雑談掲示板

モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タイム
  • 日時: 2014/07/25 13:36
  • 名前: 双剣 ◆HUQd0j4o36 (ID: 4VeqnVC.)

クリックありがとうございます!
このスレでは シリーズ物の 小説 をかいてください!
&主もショボいですが小説をかくので。

ルール
一 話数をしっかり書いてください!
二 お題は基本的にモンハン!もし違うお題で書きたかったら、主に一言。

あなた あ のお題で書きたい!
私 いいですよ。
あなた 書きます〜  
のようにしてください。
必ず聞いて、返信されてから、書いてください。
三 アドバイスはいいですが、基本的に批判、邪魔はなしで。
四 二回以上の荒らしで通報を考えますんで。
追加 重要

五 四回以上の荒らしは確実に通報します。
私が居ない場合は作者様達にお願いします。

以上を守ってくれると嬉しいです!

お願い このペース配分だと主が過労死するので、更新ペースを最高でも週三にしてください。

リンクスレ  http://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=326

参考にどうぞ
http://real-create.com/

一代目
http://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=49
作者様達の作品を最初から読みたい方は、上のスレからどうぞ。

現時点でのここの内容
作者様は一代目の続きからどうぞ。



企画↓
詳細
>>520

>>>>>>>>>>

スレ主=あいりあの作品

>>>>>>>>>>

ダブルサクライザーsの作品
モンスターハンター 〜輪廻の唄〜
あらすじ(第三十三章まで)>>59
三十四章 一時帰還>>24
三十五章 誤解巻き起こる朝>>27
三十六章 勝負の分け目は、君だ>>43
三十七章 地底洞窟の死闘【前編】>>60
三十八章 地底洞窟の死闘【後編】>>61
三十九章 フィーネ>>68
四十章 いざ出航、その名はワルキューレ>>92
四十一章 蒼天の上と下で 〜チコ村編〜>>101
四十二章 雲の隙間に闇が蠢く>>141
四十三章 決死の救助作戦>>155
四十四章 足掛かり>>192
四十五章 ドッキリ?真夜中の衝撃>>201
四十六章 歌姫と可愛いナイト>>209
四十七章 ニューウェポン・チャージアックス>>233
四十八章 ゴア・マガラ再び>>273
四十九章 安らぎの一時>>297
五十章 迫る刻>>316
五十一章 アストとツバキ>>336
五十二章 セカンド・コンタクト>>348
五十三章 狂気の黒蝕>>371
五十四章 跳梁し意思用いず悪成さば>>389
五十五章 苦悩、葛藤、決意>>394
五十六章 戦闘続行>>410
五十七章 それは災禍の前兆>>413
五十八章 ナゾ フカマル セカイ>>434
五十九章 別れたくなかったからです>>468
六十章 高鳴る感情、止まらない鼓動>>495
六十一章 遥か彼方へ 〜シナト村編〜>>504
六十二章 風、吹き抜けて>>515
六十三章 魔の手はすぐそこに>>519
六十四章 カトリアに隠されたこの旅の真実>>529
六十五章 虚無の笑顔と溢れる涙>>535
六十六章 リーンカーネイション>>569
六十七章 悲劇>>594
六十八章 迷い刻む心の中>>604
六十九章 感情と期待に揺れる想い>>615
七十章 持つべきは最高の仲間達>>742
七十一章 俺は『モンスターハンター』なんだ>>755
七十二章 最強の敵>>763
七十三章 長き戦いの始まり>>774
七十四章 ゼツボウノソラ【前編】>>821
七十五章 ゼツボウノソラ【後編】>>824
七十六章 この胸に溢れ続ける熱い想いを>>828
七十七章 光を翔ける>>831
七十八章 アスト>>846
七十九章 流れ星ひとつ>>860
終章 輪廻の唄>>863

キャラ人気投票(終了)>>649>>801
 登場人物紹介その2>>653

SS カトリアの花嫁修業>>1020

『モンスターハンター 〜猛焔を抱きし翼〜』

>>>>>>>>>>

翼の勇車sの作品
あらすじ(第二十話まで)>>56
第二十話〜古龍攻略〜>>41
第二十一話〜目覚めた災悪〜>>75
第二十二話〜ギザミとミズキ〜>>78
第二十三話〜ギザミの想い〜>>110
第二十四話〜狂竜病克服〜>>123
第二十五話〜vsクック&ルカ〜>>145
第二十六話〜最強の増援〜>>154
第二十七話〜怪虫組(モンスターバグズ)〜>>188
第二十八話〜うるさいクイーンランゴスタ〜>>210
第二十九話〜真の元凶〜>>645
番外編〜過去ログ入り記念祭 part1〜>>21
番外編〜過去ログ入り記念祭 part2……の場を借りたクロスオーバー意見会〜>>128←個人的にちょっと内容が…
(すでに消してるTrailsの作品に振れているため)
番外編〜我が小説の危機〜>>331
番外編〜トトスの処遇意見会〜>>579
番外編〜一作目二作目合同、ダブルサクライザーさんの小説 キャラ投票会〜>>654
番外編〜クロスオーバーについて〜>>732
番外編〜状況報告〜>>788
番外編〜翼の勇車主催 祝砲上げ大会〜!>>875

第一話〜出会い〔キャラクターコメンタリー版〕〜>>996

2作品目『高校生モンスター』
第一話〜とりあえず経緯書く〜>>433
第二話〜神様転生じゃないだけマシ〜>>478
第三話〜出来ること確かめるのはテンプレだよね〜>>536
第四話〜あ、ありのまま今あったことをはなs(ry〜>>591
第五話〜人化? 邪道!〜>>620
第六話〜どうもアカリちゃんがヒロインらしい〜>>697
第七話〜も、もうぼっちじゃないもんね!〜>>722
第八話〜同郷のモンスターとか〜>>818
第九話〜神山先輩マジパネェっす〜>>894
第十話〜最近アカリちゃんの様子が変〜>>925
第十一話〜「甲殻種の底力みせたるわ!」〜>>983
第十二話〜リミッター解除ぉ!!〜>>988

>>>>>>>>>>

7倍quasarsの作品
世界を旅せし狩人〜狂竜病を滅ぼし者〜
設定>>449
あらすじ(もう一つのお話もここに)>>562
第1話 忌み嫌われし竜、ゴア・マガラ>>423
第2話 奇妙なゴア・マガラとの対峙>>424
第3話 並立世界〜パラレルワールド〜>>429
第4話 師条の実力(前編)>>435
第5話 師条の実力(後編)>>452
第6話 想定外の出来事>>461
第7話 休憩>>463
第8話 集会場へ向かう>>466
第H(\)話 クエスト ドスイーオス2頭の狩猟>>469
第10話 クエスト開始〜哀れ、片方のドスイーオス〜>>489
第11話 合流>>496
第12話 欲するもの、それは血肉>>502
第13話 欲した結果が生みしモノ>>516
第14話 新たな仲間>>542
第15話 Why do you need Monster Hunting?〜テオ・テスカトルの討伐クエスト〜>>572
第16話 狩猟開始>>629
第17話 一つの答え>>698
第18話 危機>>713
第19話 確信>>724
第20話 世界との別れ>>775
第21話 あらたな使命>>802
第22話 行動は迅速に>>806
第23話 もう一つの要因>>813
第24話 異世界で戦うモノ達>>822
第25話 凍る海>>825
第26話 異世界の物>>855
第27話 ONLY☆ONE☆救出>>876
第28話 EXTENDED>>901
第29話 意外な性格>>926
第30話 ONLY☆ONE☆帰宅>>933
第31話 ONLY☆ONE☆夜>>984
第32話 未知との接触>>1022
第33話 また増える仲間>>1029
第34話 水中戦>>1047
第35話 水中戦と異世界の者>>1051

同時進行するもう一つのお話
〜世界を戻すため〜
設定>>473>>957>>1034
その1 元の世界での異変>>471
その2 常識を放棄した世界>>480
その3 三途の川にて>>524
その4 新たな使命>>544
その5 代償>>574
その6 捜索>>581
そのZ それぞれの動き>>600
その8 それぞれの動きver2>>643
その\ 解放>>652
その10 防具をつけても似るときは似る>>699
その11 進展>>717
その12 異変>>745
その13 連鎖する異変>>749
その14 最凶と最強の再開>>753
その15 正面突破>>832
その16 1vs4>>839
その17 凌駕せし者>>850
その17-2 その頃のミラバルカン>>859
その18 無慈悲>>898
その19 破砕>>927
その20 激昂>>942
その21 常識外の力>>959
その22 制御>>977
その23 極限>>987
その24 決して解き放たれてはならない存在>>1019
その25 解放された男>>1026
その26 地獄のかまぼこ工場>>1039
その27 離脱>>1050

番外編1 想定外。>>526
番外編2 なぜ返信とNoにずれが生ずるか>>644
番外編3 止まってしまうもう一つの物語>>787
番外編4 勝手に祝砲あげる人>>870

クロスオーバー用設定>>707>>709
クロスオーバーへの導入編 ver1>>682←まだクロスオーバーやってないのでとりあえずここ。
クロスオーバーへの導入編 verもう一つの物語>>911

茶番もろもろ>>391>>407>>420>>455>>702>>819>>880>>892>>955
(茶番もろもろは読んでも読まなくても関係ないそうです。)

突然な企画>>992

ONLY☆ONE☆NG集>>947
ONLY☆ONE☆NG集inクロスオーバー>>1017

>>>>>>>>>>

片手拳sの作品
HunterLife〜ふんたーらいふ〜
あらすじ(第十九話まで)>>70
設定>>85
〜第二十話「一買い行こうぜ!・後編」〜>>46
・上位昇格試験編
〜第二十一話「出発の時」〜>>112
〜第二十二話「地図に載らない街」〜>>277
〜第二十三話「新たな戦友」〜>>314
〜第二十四話「出航」〜>>854

>>>>>>>>>>

若虎sの作品
――第11話 特訓と新たな仲間――>>67
――第12話 助っ人参上――>>400-401
――第13話 ついに・・・――>>540

>>>>>>>>>>

布都御霊剣sの作品
モンスターハンター「焔の詩」
9話>>106
10話前編>>252
10話後編>>308
11話>>313
12話前編>>552
12話後編>>585
13話>>599
14話>>602
15話>>804
16話>>816

サイドストーリー 微笑は風と共に
プロローグ>>856
1章-1>>878
1章-2>>1013
1章-3>>1028

>>>>>>>>>>

カゲヤsの作品
『モンスターハンター 黒ノ奏』
第一話>>20
第二話>>985←話数がなかったので勝手につけました

>>>>>>>>>>

アクア@オワタの人sの作品
Monster Hunter~狩人の使命~
番外編!
~100レス超えたけど関係ない!~>>150

>>>>>>>>>>

真夏のペンギンさんsの作品
登場人物紹介>>972
メンバー設定>>488
2話 結成?>>174
3話 共通点>>280
4話 渦巻く運命>>349
5話 眠鳥に踊らされて>>479

2章虚勢の閃光!血風の姫神!
1話 出逢い>>152

3章動きだすニック・タイム
1話理解の外側>>543
2話目視の限界>>557
3話パワー>>565
4話発進ラノーチェス!>>655
5話空の上にて>>842
6話空中戦>>884
7話風はシュレイドへ>>931
三章エピローグ>>932

4章ワイルドタイム
1話防衛戦>>991

特別企画ペンギンさんの始めての茶番!>>970

>>>>>>>>>>

ガンランスの王sの作品
ハンターズ・アドベンチャー
〜あらすじ〜(第十話まで)>>279

>>>>>>>>>>

で?sの作品
甲虫戦隊
設定>>330
第1話 悪党戦隊現る>>269
第2話 リオレウスを襲撃>>327
第3話 リオレイア襲来>>329
第4話 正義の甲虫ロボ セルタスグレート現る>>366
第5話 >>377
第6話 スパイダー☆セルタス崩壊!>>390

>>>>>>>>>>

煌星sの作品
設定>>353
第1話>>300
第2話>>312
第3話>>352
第4話最強?イャンクック>>417
第5話 旅の始まり 地の文減り気味>>531
第6話  戦いの意味〜対飛竜編〜>>830
第7話  力の意味>>949

番外編 1>>641

>>>>>>>>>>

izayoi0018s(神風s)の作品
真のモンスターハンターを目指して
10話>>405←10話かどうかは推測。間違えてたら報告を
11話 休暇>>568
12話 遊戯>>619

異世界からお嬢様達が来るそうですよ?
第0話 ちょっとした設定回>>899

>>>>>>>>>>

破損したスプレー缶sの作品
現実世界と異世界  
第1話 平和な日常>>416
第2話 漂流!?謎の孤島!>>419
第3話 アルセルタス襲来!>>425
第4話 爆裂進化!ドスランポス!>>509
第5話 新たな仲間モス!>>511

>>>>>>>>>>

スラクsの作品
「反撃の烽」(はんげきののろし)←題名これであっているかご確認を…。
設定>>857
零話「撃龍船の中」>>575
壱話「突撃☆ダレン・モーラン」>>582
参話「援軍到着」>>651
四話「ハンターになったきっかけ」>>701
五話「上級昇格おめでとう(棒」>>716
六話「密林の中で〜前編〜」>>770
六話「密林の中で〜後編〜」>>849
七話「異常な世界」>>924
八話「嵐」>>1015

第一回 [The 雑談]>>946

>>>>>>>>>>

ペイルカイザーsの作品
M.H. 滅龍少女〜ドラゴン×スレイヤー〜
プロローグ>>583
Episode 1 龍の力を持つ少女>>601>>723

>>>>>>>>>>

0120sの作品
1=1
第1話  電卓「俺は108円(税込)の何処にでもいる普通の電卓さ!」>>780
第2話  無量大数「だから、俺は無量大数であって無限大ではないと何度言ったら」>>783

>>>>>>>>>>

バサルモス愛好家sの作品
短編小説「Insania warz 〜ケチャワチャに支配された世界〜」
第一話『ibera restinguitur』>>827

>>>>>>>>>>

ヨーグルトsの作品
モンスターハンター『伝説の狩人』
一話>>829
二話>>847←設定もここにあります

>>>>>>>>>>

謎の人 再来!sの作品

〜〜狂暴なる者とハンターの新の戦い〜〜
第1話 始まり>>948

>>>>>>>>>>

コラボレーション作品1

クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車
クロスオーバーの設定>>211>>226>>263
序章 歪んだ夢の中へ>>222>>224
一章 未知という未知>>227
二章 現れた紳士>>230
三章 暴れん坊と良識派>>235
四章 モンスターとの会話>>240>>242
五章 逃げた先と最終兵器>>247>>249
七章 泣き虫>>254>>292>>249が六章になるのかな?
九章 とある芸人>>298>>309
十章 再開>>315>>319
十一章 いよいよ揃う>>320>>335
十二章 初めての……>>354>>359
十三章 孤島へ>>363>>370
十四章 ミナーヴァ再集結>>380>>381
十五章 旋律を奏でし鳥竜種>>382>>388
十六章 モンスター召集>>403-404>>411
十七章 共感>>412>>460
十八章 おしどり夫婦とネコめし万歳>>454
十九章 >>481>>483
二十章 異変、そして料理>>534>>537
二一章 >>541>>548
二十二章 風を纏う龍>>695
二十三章 秘策>>703>>705
二十四章 力を得た人、そして暴走>>710>>748
二十五章 再びの平穏>>808>>814
二十五章 食事会と夢の世界>>838>>853>>893
二十七章 動き出す瞬間>>897>>938
二十八章 Memorial 〜思い出〜>>950
二十九章 村へ>>969>>976>>979
三十章 寝ぼけ眼の寝起き>>982
三十一章 >>1010>>1012

>>>>>>>>>>

コラボレーション作品2

クロスオーバー 7倍quasar ×ダブルサクライザー
設定>>912>>914>>919>>937>>966
序章 重なりすぎた偶然だとしても>>915
一章 失われし力>>918
二章 見て話して分かること>>921>>928
三章 単刀直入に言う、それと異論は聞けなくなった>>930>>951
四章 それぞれが出来ること>>954
五章 二手に別れる組み合わせ>>971>>975
六章 聖・エールハース>>980-981
七章 戦闘開始>>986>>998
八章 流れ行く時と舞い躍る嵐>>1002>>1008
九章 青熊獣アオアシラ>>1011>>1016
十章 時の狭間>>1018>>1024
十一章 温泉だよ!全員集合ー!>>1027>>1030
十二章 終わりなきを終わらせる戦い>>1036-1037
十三章 竜の訪れる秘湯>>1038>>1044
十四章 地の温泉巡り>>1045>>1048
十五章 夕暮れオレンジ>>1049>>1053
十六章 沈む地、眠る炎>>1054

>>>>>>>>>>

目次ここまで。1054までです


Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 全部表示 スレ一覧 新スレ作成
Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.312 )
  • 日時: 2014/05/06 14:11
  • 名前: 煌星 (ID: VSgHQGw2)


第2話

古龍に襲われてからしばらく
すると バルバレへ
着いた筈だった。輝は思わず
「ここが…バル…バレなのか… ?」
と言った。バルバレと
断定できないことは無理もない
輝がこれまで拠点としてきた
ポッケ村やユクモ村もバルバレの
一部?になっていたのだ
とりあえず、輝はギルドへと
向かった。そして、ギルドマスターに
話し掛けようとしたその時
「おーい、輝!久しぶり〜!」
とどこかから聞き慣れた声が
聞こえてきた。
声の主はパートナーであった
鈴【リン】だった
「ん?って鈴か。オウ久しぶり!」
しばらく話をしていたら
久しぶりに狩ろうと言う
ことになった
狩るモンスターはゼルレ(ry殴蹴蹴
全鳥竜種モンスターだ
場所は闘技場で全同時狩猟だ
狩猟は明日 2人は狩りの準備を
進めるのであった


はい、残念ながら地の文が
多すぎますねww
次は狩猟開始ですね
メイン2人の紹介は今日中に
書くと思います

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.313 )
  • 日時: 2014/05/06 16:48
  • 名前: 布都御霊剣 ◆Mp0wNgpgF6 (ID: 6lwjBm5F)

モンスターハンター「焔の詩」11話
ジェノス&楼華
一方、こっちは苦戦を強いられていた。
右眼の見えなくなったラージャンは無差別に攻撃をしていた。
それも普段の怒り状態よりも動きは数段は速い上に恐らく一発分の威力も上がっているだろう。
そんなのと数分もやっていれば精神は磨り減り、体力も消耗を待つばかりだ。
もし、そんな事になったら確実に死ぬだろう。いくらラージャンの動きが激しいとはいえ、俺達と比べれば長く動けるだろう。
――攻めなければ殺られる
そうジェノスは直感し、一か八かの大博打を打ちに行った。
ラージャンの前に立ち、腰を低くして氷結弾を撃つ。
そのノズルから3連射された氷結弾がラージャンの眉間に当たる。
ライトボウガンの真骨頂とも言える速射システム。
それは1発の消費量に対し、3発の弾を撃つ事により、ライトボウガンの火力が乏しい面をカバーできるものだ。
それをさらに2連射し、計9発の氷結弾の嵐が次々と眉間に撃ち込まれていく。
しかし、それでもラージャンは動きを止めず、右左と交互に腕を振るい、突進してくる。
それを体を時計回りに90度回転させながら右へステップして避ける。
間一髪避けれた思われたそれは、ジェノスの右眼を掠らせた。
何とか体勢を立て直し、氷結弾を装填し、閃光玉をラージャンの左眼の前で炸裂するように投擲する。
それで見事ラージャンの視界を一時的に完全に潰せた。
剥ぎ取り専用のナイフを取り出し、構える。
そのナイフで頬の筋肉削ぎ、口にブリザードタビュラのマズルを押し込み、ナイフを左眼に突き刺して
装填された4発――計12発の氷結弾を口内で炸裂させる。
装填された全弾撃ち終わり、ブリザードタビュラを引き抜いたところでで楼華がラージャンの懐へ滑り込み、頭の真下で氷刃【雪月花】を突き上げる。
それは今さっきの速射で脆くなった頭蓋骨を易々と砕き、そのまま脳を貫く。
――どんなモンスターでも脳に深く傷が入ったら生命活動をとめる。
どんな強靭な外殻に覆われていようとそれだけは変わらない。
貫いた脳を切り裂き、鞘に収める。
「討伐完了と」
「ジェノス殿。右眼は大丈夫でおられますか?」
その質問に答えるのに少し間があった。
時間にしては短いが精神的にはそれは何分にも何時間にも感じられる、そんな数秒の間が空き、やがて答える。
「・・・・・・大丈夫と言うわけではなさそうだ。もう、右眼は見えない」
そう言ったところで足音がした。
髪を前に下ろし、傷ついて見えなくなった右眼を神で隠して足音のする方向を向くとそこにはアズルライトとアンバーがいた。
「・・・・・・どうやら、依頼は完遂したようだ」
「その様で」
アプトノスの荷車にゆられ、ナグリ村へと帰る。
辺りはもう日が沈みかけ、見事な夕日が照らし出している。

書いてる本人が言うのもなんですがこのパーティー凄すぎる・・・・・・
ラージャンをここまで圧倒できるパーティーもそうそう珍しいものですが・・・・・・それだけでなく、何の躊躇無しに口の中にライボ突っ込んで速射するわ脳天を太刀で切り裂くわゲームでは普通にありえないことをやってのけるところが・・・・・・



Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.314 )
  • 日時: 2014/06/19 16:18
  • 名前: 片手拳 ◆EBwplS/Cbs (ID: awRhgtfW)

〜第二十三話「新たな戦友」〜

私は蛇口を捻った。

「み、水!?」
蛇口からはキンキンに冷えた水が流れ出た。
(てっきり浴場にあるからお湯が出るかと思った……)
しょうがないので水で髪を洗う。冷たいせいか、石鹸がまるで泡立たない。

宿の浴室はかなり広い。
……が、ここには私以外誰も居ない。

「水風呂かよ、おい!」
壁の向こう側からは少年たちがドタバタと大騒ぎしているのが聞こえる。
男湯は大盛況らしい。

……向こう側も水しか出ないらしい。

泡立たない石鹸で無理やり身体を洗う。
削れた石鹸のカスが身体に付き、かえって逆効果のような気がしてきた。
(……しょうがないなあ)
私は浴槽の水を桶で汲み上げ、頭から被った。
「ひゃっ!」
氷でも入れたかのような冷たさだ。多分、顔を洗うにはちょうどいい。

私は冷たすぎて浴槽に浸かる気になれなかったので、すぐに浴室を出て、持参の寝間着に着替えると、部屋に入った。

部屋には、安物のベッドが二つ並べられている。
片方のベッドのシーツは大きく盛り上がっており、わずかに膨らんだり縮んだりを繰り返している。
(何かいる……?)
まさか変態だろうか、いや、そんなハズはない。鍵はしっかりと掛けて出た。

私はシーツを鷲掴みにすると、思い切り力をこめてめくりあげた。
「……ニャ!?」
「……えっ!?」
そこには黒毛の獣人、メラルーが丸くなっていた。
頭には、先程浴室で私が脱いだインナーの上半身部を被っている。

「この変態猫! 覚悟しろぉぉぉ!」
私はメラルーの首筋を掴み、激しく振り回した。
「二ギャアアアアアッ!止めてくださいニャア!」
メラルーは悲痛な叫び声をあげながら抵抗する。
「そのインナーを浴室の入り口に落としてたから、拾ってきただけなのですニャ〜!」
「……え?そうだったの?」
私は真面目に問い返した。

「そうですニャ。わたくし、女物の下着を盗むような変な趣味してませんニャ」
表情を見る限り、どうやら本当みたいだ。目の奥には恐怖さえ浮かんでいる。

「……勘違いして振り回したりしてごめんなさい。お詫びにマタタビでも」
私はアイテムポーチを取りに行こうとした。

「……マタタビも欲しいけど、わたくし、それよりも、仕事が欲しいのですニャ。どうか、あなた様のオトモにしてくださいませんかニャ?」
オトモを雇う場合、給料、食事代などはハンターの負担になる。
「はぁ……。給料払えるほどお金に余裕ないから、給料無しの三食だけでもいい?」
メラルーは頷く。
「喜んで!わたくし、一度でいいから、オトモとして狩りに出てみたかったのですニャ!!」

こういう場合は自己紹介から。
「わたくし、サクラと申しますニャ。トレンドは見た目通り、ぶんどりですニャ」
「ナナミです、宜しくお願いします」

「それじゃ、サクラ。今日はもう寝ようか、明日出発だから」
「お休みニャア」

一人と一匹は静かに眠りについた。

〜第二十四話につづく〜

p.s.二十二話のタイトルを変更しました。
旧「上位昇格試験編・地図に載らない街・前編」→新「上位昇格試験編・地図に載らない街」

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.315 )
  • 日時: 2014/05/07 00:36
  • 名前: 翼の勇車 (ID: C/AIPzlE)

クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車

十章 再開

アストside

「そろそろ見えてくるかな」
シャカシャカと脚を動かしながらギザミがそう言う。ギザミは種から違うと言っていたが、一体どんなモンスターなのだろうかと、アストは思っていた。
すると、大きく開けた場所が見えた。何やら話し声が聞こえる。奥を見ると、大型モンスターと中型モンスターが一匹ずつ。そして他にも人影が……。
「おーい、トトスー、ゲネッポー!」
ギザミが片方のハサミを掲げて叫ぶ。向こうにいた全員がこちらを見る。
「おーうギザミ! やっぱお前もズレ見っけたか!」
「ザザヤン、お邪魔しとるでー!」
「ひっ」
改めてアストの背中に隠れるカトリア。ギザミにはある程度なれたようだが、初対面の、しかもガノトトスに見られて怯えない方がおかしい。しかももう一体の方はドスゲネポスである。ドスゲネポスといえば、あのネルスキュラの乱入してきた戦闘にてカトリアが襲われた相手。かなりのトラウマがあるだろう。
「お、まーたべっぴんさん連れとるな。ミズキ紹介したのもアンタやったろ」
ゆっくりと歩いてくるゲネッポを、無言で止めるギザミ。その空気を察したのか、真剣な顔になるゲネッポ。
「カトリア!」
「……ライラ?」
ゲネッポの後ろから走ってきたのはライラ。その声を聞いてゆっくりと顔を出すカトリア。
「ライラ! よかった会えて……。ニーリンにマガレット、エリスも!」
続々とやって来る仲間達に喜ぶカトリア。目の前のモンスターの事も忘れるくらいに嬉しかったようだ。
「カトリアさん、よかったね」
そうそっと呟いたギザミは、ゲネッポに近づく。
「ゲネッポもズレを?」
「せや。ズレを感じて来てみたらまるでハーレムや。ワイ幸せ」
ゲネッポのジョークに軽く笑ってから、トトスの方へ歩いていく。
「おうギザミ。やっぱお前もヒトに会ってたか。このズレとこいつらは何かしら関係がありそうだな」
「多分ね。クックは?」
「あれから会ってねえ。たぶんあいつも誰か会ってんだろ」

ミズキside

「皆遅いね……」
「そうだね……」
「暇だにゃ……」

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.316 )
  • 日時: 2014/05/07 14:27
  • 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: uMblYCex)

 モンスターハンター 〜輪廻の唄〜

 五十章 迫る刻

 バルバレ付近の港にワルキューレを停泊させ、ミナーヴァ一行は徒歩に切り換える。
 ここからバルバレは丸一日。
 その道中、アストはマガレットと話し込んでいた。
「マガレット?これは?」
「吉報というか、新しい情報です」
「新しい情報?」
 マガレットは紙の束をアストに見せる。
「さっき、エリスちゃんからゴア・マガラに関する資料を貸してもらいました。それで分かったことが増えました」
「本当か?」
 何せ、交戦経験があるとはいえまだまだ情報は少ないのだ。何かひとつでも知れるなら知った方がいい。
 マガレットは説明を始める。
「狂竜ウィルスなんですけど、感染してしまってもその対象に攻撃を与え続けることで、そのウィルスの抗体を急速に作り上げて克復することが出来るらしいです。詳しい理論は分かりませんが、これは有力だと思います」
「攻撃を与え続ける、か。えらい具体的な話だな。調査隊とか討伐隊の経験なのか?」
「はい。何人も似たような状態になったと記述されてるので、間違いはない、とは言い切れませんが九割方正解だと」
 間違いはないと言い切れないのは、医者としての限界だろう。どんな症状に対しても、似ていても実は違っている場合がある。そういった面を言っているのだ。
「それと、感染してから克復するまでですけど、ウチケシの実を摂取することで発症を遅延させることが出来るようです。完全に回復は出来ませんが、克復するまでの時間稼ぎくらいのものです」
「ウチケシの実で発症を遅らせる、か。そっちの方が分かりやすいっちゃ分かりやすいかな」
「ごめんなさい、どちらも確証がないので言い切ることが出来ません」
 マガレットは申し訳なく答える。
「いや、よくこれだけ調べられたな。これは貴重な情報だよ。これで少しは希望が見えてきた。ありがとう、マガレット」
 アストは大きく頷く。
 何もないに等しい状態だったさっきとは雲泥の差だ。
 純粋にマガレットに感謝するアスト。
 また少し、希望が見えてきた。

 その日の夜。
 馬車を停めて、皆眠っている。
 寝ずの番はニーリンが担当している。
「眠れないな……」
 緊張しているのか、神経が高ぶって眠れない。
 出発は明朝なので、後数時間もすれば起きなくてはならない。
 気晴らしに散歩にでも出るか、とアストは外に出た。
 外に出ると、夜風が涼しい。
 どこと言わず、アストは歩き出した。
 ふと、正面からツバキと目が合った。
「よ、ツバキも眠れないのか?」
「アスト。まぁそんなとこだな」
「暇だし、話ながら歩こうぜ」
「構わないよ」
 アストとツバキは並んで歩く。
 こうしてツバキと二人でいると言うのも初めてだ。
「なぁ、ツバキ。ツバキって、何でユリ護衛のハンターになったんだ?」
 アストは話を振ってくる。
 ツバキは一思案してから答えた。
「俺とユリは、幼馴染みなんだ。ユリは家族から、これまでにはなかった歌姫としての才能を見出だされて、幼い頃から各地を転々としていた。アヤセ家とセルジュ家は元々親密な関係でね。ユリとの遊び相手が俺だったのさ」
「幼馴染みかぁ、だから護衛だなんだ言っても上下がないんだな」
「まぁな。で、ユリは瞬く間に大陸中に注目される歌姫になっていった。そんなユリを政治のカードにするとか、身柄を悪用する連中も出てきて、モンスターだって無視できない中でゴタゴタに巻き込まれる毎日だったよ。だから俺は決めたんだよ。「ハンターになって、ユリを守る」って」
 ツバキは拳を握った。
「ユリに手を出す連中は皆俺がねじ伏せてやるつもりだったよ。でも、そんな甘い考えは通らなかった。ユリに手を出すのは政治家とか犯罪者だけじゃなかったよ。ユリを娼婦みたいに見てるゲスみたいな男全員だ。中にはハンターだっている。おかげで、ユリは何度も侵されかけたんだ。だから、ユリは本当は男を怖がっているんだ」
 ツバキの口から語れる、ユリの過去。
「え?じゃあ、ユリは何で俺に心を許したりしてるんだ?」
 ユリとアストは少し前まで顔も知らない仲だったのだ。そもそも、ユリの半裸を見てしまった時点でユリはアストを拒絶してもおかしくなかった。
 それに対して、ツバキは呆れたように答えた。
「ユリはな、おとぎ話みたいな王子様に憧れてんだよ。白馬に乗ったナイトみたいなのにな。あの船の上でミナーヴァに助けてもらった時だよ。それがどうも、理想の王子様とだぶったみたいでな」
「それが俺ってこと?」
 アストの言葉にツバキは頷く。
「正直言うとなアスト、俺は最初、お前を信じてなかったよ。男だからって理由でな。でも、ユリとかカトリアさんへの態度を見て分かったよ。お前なら信じてもいいかなって」
「ツバキ……」
「もし何かあったら、ユリのこと頼むな」
 それだけ言うと、ツバキは立ち去ろうとする。
 アストはその背中を見て引き留める。
「待てよツバキッ。その、ユリの理想の王子様が俺なら、お前はユリの何なんだ?」
 ツバキは足を止めて、アストを一瞥する。
「……俺は、『嘘つき』なんだ。『嘘つき』がユリを守るなんて、ちゃんちゃらおかしい話だったんだよ」
 ツバキは駆け出した。
 アストはただ黙ってその背中を見送るしか出来なかった。
「何だよ、『嘘つき』って……?」
 そのツバキの『嘘つき』を反芻するアスト。
 ツバキは、何が『嘘つき』なのだろうか?
 ユリを守りたいと言う気持ちは本物ではなかったと言うのだろうか?
 それとも、アストに何か嘘を言っているのだろうか?
 どれだけ考えても何も分からなかった。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.317 )
  • 日時: 2014/05/07 12:14
  • 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: nixOFVth)

 >>316

 五十章行きました!
 っても、まだあと30か、40章ぐらいありますけど。
 なんとか4G 発売には完結出来ると思います。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.318 )
  • 日時: 2014/05/07 16:10
  • 名前: 翼の勇車 (ID: C/AIPzlE)

>>316
ペッコ「読めた……俺にはこの先のオチが読めるぞ……」
イーオ「アストォ、お前どうやら禁断の扉を開けちまったようだなぁ」ゴゴゴゴゴ……
勇車「お前らええかげんにせい!」

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.319 )
  • 日時: 2014/05/07 18:26
  • 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: rTKk6iWl)

 クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車

 十章続き

 ミズキside

 ミズキ、カスケ、ネオはちんまりと待っていた。
 クック、ギザミ、トトスの三体が『ズレ』を感じたために見回りに行ってから、早一時間が経っていた。
「やっぱり遅すぎるよ」
 ミズキは立ち上がった。
「ミズキ?」
「どこにいくにゃ?」
 カスケとネオは立ち上がったミズキを見て声を掛ける。
「私、皆を探してくる」
「ちょっと待ってミズキ」
 カスケは踵を返そうとしたミズキを止める。
「一人じゃ危険だよ。僕も行く。ネオもだね?」
「当たり前だにゃ。ミズキを放っていたら、密林中がパニックになっちまうにゃ」
「あのねぇネオ?私はそんなに無鉄砲じゃありませんっ」
 むぅっと怒るミズキ。
「とにかくだよ。まずはここから一番近いクックの所に行こう。ミズキも、突っ走ったらダメだからね?」
 ミズキとネオを仲介し、カスケはミズキの前に立って諭す。
「う、うん……」
 カスケに言われると、ミズキは頬をほんのり赤らめて押し黙る。
 さりげなくリーダーシップを張っている彼は、見ていて格好いいし、頼れそうだ。いや、頼らなくては勿体無い。
「じゃあ、行こうか」
 カスケを先頭に、エリア7、つまり鍾乳石の壁と崖に囲まれたエリアへ向かう。

 エリア7。
 そこには、いかにも楽しそうな光景が広がっていた。
 人一倍臆病で人見知りの激しいルカが、見知らぬ女の子を背中に乗せてはしゃぎ回っている。
 もちろんそこにクックもいるのだが、彼だけではない。
 ハンターが一人、そうでない人間が二人、オトモアイルーらしきアイルーが一匹だ。
「クック!何してるんだ?」
 カスケは蔦を滑り降りてクックに駆け寄る。
「ん?あぁ、カスケ。見ての通りだ。ルカがとっても楽しそうだ。俺は嬉しいぞ」
 クックは剽軽な顔を微笑ましげにしながらカスケに向き直る。
 そのルカは満面の笑顔で女の子を乗せている。
「それそれーっ!」
「うわっほぉうぅっ!?ルカちゃんちょっと危ないですーっ!」
 危ないとか言いながら、女の子は全力で楽しんでいる。
 ふと、一人のハンターがカスケに気付く。
 フルフルシリーズを装備しており、背中には太刀を背負っている。今はフードのようなフルフルヘルムをずらしているためか、その中性的な容姿がよくわかる。
「失礼、アンタは?」
 ハンターはカスケに近付いてくる。
「あぁ、僕は彼らの友達だよ」
「友達?こいつらが、か?」
 ハンターは驚いたような顔を見せる。
 当然だろう。アイルーなどを除いて、モンスターと友達になっている人間など見れば驚きもする。ルカの背中の女の子もその一人なのかも知れないが。
「うわぁ、あんなに楽しそうなルカちゃん、久しぶりに見たよ」
「信じられんにゃ」
 ミズキとネオも続いて蔦を降りてくる。
 ハンターは降りてきたミズキとネオにも向き直る。
「アンタ達も、あの二頭の友達なのか?」
 ミズキはハンターに気を向かれて戸惑った。
 目の前で面と向かわれると、かなりの美少年だ。女の子と言っても差し支えないほどに。
「う、うん。あの、あなた達は?」
 その会話を聞いていてか、オトモアイルーもやってくる。
 見たこともない装備で身を包んでいる。まるで海賊のような出で立ちだ。
「話しても理解はしてもらえんだろうがニャ。聞いてくれるだけで構わんニャ」
 オトモアイルーはこれまでの経緯を話してくれた。
 昨晩は普通に眠ったはずのこと。目覚めたらここにいたこと。青いイャンクックと戦闘をしていたら、クックが助けてくれたこと。ルカもやってきてクックに泣きついていたら、女の子がルカに抱き付いたりして、今のように至ること。
「意味が分かんないにゃ」
 ネオは首を傾げる。
「だろうニャ。オレも分からんニャ」
 オトモアイルーも溜め息をつく。
「でもまぁ、分かったことはあるよ」
 カスケが前向きに答える。
「クックが無事なら、きっとギザミとトトスも無事だよ。同じ『ズレ』を感じたなら、ここと同じような状況になっているかもしれない」
 そう。彼らが感じた『ズレ』が同じかどうかの確証は持てないが、その確率は高いと信じたい。
「あっ、お姉ちゃん!」
 ルカはミズキに気付いたのか、女の子を乗せたまま駆け寄ってくる。
「ふぇーっ、さすがに目が回りましたーっ」
 ルカの背中の女の子は疲れたようにルカの背中に倒れている。
 相当はしゃぎ回っていたらしい。
 とにかく、まずは互いに自己紹介を行い、名前で呼び合えるようにだけはしておき、互いの状況を話し合った。
「ニャるほど、カスケ達の方の状況は分かったニャ」
 セージと言うらしいオトモアイルーは頷く。
「そうなんだ。他の二人も似たような状況になっているかもしれない。これからそこに向かうんだけど……」
「あのぉ、ですからぁ、ご飯はどうするんですかぁ?」
 ルピナスという女性が挙手する。
 彼女を除いて、全員忘れていた。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.320 )
  • 日時: 2014/05/07 22:22
  • 名前: 翼の勇車 (ID: C/AIPzlE)

クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車

十一章 いよいよ揃う

セージside

「食事か? なんだクック、早くもお食事の誘いもらってるのか」
「カスケ、その言い方は大きく誤解を招くからやめろ。ただ今後どうするか食事をしながら決めようとしていたところだったんだ」
地味に慌ててカスケの発言を訂正するクック。
「僕もおなかすいたー!」
ルカがはしゃぎながらそう言う。セージ達が、ルカが僕っ娘という事を何気に始めて知った瞬間であった。
「ギャオウッ、ギャオウゥッ」
そんな会話をしていると、鳴き声と共に一匹のゲネポスが現れた。しかも、クックの巣がある方から。そのゲネポスは崖をピョーンと飛び越えると、ミズキ達のど真ん中へ着地した。構えるセージとツバキをカスケが手で制し、ミズキが話しかける。
「カクさん久しぶり! 元気にしてた?」
ギャオウッと嬉しそうに鳴き、ミズキに頭を差し出すゲネポスは、カクさんと呼ばれているらしい。
「あれ、スケさんも一緒じゃないの?」
はぁ、とため息(?)をついたゲネポスは、地面に字を書きはじめた。どうやら喋る事は出来ないらしい。
『かしらが皆さんを呼んでます。兄さんはペッコさんを呼びに行ってます』
恐ろしく几帳面な字でそう書かれた地面を見てミズキは顔を上げると、皆に向き直った。
「今友達の一人が遣いをくれたよ。その友達、とっても料理が上手いから合流してからご飯にしようよ!」
「あらぁ、もしかしてさっき言っていたプロのコックさんですかぁ?」
ルピナスがクックに質問する。
「まあ、そうだ。だがあいつはコックというより主夫の方が近いな。ま、味は保証するぞ」
それは楽しみだ、と思うセージ達。
「ゲネカク、先導頼めるか?」
カスケがそう言うと、元気に返事をしたゲネポスが歩き始め、ぞろぞろとそれについて行くのだった。

ゲネカクside(一人称視点)

全くかしらは人使いが荒い……と言いたい所ですが、普段から活発で我等のために動いて下さるかしらにそれは酷でしょう。私も弟もあの人に忠誠を誓ったのですし、このくらいで弱音を吐く訳にはいきませんよね。
さて、もうすぐ渓流に入りますね、ペッコさんはたぶんあのコンサートホールとか呼んでいる広場に居るでしょう。
「ギャオゥ、ギャオゥ」
……来ませんね、仕方ありません、ランポス達にも協力をお願いしますか。

~10分後~

「うっすゲネカク。なんか用?」
ああ見つかって良かった。ええっと、かしらがペッコさんを呼んでいます。
「へぇ、何だろ。おっ、もしかして祝いの場で歌って欲しいとか!?」
……いえ、それは無いと思いますが。今かしらは密林にいらっしゃいます。
「リョーカイ。あーそだ、ここまで走って疲れただろ、乗るか?」
え、よろしいんですか?
「ったりまえだろ。これでも超大陸出身のエリートモンスターだ。ほら言うだろ、『腐っても黄金魚』って」
初耳ですが。
「まーまー良いから。大体"女の子"をほっとく男ってのもヤだしな」
!! 知っていたんですか?私が女だと知っているのはかしらと弟だけでは……。
「バーロー。このペッコ様の女視瞳(ジョシガン)は最強だぞ?」
……あなたが何故モテナイーズと呼ばれているかが良く解りました。
「うわっ、ちょ、引くなよ!」

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.321 )
  • 日時: 2014/05/07 22:31
  • 名前: seventh slave ◆3uRftiO1f2 (ID: GziRx2aM)

あれ…少し見てない間に結構レス増えてる。
前回目次が>>262だからそれ以降をまとめないと…。
でもほっといたら他の人がやってくれるのかな?

余談
レス数と返信数のずれが1代目より深刻ですね…。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.322 )
  • 日時: 2014/05/07 23:48
  • 名前: 翼の勇車 (ID: C/AIPzlE)

>>321
あまり話題に出すのも何かと思いましたが……。
恐らくTrailさん(十倍クエさん)が小説を書いたレスを大量に消したのが原因かと思います。

我はまとめが出来ないですし……。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.323 )
  • 日時: 2014/05/07 23:57
  • 名前: seventh slave ◆3uRftiO1f2 (ID: GziRx2aM)

>>322
そうですか…。話題に出したくないものを出してしまってすみません…。
レス消すと返信数は減るけどレス自体のNoは変わらないのか…

まとめは誰も作らないorスレ主さんが帰ってこない場合>>400までで作成しますね
時間が空くか不確定なためずれるかもしれませんが…。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.328 )
  • 日時: 2014/05/08 20:53
  • 名前: 翼の勇車 (ID: AEpeyXfK)

>>327
リオレウスがかわいそうすぎて涙が出てきた。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.331 )
  • 日時: 2014/05/08 22:44
  • 名前: 翼の勇車 (ID: AEpeyXfK)

番外編〜我が小説の危機〜

勇車「やあやあ皆、集まってくれてありがとう」
カスケ「僕らに拒否権が無いんだから当然だろ」
クック「第一、あの題名見て参加したがらない方がおかしい」
勇車「ま、そうだけど気分だけでもね。さて本題なんだが、題名通りこの小説が危機に立たされている」
ギザミ「あー……なんか分かった気がする」
勇車「ハッキリ言おう。ネタ切れだ」
ペッコ「\(^〇^)/」
アルタス「ペッコ、オワッてるんじゃない、この報告だけで番外編を建てる訳ないだろう?」
勇車「当たり! 現在ダブルサクライザーさんとこのアスト君達とクロスオーバーしてる真っ最中なおかげで時間が稼げてるけど、クロスオーバーが終わる前にネタを考えたいと思う」
トトス「で、どうすんだ?」
勇車「キャラ達に意見を募る!……と言いたい所なんだけど、最近気づいたんだ。君らキャラ達も、中の人たる我と同じ思考にな(殴 ヘボァ!」
ランコ「アタイらをあんたと一緒にするなバーカバーカ、バーカバーカ!」
ゲネッポ「ランネエあんたチ〇ノかいな」
イーオ「H」
ランコ「もうアタイったら天才ね!」
レオ「話がズレまくっている件ヒャッハ!」
勇車「ぐぐ、まあ言いたい事としては、しばらく本編更新が滞るかもしれないですけどエタったりはしないのでよろしくってことです」

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.332 )
  • 日時: 2014/05/08 22:46
  • 名前: 翼の勇車 (ID: AEpeyXfK)

>>329
キモインジャーが嫌いなのは我だけでは無いはず。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.333 )
  • 日時: 2014/05/08 22:58
  • 名前: seventh slave ◆3uRftiO1f2 (ID: DttKkJRF)

>>329
キモインジャーが悪役に見える…。
>>331
ネタ切れですか…。
自分が出せる案としては
・自己の分身みたいなキャラを入れてみる(すでに出している場合は…。)
・どのような話の流れになっているかもう一回読み直してみる
・いっそのこと脱線してみる
ですかね?
あと>>331は目次にいれ…ますか?とはいっても編集するのはスレ主さんですけど…。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.334 )
  • 日時: 2014/05/09 00:55
  • 名前: 翼の勇車 (ID: P6lN2du8)

>>333
一応番外編と銘打ってありますんで入れていただければ。

分身のようなキャラ……我一応、自称ゴッドスラ〇ンガルなんで、それに見合うモンスターとなると確実に古竜種……。ルーツさんですかね?←阿呆

脱線! それ良いかもです。そだ、主殿に許可を得てもう一個小説書こうかな。……まあ、書くとしても当分先になるでしょうけど。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.335 )
  • 日時: 2014/05/09 18:13
  • 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: OjncWMaM)

 クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車

 十一章続き

 アストside

「後いないのは、ツバキにセージにルピナスさん、それとシオンか。一緒にこの密林にいてくれたらいいけど」
 アストはこの場にいない三人と一匹の無事を案じる。
「それに関しては多分大丈夫だと思うよ、アスト君」
 ギザミが答える。
「アスト君達と、トトスが見つけた彼女達。いずれも、三、四人で構成されたグループになってる。残るは実質四人だから、残りはクック……つまりボク達の仲間のイャンクックが残っている人達を見つけてくれるはずだよ」
「しっかしよぉギザミ」
 アストとギザミが話す横からトトスが入ってくる。
「クックのヤツが俺様達と同じ状況だとは言い切れねぇだろ。何せこの妙な『ズレ』だ。何が起きても不思議じゃねぇよ」
 そう。トトスの言うことは一理ある。ここがそうだったとしても、向こうはそうでないかもしれない。
 ギザミの言うそれはあくまで希望的観測だ。
「君の言うことは間違っていないぞ、トトスくん。あまり状況を甘く見るのは良くないが、ギザミくんのような前向きな考えを否定するつもりはないぞ。何事も希望を持たなくては、やる気も何もないぞ?」
 トトスの後ろから入るのはニーリン。
 極端な物言いをすれば、ギザミとトトスの発言の長所のみを纏めたような言い方だ。
「まぁ、アレよね。そのクックっつったっけ?」
 ライラも入ってくる。
「今はそいつに頼るしかないからねぇ。アタシ達はここで燻ってるしかないし」
 今はこの大人数の中でいる方が安全で、下手に手を分けるとかえって危険だ。
 ここはクックと言うらしい彼の動きを待っていた方がいいかも知れない。
 アストは自分のクックシリーズを見回してみる。
「あのさ、クックってどんな奴なんだ?」
 アストのその質問に答えるのはトトス。
「んまぁ、一言で言やぁ俺様達のリーダー格。んで、重度のシスコンだ」
「し、しすこん?しすこんって何だ?」
 聞いたことのない単語に困惑するアスト。
「つまりやアスヤン。いつまで経っても姉、もしくは妹離れが出来へん男兄弟のことを指すんや。まっ、よーするに一種の変態っちゅーことやな」
 ここでゲネッポがそのシスコンについて解説する。
「そ、そうなんだ?」
 そんな奴がリーダー格でいいのかと思うアストだった。

 クックside

「クェックシュンッ!」
 突如、クックがくしゃみをぶちかました。
「ニャ?どうしたニャクック」
 セージは突如くしゃみをぶちかましたクックを見やる。
「クェ、何か酷くバカにされた気分がしたんだが、気のせいか?」
「何ニャその具体的な気分は」
 クックが何を感じたのかは知らないが、『ズレ』ではなさそうだ。
「まぁ、クックが無事なのは分かった。ギザミとトトスはどこに向かったんだ?」
 カスケは鼻を擦るクックに問い質す。
 クックはそれぞれ二方向を視線を向ける。
「トトスは海岸線、ギザミは森の方にそれぞれ向かっていった。まずはここを出て海岸線の様子を見に行くべきだな」
「分かった。皆いい?これから海岸線に向かって、セージやツバキの仲間達と合流をしていこう」
 カスケは頷くと、その場の全員に声を掛ける。
 全員が全員頷くと、カスケを先頭に、エリア3に当たる海岸線へ向かう。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.336 )
  • 日時: 2014/05/09 18:01
  • 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: s6WtQog3)

 モンスターハンター 〜輪廻の唄〜

 五十一章 アストとツバキ

 バルバレに到着したのは、日が顔を出して間もなくだった。
 そこまでの間、アストはずっとツバキのことを考えていた。
「……俺は、『嘘つき』なんだ。『嘘つき』がユリを守るなんて、ちゃんちゃらおかしい話だったんだ」
 その言葉がアストの心にへばりつき、眠れない夜をさらに眠らせてくれなかった。
(あいつは、何に嘘をついてるって言うんだ……?)
 自分か、ユリか、他人か。
 朝になったら、もうツバキはいつも通りに振る舞っていた。
 ユリのことを一番に考える、生真面目で自己犠牲な少年にだ。
 しかし、今はそんなことを考えている場合ではない。
 今は、バルバレの集会所の席に座っている。
 カトリアとセージがギルドマスターと向かい合って真剣に話し合っている。
 現在状況、ゴア・マガラに関する情報、ユリの保護について……話始めればキリがないだろう。
「んー?どうしたアルナイルくん。辛気臭い顔などして、間抜け面が余計に間抜けに見えるぞ?」
 ニーリンは眉間に皺を寄せていたアストの顔を指でつつく。
「……ニーリンはいいよな。考えることが少なそうで」
 言うつもりはなかったのだろうが、アストはつい卑屈になってしまう。
「おや?いつものアルナイルくんには見られない態度だな。いつも私が挑発的な言葉を口にすれば、いつもの君ならムキになって言い返してくるはずだが、今日はそうもいかないか?」
「っせーな……眠いんだっての」
 アストは机に突っ伏した。
「事と理由が噛み合ってないぞ、アルナイルくん。何があったか知らんが、お姉さんに相談してみるがいい」
 ニーリンは上から見るようにアストの突っ伏している後頭部を見下ろす。
 ちなみに、今このテーブルにはアストとニーリンしかいない。
 ツバキはユリの護衛でここにはいない。
 だったら話してもいいか、とアストは頭を上げると、ニーリンに昨晩の事を話した。
「ふむ……意味深だな。『嘘つき』か……」
 さすがのニーリンも、これには眉を歪ませざるを得ないようだ。
「ツバキは、一体何に嘘をついてるんだろうな……?」
 アストは先程から三回ほど溜め息をついている。
「そう腐るな。溜め息をつくと幸せが逃げるぞ?」
「…………」
 そんな迷信など信じているわけではないアストだが、今だけは何となく信じてしまう。
 もうしばらくして、カトリアとセージが戻ってくる。
「アストくん、ニーリンさん。ツバキくんは、ユリちゃんのところ?」
 カトリアがツバキの所在について訊いてくる。
「アヤセくんの護衛以外何も聞いてませんぞ、イレーネ殿」
 それを答えるのはニーリン。
「そっか。現況を報告するから、ユリちゃんとツバキくんの所に行こうか」
 カトリアはアストとニーリン、セージを連れて集会所を出る。

「え?ツバキくんですか?」
 今ユリとツバキは、寝室用の馬車で住み込みさせてもらっている。
 しかし、今ここにいるのはユリだけだった。
「ツバキくんでしたら、さっきマガレットさんの所に行ってくるって出たばかりですよ」
「マガレットさんの所に?」
 カトリアは目を丸くした。
 なぜ彼がマガレットの診療所に行くのかが分からなかった。
 そのなぜを考えても仕方無いので、カトリア達はマガレットの診療所に向かった。

「ぅっ、んっ……なぁ、もっとギッチギチにしてくれないか?」
「は、はい」
「くっ、うぅっんっ……うん、これくらい、だな」
「本当に、いいんですか?ツバキさん」
 診療所の中で事を終えると、マガレットとツバキは話し込んでいた。
「あぁ。その方が俺にとっても都合がいいし、余計な混乱を起こしたくない。悪いな、マガレット。俺のために付き合ってくれて」
「いえ……でも、大丈夫なんですか?下手をしたら……」
「俺はハンターになってから分かったんだよ。ユリを守るためにも、変わらないといけないってな。こんなことを話せるのはユリと、俺を診たマガレットぐらいなんだ」
 ツバキはその身体にフルフルシリーズを身に付けていく。
「こんなことするくらいなら、最初から……」
 不意に診療所のドアがノックされる。
「あ、はい!」
 マガレットは駆け足で出入り口に向かう。
 ドアを開けると、カトリアが待っていた。
「マガレットさん、ツバキくんいる?」
「は、はい。呼んできますね」
 マガレットが踵を返そうとすると、既にツバキはマガレットの背中にいた。
「俺に何か用ですか?カトリアさん」
「えぇ。先程、ギルドマスターから依頼状を受け取りました。これ」
 カトリアはツバキにその依頼状を見せた。

 未知の樹海に滞在する、ゴア・マガラの狩猟

 ついにこの時が来たのだ。
 これさえ乗り越えれば、ユリは無事に家に帰れる。
「ゴア・マガラの狩猟ですね。カトリアさん、ユリに関する手筈は……」
「ギルドマスターを通じて整えさせています。未知の樹海への出発は、今日の昼過ぎです。何か都合があれば、私の方から打診してみるけど……」
「問題ないですよ。昼過ぎからなんでしょう?」
 ツバキはフルフルアーム同士をぶつける。
「えぇ。アストくんとニーリンさん、セージは大丈夫だから、ツバキくんだけだったの」
 カトリアは後ろに控えさせていたアスト、ニーリン、セージに向き直る。
「予定に変更なし。定時通りです。いいですね?」
 カトリアの言葉に全員が頷く。
 その後は解散となったが、アストはツバキに声を掛ける。
「なぁツバキ、ちょっと来いよ」
「え?いいけど、手短にな」

 診療所を出て、バルバレの外れに来ていた。
「ツバキ、正直に答えてくれよ」
 アストはツバキと向き合う。
「お前さ、無理してるだろ?」
 その言葉で、一瞬だがツバキの肩が動いた。
「ツバキが何にたいして嘘ついてるか知らないけどさ、辛かったらすぐに言ってくれよ」
 アストのその言葉を聞いて、ツバキは動揺する。
 だが、答えるわけにはいかない。
「無理はしてないって。アストが心配するようなことじゃないし」
「そっか……」
 話したくもないことを無理に問い質すほど、アストは強引になれない。
 本人が大丈夫なのだからきっと大丈夫だと、信じるしかない。
「で、用件はそれだけか?アスト」
「あ、うん。邪魔したな」
 アストはその場から立ち去っていった。
 そのアストを見送ってから、ツバキはフルフルメイルに手を押し付ける。
「本当に大丈夫なわけないだろ……お前、優しすぎるんだよ……」
 今日の昼過ぎにはもう出発だ。
 ツバキも準備のためにその場から立ち去った。
「辛かったら、すぐに言ってくれよ」
 その言葉を反芻しながら……。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.346 )
  • 日時: 2014/05/09 19:35
  • 名前: 翼の勇車 (ID: P6lN2du8)

>>336
ペッコ「うおおおおやっぱりかぁぁぁぁ!! やはり我が女視目(ジョシガン)に狂いはなかったぁぁぁ!」

>>335
ゲネカク「ギ、ギャオゥ!? (あれ、僕がいない!?)」

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.347 )
  • 日時: 2014/05/09 19:55
  • 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: XyBYN8CY)

 >>346

ニーリン「腐女子眼(ふじょしがん)の間違いではないか?ペッコくん」

ツバキ「バ、バカ!そんなんじゃないってのっ!」

アスト「そんなん?ってなんのことだよ?」

ツバキ「アストは知らなくていいっ!」

 カクさんについては使いどころが分かりませんでした。すいません。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.348 )
  • 日時: 2014/05/10 10:26
  • 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: ep9.gDfa)

 モンスターハンター 〜輪廻の唄〜

 五十二章 セカンド・コンタクト

 未知の樹海。
 アストがここに来るのは四回目になる。
 探索で一回、イャンクック狩猟のために二回だ。
 今回のアストはいつもの片手剣ではない。
 その背中にあるのは、深緑をした刺々しくも華美なモノだ。
 ディア=ルテミス。
 チコ村にいた時からライラに頼んでいた、雌火竜リオレイアの素材から作られる、火属性を持ったチャージアックスだ。
 実のところ、化け鮫ザボアザギルから作れる氷属性のシールドスクアーロとも悩んでいた。二つとも作るには金額に余裕がなかったのだ。
 パワーはシールドスクアーロの方が強力だが、シールドスクアーロは扱いによってダメージにムラがあり、かつ斬れ味も良いとは言えない。
 一方のディア=ルテミスはパワーこそシールドスクアーロに劣るものの、斬れ味は良く、多少雑な扱いでもダメージにムラがない。
 片手剣という斬れ味を磨耗しやすい武器を扱っていたアストにとっては、パワーよりも斬れ味を重視する志向を持っていた。
 ちなみにセージと談義した結果、あのゴア・マガラに有効な属性は火か雷だと推測がついている。
 あくまで先入観と憶測に過ぎないが、黒い体表でありながら、火山といった亜熱帯には見られないとなると、まず水や氷は望み薄。それと、フルフルのような種を除けば、翼を持っている飛竜種はその多くが雷属性を苦手としているという、根拠のない答えだが、あながちいい加減な推測でもない。現に、リオレウスやティガレックスなども、雷属性を弱点としている。
 雷属性のチャージアックスは現段階では作れないため、火属性たるディア=ルテミスを選んだというのも理由の一つだ。
「お前を信じとらん分けじゃニャいが、やれるのかニャ?」
 セージはラギアネコアンカーを軽く振りながら、ギルドマスターからの支給品をポーチに受け取るアストのディア=ルテミスを見る。
「ぶっつけ本番も同然だけど、セージに鍛えてもらったんだ。負けるわけないって」
 アストはセージに向き直る。
「今回は相手が相手ニャ。オレのフォローは期待しない方がいいニャ」
 何せ、筆頭ハンターをも簡単に屈服させた相手だ。簡単どころか、困難必至だ。
「おう、頼りにしてるぜ。セージ」
「期待するニャと……まぁいいニャ」
 その側で準備を整えていくニーリンとツバキ。
 ニーリンは妃竜砲【遠撃】に拡散弾を装填する。今回の彼女は狙撃だけではなく、通常の立ち回りや後方援護も考慮しており、通常弾や火炎弾や回復弾、毒弾、それらの調合素材まで持ち込んできている。撃てるものをありったけ用意した、とでも言わんばかりだ。
 ツバキは雷属性の太刀、斬破刀を入念に研磨していた。フルフルシリーズには雷属性攻撃を強化する性能が秘められており、その力によって斬破刀の火力を底上げする。
 これだけ準備を備えているのだ。案外楽に勝てるのかも知れないが、相手は未知のモンスター。油断は出来ない。
「……」
 ツバキは何食わぬ顔で研磨した斬破刀を鞘に納めた。
「やぁどうしたんだいセルジュくん?まるで誰かに恋に悩んで飯も喉を通らなくなった乙女のような顔をして」
 そんな表情をしていたツバキに、ニーリンがいつもの様子で話し掛けてくる。
「どんな顔してたって言うんだよ、ニーリンさん」
「そのままの意味と捉えてくれて構わないぞセルジュくん。恋い焦がれているかは別にして、誰かに言いたくないことを頑なに隠しており、その隠していることがそろそろ限界を迎えている……そんなところかな?」
「……」
 ニーリンとツバキが話し込んでいる様子を遠目から見るアストとセージ。
 二人して何を話しているかは気になるが、今はそれよりもゴア・マガラだ。
「おーい二人とも。狩りの前のブリーフィングだ、来てくれー」
 アストのその声で二人は振り向き、彼の方へやって来る。
 テントの中で、ベッドを真ん中にして四人が円形状になって話し合うのだ。
「まず、俺達は全員ゴア・マガラとの交戦経験がある。だから、懐に飛び込むような立ち回りをしなくても多少は見切れるはずだ。フォーメーションは、ガードが出来る俺がゴア・マガラの正面に立って奴の注意を集めつつ、頭部や前肢に攻撃を仕掛ける。ニーリンは俺の後ろから支援射撃、及びゴア・マガラの索敵範囲外からロングレンジの狙撃。セージとツバキは側面や背後に回り込んでダメージを蓄積させて、転倒を誘発してくれ。奴のバランスが崩れたら、俺がフルパワー属性解放斬りを叩き込む。俺の意見はこんなもんだけど、他に何か意見とかは?」
 ニーリンはツバキを、ツバキはセージを見て、セージは大きく頷いた。
「ウンニャ。このパーティで考えうるベストな戦法だニャ。他に意見を言う間もないくらいニャ」
「そ、そうか?」
 自分の言ったことが正しいと思われたのか、アストは少し自分を褒めたくなった。
「じゃあ、この作戦でいこう。いいな?」
 アストの言葉で、全員がうなずく。
(俺っていつの間にリーダーみたいになってるなぁ……)
 ツバキがパーティに加入してからだった気がする。アストがこんなリーダーシップを発揮し始めるようになったのは。
 まぁ、今はそんなことはいい。
 アストを先頭に、ミナーヴァのハンター達ベースキャンプを出発した。

 最初のエリアに踏み入った瞬間、言い知れない気配を感じた。
 そのエリアの中央で、黒いそれは縄張りの侵入者を感じとり、殺意を放つ。
「いきなりかよ」
 アストはその殺意に対して、同じく殺意の瞳で返す。
「グルウゥゥゥゥッ」
 黒いそれ、ゴア・マガラは地面を四肢に踏ん張らせ、アスト達を睨みながら、咆哮する。
「アァァァァァァァァァァッ!!」
 まるで人の嘆きのような咆哮。
 アストはディア=ルテミスを、ニーリンは妃竜砲【遠撃】、ツバキは斬破刀、セージはラギアネコアンカーをそれぞれ抜き放った。
 狩るか、狩られるか。
「行くぞぉっ!」
 アストの掛け声と同時に、辺りの空気が殺伐としたモノに変わる。
 狩りの始まりだ。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.349 )
  • 日時: 2014/05/10 11:41
  • 名前: 真夏のペンギンさん (ID: 9hJRGpTQ)

4話

渦巻く運命

メイがセロの家に乗り込んだ翌朝、セロはギルドに向かっていた。いつも通りの朝である。森で鳥が鳴き、川で魚が泳いでいる。ギルドに着くと腕を組んでメイが待っていた。
「遅い!何やってんだ!もう7時だぞ!」
「すいません。遅くなりました。弁当作ってて」
「お前料理出来るのか?」
「ある程度は。そんな事よりギルドマスターの所に行きましょう!」
二人はギルドマスターの座るテーブルに向かった。今日はギルドマスターに呼ばれたのだ。ギルドマスターは二人を見ると
「君達はだいぶ互いに慣れただろう。今の君達なら戦う資格があると思う」
「資格って何ですか?」
「今日君たちに頼むクエストはヒプノックの狩猟だ」
二人が聞いたこともないモンスターだ。メイは興奮が抑えきれず椅子から腰が浮いている。
「何ですかヒプノックって、聞いたことがありません」
「百聞は一見に如かずだ。自分で見てこい」
「ならさっさと見に行くか!セロ行くぞ!」
「はい!」
アイテムポーチを点検すると二人はギルドを駆け出した。長旅対策のためメイは様々な物を積んでいる。セロは自分のガーグァの手入れをしている。セロがくちばしを掻くとガーグァは気持ち良さそうに鳴いた。最後の積荷を積み終わり
「準備出来たぞ!」
「じゃあ発進します!」
ガーグァ車が動きだした。徐々に速くなる。振り向くと村が遠くに見えた。目的地までの地図しか支給されていない。目的地は密林。ここからかなり離れている。陽は高く登り眩しかった。途中川が流れの側で休憩をすることにした。静かな水のせせらぎが聞こえる。
「メイさんって料理とかするんですか?」
「全然しない。コンビニ弁当だな。やっぱり」
「へぇー。そうなんですか」
「そういえば、お前の師匠ってどんな人だったんだ?」
「僕にいろいろハンターになる為に必要なことを教えてくれました。父が亡くなってから色々と支えていただきました。片手剣の使い方を教えてもらいました。今はチャージアックスですが」
「優しい人だったんだな。そういえばその武器って何なんだよ?」
「試作武器チャージアックスです。面白いことにこれ、盾と剣を合体させて斧になります。片手剣よりも重いです。瓶とか入っているので」
「へぇ。さて、そろそろ行くぞ」
「そうですね。日が暮れる前に山を抜けないと」
二人はふたたびガーグァ車に乗って川を後にした。
二人が密林の近くの村に着いたころにはもう夜になっていた。しかしまだ何処も店は開いている。まずセロはヒプノックの情報を集めることにした。しかし、全く手間取らなかった。地元のハンターが知っていたのである。彼の話によるとヒプノックは鳥竜種らしく、別名は眠鳥その名の通り睡眠液を吐き出す、この睡眠液は食べ物の眠り草や眠魚で、できているらしい。体力が多く、見事なフットワークでハンターを翻弄する。ハンターの間ではゴミ鳥と言われているそうだ。話を聞いた後、この辺りのモンスター図鑑を買い、近くにあった安い宿に泊まった。次の朝、早速密林に向かった。ベースキャンプに荷物を置き準備万端で出た。密林は二人にとって初めてだった。
「暑い〜。こんなとこに来るなんて聞いてないぞ」
「ビーチがあるらしいですよ。そこで休みましょう」
「マジか。泳げたらなー。防具着けてると重くて泳げない」
「まだ通気性いいからマシでしょう。こっちは完全密閉ですよ」
何気ない会話をしながら歩いていると、熱帯雨林の中に来た。妙な気配がする。僅かだが木が揺れた。何かいる。突然巨体な甲虫が大量に飛び出した。見たことが無い。セロがモンスターリストで調べる。どうやらランゴスタというモンスターらしい。数が多くいちいち相手をしていられない。走って逃げる。暫く走って振り向くともう追ってきてはいなかった。
「なんなんだよ。あれ。気色わりい」
「ランゴスタって言う甲虫らしいです。」
息を整えて辺りを見た。ふと何がいる。こちらに気付いたようだ。威嚇している。それは尾に七色羽根の付いた鳥竜種だった。恐らくあれがヒプノックなのだろう。見た目は可愛らしい。出来れば捕獲したい。
「尻尾の羽根いただくぞ!」
メイが突っ込む。メイが確かに斬ったと思った。しかし斬撃は華麗にジャンプされ避けられた。さらにメイの後ろにまわった。
「しまった!」
睡眠ブレスを喰らった。メイは倒れて寝てしまった。ヒプノックが突進する。
「無茶するから……オラ!」
セロはメイを斧で吹き飛ばした。間一髪だった。
「いって!何すんだよ!」
「ヒプノックの餌食になりたかったんですか!」
ヒプノックが攻撃体勢になる。セロとメイは武器を構えた。

続く

全然更新できない。すいません。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.351 )
  • 日時: 2014/05/10 21:54
  • 名前: アクア@オワタの人 ◆pVZdWIZl7M (ID: IW3ydmpd)

ほぼ、失踪している存在のアクアでございます
ネタがないしで、思いついたらついたらで他の筆者様たちと被ってそうな
気がするしでどうしましょう。
頭の中がそのまま、文章に写せたらいいのに...
と前置きが長いですが生存報告です、地獄は逝って見たいです鬼灯様に会いたい
けど小説はまだ更新が無さそうになります、スミマセン

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.352 )
  • 日時: 2014/05/10 23:11
  • 名前: 煌星 (ID: 5AusC2V8)

第3話

超難関クエに向けて2人は準備をしようとギルドを出たら
「2人とも、話は聞いてるよ。難関クエ手伝いよ」
と見覚えのある一人のハンターが声をかけてきた。彼は晴【ハル】
「この3人が揃うのは久しぶりだな」
輝が言い2人は頷いた
そして3人はガチ狩猟の準備をした
翌日
3人はギルドへと向かい
クエストを受け 狩猟を始めた
闘技場に着き3人は支給品BOXを覗いたが支給品は取らなかった
闘技場内に入るとそこは
まさにモンスターの地獄箱のようだった3人は武器を構え戦闘態勢に入った


次でやっと狩猟に入ります
その前にメイン3人の紹介を
します