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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.213 ) |
- 日時: 2014/04/29 17:27
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: 1VdYRXs2)
>>212
わ、わーりました。ペッコくんテンション高いです。 クロスオーバーは五章に一回かそれくらいで更新するつもりですけど、どんな感じに始めましょうか? 最初さえ決まればあとはどうにかなるんですが
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.214 ) |
- 日時: 2014/04/29 17:38
- 名前: 翼の勇車 (ID: bMHDJrWl)
>>213 うーむ、そこはかなり重要ですよね。まず出会い方ですけど、別時限から来たか世界そのものはあくまで一緒で行くか……運の良いことに、我の作品では村の名前を明かしていないんで、それでもいけると思います。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.215 ) |
- 日時: 2014/04/29 17:46
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: PhX4xLJH)
>>214
時限が同じだと、当初の記憶が残ったままになってしまうので、ここは別の世界ということにしましょう。 ミナーヴァのメンバー達とミズキ達が、超大陸を基にした夢の世界で集まる、というのはどないでしょう? これなら、クロスオーバーの終わりも夢オチでしたってことになりますし。始まり方も楽でいいと思いますよ?
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.216 ) |
- 日時: 2014/04/29 18:06
- 名前: 翼の勇車 (ID: bMHDJrWl)
>>215 おお、超大陸がベースですか。その手がありましたね。しかし……ちょいと超大陸の設定上、それは難しそうです。(ネタバレになるのでこれ以上言及できませんが) なので、旧大陸、あるいは新大陸の密林というので行きません? 勿論、お互いにとって別次元の、ですけど。
追伸 我的には、テロス密林がやりやすいんですが……どうでしょう?
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.217 ) |
- 日時: 2014/04/29 18:07
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: 9ZyJ4CcB)
>>216
シュレイド地方のテロス密林、もしくはジャングル(旧密林)のことですかね? 新大陸の方は密林というよりは水没林のほうですね。 ドスをベースとするなら、ジャンボ村に近いテロス密林の方がいいですかね。 一応、どっちに転んでもいいようには考えてます。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.218 ) |
- 日時: 2014/04/29 18:17
- 名前: 翼の勇車 (ID: bMHDJrWl)
>>217 おお、ありがとうございます。 しかし……飛竜種こそティガしかいないものの、これだけボス級モンスターが総集結したら、近くに仲間がいてもカトリアさんヤバいんじゃ……。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.219 ) |
- 日時: 2014/04/29 18:21
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: hQPMzSTk)
>>218
慣れたら大丈夫ですよ、多分。 その辺は僕の方で何とかするんで。
じゃあ、僕はいつでもいいんで、あとはスラ×エリさんを待つのみです。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.220 ) |
- 日時: 2014/04/29 19:20
- 名前: 翼の勇車 (ID: bMHDJrWl)
……キャラ設定は今度に回します。あの数書く気力ないっす。キャラのことで分からない事がありましたら聞いてくれたらこたえますので勘弁してください。 というわけで、こちらも準備万端っす。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.221 ) |
- 日時: 2014/04/29 19:32
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: PhX4xLJH)
>>220
わーりました。 その都度訊きましょう。 じゃあ、僕が先攻でいきます。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.222 ) |
- 日時: 2014/04/29 20:09
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: 43TuwrpU)
クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車
序章 歪んだ夢の中へ
アストside
「ふぅー、さっぱりっと……」 いつものように、入浴を終えたアスト。 それにしても、バルバレでカトリアに拾われてから、ずいぶんメンバーが増えた気がする。 カトリア、エリス、ライラ、ルピナス、シオン、マガレット、ニーリン、ユリ、ツバキ、セージ……皆、かけがえのない仲間達だ。 これからもずっと、彼女達と旅を続けられたら、と思う。 さすがに眠くなってきた。他の皆、ライラもそろそろ眠るだろう。 「俺も寝るかな」 蝋燭の明かりを消して、ベッドに潜り込み、目を閉じる。 徐々に意識が微睡んでくる。 そういえば、今日はシオンがこんなことを言っていた気がする。 「アイルーとかは別にしてっ、喋るモンスターとお喋り出来たらたのしそうですよねーっ」 そんなわけがあるか、と皆して笑ったものだ。もちろん、シオン自身も分かっているだろう。 だとしても、夢の中だけでもそんな世界があったら楽しそうだ。 そう思いながら、微睡みの中に意識が沈み、アストは眠りに落ちた。
頭の、中が、混濁、する。 何、だろうか、この、奇妙な、感覚、は。 夢、の世界、だとしても、ここまで、無理解な、夢は、初めて、かも、しれない。 空間が、歪み、意識が、浮き上がって、くる。 「…………ん、………くん、…ストくん、アストくんっ!」 誰かが、呼んでいる。 もう朝になったのか? アストはその聞きなれた呼び声に反応する。 「……ん、……カトリア、さん?」 目を開けると、そこにはとても心配そうな顔をしたカトリアがアストの顔を覗き込んでいる。 「あぁ、よかったっ、アストくんっ」 カトリアは安堵した表情をする。 「おはようございます、カトリアさ……って、えっ?」 本格的に覚醒してきた脳で辺りを見回す。 ここは、自室のベッドではない。 どこかの狩り場のベースキャンプのようなベッド、というかそのものだ。 「カトリアさん?ここ、どこですか?俺、自室で寝てたはずなんですけど」 「うぅん。それが、私にも分からないの」 カトリアは首を横に振った。 「アストくん、カトリアさん」 誰かが駆け寄ってくる。あの黒髪は、ユリだ。 改めて周りを見ても、どう見てもここはベースキャンプだ。 波打ち際に接岸され、小さな船そのものがベースキャンプとなっているような形だ。 「カトリアさんに、ユリ……他の皆は?」 ここには、カトリアとユリ以外誰もいない。 何が、どうなっているのだろうか?
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.223 ) |
- 日時: 2014/04/29 20:08
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: 43TuwrpU)
まずはこんなところです。
スラ×エリさん、続きをお願いします。 誰の視点から始まるか、を最初に決めておいて、〇〇side みたいにしておけば分かりやすいと思います。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.224 ) |
- 日時: 2014/04/29 21:21
- 名前: 翼の勇車 (ID: bMHDJrWl)
よっしゃ、任せて下さい! あ、ちなみに、クック達が住んでる密林も一応テロス密林って事で。
クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車
序章続き
ミズキside
「お邪魔しまーす」 「お、来たな。くつろげ」 現在、クックの巣穴。一部メンバーでお泊り会っぽいのをやろうってなったんで、クックの巣に来た。たまに隅を通ってくランポス達もランの支配下なんで仲良くしてる。話を戻すけど、私とネオとカスケ君が来た時にはすでにギザミ、トトスも来ていた。 「にしても、この六人で寝るってのは始めて会った時以来じゃねえか?」 「ホントだね、あの時はベースキャンプでだったけど、ここの方がお泊り会っぽくていいね」 ああそっか、あの後ゲネッポなんかも加わって、このメンバーで寝泊まりするのは久しぶりだ。 「あの時はミズキ、ボクらが怖くてなかなか眠れなかったんだよね」 「うん、でもギザミとクックのおかげで安心できた。あの時はありがとね」 「気にするな。……それはそうとミズキ、あの時のあれ、まだ使ってるのか?」 あの時のあれ、それは勿論クックファーの事だ。 「うん! ほら、今日も持って来てるよ」 アイテムポーチから取り出して見せると、クックは目を細めて嬉しそうにクエェ、と鳴いた。 トトスとカスケ、ネオがキョトンとした顔をしている。ああそっか、この三人は寝てたんだっけ。 「おいおい、俺様達が寝ていた頃に何があったんだぁ? 教えろぉ!」 トトスが首を突っ込む。クックのブレスで焚かれた炎に照らされた顔がにやけてる。 「私達三人の内緒!」 「な!? そう言わずに教えてくれよミズキィ!」 「ダーメ。だよねギザミー」 「え、ミズキそこでボクに振るの!?」 こんなたわいもない会話をしているうちに眠くなってきた。 「なぁ、しってるか?」 クックが話をしだす。眠い目を擦りながらその方を見ると、何処から取り出したのか一冊の本をくわえていた。 「別の大陸には、キャラバンというものがあるらしい」 地面に置いたその本を嘴で器用にめくりながらそう言い、挿絵を私達に見せて来た。それは、モンスターに馬車を引かせ、旅をしている絵だった。 「色々な所を旅している団体で、沢山あるらしい。そんでその中には、ハンターがいるキャラバンも珍しくないそうだ」 「世界を旅するハンター……会ってみたいなー」 「いずれ僕らの村にも来るかもね」 カスケ君がそういった所で会話は終わり、順に眠りについていったのだった……。
あれ、ここは、夢の中、かな? にしては、奇妙な、感覚、だな。 なんだか、体が、浮き上がるような、感覚が……
「はっ」 目が醒めた。五人はまだ寝ている。でも、何かが、何かが、違う……。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.225 ) |
- 日時: 2014/04/29 21:23
- 名前: 翼の勇車 (ID: bMHDJrWl)
ちなみに他の超大陸モンスター達もそれぞれの巣穴などでこの現象に巻き込まれてます。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.226 ) |
- 日時: 2014/05/03 02:44
- 名前: 翼の勇車 (ID: RHJjSo1J)
暇だったので作成。
クロスオーバー用キャラクター設定
・ミズキ 性別:女 種族:人間 職業:ハンター 武器:片手剣 一人称:私(わたし) 主人公。明るい性格だが何気にドジッ娘。カスケに好意をよせており、最近「カスケさん」から「カスケ君」へと呼び方が変わり、距離は縮まっている模様。ギザミを親友としている。ルカが大好き。
・ネオ 性別:オス 種族:アイルー 職業:オトモアイルー 一人称:オレ ミズキのオトモアイルー。面倒見が良く、ミズキの身の回りの家事もやってのける。……が、若干Sっ気がある。最近空気になりつつあることに頭を抱えている。ゲネッポのギャグが好き。
・カスケ 性別:男 種族:人間 職業:ハンター 武器:大剣 一人称:僕 ミズキの相棒ハンター。優しい……が最近は噛ませ犬ポジ。女性に関してはハーレム物漫画の主人公も真っ青な鈍感さ、故にミズキからの好意には全く気づいていない。ティガとは何故か良く話す。
・クック 性別:オス 種族:イャンクック 一人称:俺 カスケと行動を共にしていたモンスターの一匹。あまり感情を外に出さないが、ツッコミやズッコケもやってのける天才肌。鳥竜種連合軍総司令官。「トトス武勇伝」は耳タコ。安定のアニキポジション。
・ギザミ 性別:オス 種族:ダイミョウザザミ 一人称:ボク カスケと行動を共にしていたモンスターの一匹。見た目に反して本作中一番優しい。ミズキに対し、種を超えた恋愛感情を抱いている……が、叶わぬ恋と自覚して全力でサポートに回っている。ランコが苦手。
・トトス 性別:オス 種族:ガノトトス 一人称:俺様 カスケと行動を共にしていたモンスターの一匹。いつもハイテンションな奴。空気を読めない。いや、読もうとしない。「トトス武勇伝」は実話。ウジウジした奴が嫌い。
・ゲネッポ 性別:オス 種族:ゲネポス(ドスゲネポス) 一人称:ワイ 自称芸人。関西弁を話し、最近は解説もよくするようになった埋め合わせ&ネタキャラ。砂漠のゲネポス達のリーダー、だけどいっつも密林にいる。見事なズッコケをするミズキを慕っている。
・村長 性別:男 種族:竜人 職業:村の経営 武器:話術 一人称:オイラ 村の村長。明るく、柔軟な頭を持つ愛されキャラ。村人からの信頼も厚い。
・ルカ 性別:メス 種族:イャンガルルガ 一人称:僕 クックの義理の妹。僕っ娘。人見知りで、初対面の人とはまともに話せない。泣き虫。クックをお兄ちゃん、ミズキをおねえちゃんと呼ぶ。普段は弱気だけど、クックが怪我したりするとキレて古龍二匹相手に無双できるくらいに強くなる。
一旦疲れたんでここまで。また余裕できたら更新します。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.227 ) |
- 日時: 2014/04/30 04:15
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: vxxiPhGs)
クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車
一章 未知という未知
ニーリンside
「ふむ……ふむ、ふむ?ふむぅ……」 ニーリンは上を見て、左右を見て、下を見て、正面を見る。 ここは、地形の半分が砂浜で、残りは深い木々だ。 「よし、一つだけ分かったぞ。ナイアードくん、エルミール殿、マカオンくん」 ニーリンはエリス、ライラ、マガレットの三人に向き直る。 「ここはどこか分からん、というのは分かったぞ」 自慢げに言い張るニーリン。 「あのね、ニーリンアンタねぇ……ドヤ顔して言うことじゃないでしょうが」 ライラは大きく溜め息をついた。 「……ライラックさんに同意します。分からないということが分かっても意味がありません」 エリスは冷ややかな視線をニーリンに送った。 そんな冷ややかな視線を受けながらも、ニーリンは飄々と答える。 「まぁ、仕方あるまい?昨晩はいつも通り?いつものベッドで?いつもと同じ時間に?眠った……で、その結果がこれだ。私は全知全能の賢者ほどお賢くはないんだ。今あるオツムで我慢してくれ」 そう……いつもと同じ、時間に、ベッドで、眠ったはずだ。そしてなぜ、起きた時には世界が変わっていて、服装も寝間着ではなく、いつも身に付けている私服や装備になっているのか? 「あの、ここで止まって考えても仕方ありませんし、少し歩いて手掛かりを探しませんか?」 ここで真っ当な意見を出すのはマガレット。 「おぉ、さすがはマカオンくん。そうだな、ここから五つの道に分岐しているようだが、どう見る?」 ニーリンはマガレットに意見を求めてみる。 「まずは、ここがハンターの立ち入る狩り場がそうでないか、ですね。もしそうであれば、安全なベースキャンプがあるはずですし、他に人がいたとしたら、待っていれば帰ってくるはずです」 マガレットの意見は正しい。もしここがどこかの狩り場だとしたら、どこかにベースキャンプがあるはずだ。まずはそこを拠点に、ということだ。 ふと、ニーリンはその深く木々の隙間を目にする。 「あぁ、今のマカオンくんの発言でようやく気づいたぞ」 そして、背中の妃竜砲【遠撃】を展開し、通常弾を装填し、引き金を引いた。 放たれた弾丸は、木の葉を蹴散らし、そこに潜んでいた巨大な昆虫らしきモンスターを四散させた。 「ここは、狩り場のど真ん中ということだ」 フゥッ、と煙の洩れる銃口を一吹きするニーリン。 それを合図にしたかのように、気配は現れた。 その気配、浜辺の海からだ。 「ギュオォォォォォッ!」 海岸の海の中から、鮮やかな翡翠色をした巨大な魚のようなモンスターが顔を出した。 「安全と思える場所へ避難しろ!死にたくないならな!」 ニーリンはそのモンスターに向き直りながら怒鳴る。 ライラがエリスとマガレットの手を掴むと、無理やり引っ張っていく。 これでいい。これで守るべき者はひとまず安心できる。 目の前のターゲットにのみ、意識を集中出来る。 「やぁやぁ、おさかなクン。とりあえずその美味しそうな身を塩焼きにして頂こうか?」 「ギュオォッ!」 そのモンスターは、ニーリンと対峙するかのように陸地へ上がってきた。 ニーリンは妃竜砲【遠撃】に火炎弾を仕込んだ。なぜそれがあるのかは、今は考えないことにした。
セージside
「ここは、どこなんだ?まずはそれが知りたい」 ツバキは鍾乳石の生えた岩壁を見ながら、誰とは言わずに訊いてみる。 「それが分かるニャらとっくに教えてるニャ」 セージは腕を組みながら辺りを見回す。 「そうですねぇ、ここはどこなんでしょうかぁ?」 ルピナスは特に焦りも怯えもせずに首を傾げている。 「ほぇーっ、とっても大きな洞窟ですねーここっ」 シオンはまず状況が分かってないのか、鍾乳石の洞窟全体を見回して感嘆の溜め息をつく。 セージは直感的に感じたことがまず一つ。 この状況、ルピナスやシオンは恐らく頼りに出来ない。少なくともツバキはまだ良識人だ。彼を上手く動かして、この状況を打破しなくてはならない、 「起きたらびっくり、タロウ・ウラシマだニャ」 よく分からない例えを口にして、セージは呆れのような溜め息をつく。 なぜこんなことになっているのかすら分かっていない状態だ。 いつものように眠ったはずだ。 それで、起きたらこの状況。理解しろと言うのが不可能な話だ。 「何だか飛竜でも入ってこれそうなくらい広いですねーっ」 シオンは呑気にそんなことを言い出す。 果たして、それが前振りだったのかは分からないが、どこからか翼の音が聞こえてくる。 「おいおい……まさかの、か?」 ツバキはその翼の音の近付いてくる方へ向き直る。セージも警戒する。 相手の姿が見えた。 それは『青い』イャンクックだった。 「青い……イャンクック?」 ツバキは背中の斬破刀を抜き放って構える。 「恐らく、亜種か何かだろうニャ。油断するニャよ」 セージもラギアネコアンカーを抜き放つ。 「クォクォクォクォッ、クワァァァァァァァァッ!」 青いイャンクックは上体を一度起こすと、威嚇する。 ツバキとセージは一気にニ手に分かれて接近する。 「シオンとルピナスを怯えさすニャよ」 「了解」 斬破刀とラギアネコアンカーが、左右から縦横無尽に青いイャンクックを捕らえていく。
アストside
少しだけ回りの様子を見てくると言ってから、雑木林に入っていったアスト。 だが、そこには紫色の巨大な甲殻類がいた。 その巨大な甲殻類はアストに気付くと、その二本の角が生えていたのだろう、モンスターの亡骸を向けながら突進してくる。 「なんで……」 おかしい。 いつものように眠っただけではないか。 だとしたら…… 「何でこんなことになるんだってのっ!」 アストは憤りを吐き出しながら、コマンドダガーを抜き放って対峙する。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.228 ) |
- 日時: 2014/04/30 15:56
- 名前: 翼の勇車 (ID: fn2aA.vI)
>>227 随分早い時間に起きてらっしゃいますねぇ……。 まさかのメイン三匹の亜種登場。ニーリンさん、遠目に撃つのやめてください。それがランコだったらどうすんですかぁ!
追伸 ニーリンside:エリア3 セージside:エリア7 アストside:BC→エリア1(アストのみ)
こういう見解でよろしいでしょうか?
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.229 ) |
- 日時: 2014/04/30 17:08
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: mfPFx/UF)
>>228 その通りです。 つーわけで続きをお願いします。 その隙に僕は本編を更新します
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.230 ) |
- 日時: 2014/04/30 18:37
- 名前: 翼の勇車 (ID: fn2aA.vI)
リョーカイです。あーそれと、我もサクライザーさんに合わせて神視点でいきます。
クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車
二章 現れた紳士
ミズキside
「おかしい……」 「た、確かにそんな気がしないでもないが……」 全員を叩き起こしたミズキは、奇妙な夢の事と、何かが今までと違うような感覚を皆に話した所だ。 「あ、ボクもその夢見た」 「オレもだにゃ」 「俺様も見たぞ」 どうやら全員がその夢を見ているようだ。うーん、と考え込む六人。その時だった。 「……クワァァァァァ……」 隣のエリアから、モンスターの鳴き声が聞こえてきた。これには聞き覚えがある。イャンクックのそれであった。 「!? オイオイマジかよ、クックの縄張りに入ってくるイャンクックとか、どんな神経してんだ?」 「……行ってくる」 そう言い残し、天井の中央にある穴の真下へ行くと、クックは飛び去っていった。
セージside
「クワァァァ!」 セージとツバキは、青いイャンクックと戦闘を続けていた。普通のイャンクックならばとっくに瀕死状態になっていても可笑しくないのだが、コイツはまだピンピンしている。 (やなり亜種は普通より強いかニャ) 冷静に敵の分析を行っていたセージだが、体力が多いだけでほぼ普通のイャンクックと変わらない事が分かった。ツバキの実力はまだ見たことが無いが、歌姫の護衛を任されるようなハンターだ、そう弱くはないだろうと考えていたが、案の定上手く立ち回っている。 「クワァ!?」 青イャンクックが急に意識をそらし、洞窟の天井に開いた大穴を見上げた。嫌な予感がしたセージだったがチャンスには違いないので一気に畳み掛ける。 「クワオゥ!」 足への猛攻にバランスを崩した青イャンクックは盛大に転び、焦りのために上手く起き上がれずにいた。 「今だニャ!」 転んで地に着いた頭を二人で攻撃しようとした……その時だった。 「クエエェェェ!」 先ほど青イャンクックが見上げていた穴から、なんともう一匹のイャンクックが舞い降りてきた。今度は普通のイャンクックのようだ。しかしその近くには……シオンとルピナス。 「まずいっ」 しかも二人がそっちに意識を持って行っているうちに、青イャンクックが起き上がってしまった。 「クワァァァ!」 青イャンクックが突進を開始。どうやら標的があのイャンクックに移ったようだ。そこまでは良い。しかしその軌道上には、シオンとルピナスがいるのだ。 「わっ」 「あれぇ、なんかこっちに来てますねぇ」 焦るシオンと相変わらずのルピナス。そしてなんと、彼女達の後ろにいるイャンクックも突進を開始し、二人は二匹のイャンクックに挟み打ちを喰らう形になった。 「シオンッ、ルピナスッ!」 焦って今更何を騒いでも変わらないと分かっていながら、大声をだすセージ。そして二人は突進の餌食に……は、ならなかった。後から来たイャンクックは二人の居る所に近かったため最初に到達したのだが、なんと当たる前に羽ばたいて上昇、二人の上を通り過ぎてドスンと着地し、青イャンクックを受け止めたのだ。そしてそいつを器用に投げ飛ばした後、シオンとルピナスの方を見て《喋った》 「大丈夫かい? お嬢さん方」
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.231 ) |
- 日時: 2014/04/30 18:37
- 名前: 布都御霊剣 ◆Mp0wNgpgF6 (ID: 0zaiCj8k)
執筆活動から少し離れて今後の方針について話したいと思います。 実は今書いているシリーズ・・・・・・そろそろ完結します。 それに加えて、綺麗に終わるので(ハズ)第2期やる予定もなし、別シリーズ書く予定も特になし。 まあ、番外編でそれぞれの過去偏はやりますが・・・・・・ それが終わったらどうするかは本当に考えていません。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.232 ) |
- 日時: 2014/04/30 19:13
- 名前: 翼の勇車 (ID: fn2aA.vI)
>>231 このスレでちゃんと完結するのって結構珍しいんで、凄くいいと思います。 どうです? この際クロスオーバーやっちゃうってのは(え? どんだけクロスしたいんだって? キコエナーイww)
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.233 ) |
- 日時: 2014/04/30 19:17
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: aVR99xfg)
モンスターハンター 〜輪廻の唄〜
四十七章 ニューウェポン・チャージアックス
チコ村での滞在を続けること数日。 エリスを通じての話になるが、ギルドの方では黒蝕竜ゴア・マガラに対する調査は姿勢こそ積極的だが、ナグリ村付近の海上で目撃があった以来、ゴア・マガラは忽然と姿が見えなくなった。 どこか別の大陸へ移動したのだろうか。 そう決め付けていた調査隊は半ば解散しかけていたが、ある日突然、その時を狙っていたかのようにゴア・マガラは再び現れたのだ。 調査隊や討伐隊が派遣されたものの、その全てが壊滅。 現在、ゴア・マガラは未知の樹海に縄張りを張っているらしい。それが、調査隊から送られた最後の手紙だった。 筆頭ハンターと呼ばれる、エリートハンターが束になった集団ですら軽く一蹴されたのだ。 そしてある時、いつものようにエリスの元へ伝書鳩が送られた。 ただ、いつもの違うように見えたのは、『緊急』を意味する赤い紙が、伝書鳩の脚にくくりつけられていたからだ。 エリスはそれを受け取って読むと顔を真っ青にし、すぐにカトリアへ報告した。 アストは自室で武具や道具の整備整頓をしていた。 アストとニーリン、セージは、ツバキという新たな仲間と共に更なる狩猟に挑んでいた。 仲間が増えれば戦略の幅が広がり、手強い相手にも太刀打ち出きるようになる。 氷海にて化け鮫ザボアザギルや白兎獣ウルクスス、原生林にて絞蛇竜ガララアジャラの他に、ネルスキュラ二匹の狩猟という無理難題までやり遂げた。 そんな狩猟の中で、アストはジレンマを感じていた。 今の彼の装備は、コマンドダガーを強化したデッドリーナイフ、ネルスキュラの素材を用いたスキュラシリーズだ。 装備を見れば、それ相応のものだと第三者は言うだろう。 それでも、アストは現状に強い不満を感じていた。 「やっぱり、このままじゃダメだ。ライラさんと相談しないと」 アストは自室出ると、ライラの工房へ向かう。
「なんだって?火力が足りない?」 ライラは驚いたようにアストに目を見開く。 アスト自身、ライラの腕の良さを否定するつもりはない。 このデッドリーナイフも、ライラから作られたものだ。狩りにおいても信頼してきた相棒のことを信用していないわけでない。 「はい、ツバキやニーリンを見ていると今の俺は力不足に感じるんです。だから、こうして相談に来たんですけど」 そのアストの言葉を聞いて、ライラは難しく表情を歪める。 「ん〜……決してデッドリーナイフが悪いわけじゃないってことは自覚してんのね?」 「まさか、ライラさんの作ってくれる武器は不満を探す方が難しいくらいです」 「アンタってさりげなく嬉しいこと言うじゃない?まぁ、それは置いといて……」 自分の仕事を誉められてか、ライラは頬を緩ませたがそれも一瞬だ。 「ただ純粋に、自分の力量で片手剣じゃあ限界を感じる……そういうこと?」 「そんなとこです」 片手剣は一撃の威力の低さを手数や属性攻撃で補う武器なのだが、現時点でアストの持っている片手剣では、属性と斬れ味が両立しない武器がほとんどだ。例え威力が高かろうと低かろうと、斬れ味がなまくらでは攻撃そのものが難しいからだ。 「そうねぇ……特にアンタの場合は、自分が先頭張ってアタッカーを強いられる立場にある……そもそも、片手剣っていう武器そのものが、アタッカーに向いた武器じゃないのよね」 ましてや、無属性の片手剣がアタッカーではなおさらだ。 ライラはしばし人差し指を額に置いて考える。 「この際、新しい武器を使うってのも一つの選択肢だよ?」 「ここに来るときには、半分くらいそのつもりでした」 「話は早いね。そこで、今のアストのご希望を叶える武器が、今の時代はあんのよ」 ライラはニカッと笑うと、早速アストを工房の奥へ連れていく。 「その、新しい武器っていうのは?」 アストは答えを勿体振るライラを見て訊いてみる。 その問い掛けに、ライラは倉庫にあるそれを取り出して答えた。 「盾斧、『チャージアックス』さ」 ライラは意気揚々とそのチャージアックスについて説明を始める。
チャージアックス。 近年になってバルバレ周辺で開発された新型の武器だ。 スラッシュアックス同様に、ソードモードとアックスモードのニ形態を変形によって姿を変える。 ソードモードでは片手で剣、もう片手で盾を持つという、片手剣に近いモーションを取るが、片手剣よりも遥かに大型の武器であるために、一撃の威力やリーチは勝る反面、片手剣本来の手数や機敏さが低下している。 これだけを見れば潔く片手剣を使った方が良く見えるが、チャージアックスの真価はその先だ。 ソードモードでのダメージを与えていくにつれて、剣の中にエネルギーが蓄積されていく。そのエネルギーを盾と組み合わせて供給することで、盾に仕込まれている属性ビンが発動する。 ここで、ようやく変形の時だ。 剣と盾を合体させ、盾を斧として用いることで、手数や機敏さ、さらにはガードの使用も犠牲にすることで強力な一撃を放てるアックスモードとなる。 隙もかなり大きくなるリスキーな形態だが、仕込まれた属性ビンを解放するその一撃は強力無比の一言。 さらには、ビンに仕込まれている属性をさらに強く解放することで、高出力属性解放斬りという必殺技を放てる。隙の大きさも半端ではないが、直撃させたその破壊力はリスクと比べるまでもない。 いかに効率良くエネルギーを『チャージ』し、どれだけ『アックス』としての破壊力を引き出せるかにかかる武器だ。
「んまぁ、こんなとこかな。なんか聞きたいことある?」 あらかた説明を終えてライラは一息ついた。 「大体は分かったんで、即戦力になりそうなチャージアックスとか作れますか?」 そっちか、とライラは呆れで溜め息をついた。 「んじゃ、属性に困ってるような感じも見せてたし、ここは……」
その頃、エリスから報告を受けたカトリアはすぐにミナーヴァのハンター達を呼び寄せた。 アスト、ニーリン、ツバキ、セージ、以下四名だ。 「皆に聞いてほしいことがあるの。よく聞いて」 その場の三人と一匹は唾を飲み込んだ。 「私達は、これよりチコ村を離れて、バルバレに行きます。理由は、これにあります」 カトリアは全員にそのギルドからの緊急の手紙を見せる。 それを見て、全員の目付きが変わった。 『未知の樹海にてゴア・マガラを発見。狩猟可能なハンターは直ちに向かわれたし』 そう書かれていた。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.234 ) |
- 日時: 2014/04/30 19:29
- 名前: オカシュン (ID: Xx7cIex9)
嵐いるwwwwwwwwwwwwww
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.235 ) |
- 日時: 2014/04/30 20:19
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: cFIcqS1F)
クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車
三章 暴れん坊と良識派
ニーリンside
戦闘を開始して、どれくらいが経っただろうか。 何故か持っていた火炎弾や拡散弾や貫通弾は撃ち尽くし、残るは通常弾のみとなってしまっていた。 「ったく、君はどれだけタフなんだい?こっちはそろそろ打つ手が無くなってきたぞ?」 そんな余裕そうに見せているニーリンだが、その内心は穏やかではなかった。 (相手は上位、いやG級か?だとしたら私がそもそも相手にしたくても出来ない相手だぞ) 「ギュオォォォォッ!」 魚のようなモンスターは、上体を振り上げると口から光線と見紛うばかりの水のブレスを放ってくるが、ニーリンは慌てずに回避する。 (うーむ、これは困った。どうしたもんか……) そう考えた時だった。 気配が一つだけでなくなった。 同じような影が、浜辺から見えた。 「ちぃっ、もう一頭か……!?」 一頭でここまで苦戦しているのだ。ここから二頭同時など考えたくもない。 海面から、身体の形状は同じで、朱色と黒をしたそれが飛び出してきた。 「ぶち抜けぇっ、トトス・カノンッ!」 そう言った(?)そのモンスターは一頭目と同じように口から水のブレスを放った。 そのトトス・カノン(?)が一頭目のモンスターを貫き、二枚に卸された。 「!?」 ニーリンはその光景を前に酷く驚いた。
アストside
「ちくしょうっ、何だよこの化け物はっ!?」 アストは紫色の甲殻類を前に逃げることしか出来なかった。 その紫色の甲殻は、コマンドダガーではいとも簡単に弾かれ、まるでダメージが与えられない。 「ギョッギョッギョッ」 甲殻類は逃げ回るアストを鬼ごっこでもするように追い回してくる。 「どうするっ、どうすりゃいいんだっ……!?」 必死に自問自答を繰り返すが、答えは出そうにない。 その時だった。 「ギザミ・クロスクラッシャーッ!」 紫色の甲殻類の目の前から、二つの赤いハサミが飛び出し、交差するように振り抜かれたそれはその堅牢だった甲殻をいとも簡単に粉砕した。 「ななな、なっ、何だっ!?」 あまりの出来事に、アストはその場で腰を抜かしてしまった。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.236 ) |
- 日時: 2014/04/30 20:16
- 名前: 翼の勇車 (ID: fn2aA.vI)
>>235 新技増えてる……。ギザミ・クロスクラッシャーってひぐちカッターみたいなカンジですか?(笑) そうですよね、古龍種相手に余裕ぶっこく彼等がG級くんだりに負けるわけ無いですよね。
追伸 あれ、どっから書こうかな。クックの所のリアクションとかは我だと難しいんで、分かりやすい(ヒドイ……)ニーリンさん辺りにしようかな。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.237 ) |
- 日時: 2014/04/30 20:17
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: cFIcqS1F)
>>236
すいません、勝手に増やしました。多分そんなんです。 負けるわけないどころか、余裕でしょう。ちょーっと抵抗されてもいいかな?ぐらいのレベルだと思ってますから
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