第二話「vsクルペッコ1」>>131
第三話「vsクルペッコ2」>>152
第四話「旅立ち」>>157
第五話「新たな拠点・新たな仲間」>>165
第六話「激突!リオレウス!」>>169
第七話「決着、そして・・・・・・・・・・」>>177
第八話「狩猟祭へのご招待」>>245
第九話「恐暴と闇と狂気と」>>445

ZILLsの作品
第1話〜ふざけるなよなぁ〜>>163
第2話〜安堵〜>>164

幻想殺し(イマジンブレイカー)sの作品
【第1話】 砂上船のハンター>>168
【第2話】バルバレについた!>>172

やわらか戦車sの作品
プロローグ>>180
第一話 予兆>>181
第二話>>182

Trail sの作品
プロローグ>>184
第一話 顔合わせ>>186
第二話 歓迎パーティー>>187
第三話 こんがり肉を作れ!>>189
第四話 アルセルタスの狩猟>>194
第五話 狩猟完了,そして先生へ…>>205
第六話 先生(イャンクック)との戦い>>203
第七話 防具の切り替え>>205
第八話 vsケチャワチャ(前編)>>207
第九話 vsケチャワチャ(後編)>>212
第十話 移動準備>>213
第十一話 移動>>217
第十二話 到着>>220
第十三話 地底洞窟にて、テツカブラと出会う>>224
第十四話 鬼蛙の狩猟…?>>226
第十五話 異変>>228
第十六話 出発に向けて>>232
第十七話 出発の時>>237
第十八話 ポッケ村に向けて>>240
第十九話 狩猟の理由>>242
第二十話 幻獣キリンを狩れ>>254
第二十一話 夜>>263
第二十二話 徒歩から…へ>>275
第二十三話 到着、そして…>>283
第二十四話 調査準備>>284
第二十五話 違和感>>288
第二十六話 明らかとなるもの>>290
第二十七話 vsキリン亜種、金レイア>>293
第二十八話 vsティガ希少種>>294
第二十九話 助っ人>>296
第三十話 絶望とそれを否定する者>>301
第三十一話 落ちた先>>303
第三十二話 急行>>337
第三十三話 拠点へ>>343
第三十四話 禁じられた武器>>353
第三十五話 戦いを終えて>>361
第三十六話 どこいった?>>382
第三十七話 様子見>>386
第三十八話 禁じられた武器その2>>390
第三十九話 調査結果報告書…?>>395
第四十話 就寝…?>>402
第四十一話 調査最終日>>409
第四十二話 崖からの脱出、そして…>>422
第四十三話 雪山の奥地>>461
第四十四話 襲撃準備>>491
第四十五話 分断、隔離、襲撃>>520
第四十六話 秩序から外れた者>>560
第四十七話 再び襲撃準備>>562
第四十八話 それぞれの動き>>612
第四十九話 決着>>757
第五十話 新たな村へ出発>>812
第五十一話 ユクモ村へ>>817
第五十二話 ユクモ村>>833
第五十三話 外の世界の者>>903
第五十四話 狩りの準備>>936
第五十五話 温泉へ(前編)>>988
番外編1>>247
番外編2 >>252
番外編3というなの設定>>432
番外編4キリンLv100>>691
番外編5>>727

クロスオーバー その1 導入>>773
クロスオーバー その2-1 行き着いた先>>781
クロスオーバー その2-2 異世界の人>>785
クロスオーバー その2-3 異世界への影響>>824


ガンランスの王sの作品
ハンターズ・アドベンチャー
ガンランスの王sの人物紹介>>249
紹介編>>393
〜プロローグ〜 冒険の幕開け>>215
〜第一話〜 ハンター登録 武器決め>>216
〜第二話〜アルセルタス 突撃! 前編>>219
〜第三話〜アルセルタス 突撃! 後編>>234
〜第四話〜鬼蛙と毒怪鳥>>259
〜第五話〜毒怪鳥の後ろにたたずむ黒い影>>271
〜第六話〜撤退 その後>>273
〜第七話〜甲の悪戯>>280
〜第八話〜闇に侵食された拘竜>>281
〜第九話〜狂竜化の正体>>286
〜第十話〜命の危機>>360
〜第十一話〜真実の発見 抹殺隊起動>>686

片手拳sの作品
HunterLife〜ふんたーらいふ〜
〜第一話「可憐なる狩人」〜>>308
〜第二話「アイルーキッチン」〜>>309
〜第三話「陸の女王と空の王・前編」〜>>310
〜第四話「陸の女王と空の王・中編」〜>>311
〜第五話「陸の女王と空の王・後編」〜>>314
〜第六話「帰宅……?」〜>>317
〜第七話「加工、お願いします!」〜>>318
〜第八話「みんなで一狩り!」〜>>320
〜第九話「恐怖を呼ぶ乱入・前編」〜>>321
〜第十話「恐怖を呼ぶ乱入・後編」〜>>323
〜第十一話「救出」〜>>332
〜第十二話「お見舞い」〜>>341
〜第十三話「ギルドからの通達」〜>>355
〜第十四話「抽選会」〜>>391
〜第十五話「闘技大会で腕試し」〜>>516
〜第十六話「斬れなくたっていい・前編」〜>>526
〜第十七話「斬れなくたっていい・中編」〜>>657
〜第十八話「斬れなくたっていい・後編」〜>>811
〜第十九話「一買い行こうぜ!・前編」〜>>944

若虎sの作品
――第1話普通な日――>>357
――第2話悪夢――>>362
――第3話悪夢の続き――>>367
――第4話破壊――>>371 >>372
――第5話不思議な力――>>380
――第6話不思議な力2――>>561
――第7話旅立ちの日――>>563
――第8話森での探索――>>585
――第9話平原の大きな街バウギア――>>678
――第10話 もう一人の仲間?――>>711

izayoi0018sの作品
真のモンスターハンターを目指して
設定公開>>496
1話 到着>>440
2話 出会い>>454
3話 案内>>471
4話 再会>>484
5話 準備>>490
6話 狩猟[前編]>>512
6話 狩猟[後編]>>566
7話 乱入>>614
8話 撤退>>771
9話 帰還  (空視点)>>815
番外編>>713
番外編2>>792
番外編3>>935

ガレージsの作品
第一防衛「始マリハ終焉ヘト<前編>」>>448
第二防衛「始マリハ終焉ヘト<後編>」>>453
第三防衛「流レ弾ノ先ニ」>>464

アクアsの作品
Monster Hunter~狩人の使命~
キャラ紹介>>845
第1話>>462
第2話>>472
第3話>>478
第4話>>482
第5話>>490
第6話>>515
第7話>>539
第7話 斬る>>828


さすらいの太刀使いsの作品
第1話 新しい防具!!>>469
第2話 黒触竜の名もつモンスターの情報>>476

genmai sの作品
第一話 「狩場への飛翔」>>544
第二話 「狩猟環境、不安定」>>545
第三話 「惨劇」>>547
第三話 「惨劇」>>548
第四話 「涙の意味」>>550
第五話 「狗竜の初狩猟」>>553
第六話 「厄介な奏者」>>558

ダブルサクライザーsの作品
モンスターハンター 〜輪廻の唄〜
登場人物紹介その1>>765
序章 前途多難かつ行き当たりばったり>>591
一章 私達のキャラバン 〜バルバレ編〜>>616
二章 受付嬢と加工屋>>625
三章 コックと商人とオトモアイルー>>629
四章 初めての実戦>>658
五章 狗竜襲撃>>674
六章 その刃に闘志を乗せて>>680
七章 駆け巡る遺跡平原>>701
八章 乱戦の末に>>712
九章 おいしいごはん>>730
十章 静寂の夜>>740
十一章 シオンの節約上手の術>>777
十二章 アンノウン・ジャングル>>795
十三章 倒せ!大怪鳥イャンクック【前編】>>808
十四章 倒せ!大怪鳥イャンクック【後編】>>825
十五章 激闘の先に待つ結果>>834
十六章 おかえりなさい>>840
十七章 大切な帰る場所>>850
十八章 新たな防具、クックシリーズ>>860
十九章 麗らかな風と共に>>906
二十章 槌音の中の惨状 〜ナグリ村編〜>>910
二十一章 医者の雛>>913
二十二章 怪力の赤鬼>>921
二十三章 力の限り猛ろ叫べ>>933
二十四章 地の利は我に有り>>945
二十五章 炎上する激情、セージの静かな怒り>>946
二十六章 狩りと殺しの違い>>953
二十七章 新たな仲間>>963
二十八章 良い報せと不穏な報せ>>973
二十九章 忍び寄る影>>975
三十章 急襲、挟み撃ち>>979
三十一章 銀の太陽>>984
三十二章 スナイパー>>992
三十三章 異名の重み>>997

翼の勇車sの作品
キャラ紹介>>662>>912
第一話〜出会い〜>>631
第二話〜三匹のモンスター〜>>639
第三話〜超大陸のモンスター達〜>>650
第四話〜モンスター達との夜〜>>669
第五話〜片目のドスゲネポス〜>>676
第六話〜砂漠へ〜>>681
第七話〜芸人〜>>688
第八話〜魂の叫び〜>>704
第九話〜ドスガレオス、ご愁傷様〜>>719
第十話〜ばれた〜>>732
第十一話〜村長と新たな仲間〜>>743
第十二話〜初めての……〜>>751
第十三話〜旧友〜>>770
第十四話〜二号船〜>>775
第十五話〜父〜>>856
第十六話〜村の危機〜>>861
第十七話〜古龍の力と仲間の力〜>>917
第十八話〜鳥竜種連合軍〜>>938
第十九話〜作戦始動〜>>960
番外編〜雑談会〜>>725
番外編〜Trailblazerさんの小説復活祭part1〜>>760
番外編〜Trailblazerさんの小説復活祭part2〜>>782
番外編〜ヤマツカミ戦における雑談会〜>>949

真夏のペンギンさんsの作品
Monster Hunter~STARDUST MEMORY〜天性の鍛冶屋
〜1章 戦いの始まり〜
1話バザルパニック>>444
2話幻獣狩り >>499
3話奇襲 >>537>>567>>568
〜2章 虚勢の閃光!血風の姫神!〜

布都御霊剣sの作品
モンスターハンター「焔の詩」
プロローグ>>703
1話>>714
2話前編>>750
2話後編>>763
3話>>768
4話>>776
5話>>780
6話>>793
7話>>810
8話>>822

糞ネズミsの作品
登場人物紹介>>889
一部
>>862 >>863 >>865-873 >>875-878 >>881 >>883-884
二部
>>901-902 >>904-905


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Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.292 )
  • 日時: 2013/12/10 18:10
  • 名前: 真・無無無 ◆TpifAK1n8E (ID: CWlbtFYV)

支援age
お疲れ様です(´・ω・`)

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.295 )
  • 日時: 2013/12/11 16:34
  • 名前: 真・無無無 ◆TpifAK1n8E (ID: D2iYauNg)

支援age
お疲れ様です(`∀´)

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.297 )
  • 日時: 2013/12/12 17:18
  • 名前: 真・無無無 ◆TpifAK1n8E (ID: Sr.VEJ9w)

支援age
変なスレ多いな……。

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.298 )
  • 日時: 2013/12/13 21:23
  • 名前: Trail ◆FGU2HBsdUs (ID: cbEwmClD)

age。
第三十話は少し待って…まだ考えてない

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.299 )
  • 日時: 2013/12/14 12:56
  • 名前: 真・無無無 ◆TpifAK1n8E (ID: kkvZGQ1K)

支援age
sagaってるな……。

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.300 )
  • 日時: 2013/12/17 20:41
  • 名前: KYハンター ◆CgKhXBtWT2 (ID: wQpbzEgL)

〜第15話「朱き片角のディアブロス」〜

『力が・・・・・・欲しいか? 何者にも負けぬ、絶対的な力を・・・・・・』
そう、深き深淵の闇から声が聞こえる。
「だ・・・・・・誰?」
『私か? 私はお前だ。サジェル・グレイス』
答えが返ってきた途端、足が恐怖でくすんだ。
(私が二人? どう言う事・・・・・・?)
『力を望むなら望め。私がその望み、叶えてやろう』
深い闇が刻々と近づいてくる。逃げようにも強い恐怖のせいで動けない。
その闇に呑まれる・・・・・・その瞬間、目が覚めた。
(また・・・・・・同じ夢だ)
グラビモス亜種を倒してから一週間経ったが、一週間立て続けでこの夢を見る。
(何者にも負けない力・・・・・・か)
そこで一旦思考を中断した。多分皆はもう集まっているだろうし。


「サジェル、いつもより遅かったな。普段一番早く来ると言うのに・・・・・・」
そう言ったのはアルガスだ。そしてこう続ける。
「クエスト、受注しといたぞ。ディアブロス一頭の狩猟だ」
「ディアブロス・・・・・・じゃあ、音爆弾の準備をしないと・・・・・・」
そう言って私は準備をするために部屋へもどった。

〜砂漠<夜>〜
見たら武器が氷属性の物に変わっていた。
アルガスはドドブランゴのガンランス、ヘルスティンガーを背負っている。
魁も同じくドドブランゴの武器を背負っている。白猿薙【ドドド】 だ。
蓮の武器は切れ味、攻撃力と共に高い能力を持つ、テッセン【狼】を担いでいる。
ちなみに私の武器は、ソニックボウVだ。
「ディアブロスは地中を潜って移動する。油断してたら不意打ちを食らう・・・・・・決して気を緩めるな!」
アルガスの注意。それを聞いてから私たちはベースキャンプにある井戸を使い、7番へ向かう。
7番についたがそこにはディアブロスの姿は無かった。
「もう移動しちまったんじゃねえのか?」
そう言ったのは魁だ。それに対し、蓮が答える。
「アルガスさんも言った通りディアブロスは地中に潜れます。そして地中に潜るモンスターの恐ろしさをこの中で一番理解しているのはアルガスさんです。一度モノブロスと死闘を繰り広げていますので・・・・・・」
そうやって喋りながらディアブロスを待ち構えること3分。そこには喋っているにもかかわらず、各々がディアブロスを待ち構えている。
そして、アルガスが指令を下す。
「奴は真下だ! 散開しろ!」
その指令に反応し、散開する。
ただ、私はコンマ1秒で遅れてしまい、ディアブロスの餌食にされてしまった。
何とか立ち上がろうとするが、体が鉛の様に重い・・・・・・
鼓動がやけに速く聞こえる。その鼓動の中に声が交っている
『力が欲しいか?』
それは奇しくも夢の中で聞いた声と同じだった。
そこで私の意識は途切れた。


「「「サジェル(さん)!」」」
サジェルがディアブロスの強襲を受けて地面に叩きつけられる。
視線をディアブロスの方に移す。
そのディアブロスは、見た目からして“異端”であった。
普段は砂漠の砂の色をしている筈の甲殻は朱に染まっており、所々に古傷がある。2本あるはずの角も一本折れており、その鬼の様な形相からここら一帯のボスだと言う事は容易に想像がつく。
そしてその特殊なディアブロスをここら一帯のハンター達は恐怖の念を込めてこう呼ぶ。
朱色の鬼神、片角の魔王ディアブロスと・・・・・・


やっと更新できました。最近時間が無い者で・・・・・・

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.302 )
  • 日時: 2013/12/15 14:29
  • 名前: 真・無無無 ◆TpifAK1n8E (ID: eYf5s1wJ)

支援age
お疲れ様です。

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.304 )
  • 日時: 2013/12/18 17:08
  • 名前: 真・無無無 ◆TpifAK1n8E (ID: Stfdj.BF)

支援age
最近の小説スレ、過疎ってるな……。

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.305 )
  • 日時: 2013/12/20 16:54
  • 名前: 双剣 ◆HUQd0j4o36 (ID: 6OMUn.ku)

しばらくは更新できん

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.306 )
  • 日時: 2013/12/22 09:56
  • 名前: 真・無無無 ◆TpifAK1n8E (ID: LRLKlYnu)

支援age
どんどんsagaっていく……。

あいつ・・・ ( No.307 )
  • 日時: 2013/12/22 14:10
  • 名前: 波紋に憧れている廃人くん (ID: UmG4P9s8)

僕はいつも退屈な日々を過ごしていた・・・・この日もなんにもなかった・・・
僕は常に刺激を求めている、だが!トラブルは起こさないように心がけている
いつものように一人でお弁当を食べる・・・                                   普通に考えれば皆は「うわぁ・・ぼっちじゃん!」となるしかし俺は違う!
 友達など要らないし一人でも生きていける!この世は特に・・・
仕事を終わらせ家に帰宅する、そして最近流行ったゲーム「MH4」
最新の機能でオンラインプレイがついたそうだがしない。 僕はガンランス使いだ
一人でお守りマラソンでもしていると・・ふと思う・・アレっ?
シナト村には誰ひとりいなかった・・すぐにPCで調べる・・だが出てこない
パニックになりかけたが所詮はゲームだ そんな事思っていると
あいつの事を思い出す・・・・・

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.308 )
  • 日時: 2013/12/24 18:06
  • 名前: 片手拳 ◆EBwplS/Cbs (ID: xBGYt6Ds)

小説書いてみます〜。

〜第一話「可憐なる狩人」〜

ここは世界各地から、大勢のハンターが集まる平原の街「スぺリナ」。
私はここへ依頼を求めてやって来た新米ハンターの一人である。

「よう、ナナミ!久しぶりだなあ。相変わらず可愛いね〜」
彼は先輩ハンターのレン。上位ハンターであり、腕は確かな上、イケメンなのだが……。
後は口調でお察し下さい。

おっと、自己紹介がまだだった。私はナナミ。一月前にハンター登録したばかりである。
腕の方は……。一生かけてもG級ハンターにはなれそうにない。

「ナナミ、お前もしかしてハンターになったのか?勿体ないなあ」
「何が勿体ないんですか?」
「あの、えっと……。その可愛い顔に傷がつくのは見たくないとか」
殴り飛ばそうかと思ったが、ケンカになると面倒なので止めておこう。
「じゃあ、俺と一緒にひと狩り行く?」
「あ、ありがとうございます」
下位ハンターの財布はいつもスカスカだ。依頼を断る理由はない。
「で、狩猟対象って何なんですか?」
「リオレイア」
初心者には厳しすぎる相手である。火球など喰らったら防具ごと消し炭にされかねない。
今私が着ている「ジャギイシリーズ」は火に凄まじく弱いからである。他の防具は「レザーシリーズ」しかない。
「でも、私……、そんなの狩れませんっ!」
「大丈夫だって、いざとなったら俺が護ってあげるよ」
どうやら私の前でいいカッコしたいだけらしい。彼の武器は太刀なのでガードはできないのだが。
だが、ここで断ると彼の面子は丸つぶれである。後が怖い。
「じゃあ、よろしくお願いします!」

〜第二話につづく〜

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.309 )
  • 日時: 2013/12/23 14:20
  • 名前: 片手拳 ◆EBwplS/Cbs (ID: g9gN0XKM)

〜第二話「アイルーキッチン」〜

ユウはいつものように、酒に浸したパンを油へ投げ込んでいた。
炎が上がる。
「きゃっ!」
油がハネた。熱い。
これはユウの働いている食堂での一番人気のメニュー、「炎の揚げパン」だ。
味はお世辞にも美味いとはいえないが、食べると根性が付くとハンター達に人気である。
ポカン!
店長からオタマで叩かれた。
「油がハネた位で悲鳴をあげるのは止めるニャ!気が散るニャ!」
店長は、もう一つの人気メニュー「とろとろポポノタンシチュー」の盛り付けをしていたらしく、シチューが顔にかかって熱い。
この料理は、ポポノタンを数種の野菜と大量の酒とともにじっくり半日煮込んだものである。
アルコール分は抜けているので酔う事はほとんどないらしい。
味も一級品で、しかも力が湧いてくると、口コミで着々と人気が広がりつつある。

「ユウ、大丈夫?」
幼馴染のナナミが先ほどの揚げパンにかぶりつきながら声をかける。
食事代金は、先ほど出て行ったイケメンのハンターが払って行ったらしい。美人はこういう所が得だ。羨ましい。
それに比べて私なんか。たまに酔った客に絡まれるくらいのものだ。
それも人間の店員が私だけだからなのだろうが。他はみんなアイルーである。
「ま、まあね……。」
「んじゃ、行ってきまーす!」
ナナミは揚げパンを食べ終わると、元気よく食堂を飛び出した。

〜第三話につづく〜

注)この作品に登場する料理は実際の料理ではなく、モンハンのネコ飯を参考にしてあります。
穀物と酒を揚げる→根性飯
肉と酒を煮込む→猫火事場
です。分かりますよね?

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.310 )
  • 日時: 2013/12/23 21:08
  • 名前: 片手拳 ◆EBwplS/Cbs (ID: g9gN0XKM)

〜第三話「陸の女王と空の王・前編」〜

ナナミとレンは荷車を下りると、ギルドでは遺跡平原と呼ばれるフィールドに降り立った。

「しかし、こんなに広いフィールドで飛竜を探すなんて、大丈夫か?」
「やりたいって言ったのは先輩ですよね!責任とって下さいよ!」
殴り飛ばそうかと思ったがやめておく。無駄な体力を使いたくない。
雌火竜を確実に見つける方法……。うーん……。
「そうだ、思いついた!」
私達はすぐにそれを実行に移した。

「これで何人前の卵焼きが作れるかな?」
「そんな呑気な事言ってる場合かよ。でもちょっと気になる」
そう言いながら片っ端から巣の卵を叩き割る。
グシャッ!グシャッ!グシャッ!
もちろんリオレイアが気付かない筈はないだろう。
……案の定、飛竜とおぼしき影が上空を旋回している。
「くるぞっ!」
レンは飛竜刀【紅葉】、私はコマンドダガーを構える。
だが、その飛竜は、緑色ではなく赤い甲殻を纏っていた。
「リオレイアって、赤色じゃないよね……」
全くその通りだ。これは卵の父親、雄火竜リオレウスだ!
「こいつは俺に任せ……ぐああっ!」
後方から火球が飛んできた。雌火竜リオレイアだ。
「そいつはお前に任せたぞ!」
私はアイテムポーチからペイントボールとこやし玉を取り出し、リオレイアに投げつける。
(とは言ったものの、勝てる気がしないんですけど……)
心の底ではそう思っていた。

〜第四話につづく〜

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.311 )
  • 日時: 2013/12/24 18:07
  • 名前: 片手拳 ◆EBwplS/Cbs (ID: xBGYt6Ds)

〜第四話「陸の女王と空の王・中編」〜

こやし玉を投げつけられたリオレイアは、一瞬その臭いに怯みはしたが、飛び立とうとはせず向かって来る。
(逃げない……。卵がここにあるから……。卵、タマゴ、たまご……。そうだ、卵を持って行けば付いてきてくれるハズ!)
私はまだ残っていた卵の一つを抱え、巣の外へ走り出した。
怒りに火が点いたリオレイアはこちらへ突進してくる。

いくらレンが上位ハンターとはいえ、飛竜のつがいを同時に相手するのは危険すぎる。
恐らく負ける事はないだろうが、大ケガを負うかもしれない。
レンの防具「ジンオウシリーズ」は下位モンスターの攻撃くらい簡単に弾いてくれるだろうが、弾いたとしても衝撃は内部まで伝わる。無傷では済まない。
しかも彼は自慢の顔を見せたいが為にヘルムを被っていない。頭に攻撃を貰ったらおしまいだ。

私は卵を抱えたまま、断崖絶壁の前まで逃げた。
だが、前には岩壁、後ろにはリオレイアである。
こうなったら選択肢は一つ。リオレイアと戦うしかない。

私は卵を頭上に持ち上げると、リオレイアの突進を身体を捻って躱し、振り返るリオレイアの顔面にそれを叩きつけた。
リオレイアの目をドロドロした卵白が覆い、視覚を封じた。
しかし、さらに怒りに油をそそがれたリオレイアは、勘で突進を繰り出す。
だがその方向は見当違いだった。リオレイアの頭は岩壁に激突した。

私は目を回すリオレイアの背に飛び乗る。
リオレイアの首にまたがり、弱点である眉間にコマンドダガーを何度も振り下ろす。
だが相手は大きな身体を持つ飛竜。そう簡単に頭蓋骨に穴をあける事などできない。
穴が開く前に、リオレイアは意識を取り戻した。
肉や骨を抉られる痛みに悶え苦しみ、暴れるリオレイア。
私は掴まっていられず、振り落とされ、先ほどリオレイアが衝突した岩壁に叩きつけられた。
衝撃で右腕の盾が飛ばされ、リオレイアの背中に引っかかった。
防具のお陰でなんとかまだ戦える程度のダメージに抑えられたが、普段着なら即死していたに違いない。

リオレイアは起き上がろうとする私に近づくと、右足で踏みつけ、噛み付こうとした。
(こやし玉、こやし玉……。さっき全部投げちゃった!)
そして私を口にくわえると、両足でおさえ、引き千切ろうとした。
メキメキメキ……。防具が裂ける音が聞こえる。
防具が裂けてしまえば、次は私自身が裂ける番だ。
だが、私もおとなしく食べられるわけにはいかない。
リオレイアの口の中に入った左手を振り回す。口の中の柔らかい皮膚は簡単に裂けた。
血があふれ出す。
しかし、大量のリオレイアの血が私の手を滑らせた。
コマンドダガーは私の手を離れてリオレイアの上顎の内側に刺さった。

流石のリオレイアもこれで吐き出さないはずはない。
私を吐き出したリオレイアは、口を閉じて飛び立とうとした。
……だが、飛び立つことはできなかった。
口を閉じることにより、口の中のコマンドダガーが頭蓋骨を貫通し、脳にまで到達したからだ。
断末魔の叫びを上げることすらなく、リオレイアは絶命した。

私はリオレイアの下敷きになり、自力で抜け出すことはできそうもなかった。
じきにアイルーの救助部隊が訪れるだろうが、それまで圧死せずに持ちこたえられるかどうかは分からない。五分五分といった所だろうか。

そろそろレンはリオレウスからの剥ぎ取りを終え、こちらに向かっている頃だろう。
サインを送ってみよう。もしかしたら彼が助け出してくれるかもしれない。
もしその両方が間に合わなかったら……私の人生はここで終わる、ということになるのだろう……。

〜第五話につづく〜

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.312 )
  • 日時: 2013/12/24 19:13
  • 名前: 真・無無無 ◆TpifAK1n8E (ID: l6IhjwOx)

支援age
お疲れ様です(´・ω・`)

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.313 )
  • 日時: 2013/12/25 12:54
  • 名前: KYハンター ◆CgKhXBtWT2 (ID: bvEBPiDT)

〜モンスターテイマー『竜王の剣』8話〜
オイラはいつも通り蓮火と朝飯を食っている・・・・・・何故か轟琥も一緒にいる。
「なあ・・・・・・轟琥、何でここに居るんだ? 居候か?」
と、オイラは質問した。すると轟琥からでは無く、蓮火から答えが返ってきた。
「何故ってコイツが作った飯が美味いからだけど?」
・・・・・・聞いたこっちが馬鹿だった。
小さくため息をつこうとした瞬間、テイマーパスの画面に文字が現れる。
『時間:今夜12時 場所:樹海 対戦相手:妖冥』
・・・・・・もう決まったのか、1回戦の時より決まるのが速かった。
時間が時間だから、昼寝をする事にした。

指定時間の30分前に樹海に着き、準備体操をする。
すると、暗闇の中から誰かがこっちの方へ来る。
「ほう、こんな時間に準備体操をするとは・・・・・・精が出るな」
この声は聞き覚えがある・・・・・・
「あ、ファイだ」
そしてファイと多少話ながら指定時刻まで時間をつぶす。
指定時刻になるが相手が見えない。一体どうしたのだろうか?
瞬間、首に刃物が当てられる。
「!? だ、誰だ!」
後ろを振り向くと誰もいない。
「鳳・・・・・・時間だ。テイマーキングダム予選、第2回戦開始!」
・・・・・・え?
(まさか・・・・・・さっきのが今回の相手か?)
「リオレウス、真憑依!」
約3分の静寂。樹海の夜は薄気味が悪い暗さのせいもあってそれは何時間にも感じられた。
(どこだ・・・・・・どこにいる・・・・・・)
そう辺りを見回している瞬間、急に視界に入ってきた。そこを袈裟切り、だが空を斬っただけだった。
「なんて速さだ・・・・・・」
オイラの攻撃は全て避けられ、相手の速さに翻弄される。そんな一方的な状況が約五分続いた。
(このままじゃいつかやられる・・・・・・どうにかしないと・・・・・・一瞬でも良いから動きを止められれば・・・・・・)
何か名案は無いかと考える。その間やられっぱなしだが考える。
5分ほど経ち、体はもうボロボロになっていた。
「リオレウス、良い案が浮かんだぞ♪」
『その案って・・・・・・』
そうリオレウスが聞いてきた。
「作戦喋っちまったらオシマイだろ?」
『まあ、そうだな・・・・・・』
(ただ・・・・・・それをやって大丈夫かどうかは時の運だろうな・・・・・・)

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.314 )
  • 日時: 2013/12/25 14:00
  • 名前: 片手拳 ◆EBwplS/Cbs (ID: 6ognQQkK)

〜第五話「陸の女王と空の王・後編」〜

リオレウスは飛竜刀【紅葉】を構える俺に狙いを定め、毒を含んだ鋭い爪で蹴りを入れようとした。右に跳んで蹴りを躱した俺は飛竜刀【紅葉】を振り上げると、リオレウスの翼に斬りつけた。
リオレウスの右翼膜が裂け、バランスを崩して墜落した。
俺は斬り込もうとしたが、すぐにリオレウスは体勢を立て直した。

このリオレウスはもう飛び立って逃げることはできないだろう。
だがリオレウスにはもう後がない、命を落とす覚悟で攻撃してくるだろう。
危険な状況には変わりない。

俺は飛竜刀【紅葉】を持ち替え、刃の部分を握った。
リオレウスは卵が潰れるのも構わず突進を繰り出した。
(この勝負、貰った!)
俺は飛竜刀【紅葉】の柄の根元を地面につけ、棒高跳びの要領で飛び上がる。
これは最近開発された武器「操虫棍」の使い手から盗んだ技だ。
飛び上がった俺の真下をリオレウスが通過する。
俺は飛竜刀【紅葉】を一八〇度回転させ、リオレウスの背中に突き刺した。
狙い通り、リオレウスは心臓を貫かれ、最期に小さな悲鳴を上げながら倒れた。
リオレウスが絶命したのを確認し、飛竜刀【紅葉】を死体から抜いて鞘に納める。

リオレウスの甲殻の継ぎ目を探し、まとまった量を剥ぎ取るのはなかなか難しい。
ハンターになって六年、狩りにはずいぶん慣れてきたが、この作業だけはどうにも苦手である。
しかも今は装備不足でリオレイアに挑んだナナミが心配でしょうがない。集中できない。
結局、剥ぎ取れたのは腹側の白っぽい甲殻が一枚と首元の鱗が二枚だけで、背中の堅い甲殻は剥ぎ取れなかった。

ナナミが投げつけたペイントボールの効果は切れてしまったようだ。俺はアイテムポーチから千里眼の薬を取り出すと、一息に飲み干した。
リオレイアは隣のエリアで倒れている。が、ナナミの姿は見えない。
その時、上空の古龍観測船からサインが送られてきた。
どうやら、ナナミが救助信号を送ったらしい。場所は隣のエリアだ。
(さっきは居なかったのに、おかしいなあ……。)
とりあえず俺はナナミを助けに向かう事にした。

隣のエリアに着くと、ナナミはリオレイアの死体の下敷きになっていた。
アイルー救助部隊は既に到着していたが、リオレイアの死体が邪魔でどうにもならなかったらしい。

ナナミは既に失神しており、自力で這い出すことは出来ない。
死体を持ち上げ、アイルー達がその間に引きずり出すのが現実的だろう。
俺が無理矢理持ち上げるしかない。勿論そんなバカな事はやった事がない。
「危険ですニャ。一歩間違えたらみんニャ揃ってペッチャンコですニャ。」
アイルーの一匹が止める。確かにそれも間違いではない。だが……
「もたもたしてるとコイツ死ぬぞ!取りあえず離れろ〜!」
俺はリオレイアの脚に手を掛けると、全身に力を込め死体を持ち上げた。
飛竜の身体は空を飛ぶために所々に軽量化がなされているとはいえ、リオレイア程の大きさになると大剣より重い。
そのため並のハンターにはリオレイアを持ち上げて投げ飛ばすと言った芸当は出来ない。G級ハンターには片手でそれをやってのけた化け物もいると聞くが。
「ん、んぐぐぐっ……」
俺が持ちこたえている間にアイルー達がナナミを下から引きずり出す。

アイルー達がナナミをネコタクに乗せたのとほぼ同時に、俺は力を使い果たし、崩れ落ちた。
「……ネコタクの定員は一名ですニャ。応援呼んでくるニャ。」
ネコタクはナナミを乗せて去って行った。

勿論、アイルーの言葉は嘘ではなかったようで、数分後、もう一台のネコタクがやって来た。
ネコタクに乗るのは久しぶりだ。たまにはこういうのも悪くない……。

〜第六話につづく〜

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.315 )
  • 日時: 2013/12/25 17:58
  • 名前: 真・無無無 ◆TpifAK1n8E (ID: KPKFECcH)

支援age
お疲れ様です。

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.316 )
  • 日時: 2013/12/25 23:46
  • 名前: 金メッキ (ID: /jkx4rTC)

第一話(最終回) 支援age

AgNO3(硝酸銀)「暇だな〜」
NaCl(塩化ナトリウム)「やぁ!硝酸銀君遊びに来たよ!」
AgNO3「ちょ、近寄るな俺が俺じゃなくなる!」
NaCl「え?なんのことかなぁ?」
AgNO3+NaCl「「うぁぁ!体が引き裂かれてるううう」」

反応式:AgNO3+NaCl→AgCl+NaNO3

AgNO3「新しい物質が生まれたね」
NaCl「そうだね」
AgCl(塩化銀)「ね〜 お父さん、隣の家が燃えてるよー」
AgNO3「本当だ!」


〜隣の家〜
H2(水素)「うぁぁぁ酸化されるよー」
O2「フフフwww」

            γ ⌒ ⌒ `ヘ
           イ ""  ⌒  ヾ ヾ    ドガァァァァァァァァン.....
         / (   ⌒    ヽ  )ヽ
         (      、 ,     ヾ )
 ................... .......ゞ (.    .  ノ. .ノ .ノ........... ........
 :::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、、ゝ.....|  |..., , ノソ::::::::::::::.......::::::
  _ _i=n_ ._ [l_ .._....,,. .-ー;''!  i;;;〜−ヽ_ii_i=n_ [l h__
  /==H=ロロ-.γ ,〜ー'''l ! |'''ーヾ  ヾ 「!=FH=ロロ
  ¶:::-幵-冂::( (    |l  |    )  )=HロΠ=_Π
  Π=_Π「Uヾ、 ⌒〜"""''''''⌒〜'"´ ノ;;'':::日lTΠl:::....
 Д日lTl,,..:''''"   ""'''ー-┬ーr--〜''""   :::Д日lT::::
 FH=n.:::::'            |   |         :::FL日l」:::::
 ロΠ=:::::.:.        ノ 从 ゝ        .::田:/==Д::
 口=Π田:::.   2H2+O2→2H2O(水)   .::::Γ| ‡∩:::::
 Γ| ‡∩Π::....                ...:::Eヨ::日lTlロ::::
 Д日lTlロ_Π::::.......            ...::::::::田:凵Π_=H:::
 =Hロ凵Π=_Πロ=HロΠ:::.................:::::::::::口ロロH「l.FFl



AgNO3「あそこの人たちしょっちゅう爆発して近所迷惑なんだよな」
NaNO3(硝酸ナトリウム)「へ〜(迷惑ってレベルじゃないって)」
AgCl(塩化銀)「うう、まぶしい、体が引き裂かれる!」
NaCl(塩化ナトリウム)「光分解!?」

反応式:2AgCl→2Ag+Cl2 (光によって分解)

AgNO3「ちょっと何かヤバイ!AgClが黒ずんでる!急いで病院に連れて行かないと!」



                                         〈 ̄ヽ
                                   ,、____|  |____,、
                                  〈  _________ ヽ,
                                   | |             | |
                                   ヽ'  〈^ー―――^ 〉   |/
                                      ,、二二二二二_、
                                     〈__  _  __〉
                                        |  |  |  |
                                       / /  |  |    |\
                                   ___/ /  |  |___| ヽ
                                   \__/   ヽ_____)


暇だったので適当に書きますたストーリー性が無いのはそのためです。
見ての通り題材はモンハンではないです。


ps、このssはあくまでも支援ageであり、実在する物質とは一切関係ありません。

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.317 )
  • 日時: 2013/12/26 19:39
  • 名前: 片手拳 ◆EBwplS/Cbs (ID: sSzwMPij)

>>316
凝った支援ageだなw
普通に小説を書けばいいのに。

〜第六話「帰宅……?」〜

私は約二週間振りに自宅(と言っても、ギルドの提供する新米ハンター用の宿舎なのだが)に帰った。

先日の狩りで腕とあばら骨が折れたが、「秘薬」という薬のお陰で殆ど治っている。
命に別状のない程度の傷なら、この「秘薬」を飲んで寝ておけば治る。但し、その高い効果から分かるようにとても高価である。
そのため下位ハンターにはとても入手できる代物ではない。自分でこれを作って使用するハンターはかなりの財力(すなわち狩りの腕)を持っているという事だ。
私が飲んだのは……、勿論ギルドからの支給品だ。

また鍵を掛けた扉がぶち破られている。これで三回目だ……。
しかも今回は焦げ臭い。火属性の武器を用いたようだ。
私の家にはよく泥棒が入る。ハンターになる前からの話だ。
そして盗まれるのは何故か下着ばかりだ。不思議である。
まだ中に下着を盗んだ変態がいるかもしれない。私は剣を抜いて自宅に入った。

まさかとは思ったが、私は変態を目撃してしまった。
銀色に輝くハンマー、星砕きプロメテオルを背負い、キリンSシリーズを着用した男ハンターが、ガサガサと私の箪笥をあさくっている。
扉をぶち破るよりもモンスターの頭に振り下ろすべき強力な武器だ。
「あ〜、ここもダメ。何で箪笥に魚の干物しか入ってないんだよ。」
悪態をついている。悪態をつきたいのはむしろこちらの方だが。

因みに下着は武具と一緒に金庫に入れてある。二回盗まれたら流石に対策するだろう、誰でも。

「ん、誰か来たか?」
私以外に誰が来るというのだ。他の変態か?
どうやら気づかれたらしい。

出入り口に繋がる廊下はひとつしかない。嫌でも私の横を通る事に……
いや、ならないようだ。
変態はハンマーを抜刀し、壁に向かって叩きつけた。
……だが、運が悪いぞ、変態。
そちらは別の宿舎に繋がっている。しかも住人はギルドナイトだ。
彼女は今日は確か非番だったはずだ。筋トレでもしているにちがいない。

壁が崩れ、爆音が響き渡る。
大穴が開いた。変態はその中に駆け込んでいく。
案の定、数秒後に変態は引き返してきた。
「ちょっと変態!あっち行って!」
ギルドナイトが追いかけてくる。入浴中だったらしく、バスタオルを頭に巻いて。
まず隠すべきは体の方だと思うのだが。相当慌てているらしい。
当然といえば当然だが。

私は廊下に立って変態の逃亡を阻止することにした。
変態は私を跳ね飛ばそうと突進してくる。
だが遅い。モンスターの突進を見慣れたハンターの私から見れば。
私は拳を大きく振りかぶって、変態の顎を打ち砕いた。
宙を舞って吹き飛ぶ変態。
「ぐあっ!」
変態は叫び声を上げる。自業自得だ。
よろめきながらも立ち上がる変態。一応上位ハンターだしなコイツ。

そこへ先ほどの爆音を聞いて駆け付けた他のギルドナイト達が現れ、変態を縛り上げた。
変態は御用となり、数日後、ハンターの資格を剥奪されたという。

〜第七話につづく〜

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.318 )
  • 日時: 2013/12/27 15:19
  • 名前: 片手拳 ◆EBwplS/Cbs (ID: /imax57J)

第六話、だいぶふざけましたw
たまにこんなの入れますが、基本は真面目に小説書きますので、これからも宜しくお願いします。
(そもそも読者いるのか?とか言ってはいけない)

では本編へ。

〜第七話「加工、お願いします!」〜

昨夜はよく眠れなかった。

部屋の中に風が吹き込んで来ていた。当然虫も入ってくる。
頬を蚊に刺されたようで、小さな赤い腫れができていた。

扉と壁は私が次の狩りに行っている間に修復しておく予定らしい。
この宿舎は私のものではないし、しかも私には全く非はない。
費用はギルドの負担ではなく、全額を壊した張本人が負担するらしい。
……当然のことだ。
顎の治療費?ナンノコトカナー?

私は先日狩猟(と言うより、ほぼ相討ち)したリオレイアの素材とコマンドダガーを持って、加工屋に駆け込んだ。
素材はギルドから報酬として支払われたものだ。剥ぎ取りなんてあの状況でできる訳がない。
「やあナナミ、今日は武器の強化かい?」
ユウの兄で武具職人見習いのカイトが尋ねる。

カイトとユウは加工屋の子で、修行の為にこのスぺリナを訪れていたのだが……。
ユウはここの親方から、
「素質が全くと言っていいほど感じられない。やるだけ無駄だ」
と言われて追い出されたのだ。
ユウの今の仕事は実家に帰るための旅費を稼ぐのが目的だったらしいが、アイルーキッチンの店長からは、
「人間にしてはよくできるニャ。このままの調子で頑張れば、いつかは自分の店を持てるかもニャ?」
と結構期待されており、ユウもこのまま仕事を続けるつもりらしい。

因みにカイトは私の彼氏でもある。レンなんか目じゃない。
……一応彼は私の命の恩人ではあるのだが。

「そうね、このリオレイアの素材で、コマンドダガーを強化できないかしら……?」
そう言いながら私は鱗と甲殻を五枚ずつ、それから市場で購入してきた毒袋を八個ほど渡す。
「……だいぶ余るけど」
「それじゃ、残りはカイト君にあげる!」
「でも僕ハンターじゃないし、何に使うんだよこれ……」
「生活費の足しにでも」
前にも言った通り、殆どの下位ハンターの財布はいつもスカスカだが、たいていの職人見習いはさらに重症な慢性の金欠病である。
「それじゃ、ありがたく頂きます!」
プライドというものは多分無い。だがそこが可愛くもある。

「師匠!加工依頼です!」
カイトが師匠に声をかける。
「おう、カイト。よくやってるな。だが、そんな女にうつつを抜かすんじゃないぞ」
そんな女とは何だ。ちょっと腹が立つ。
「それはどうでも良いとして、そろそろ実際に武器の強化をやってみないか?」
「ありがとうございます!」
「そこの武器で試してみるといい」
おいおい、それは私のだぞ。

だが、カイトなら大丈夫だろう。
実家のある村に居た頃、カイトが剥ぎ取りナイフを一から作っているのを見たことがある。
私が腰に差しているのがそれだ。並の武器より鋭い。

「ここをこうして……」
カイトはコマンドダガーの表面に張られているドスジャギィの皮を剥ぎ、刃の部分を熱し始めた。
手順も何も聞かず、作業を始めるカイトに、
「ん、もしかしてお前、武器の強化をやった事があるのか?」
と問いかける師匠。
「いえ。生産なら何度かやりましたが」
「なら大丈夫だとは思うが……」
心配しているのが口調から伺える。
師匠は続ける。
「そこの女ハンター。もし失敗したら俺が新しく武器を作り直してやる」
「何ですか、師匠。その、僕が失敗するみたいな言い方は」
カイトが言い返す。でも普通は一発で成功しないよな。私もそう思った。

そして言い返しながらもカイトは作業の手を止めない。
刃を引き伸ばして細長くし、それを前もってあけておいた毒袋の中身に浸す。
ジュウジュウと音を立てて液体が蒸発し、刃は紫色っぽい色になった。
「ほう、なかなかいい出来だな」
師匠がうなずく。

「……ただ、この調子だとあと三日はかかりそうだ。三日後に取りに来い」
良い武器が出来るなら三日くらい気にしない。
これは下位武器だが、G級武器になると、加工に一年近くを費やすものもあるという。
私は武器の出来栄えを楽しみにして、加工屋を後にした。

〜第八話につづく〜

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.319 )
  • 日時: 2013/12/27 18:48
  • 名前: 真・無無無 ◆TpifAK1n8E (ID: exJvPCkL)

支援age
お茶をどうぞ( ・ω・)つ 旦

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.320 )
  • 日時: 2013/12/28 11:17
  • 名前: 片手拳 ◆EBwplS/Cbs (ID: WohJq2DS)

>>319
ありがたく頂きます。
……ぬるい、しかもミルクティー!?
真・無無無さんはもはやこのスレの住人?ですねw

それでは本編へ。

〜第八話「みんなで一狩り!」〜

武器の強化を依頼した三日後の朝のこと。

私は、同期のハンター姉弟のボウとサクに話しかけられていた。
「ナナミさん、一狩り行きませんか?」
「ちょうど、帯電飛竜フルフルの狩猟依頼が来てるんですよ〜」
「……だが、そんな装備で大丈夫か?」
姉のボウはボーンシックル改とKロブスタ一式、弟のサクはクロスボウガン改とハンター一式を装備しているが……。
あまりにも武器がパワー不足、しかも防具の雷耐性もかなり低い。
G級ハンターになると下位モンスターくらいは素手で狩れると言うが。彼らはまだ私と同じ下位ハンターである。
「だから、ナナミさんに手伝ってもらって、フルフル一式を作ろうと思って」
こいつら戦力にならんぞ、多分。

そこへ、丁度依頼を探していた見知らぬ男ハンターが合流する。
「俺もそのクエストに連れて行ってくれないか?」
装備は……、操虫棍エイムofトリックにゴア一式。なかなか腕には期待が持てそうだ。
因みに、私はゴア・マガラというモンスターを見たことがない。どんなモンスターかは知らないが、かなり強いとの事。
「それじゃ、早くクエストに行きませんか?」
……しまった。武器をまだ取って来てない。
「ちょっと待って、武器忘れてきた」
私は全力疾走で加工屋に向かった。

「すいませーん、三日前の依頼、終わってますか〜?」
師匠が答える。
「ああ。妹のほうははっきり言って酷かったが、カイトは中々見どころがあるな。後、加工代は使ってみてから、後払いでいいぞ」
師匠は片手剣プリンセスレイピアを取り出す。
「あれっ、カイト君は?」
「三日間ぶっ続けで作業したから奥で潰れてるよ」
最初はそんなものだろう。武器はどうやらかなり良い出来のようだ。安心した。
「それでは、狩ってきまーす!」
「頑張って。くれぐれも死ぬなよ、うちの評判が落ちるから」
そういう問題かよ……。

私はクエスト受注を済ませた他の三人に合流した。
後は腹ごしらえだけだ。ところが……。
『アイルーキッチン 本日休業中』
店の前でユウがハンター達に謝っている。
「すいません、店長が風邪をひいてしまって」
「お、おう」
しょうがないので私達はそのまま荷車に乗り込んだ。

〜第九話につづく〜

Re: 小説を書きたいひとはここへ! ( No.321 )
  • 日時: 2013/12/29 12:28
  • 名前: 片手拳 ◆EBwplS/Cbs (ID: pTuiZmZx)

〜第九話「恐怖を呼ぶ乱入・前編」〜

氷海までは荷車で半日、その後飛行船に乗り換えて丸二日。
狩場の近くにはたいてい飛行船を下ろせる場所などないので、もう一度荷車に乗り換えて向かう。
ここまでくればあと数十分で氷海に着く。

私達四人は荷車を下りた。

「寒い……。」
「僕も……。」
ボウとサクが震えている。二人揃ってホットドリンクを忘れたらしい。
こういう所も似るんだな、姉弟って。
しょうがないので私のを一杯ずつ渡した。
因みにゴア装備の人は荷車に酔って吐いている。
すぐ治るとは思うのだが。只の車酔いだし。

「ふう、やっとスッキリしたよ」
おいおい、まだゲロが口についてるぞ。
私はゴア装備の人に消臭玉を投げつけた。
因みに私はいつも大量の狩猟具を狩場に持ち込んでいる。少し重いが、無くて困るよりマシだ。
フルフルには効かないとの事だが、一応閃光玉も入れておいた。
狩場には何が出るか分からないからだ。この地域にはティガレックスが出たという話も聞いたことがある。

フルフルは洞窟に棲息しているとの事。私達は武器を抜いて洞窟に入った。
遠くに白っぽい小型の飛竜の姿が見える。恐らくフルフルだ。
話に聞いていた通り、可愛らしい。モンスターをペットにするなら間違いなくこいつで決まりだ。
だが何か様子がおかしい。フルフルは何かに怯えているように見える。
私以外は誰も気づいていないようだ。
「ナナミさん、行きましょう!」
サクはクロスボウガン改を構え、Lv2通常弾を発射した。
見事フルフルに命中。フルフルは気づき、こちらに電撃ブレスを放ってくる。

「サク、危ない!」
私はサクをタックルで吹き飛ばし、ブレスが当たらないようにした。
だが、私の右足にブレスが命中する。
そのまま私は転倒し、脚が痺れて立ち上がることができない。
フルフルは私の方へ首を伸ばし、噛み付こうとした。

痺れが取れて来た私は反撃に転じる。とっさに抜いた剥ぎ取りナイフでフルフルが伸ばした無防備な首に斬りつけた。

……フルフルの首が胴体と離れ、地面に落ちる。
「流石ですね、ナナミさん。飛竜を一撃で倒すなんて」
ボウが甲高い声で歓声を上げる。
別に狙った訳ではない。偶然だ。
もしあと一瞬でも遅かったら、私は頭をかじり取られ、即死していただろう。

私達はフルフルのぶよぶよとした皮を剥ぎ取る。この感触が心地いい。
四人が三回ずつ剥ぎ取ると、フルフルの死体はほぼ丸裸になっていた。
あたり一面に血の匂いが広がっている。

「もしかしたら、この匂いを嗅ぎつけて、もっと強いモンスターが来るかもしれない」
ゴア装備の人が呟く。この人の名前訊き忘れた。帰りに訊こう。
そういえば、先ほどフルフルは怯えていた。フルフルを捕食できるほどの強力なモンスターがこの近くに潜んでいるのかもしれない。
「それじゃ、荷車に戻ろうか!」
私達は荷車に戻ろうとした。

ところが、荷車は……。
……巨大な黒っぽいモンスターに踏みつぶされていた。
そのモンスターは、荷車を曳いてきたポポを口にくわえ、三口ほどで平らげると、こちらに気づき、凄まじい咆哮をあげた。

「ありゃ……何だ……?」
茫然とするゴア装備の人。
「きゃあああああっ!」
「ぎえええええっ!」
咆哮並みにうるさい悲鳴をあげてブルブル震える姉弟。

だが私は何故か恐怖を感じなかった。むしろ血が騒ぐ。
「みんな、上空の古龍観測船に助けを呼んで!私は助けが来るまでこいつを食い止める!」
「……おう、分かった!食われるなよ!」
我を取り戻したゴア装備の人が返し、早速観測船にサインを送る。
私はプリンセスレイピアを構えると、大声をあげて巨大なモンスターに向かって突進した。
「うらああああああああああああっ!」

〜第十話につづく〜

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