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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.1002 ) |
- 日時: 2014/07/04 20:39
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: zZY14vZw)
クロスオーバー 7倍quasar×ダブルサクライザー
八章 流れ行く時と舞い躍る嵐
〜炎side〜 アマツマガツチが炎を引き寄せようと風を巻き起こすものの、炎は慌てることなく左肩の装甲の中に手を入れ、その銃を取り出す。 「ラケーテン・アイゼン(打ち上げの錨)」 引き金を引くと錨が飛び出し、近くに転がっている巨岩に引っ掛け、そこで炎を引き留める。 「ヴォアァァァァァァァァァァァーーーーー!!」 直後、アマツマガツチが凄まじい竜巻ともに舞い上がる。 その竜巻からアマツマガツチが離れてから、炎は攻撃を再開する。 トーデス・ブロック(死の塊)が通じないと悟った炎は、腰からベリオロス三頭との戦いで使ったハンドガンを連射する。 しかし、ベリオロスをも軽く沈める銃弾も、目の前のアマツマガツチの前では通じなかった。アマツマガツチが風の障壁を作り出し、銃弾を弾き返しているのだ。 「射撃では無理か……、ならば」 炎はハンドガンを納めると、右肩の装甲の中に手を突っ込み、それを引っ張り出す。 それは、円盤状の金属物体が、超硬度のワイヤーによって幾つも繋がれたモノだ。 グリップを握ると、炎は地面を蹴ってアマツマガツチに突進する。 アマツマガツチは再び水のブレスを放ち、炎を撃ち抜かんと迫るが、そんなものに当たるほど炎は鈍らない。 水のブレスをかわすと、アマツマガツチの風の障壁に飛び込む。 「オルトロス・ハウリング(魔獣の咆哮)」 右手に握ったそれを振り抜き、その質量によって風の障壁を突き破り、繋がれた円盤状の金属物体がアマツマガツチ頭に巻き付いた。 炎それを確認するや否や、グリップからの操作でワイヤーを切り離し、大きく飛び下がる。 一拍おいて、アマツマガツチの頭に連鎖的な爆発が巻き起こる。繋がれた金属物体に仕込まれた爆薬が炸裂したのだ。 その爆発が止むよりも先に炎は動く。 「エンへルノ・ゲーペイル(獄炎の剣)」 炎は背中の装甲から剣を抜き放ち、折り畳んだそれを展開する。この剣はとある港町を滅ぼした過去を持つあるモンスターの素材で、炎が独自の製法で作った剣。素材に凄まじい火属性を秘める故に、彼が持つ魔力を必要としない。 炎はそれを両手で構え、再びアマツマガツチに突進。切っ先を前に向けて強引に風の障壁を突き破る。 切っ先をアマツマガツチの黒い胸殻に突き刺し、引き抜く。 「もう終わらせる」 炎はその剣をアマツマガツチの頭目掛けて袈裟掛けに降り下ろし、返す刀で斬りかえし、その返す力で軸足を入れ換えながら回転、遠心力と共に逆袈裟に斬り上げる。この時点でアマツマガツチの角は二本とも折れている。 「失せろ」 炎はその剣を降り下ろした。 その直後、霊峰が火の海になりかねないほどの爆炎が広がった。
〜ユリ&冥花side〜
「そうだよね。土ばっかり良くしても、肝心の種がないと意味ないもんね」 ユリは最もな意見を出す。 「ってもどうすんだい?あたいは種なんか持ち歩いてないよ」 冥花はユリと農を見比べている。 「うーん、アストくん達に何か採ってきてもらわないといけないかなぁ」 ユリは難しい顔をする。さすがの農もこれではお手上げだ。 冥花はふと思い出したように声を張った。 「ちょっと待ってて、地の色んな物が入ってる箱からなんか取ってくるよ」 駆け足で農場を出ていく冥花。二人が見ているので、距離は葬らない。
「なんかあるでしょ、なんか……」 冥花はボックスの中に手を突っ込んで漁るように探す。 すると、種らしきものが見つかった。 青紫色、黄緑色、蒼色、黄色、紅色の五つだ。 キラキラキラバシュゥゥゥゥゥンッ
「……あたいは何も見なかった。種が割れて覚醒したように見えたけど、きっと気のせい、うん」 冥花はボックスを閉じると、その場を跡にして農場へ戻った。
〜地side〜
「グワアァッ、ガアァァァァァッ、グゥオォォォァァッ!!」 ロアルドロスは怒り心頭で地に攻撃を続けていた。 「あー、当たらねぇってもう分かるだろうよ。くあぁー……」 さすがにオーラを出し続けて少し疲れたのか、オーラを消して欠伸をもらす。 それでも攻撃はスレスレで回避するのだ。 いつまでエリア回ってんだよ、と地は悪態をつこうとした、その時だった。 地とは反対側からボウガンの弾が飛来し、それがロアルドロスにぶつかると爆発を巻き起こす。 「ん、拡散弾……炎の奴じゃないな。ということは……」 その爆発を口火に、ギザミ装備を纏った太刀使いのハンターがロアルドロスに接近する。 「すいません地さん、遅くなりました」 そう言いながら、そのハンター、ツバキはロアルドロスの後ろ足に鬼斬破を振り抜き、雷を放つ。 ロアルドロスは敵がようやく攻撃したと思えば、仲間が来たのだと悟り、さらに暴れまわる。 「うわっ、えらい狂暴な奴だな……!?」 ツバキはロアルドロスの振り回す尻尾を回避しながら距離を取る。 「(俺が怒らしたんだけどな)」 ニーリンと言っていたヘビィボウガンナーはどこだと、地は見回し、見つけた。 彼女は茂みの奥の奥に隠れて、長距離からの狙撃を行っているのだ。 「(ロングレンジシュートか?あんな撃ち方すんの炎だってしねぇぞ?)」 最も、炎の場合はこそこそ隠れるようなことは、する必要もないのだが。 「待ちくたびれて死にかけてたよ。さぁて、そろそろ殺るか」 地は背中に納めていた月穿ちセレーネを展開した。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.1003 ) |
- 日時: 2014/07/04 21:06
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: zZY14vZw)
>>1001
ラスティクレイモアですね、わかりました。 僕の描き方だと、ハンターが武器を使う場合にほぼ必ずその武器のフルネームを書くので、分からないままだと「らしくない」と思って質問しました。ありがとうございました。
ツバキ「ラスティクレイモア……刀と言うよか、長剣か?」
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.1004 ) |
- 日時: 2014/07/04 21:23
- 名前: 真夏の…… (ID: KrEG4TNm)
3代目はまだかァァァ!
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.1005 ) |
- 日時: 2014/07/04 22:09
- 名前: 翼の勇車 (ID: FYrhfXhK)
>>1004 まだ過去ログまで約200レスもありますよ……。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.1006 ) |
- 日時: 2014/07/05 10:59
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: BAsRcdaf)
えー、別方面より質問があったのでお答えしますね。
「もしもアニメ化するなら、CVはどうなりますか?」
アスト…岡〇信彦 カトリア…田〇理恵
エリス…早〇沙織
ライラック…遠〇綾
ルピナス…井〇喜久子
シオン…戸〇遥
マガレット…折〇冨美子
ニーリン…桑〇法子
ユリ…水〇奈々
ツバキ…伊〇茉莉也
セージ…國〇幸
ざっと考えてこんなもんでしょうか。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.1007 ) |
- 日時: 2014/07/05 18:39
- 名前: 破損したスプレー缶 (ID: bYeGNdS0)
>>1005
1200も行くスレってなんか凄いですな
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.1008 ) |
- 日時: 2014/07/06 01:56
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: W.tDNYCx)
クロスオーバー 7倍quasar×ダブルサクライザー
八章続き
〜農地〜
「とりあえずあったものもって来たよ」 冥花は地が押しこんでいたボックスから植えることができそうな物を持ってきた。種類は… 「えーっと、冥花さん?」 「…あたいに聞いても分からないよ」 「(なんだこの種…見たことない。)」 謎のものばかりであった。 まぁざっくりいうなら…赤の種、緑の種、黄の種、あと怪力の種となっている。 しかしそれを知るわけのない3人…。今は使える土壌が一つしかないため仕方なく赤の種を植えてみることにした。 「(見たことない種…どういう結果になるのだろう…)」 もともとこの世界にいない農にとって未知との遭遇といえる種…結果に期待していた。
〜炎視点〜
火の海と化しかけるほどの威力をもつ剣…しかしあくまでそれは対象を燃やすことのみを考えて作っている。 それ故に環境へのダメージはほとんどない。一体どういう強化をなしたのか…。謎である アマツマガツチの弱点は…龍についで火。強力な火属性をおみまいしたのであるから力尽きるだろう。それが常識だ。
ブシャァア!!! 「なに?!」
しかしその常識は脆くも崩れ落ちる。 アマツマガツチはまだ力尽きていない 炎に向かって水流ブレスを放ったのだ。 無論、あたることはなかったが。 「俺の力ってここまで強大だったんだな…」 改めて自身の持ちし力の強さを確認する炎。と同時に普通に戦っても拉致があかないことに苛立ちを感じる。 「…本気というにははるかに遠いが、面白いものを見せてやるよ。」 そういうと炎は鞄から…緑色のリングと地の持つモノとまったく同じ性能を持つ弓を取り出す。 リングを左右の指に1つずつつける。そして弓を左手に持ち矢をはな…たない。 まだ鞄から何かを取り出す。 ―さまざまな形をした槍だ。 前に投げた槍とまったく同じものも含まれている。それを…なんと矢の代わりにして弓を引っ張る。 「ヴォウ…」 アマツマガツチも何かしてくることを察知し、水流ブレスの準備を始める。今までとは違い、まるで自身のすべてを出し切るかのように力を溜める。 「…これでもう終わりにする。消し飛べ」 【グレートアルバトロス!!】 「ヴォアアアアア!!!!」
12本の槍と水流ブレスが真っ向から衝突した
「…」 アマツマガツチは…原型をとどめていなかった。 水流ブレスで対抗したものの、それは槍に衝突した瞬間勢いを完全に失った。 炎の放った槍はそれでもなお威力をまったく失わず、12本がそれぞれ拡散してアマツマガツチの全身に直撃。 槍のもつ力に比例して威力を増す業であったが…どの部分でも完全にすべてを破壊している。 ある槍にいたっては刺さったところから半径5m範囲を完全に破滅させた。 「この程度で落ちるとは脆いな」 そう嘆く炎は原型をとどめていないそれの場所へ向かい、光り輝く何かを手にする。 ―失われし力の一つ…。
〜地視点〜
「…」 一応武器を取り出したものの、矢を持とうとはしていない。これにはわけがあった。 お互いの実力を把握するためである。 「2分、いや1分でいいか…」 「何がです?」 地の呟きにツバキがそういう。それに対しこういった。 「そっちの実力が知りたい。だから俺はまだ攻撃しない。ふたりだけでそいつを狩れ。1分したらもう俺だけでやる」 それでも彼は武器はだしたままにしておいた。何かあったときのため用に…。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.1009 ) |
- 日時: 2014/07/06 01:39
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: DttKkJRF)
クロスオーバーのことで
地はとりあえず観察に回っておくので二人だけでロアルドロスを狩る様子をお願いします。 もし地を使うのであれば何かあったときように。たとえば攻撃を水流ブレスを打ちとめたり。
あとクマさんのお話は…任せちゃっていいですかね?いまいち展開考えてないです。 炎ちゃんはまぁうん…某ゲームから道具拝借してますが。 農場組はそろそろやることなくなる…。土壌だけでも改良させておこうかな
…本編たちは現在考え中。おおまかにはできているけど細かくができていないわけで。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.1010 ) |
- 日時: 2014/07/06 09:00
- 名前: 翼の勇車 (ID: AEpeyXfK)
クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車
三十一章
「おーいっ、ここですよーっ!」 先に到着していたギザミグループが、船から降りてきたメンバーを待っていた。 「あれ? カトリアさん、顔赤いですけど大丈夫ですか?」 「あっ、うん、大丈夫」 「……? まあいっか。到着しましたよ! ここが私達の村です!」 若干不思議そうに首をかしげたミズキだったが、直ぐに村の紹介へとシフトするミズキ。 「どうする? とりあえず村長の家に行く?」 「それがいいにゃ。あの村長のことだから、最初にオイラの所にきてくれよー! とでも言いそうだしにゃ」 カスケの提案で、とりあえずは村長の所に向かう事になった一行。 「さっきから聞いてて思ったんだけど、村長さんって結構変わってるのか?」 「変わってるというか……お茶目とでも言えばいいのかな。ま、見てのお楽しみだよ」 アストの質問にギザミはそう答えると、ミズキ達に着いて歩きだす。 「おら、ボーッとしてんじゃねえよ。はよ行け」 水から飛び出してきたトトスに促され、ミナーヴァも移動を開始したのだった。
「おーい、村長、いるー?」 家の玄関を開け、真っ暗な部屋をのぞきこみながら声をかけるミズキとカスケ。 「留守なんじゃないのか?」 少し離れた所でその様子を見ていたその他全員の中、ツバキが腕を組みながらそう呟く。 「それは無いにゃ。村長は、家にいない時は決まって村中を駆け回って情報収集してるにゃ。ここまで来るまでに会わなかった時点で、家にいるのは確実だにゃ」 その隣にいたネオがそう答えた、その時だった。 「…………」ソローリ、ソローリ…… 家の陰から、一人の竜人が出てくる。そしてその竜人はそーっとアスト達の方を見ると……。 「(シーッ)」 「「「…………」」」 人差し指を立て、彼らに静かにするように求める。この時、ミナーヴァメンバーにも彼がやろうとしている事がようやく分かった。 二人にばれないようにその後ろへ移動した彼は、懐からひとつのビンを取りだし、二人の背後少し離れた所に置いた。その中には何かが詰め込まれている。 「(今回は込んでるにゃ……)」 「(前はどんなんやったっけ?)」 ネオとゲネッポがこそこそと話している。どうやらこれは今回だけの話ではないらしい。 二人から距離をおいたその竜人は、今度は地面に落ちている石ころを拾うと……ビンへ向けて投げた。 《ドカァン!》 「「うわあぁ!?」」 次の瞬間、ビンが小規模爆発を起こし、ミズキとカスケは驚き過ぎて半空きのドアの中へと倒れこんだ。……のまでは良かったのだが。 「あっ……」 「ごっ、ごめん!」 二人が倒れた後の姿勢が、まるでカスケがミズキを押し倒したようなものになってしまったのだ。これには流石に鈍感カスケもヤバイと分かり、すぐに立ち上がってミズキに手をさしのべた。それを見ていたアスト達の耳にはどこぞのカラフルな鳥の辺りから舌打ちが聞こえたが、気のせいだろうと片付けた。 「あっはっはっは! ナーイスリアクション!」 「村長ー? いくらなんでもやりすぎっ!」 顔を真っ赤にして抗議するミズキ。顔が赤いのは怒っているためではないだろう。 「いやーわるいわるい。にしてもこれ最っ高だな、ビン爆弾」 村長と呼ばれた彼は懐から火薬草を詰め込んだビンをとりだしてじっくりとながめる。 「え、あの人が?」 カトリアが驚いた顔でネオへ訪ねる。当のネオは、深いため息で肯定の意を示したのだった。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.1011 ) |
- 日時: 2014/07/06 14:17
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: a/j.291p)
クロスオーバー 7倍quasar ×ダブルサクライザー
九章 青熊獣アオアシラ
〜アストside〜
まずは一撃。 無防備なアオアシラの尻に炎斧アクセリオンが襲う。 肉質はかなり柔らかいのか、滑り込むよう切っ先が走る。 「グギャアァッ?」 アオアシラはハチミツを溢し、慌てて振り向く。 そこにいたのは、自分を攻撃してくる人間が一人。 セージは既にアオアシラの懐に潜り込んで背後に回っていた。 「間抜けニャ」 ラギアネコアンカーを振り抜いて斬り裂き、突き刺し、肉を抉るように深く斬り抜く。 炎と雷に囲まれて、アオアシラは忌々しげにその尖った突起の生えた前足を振り抜き、振り抜き、振り抜く。 しかし、緩慢な動きであるそれはアストに簡単に見切られ、セージに至っては攻撃しながら常に背面に回り込んでいる。 (大したことはない。でも、油断はしないでいくか) アストはソードモードでの斬撃を繰り返し、盾にエネルギーを供給する。
〜残妖side〜
残妖はカトリアと共にアストとセージの後に続く。 地から譲ってもらったこの刀、というよりは両手剣、ラスティクレイモアを鞘から抜き放つと、地面を蹴って接近を図る。 アストがその赤い剣と盾を合体させたと思うと、それを斧のようにして振り回している。 「グギォォォ!?」 アオアシラはその炎と重々しい一撃に仰け反る。 隙が出来た、と斬妖は一気にアオアシラの懐に潜り込み、そのラスティクレイモアを振り抜いた。 「でぇいぃっ!」 あくまで、己の剣術をこの太刀に応用した型。同じようなモノを扱うハンターからすればそれは異様に見えるだろうが、それが残妖の普通であり、戦い方である。 頭の上から足の裏に降り下ろすのではなく、袈裟懸けや水平斬りなどを用いる。片手で振り回せるモノではないのでどうしても自流の剣技と違和感は否めない。 それでも地の掘り出したと言うこの太刀は、その異常なまでの斬れ味を発揮し、腹だろうが硬そうな前足だろうが滞りなく刃を通す。 残妖の攻撃に気付いたアオアシラは、後ろ足で立ったまま彼女に向き直る。 そして残妖はそこで初めて気付く。 地が戦っているのを遠巻きに見ているのとは違う、眼前で見る者こそ分かる、そのアオアシラの圧倒的な威圧感と生命の脈動を感じることを。普段から相手にしていたモノとは違う、リアルな脅威は残妖の足に枷をつけるに十分だった。 「グロオォォォォ」 アオアシラは足を止めてしまった残妖にその前足で抱きすくめるかのように振り抜く。 「残妖さんっ!」 咄嗟にカトリアが残妖を押し退け、身代わりにアオアシラの前足を喰らう。 押し退けられた残妖は、アオアシラの攻撃で吹き飛んだカトリアを直視していた。 「ッ、カトリアさんっ」 常人が喰らえば身体がバラバラになるのではないかと言うほどあんな攻撃を受けていながら、カトリアは平然と立ち直る。 「いったた……」 カトリアはアオアシラに攻撃された部位ではなく、むしろ吹き飛んで地面を転がった時にぶつけた背中を擦ろうとしていた。 すぐにセージが駆け付けてくる。 「カトリア、大丈夫かニャ?」 「うん、大したことじゃないよ。残妖さんも大丈夫?」 追撃してくるアオアシラの攻撃をかわしながら残妖の無事を確かめる。 「は、はい……」 残妖はやはりこの世界の人間のタフさに舌を巻いた。
〜霊華side〜
「さて、次はあの売店の娘ね」 ハンターズ・ギルドの受付から離れると、その少し奥の売店らしき所へ向かう霊華。 今店番をしているのは、シオンと言っていた少女だ。キャラバンと言う集団の中で財政管理などもしているらしい。 「いらっしゃいませーっ!」 霊華が立ち寄ると、シオンは無駄に元気よく挨拶する。 「あっ、えーっとレッカさんでしたっけっ?」 「……、レッカじゃなくて霊華よ、シオン・エーテナ?」 「ほわわっ、失礼しましたーっ」 シオンからすれば漢字と言う文化を知らないのだろう、一度名前を見せたからと言ってもかえってややこしくなったのかもしれない。 「それでっ、本日は何をお買い求めでしょーっ?」 「いえ、何か買いに来たのではなくて、少しお話をね」 まぁ、他にも回るので手短にするつもりである。 「そう言えばっ、残妖さんはレッ……霊華さんのことを「様」って付けてますけどっ、どういう関係なんですかっ?」 なるほど、自分と残妖の関係について知りたいらしい。 霊華はボロが出ない程度に簡単に答える。 「えぇそうね、私と残妖は主従関係に当たるかしら」 「ほぇーっ、そうなんですかっ」 「どうでもいいけど、あなたって無駄に元気ね」 本当にどうでもいい。元気が無いよりはある方が良いに決まっているが、シオンはいささか元気過ぎだ。 「元気があれば何でも出来ますからねっ!新しい環境も上手くやれますよーっ」 胸を張って答えるシオン。 それから少しの間、会話に華を咲かせてから霊華は集会浴場を後にした。
〜ツバキside〜
「(一分でやれって、無茶苦茶言う人だな……)」 ツバキは怒り狂うロアルドロスの攻撃を掻い潜りながら、鬼斬破を放っていく。迸る雷は海綿質の皮を斬り裂き、焼き焦がす。 あくまで基本に忠実に、正確に。 比較的肉質の柔らかい部位は頭と首回り、それと尻尾だ。 「狙うなら、尻尾だな!」 ツバキは水没林の水溜まりを蹴りながら一気に肉迫、尻尾に鬼斬破の刃をねじ込ませる。 そのツバキの回りを彩るは、拡散弾の爆発。 「グワァァァァア!?」 爆撃と雷斬がロアルドロスを挟み撃ち、ロアルドロスは苦しげに呻いた。 「ほー、なかなか」 あと二十秒、と地は時間を数えながら二人の連携を見て頷く。
〜ユリ&冥花side〜
とにかく、赤の種を植えたので、一旦畑仕事は終わる。 「次は……魚釣りでもしよっか?」 ユリは冥花と農に、川と繋がっている桟橋を指す。 「魚釣りねぇ……また退屈なことじゃないか」 正直、昼寝したいのが冥花の本音だったが、誰かさんに怒られそうなので昼寝はしない。 「僕はこの畑に水をやってからにするよ、二人は先に行ってていいよ」 そう言うと、農は水をやるに至って現状で最適な状態を模索する。 ユリは桟橋を管理しているアイルーに声をかける。 「ねぇ、ここの魚釣りの道具とかエサは、どこにあるの?」 寝転がっていたアイルーはユリの声に気付いて慌てて起き上がる。 「ニャ、竿は向こうに。エサはこっちで用意するニャ」 アイルーが指した方に、釣竿が幾つか立て掛けてある。 そしてアイルーはエサの入った箱を用意してくる。 その箱の中を見て、ユリは顔を真っ青にして絶句する。 中には、さっきも何度か見たミミズだ。が、うねうねと何匹ものミミズが狭い中を蠢いているのだ。 「こ、これを掴んで、エサにするんだよね……?」 今更になって躊躇するユリ。 魚釣りも大変になりそうである。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.1012 ) |
- 日時: 2014/07/06 15:22
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: a/j.291p)
クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車
三十一章続き
とりあえず、キャラバンの代表としてカトリアとセージが村長の家に上がらせてもらい、他のメンバー達は外で待つことになった。 「えー、そうだね。とりあえず、そちらの麗しのお嬢さん、名前は何かな?」 村長はカトリア、ミズキ、カスケを座らせてから、話を始める。 無論、麗しのお嬢さんと言うのはカトリアのことだ。 「はい。キャラバン『ミナーヴァ』の団長を務めています、カトリア・イレーネと申します」 カトリアは深々と頭を下げる。 「そんなに畏まらなくてもいいよ。楽にして、楽に」 村長はカトリアの頭をあげさせる。 「じゃあ、次にミズキちゃん。彼女達と出会ったのは、昨日クックの所へお泊まりに言った、その翌日……今日のことだね?」 「あ、はい」 ミズキはミナーヴァと出会い、ここまでに至るを簡潔に答えた。 一通りを聴いた村長は眉を歪ませた。 「うーん、夢の話か。オイラは睡眠学者じゃないから、分からないことは多い。でも確かなのは、カトリアちゃんだったかな、彼女達が明確な意識や感覚を持ってここに存在するわけだね」 さすがは村長。 普段はおちゃらけている割りに、こういうことの飲み込みや理解は早い。 「えー、それでウチの村に一泊しに来たわけだね」 「はい。厚かましいことは承知でお願いし……」 「いいよ」 カトリアの申し訳なさそうな頼みに即答する村長。まず、カトリアが言い終えるよりも先に答えている。 「と言うか、元の世界に戻れるようになるまでここで滞在しても構わないよ。オイラとしても嬉しい限りさ」 仕方なさを顕すどころか、歓迎するつもり満々である。 「さぁ、そうなったら早速歓迎会の準備だ!忙しくなるぞぉー」 歪めていた眉はどこへやら、むしろ活気に満ちたモノへと豹変し、村長は早速村全体にこのことを伝えるために飛び出そうとして、留まった。 「あ、そうそう。ミナーヴァの皆には客人用の宿を貸しきりにするから、安心してね」 それだけを言い残すと、村長は家を飛び出した。 取り残されるカトリア、ミズキ、カスケの三人。 「えーっと、ミズキちゃん?村長さんって、いつもあんな感じに?」 「はい、いつもあんなんで」 村長の計らいで、村の宿を貸しきりにしてもらい、ミナーヴァのメンバーは幾つか部屋を分けて入る。 カトリアの指示した部屋の割り当てはこのように分けられている。
・カトリア、ルピナス、シオン、マガレット ・ライラック、エリス、ニーリン、ユリ ・アスト、ツバキ、セージ
ちなみに、カトリアは真っ先にエリスを自分の部屋とは別に配した。先程のアレが原因である。 と言うわけで、アスト、ツバキ、セージの二人と一匹は『男部屋』として部屋に入る。 中は広くは無いものの、きちんと清掃はされている。 「あ、そう言えば着替えとかどうすんだろ。俺達、今付けてる防具と、インナーが一丁だけだぜ?」 アストの意見は最もだが、セージはそれに答える。 「部屋着と替えの下着ぐらいは用意してくれるそうだニャ」 「そんなにサービスしていいのか?」 ツバキが声を濁しながら溜め息をつく。 「何だよ、じゃあツバキはずっと防具付けたまんまで過ごすのか?」 「んなわけないだろ」 少し軽口を交わすアストとツバキ。 これで気持ちは落ち着いた、とセージは小さく一息ついた。
「…………」 宿の外ではペッコが忌々しげにアストの部屋の窓を睨んでいた。 「ぺーヤン、どないしたんや?」 その様子を不審に思ったゲネッポはその極彩色の羽根を生やした背中に声をかけてやる。 「なんてこった……!」 そのペッコは怒りに身をわなわなと震わせていた。 「だからどないしたんや?」 「アストのヤローと、ツバキが同じ部屋に入りやがったぁ!」 ペッコは天を仰いで吼えた。 「別にええんとちゃうか、男同士なんやし」 そう、ゲネッポは気付いていないのだ。 ペッコはゲネッポに向き直る。その眼は血走っている。 「ちげぇよアホンダラ!ツバキはっ、ツバキなぁ…………」 ペッコは大声を出そうとして抑え、ゲネッポに耳打ちする。 「な、なんやってぇーーーーー!?」 今度はゲネッポが吼えた。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.1013 ) |
- 日時: 2014/07/06 18:37
- 名前: 布都御霊剣 ◆Mp0wNgpgF6 (ID: FuMG2urw)
モンスターハンター「焔の詩」 サイドストーリー 微笑は風と共に1章-2 グラニ・デュナスがこの家に入ってきた。 私の息子であると同時に古の知識の守護者たるデュナス家の血を持つ者―― 私が、その古の知識を手にするのに必要な“鍵” 恐らく、私に利用されないようにガレムが既に真実を話しているだろう。 その話を聞いてどれ程私を憎んでいるか、確かめなければならない。 確かめなければ、有効な“駒”として動くかどうか解らない。 ――試すしかない。この目で。この耳で。 部屋に薄気味悪い不適な笑みが、小さくこだました。
屋敷が広ければ、部屋も広い。 しかし、ずっと同じところにいても退屈なだけで、気晴らしに庭でも歩こうと思い、廊下へ出たときだった。 反対方向から、ライラ・デュナスに会った。 あれが・・・・・・僕の母親であり、お婆ちゃんを殺した人間―― こんにちはと、社交辞令の挨拶を軽く交わし、その場から立ち去ろうとしたが、肩をつかまれ、引き止められた。 「デュナス・・・・・・私は罪深い事をしてしまいました。いくら命令されてやったとは言えど私は・・・・・・人を一人殺してしまいました。謝れば許される話ではない事は承知です。ですが、この命に換えてもその罪を償いたいのです」 僕の母さん――いや、ライラ・デュナスは跪き、苦しそうな顔でそう言った。 だが、許す気は無い。 許したところで、お婆ちゃんが生き返るわけが無い。 いくら償ったって、あの温もりは2度と帰ってこない。 僕は只、冷たい目で一瞥し、その場を去った。
庭を散歩し、自分の部屋に行こうとしたとき、僕の父さん――ガレム・デュナスに話しかけられた。 「ちょっと・・・・・・来なさい。見せたいものがある」 父さんは手招きをし、歩き出した。 廊下を歩き、階段を下り、仕掛け扉を抜け、少し歩いたところに、見るからに厳重そうな扉があった。 「この中にあるものこそが、かつての文明の英知だ。そして、それはこの血と共に託されてきた――この中身が外へ出るときは“人が力に溺れず、踏み外さずに常に正しき道へ導ける者が現れた時”それだけだ」 力? 溺れる? 踏み外す? 正しき道? 導く者? どう言うことだ? 「君には・・・・・・まだ難しい話かもしれん。しかし、その背中にいずれ刻まれる重責だ。今はその胸の内にしまっておくといい。今は、これを護らなければならない。もしもの事がある。我が家の紋章と共に刻む重責。それはとてつもなく重い。だが、それは人に“希望”と“可能性”を与えるだろう。だが、使い方を誤ればそれは“破滅”を呼び起こす・・・・・・それを背負う覚悟が、今の君にはあるか?」 その問いに答えられるだけのものは、今の僕には無かった。
予想していなかった。 ある程度の事は想定していたが、まさか、あそこまで明確な憎悪を滾らせていたとは、思いもしなかった。 あれでは、手駒にするには難しい。 いったい、どうしたらいいものか―― いや、何も“鍵”はグラニだけではない。 そうだった・・・・・・いつも近くにいたから意識していなかったが、ガレムだって“鍵”だ。 まだ、切れるカードはいくらでもある。
やっと更新できました。 失踪していたわけではありません。 なんやかんやあって忙しかったんです。 「これ本当にモンハンかよ!」と突っ込みたい方、2章までしばしお待ちを・・・・・・ しかし、1章はけっこう大事なエピソードです。 第2期の伏線がたんまり張られていますので・・・・・・
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.1014 ) |
- 日時: 2014/07/06 19:29
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: MpvLX810)
>>1013
アレ?なんだか見たことあるような……確かガ〇ダム〇Cの……
返信数も残り少ないですし、〜猛焔を抱きし翼〜は三代目で書こうと思います。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.1015 ) |
- 日時: 2014/07/06 20:15
- 名前: スラク ◆C4EXRAEkOg (ID: y46FwfSw)
パシフィックリムの中盤で出てくるモンスあれってシャガr…(殴(運営
八話「嵐」
船長「目の前!来ます!」 天「構えて!」 霧「わかったぜ!」 剴「さぁこい!」
見えて来たのはアマツマガツチ……
天「いや、何かが違うわ…。」
見えたのは、いつも白い部分が赤い、謎のアマツだった…。
アマツ「キエエエッッッ! ブシャア!」 天「そんなっ!火炎弾なんてっ!」 霧「避けろっ!」
なんとか避けれたが、攻撃は止まらない。
ブシャア! ブシャア! ブシャア! ブシャア! ブシャア!
霧「船長! もっと近づけれないのかよ!?」 船長「無理です!波がこっち側に来てます!全速力ですが、進めません!」 剴「あ!そうか!」 霧「何が?」 剴「僕と霧さんでバリスタ、天さんは弓を打てば!」 天「駄目ね。」 剴「?」 天「風が強すぎる。弓ははねかえせれるわ。」 霧「じゃあ、どうするんだぜ?」 天「剴、あなたの大剣貸して。」 剴「?いいですが…」 天「実はね。貴方ならできるかも知れないことがあるの。」 剴「え?」 天「これよ。」
見せられたのは剣斧
剴「何故、僕の大剣が…剣斧に?」 天「いいから!そのボタンで剣モードに!」 カチャン! 剴「出来ましたが……」 天「じゃあ、あそこでつき出して、今度はつき出す瞬間に、そのボタンを。」 あそこは、船の人間が行ける最先端の場所。 撃龍槍のスイッチ近くだった。 剴「わ、わかりました。やってみます。」 天「霧、ついてきて。」 霧「わかったんだぜ。」
剴・霧・天は指定の場所に着いた。 剴「いきますよ…せーのっ!」 属性解放突きが放たれた。それと同時に道が出来た。 天「そこっ!」 天が矢を放つ。それは貫通矢で、アマツの頭を貫いた。 その途端、空が明るくなった。
霧「やったぜ!」 天「そうね。」 剴「でも、なんで元々大剣だった物が、剣斧に?」 天「じつわね……」
?「うちのかわいいアマツが、死んじゃった…。」 ?「許せないわ。奴等たち…」 彼女が見る先は、剴・霧・天の顔だった……
続く
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.1016 ) |
- 日時: 2014/07/06 21:02
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: DttKkJRF)
クロスオーバー 7倍quasar ×ダブルサクライザー
九章続き
〜水没林エリア4〜
「…さてと、時間か。」 のんびりと時間を計っていた地であったが、規定の時間、1分が過ぎたのを見て動き出す。 「グワァァ…!」 バシュンッ!! ロアルドロスはある方向へブレスを放つ。それは…ニーリンがいる茂みに向かっている。 さすがのモンスターも何度も同じ方向から攻撃されたらそこに誰かいることくらい分かる。 「おっと、気づかれたか」 水流ブレスが飛んでくるのを見てその場から離れようとするニーリン
ズバッシャァア!!!
しかし水流ブレスは何かによって打ち消される それは地が放った矢であった。しかし…月穿ちセレーネは拡散するタイプの弓。それを無理やり1点に集中させたのだ。 「おーい、二人。もう休んでいいよ。遠くからじっくり見て置け。こっから本気出す」 そういうと地は弓に強撃ビンをつけ、怪力の種を…歯で砕く。
「グォォアアア!!!」
ロアルドロスは標的を地に変え、突進をしてくる。 「…これ以上必要ない」 それを地は…弓を引き絞りつつ、必要分横に回避した後に
バシュンッ!!
頭とたてがみだけに拡散する矢を命中させた。ロアルドロスは頭とたてがみが弱点…。それ以外には当てる気にもなっていない。 「グォォ」 標的を変えないまま地の方向へ向く。しかしこれも地は計算にいれている。
バシュンッ!! 「グォァアア?!」
自身の方向へ向いた瞬間に矢を放つ。矢は頭とたてがみにのみ集中する。
「遅い。」 バシュン!!
怯むロアルドロスに容赦なく矢を放ち続ける。
「グォアアア!!!」 体勢を立て直したロアルドロスは地に向けて水流ブレスを放つものの…ぎりぎり当たらない。あと少しずれていたら当たるのだが…その少しがあまりにも大きい。
「これ以上避けるのもめんどくさい。くたばれ」 バシュン!!!! 「グォォアアアア!!!!!」
地の放った矢は…2発はロアルドロスの両目に直撃。 残りの3発は…たてがみに直撃。たてがみを粉砕し、頭部へとダメージを与えた。 「これで終わり…」 バシュン!!!! 地はもう一発だけ放った。それは…まったく拡散しない1点集中の矢。
ズガッ!!
本来貫通するはずのない5発の矢はロアルドロスの頭部をたてがみごとぶち抜いた。
〜農場〜
「ふぅ〜…土壌はこんな感じで十分かな。」 農は水やりを終える。この間に新たな畑地を作ろうとしていたが途中でやめた。 「さてと、僕も釣りを…と。」 農も釣りをしに二人の元へ向かう。 無論、ミミズなど農地では当たり前に存在する。それ故にミミズなど触り慣れた物…。別に躊躇などすることもなかった。
〜霊華視点〜
「あ…」 ミナーヴァメンバーと交流をしていた霊華であったがあることに気がついた。 「…あの槍に巻きつけられていた紙…見せたほうがよかったかしら?」 炎がどこからかぶん投げてきた槍…それに巻きつけられていた紙にはいろいろ書かれていた。 それは…ミナーヴァメンバー宛にも書かれていた。 ただ、自身がしっていることは少ないし、今は彼のことを知らないほうがいいと考えた。それにどうしても教えないといけなくなったら一番知っている地が言えばいいだけのこと。 そう思いつつまたどこかへ歩く。
〜炎視点〜
もはや肉体が四散しているアマツ…。 その中からとりだした不思議な輝きを持つモノ…。 それはまるで吸い寄せられるかのように、炎のもつ刀へと入っていく。 そして…その刀は元の輝きを取り戻す。 ―すべてを切り裂く刀 これはBLAZEがもつ刀と同じではあるが引き裂く原理は異なる。 BLAZEが持つのは抵抗を0にすることでどんな物質であろうと無慈悲に切り裂く。 それにくらべ炎が持ちし刀は…切り口に触れたものを無に帰す。 それによりどんなに堅い物質であろうと紙同然に斬ってしまう。恐ろしい力である。 「…力が安定していない。やはりすべての力が戻らないと使うのはやめておくべきか」 炎の持つ力はそれぞれが自重しあうことによりコントロールできている。 ただ一つとなると…炎自身コントロールすることができない。 そのため何がおこるのかまったく分からない 炎は刀をしまい、アマツのばらばらとなった死体を見て嘆く 「…命は投げ捨てるものでは…ない…か。」
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.1017 ) |
- 日時: 2014/07/07 00:08
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: SWSp7YcW)
ONLY☆ONE☆NG集inクロスオーバー
一章
冥花「ちょっと!あたいたちはどうなるんだい?!」 地「最悪塵に帰る!」 3人「「えっ?!」」 地「冗談だよ。」
二章
炎「さてと、地にであったら少し絞める。こんなこと提案したあいつは…たとえどんな場所であっても絞める!!」 その頃の地 地「やべぇ…あいつ帰って来たら俺殺されるかもしれん…謝って済む問題じゃないし…死を覚悟しよう…。」
三章
冥花「ちょっと待て地!あたいはまだ納得し……」 地「納・得・し・ろ。いやならつぶす。限界まで塵にする。たとえ誰かが発狂しようとも俺はお前を塵へと帰す。それともなにか?いつも仕事サボっていることうんぬんあいつにぶちまけてあげようか?それでいいなら俺はそうするけど?まぁいまは無理だからあいつ帰ってきてからだけど…あー、でも俺あいつまってたら死ぬわ。んじゃ今から塵に帰す。塵へと、帰れ。」 冥花「わ、わかったから!」 残妖「あのー…あちらの方々が呆然としているのですが…」 地「あ。」
四章
ユリ「冥花さーん、どうしたんですかー?」 冥花「怒らせたら地以上に怖い人間超越したよくわからない者の声がした…気がする」 ユリ「??」 炎(時空間ぶっとんで登場)「呼んだかサボり魔…!!」←ぶちきれ。 冥花「きゃんっ?!」
五章
ツバキ「俺もそう思う……多分な」 地「んじゃ自重するわwwwんで、あのポンデライオンなんだけど弱点は火>雷で弓の俺の場合は頭とたてがみさえ狙えばいいのだが…」 ニーリン「…。」 地「あ、またぽんd…いかん、これ以上言ったらあいつにけされr」 qua「裁きの時間だ。」
六章
ズドガアァァァァァァン!!!! 霊華「ちょっ!服に刺さったんだけど…!危ないわね…!」 炎「(狙った。)」
七章
地「避けるのも楽しくない…んじゃもう狩っちゃおうかなぁ…いやそれだと実力わかんねぇし」 ロアル「グア!!」 地「黙れ。狩るぞ」 ロアル「グ…グア・・・」 地「あ、エリア移動しちゃった。」
八章
キラキラキラバシュゥゥゥゥゥンッ
冥花「……あたいは何も見なかった。種が割れて覚醒したように見えたけど、きっと気のせい、うん」 某所… ?「トゥ!ヘァー!!コレデオワラセル!!ヌヴォォォオオ?!(覚醒落ち)」 ?「アス○ァァァアアアアアアアン!!!!!」 ?「あんたって人はぁああ!!!!」 qua「やめてお前ら。」
地「1分したら…ていうよりもうだいたいわかったので殺しちゃっていい?破壊しちゃってもいいかな?そろそろカリスマブレイクしそうで怖いんだ。もう辛い。どっかの吸血鬼みたいになりそうでやだ。つーかはやくこのポンデぬっころしたい。」 ツバキ「…?」 地「…1分待つ。」
九章
ツバキ「(一分でやれって、無茶苦茶言う人だな……)」 地「ちなみに俺なら30秒で終わる。」 ツバキ「!?」 qua「どっかの超人は一撃なんだけどね。まぁ地もあの指つけたらお察し。ミラさんですら一撃だもの…。」
農「ふぅ〜…土壌はこんな感じで十分かな。」 アイルー「…農業経験でもあるのかニャ?」 農「僕かい?僕は農業一筋だからね。農業に関することは詳しいんだ。それ以外はあまりなんだけどね…ははは。あ、そうだ。農地拡張したいんだけどどうしたらいいかな?一応透水係数や土の密度等は調べたんだけどまぁ掘り返したり肥料入れたりしたらすぐできそうな感じだしそれに…」 アイルー「(ニャ…こいつ普通じゃないニャ。おかしいニャ。)」
炎「…命は投げ捨てるものでは…ない…か。」 ?「北○!有情破顔拳!ハァアン!!FATAL KO. 命は投げ捨てるものではない。」 炎「世紀末に、帰れ。」
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.1018 ) |
- 日時: 2014/07/07 12:27
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: m4hom.De)
クロスオーバー 7倍quasar×ダブルサクライザー
十章 時の狭間
〜炎side〜
「(おい、望みの通りアマツマガツチを消し飛ばしたぞ。今度は何をさせるつもりだ?それと、あまり俺を怒らせない方がいい。存在を消されたくないならな)」 炎は念力で自分を試す者、聖に問い掛ける。脅しを含みながら。 〈なるほど、生身でこのアマツマガツチを倒せるとは正直驚いたね。心配はないさ、これ以上君にどうこうさせるつもりはない〉 念力を通じて、炎を挑発するかのような口調で話す聖。 〈ただ、最後にもうひとつだけ要件がある……〉 不意に、炎の目の前の空間が開いた。 炎はそれを見ても特に驚きもせず、眉一つ動かさない。 「(入ってこいと言うのか。随分と手の込んだ茶番だな)」 炎は何の躊躇いもなくその時空間へ踏み込んだ。 世界と世界を渡る、その時空間の狭間。 闇が蠢き、物の怪のようなモノが這いつくばり、誰かの邪悪な嘆きが聴こえる。 無論、それらを感じることが出来るのは炎ぐらい。地でも何か感じるが分からない。云わば常識を凌駕した世界。 最も、彼にとって既に見馴れたモノも同然だが。 〈やぁ、よく来たね〉 まるで遊びに来た知人を迎えるように、彼は現れた。 闇の狭間から、剣を持った青年が歩いてくる。その左腕はヒトとしての原形がなく、禍々しい鉤爪状をしている。 妖しい色彩の金髪、左右の瞳の色は異なり、それぞれ赤と青色をしている。 「貴様が聖・エールハースか」 炎は念力ではなく、声を出してその名を確かめる。 「そう。この僕が君から力をお預けにし、力を試していた存在さ」 聖が正体を明かすや否や、炎はハンドガンを抜き放って彼に銃口を向ける。 「さっさと力を返してもらおうか。全身蜂の巣にされた挙げ句で核を潰されたくなかったらな」 恐らく、聖は炎と同じく核を破壊しなくては消えない存在。事実、炎は脳髄を破壊されてもすぐさま再生する。 「ご立腹かい?なら、この戦いは僕の勝ちだね。冷静さを保っている僕の方が有……」 聖がそう言い終わるよりも先に、炎のハンドガンが火を噴き、無数の銃弾が聖のその身体を貫かんと迫るが、聖はそれら全てを指で掴んで防いでいた。 「今、何かしたかな?」 聖は掌を開くと、バラバラとハンドガンの銃弾が闇の底に落ちていく。 炎は動じていない。 「……」 剣を抜き放ち、炎は聖に向かって瞬間移動と見紛うばかりのスピードで接近する。正確には、この時空の闇を操作して距離を葬っただけだ。 「あくまで人の話に耳は傾けないかな」 肉眼では捉えられない炎の太刀筋を、聖は左腕の鉤爪で弾く。 「それなら、相応の態度を取らせてもらうよ」 聖は闇の中を飛翔し、その背中から幾つもの銃剣が飛び出し、それらはまるで意思を持つかのように動き出した。 「ハイドゥン・フェザー(影の翼)」 聖の声と共にその銃剣は一斉に四方八方から炎に襲いかかる。 「オールレンジ(全方位)攻撃か……!」 また面倒なモノを、と炎は舌打ちする。
〜ニーリンside〜
まさにあっという間だった。 多少なりとも自分とツバキがダメージを与えていたとは言え、大型モンスターがこうも簡単に倒れるとは思わなかった。 装備の性能もさることだろうが、ロアルドロスと対峙するに当たって、一切の無駄がなかった。 一体どれだけの生死を味わえばあんな力が身に付くのだろうか。 「おーい、ほれ。剥ぎ取っていいよ」 地がロアルドロスの側で手を振っている。 とにかく、死体が腐敗してしまう前に剥ぎ取りをしなくては、とニーリンは剥ぎ取りに向かった。 村に帰るまでの帰り道、ニーリンは地にあれやこれやと質問をしてみたが、地は全て冗談混じりで答えるので、結局何も分からなかった。
〜ユリ&冥花side〜
ユリは躊躇しながらも、その釣りエサとなるミミズを掴んでみる。 ユリの指先が触れると、そのミミズが反射的にくねり、抵抗する。 「ひゃっ」 ミミズの反射に、ユリも反射的に手を引っ込める。 さすがにミミズを直接触れることは、箱入り同然の生活を送っていたユリには不慣れもいいところだ。 「ちょっといいかな」 農がユリの隣から手を伸ばすと、何の躊躇なくミミズを掴み上げると、ユリの釣竿の針に刺してやる。 「はい、どうぞ」 ミミズは針に刺されてもなお暴れまわっているが、しっかり差し込まれたそれは簡単には抜けない。 「あ、ありがとございます」 ユリは農の手慣れぶりに目を見開きながら、その釣竿を受け取った。 チャポン、とエサのついた釣糸が川に投げ込まれる。
〜残妖side〜
それから何分か戦っていると、不意にアオアシラは背を向けて、足を引き摺りながら逃げていく。 脚を引き摺っている時は瀕死なのだと地から教えてもらったことがある。 その逃げていくアオアシラの後ろ足に、カトリアの右腕に従っている虫が放たれ、それがぶつかると同時に雷をアオアシラに浴びせた。 「グギャアァァァァ!?」 アオアシラは体勢を崩してその場で倒れ込む。 止めなら今だ。 残妖は真っ先にアオアシラに肉迫し、無防備な背中にラスティクレイモアを一閃した。 「グァオォオウゥ……」 その残妖の一撃で、アオアシラは断末魔の唸りを上げてその場で横たわった。 依頼は達成だ。 「や、やれました」 残妖はホッと息をついて、ラスティクレイモアを鞘に納めた。 「みんな、お疲れ様」 カトリアは虫を右腕に呼び戻し、長柄の得物も背中に納めると、全員に労いの言葉を与えてくる。 剥ぎ取りを終えてから、ベースキャンプまで戻り、少し休んでから村へと戻った。 その帰り道、霊華がお腹を空かせてへろへろになっていないだろうか、など思いながら勝利の余韻を味わっていた。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.1019 ) |
- 日時: 2014/07/09 15:01
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: k6Cfp4uk)
その24 決して解き放たれてはならない存在
〜炎視点〜
部屋は開かれた。中にいるのは…ありとあらゆるモンスターが混ざったかのようななぞの生き物…それとある人間・・・。 いや、その人間はそこに捕らえられているといったほうがいいかもしれない。
「グギョグァァアアアアアォォォオオオオオオ!!!」
謎の生物は炎を見た瞬間に襲い掛かる。その巨体からは想像もできないほどの速度で接近する。
「うざい」 ズゴン!!!
それに真っ向から対立するかのように回し蹴りをおみまいする。それは某超サ○ヤ人よろしくな強化をされたラージャンを一撃で粉砕したあの破壊力…。 その生物の体もばらばらに破壊する。
「グギョァアアアォォオ!!!」 「やはり再生くらいするよな。そらそうだ」
破壊されたからだは瞬く間に元の形に戻っていく。
「ガァアァアォォギョァアアア!!!!!!!」 ズドガァァァアアアアアアアアアンン!!!!!
多数ある口からさまざまなブレスが放たれる。炎、水、雷、氷、龍…それぞれが干渉することなく、最大限の威力をもってして炎に襲い掛かる。
「…遅い。」 ズバッ!!!
それを炎は…一瞬で消した。
「ゴギャァアアアゴォォオオアアアアア!!!!」
謎の生物は自身が持つありとあらゆる物を解き放ち、全方位から炎に向かって攻撃する。
「こんな密度では俺は殺れない」
それをすべて見切る炎…そして懐に近寄り…
「失せろ」 【パラレルブリッツ!!!】 キィィン!!!!
残像を用いた同時突き攻撃をぶち込んだ
〜ミラバルカン視点〜 「それで、俺たちは何をすればいいんだ?振り向けばいいのか?一応SPDP皆伝だ!(゜Д゜)彡」 「…元の世界に帰すために働け」 「…俺ハコイツヲ捕食デキレバドコデモイイノダガ…」 「close your eyes...」 相変わらず個性豊かすぎる面子の対応に困るミラバルカン。 とそこへ…
「み〜つけた♪」 「あらあら、人間の姿をしても無駄ね。気配が大きすぎるもの。」 「…ちっさっきのやろうか」
さきほどミラバルカンを打ち落とした二人組みが現れる。 4対2ならこちらに利はあると思っていたのだが…。
「かわいい!握手してください!!(゜Д゜)彡」 「…俺ニモオ願イシタイ」 「close your eyes...」
予想以上にどうしようもないものたちだった。
〜地下10階〜
「どうも、放置された地です。」
炎によってぶち切れ状態をなんとか解除してもらったが、鳩尾のダメージが大きすぎてまだまともに動くことは厳しい。というよりメタ発言やめてくれ。 平静を取り戻した地ではあるが、さっきまで自分が何をしていたのかははっきりと覚えている。
「…うっ…!」 「ん?どうした残妖?感謝するんだったら炎に…」
地は自分より炎のほうが役割が大きいと思ってそう言おうとしていたが…
「うわあぁぁぁあぁああああん!!!!!!」 「ぐおっ?!」
その前に残妖が泣き出してしまった。 思いっきり飛びついてきたのだがさっき炎に殴られた部分に来たため痛みがぶり返す。 しかしまぁ…あんな状況におかれたらそら泣きたくなるよな。うん。 そう思った地はとりあえず何もしなかった。
「(…どうでもいいけどこの状況…俺と変われっていうやつでそうだな)」
…それはたぶんいろいろな人が思っていることだと思う。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.1020 ) |
- 日時: 2014/07/08 11:54
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: qFf1eTK8)
モンスターハンター 〜輪廻の唄〜 SS
カトリアの花嫁修業
時間軸はアストと再会してからほんの少しが経ってから。実質的に本編の続編に近いです。
〜バルバレ〜
カトリア「あの、ルピナスさん。ちょっと相談があるんですけど……」
ルピナス「はぁい、どうしたんですかぁ?カトリアさん」
カトリア「そ、その、私に料理を教えてください!」
ルピナス「はぇぇ?いきなり何をぉ?」
カトリア「そのぉ、アストくんと恋人同士になったってことは、い、いつかは結婚もするわけで、アストくんはまだ成人じゃないので、結婚は出来ませんから、今の内に、えっと、花嫁修業を……」
ルピナス「……あらまぁ、カトリアさんもぉ、ついにお母さんになるんですねぇ。いいですよぉ、私で良ければぁ」
カトリア「お、お願いしますっ!」
〜地底火山〜
ティガレックス亜種「グィアァァァッ、ガアァァ……」ドサッ
アスト「よし、討伐完了っと……。大したことなくて良かった」ガチャスチャン
セージ「この一年で見違えるほど成長したニャ、アスト」
アスト「そこまで急に成長した分けでもないけどな。さって、剥ぎ取り剥ぎ取り」
ザクザク、シャッシャ、シャッ
セージ「ところでアスト」
アスト「ん?なんだセージ」
セージ「カトリアとの仲はどうなんニャ?」
ザクンッ
アスト「危なっ、自分の指を剥ぎ取るとこだった……」
セージ「どうなんだニャ」
アスト「そりゃ、晴れて恋人同士になったし、俺も成人したら結婚も考えてるよ。自分で言うのも何だけど、仲睦まじくやっていけそうだよ」
セージ「大物の芸能人同士が結婚して半年で離婚する話はよく聞くニャ。お前にもカトリアにもそんなことだけはしてほしくニャいニャ」
アスト「大丈夫だって。俺がカトリアさんを選ぶのにどれだけ悩み苦しんだか知ってるだろ?」
セージ「無論ニャ。だが、もしそんなことがあればだニャ……、オレは躊躇なくお前を殺してやるニャ」
アスト「おぉ、怖い小姑だこと」
セージ「誰が小姑だニャ」
アスト「ははっ、そんじゃ帰るか」
〜バルバレ〜
エリス「……お疲れ様です、アストさん、セージ」
アスト「あぁ、依頼は達成だよ。ほい、半券」
エリス「……おめでとうごさいます。二重の意味で」
アスト「二重の意味でって……まぁ言いたいことはわかるけどさ」
カトリア「アストくんっ」タッタッタッ
アスト「あ、カトリアさん。ただいま戻りまし……」
カトリア「いいから早く来てっ、冷めちゃう前に!」グイ
アスト「ちょっ、カトリアさ……ごめんエリス手続き任せるー!」ドタタッ
エリス「……、……羨ましいなぁ」フッ
カトリア「その、ルピナスさんほど上手じゃないけど……」
ホカホカ
アスト「これって、カトリアさんが?」
カトリア「あ、味見はちゃんとしたよ?私としてはいいと思うけど、やっぱりアストくんにも食べてもらいたくて」カァァァァァ
アスト「…………」
カトリア「アスト、くん?」
アスト「くっ……故郷の父さん母さん、ありがとう。俺は今すっげぇ幸せだよ……!」ガクガク
カトリア「どっ、どうしたの急にっ?」
アスト「いただきますっ、カトリアさん!」
ガツガツガツムシャシャシャバクバクバクク
カトリア「わわっ、そんな切羽詰まるように食べなくても」
アスト「…………」ピタ
カトリア「ど、どう……?」
アスト「あの、カトリアさん」
カトリア「はい?」
バッ、グッ
アスト「是非とも俺と結婚してください」キリッ
カトリア「ふぁっ!?え?え?えっと、その!?」アワアワ
アスト「ぶっちゃけると、ちょっとしょっぱかったです。でもすっげぇ美味しかったです。だから是非とも俺と結婚してください」キリリッ
カトリア「……」
アスト「カトリアさん?なんか眼が潤んでますけど……」
カトリア「生まれてきて良かったぁ……」
アスト「そんな大袈裟な」
カトリア「よっ、よしっ。そうと決まったら来年のために結婚式の予定考えないとねっ。えーと、場所は……」
アスト「ちょっとカトリアさん。早い、気が早すぎますよ」 カトリア「えーと、それから費用はどれくらいかかるかな。私とアストくんの結婚式だから盛大に……」
アスト「聞いてない……」ハァ
カトリア「アストくんっ!」
アスト「はっ、はいっ!」
ソッ
カトリア「は、はい、あーん……」カァァァァァ
アスト「いやカトリアさんっ、さすがにそれは」
カトリア「あー……ぅ……」ウルウル
アスト「分かりました分かりましたからそんな捨てられる仔犬みたいな目で見詰めないでください俺が死にそうです」
カトリア「あーん……」
アスト「あ、あー……」
パクン
カトリア「え……えへ」ニヘラ
アスト「……〜〜〜〜〜」カァァァァァ
ライラック「いやー、甘々過ぎて見てらんないねぇ」ハァー
シオン「うげげーっ、あそこまでラッブラブだとちょっと引きますねーっ」ヒソヒソ
カトリア「アストくん」
アスト「はい?」
チュ……
アスト「ッ」
カトリア「これからも、一緒だね。ずっと」ニコッ
END……
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.1021 ) |
- 日時: 2014/07/08 11:50
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: qFf1eTK8)
>>1020
三代目で〜猛焔を抱きし翼〜を書くまでの繋ぎとして突発的に思い付いて書いた次第です。 甘ッ甘です。目も当てられないくらいのイチャっぷりです。 書き終わってから見直すとすっごい恥ずかしいです。 クロスオーバーを返す必要が無いときは、こういったSSを何回か更新するつもりで行きます。 さて、三代目はいつになるでしょうか。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.1022 ) |
- 日時: 2014/07/08 15:31
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: lDRQg0Ls)
第32話 未知との接触
歓迎会かなんか知らんがそういった時間がたつのはあっという間だ。 気がつけばもはや夜中。片付けも終わり、あとは寝るだけ…。というより俺以外は皆寝てしまった。 だが…俺は仮眠をしたせいかあまり眠気がない。このまま寝るのには少し時間がかかってしまう。 少し体を動かしておこう…そういえばモガの森は夜でも行くことができると言っていたな。 とりあえず何が起きるかわからないから装備を整えてから行くことにしよう。
「ん?夜の森に行くのか?特産品とかも昼と違ったものが取れる分、モンスターも異なるから気をつけるんだな。」
村長の息子がそういう。特産品は村で換金してくれるみたいだ。あとは…夜の森はモンスターが上位クラスになるってことくらいだな。
「ありがとうございます」
俺はそういって夜の森へと出かけていく。場所が違えど、狩りをすることに変わりはない…。
〜エリア5〜
「…」 バシュッ!!
とりあえず小型モンスターを倒している。この地方にもジャギィはいるのか…。 他にも俺のいる世界でも見るモンスターはけっこうみかける。おなじ世界じゃないのかここ…。
「俺の名を言ってみろ!」 「ジャギィだろ」 バシュン!!!
…どっかの三男みたいなジャギィもいたが気のせいだ。気にしてはならない。 それにしてもなんだ…?いくら夜とはいえ少し寒い気がする。 今のこの世界の季節は春…。こんなに寒くなることもあるとはいえ…局所的だ。 村にいたときはこんな寒さは感じなかった。だとすると別の何かが要因としてある…。 それにその冷気は昼に泳いでいたエリア10の方向から流れてきている。なんとなくだが、実感はある。 ただそんなモンスターがここに住んでいるのだろうか…?氷海とかなら分かるがここは…森。 何があるかわからないが…とりあえず活性化状態にして向かおう。
〜エリア10〜
「くくっ、我をおいてこれるとでも?」 「いつの間に現れているんだ…」
気がついたらBLAZEが来ていた。おかしい…爆睡してただろ。いびきはなかったが。 まぁそれは置いておいてだ…。さっきと比べやはり寒い。 というよりなんか居る。でっかい何かとそれに対抗する…にん…げん?
「BLAZE…あれなんだ?」 「…ガノトトスだ。もう一つのあれは…この世界にない人間…いや、人間ではないな。見た目はそれだが…。」
…?人間ではない? まぁたしかにそれは分かる…気がする。 なんか氷の羽っぽいのあるし飛んでる。
「なんでアタイの攻撃が効果ないの!!」
あとばかっぽい。
「で、どーすんだあれ…。」 「くくっ…斬る。」
そういってBLAZEはガノトトスに後ろから近づく。手にしているのは…あ、だめな刀だ。あれはあかん。ガノさんお疲れ様です。
「明日の朝飯にさせてもらおう。」 ズバッ!!!!
ガノトトスは目の前で三枚におろされた。本当にあの刀の斬れ味が意味不冥…。 きれいにひれや鱗を除去し、もはや肉だけにしてしまった。おいおい、そんなにquellか。 それにあんなでかい魚…うまいのか?※肉と魚の混ざったようなうんぬんな味らしいby7倍quasar
「ちょっと!アタイの獲物に何するの!!」
あ、すっかり存在忘れてた。でもなんか対応したくない。だってばかっぽい。大事なことなので2回言いました。 ここはやっぱり…うん、BLAZEに任せておこう。俺は知らない。俺はただ狩りにきただけだ。BLAZEがガノトトスぬっころしただけだ。俺は知らん。
「くくっ…それにしては苦戦していたように見えていたのだが?」 ※ガノ通常種に氷は肉質どこでも5らしい。 「違う!アタイが苦戦しているように見せていたのさ!本来なら最強のアタイには…」 「燃やしていいか?」
BLAZEはそういいながら…火属性付加の発掘武器を取り出す。おいこら、そんなもの持っているのか。反則。
「火…うっ!」 「…?(ぬぅ…こんなに大げさに反応するか?)」
※炎ちゃんが溶かしたから。その3参考。 とにかくBLAZEとよくわからない何かとの対話はまだ続きそうだ…。 あとなんかあいつが仲間になりそうな気がして仕方がない。ものすごくいやなんですけど。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.1023 ) |
- 日時: 2014/07/08 20:39
- 名前: 翼の勇車 (ID: 0RrrrGVc)
>>1020 ペッコ「ワッショイ!」 イーオ「ワッショイ!」 ペッコ「ワッショイ!」 イーオ「ワッショイ!」 ペッコ「せぇーの!」 ペッコ・イーオ「カトリアさぁんかわいぃぃよぉぉぉ!!」
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.1024 ) |
- 日時: 2014/07/08 23:33
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: lDRQg0Ls)
クロスオーバー 7倍quasar×ダブルサクライザー
十章続き
〜炎視点〜 「ちっ…!」 放たれし銃弾を舞うように避ける炎…。この程度の密度は力を失っているとはいえ問題ない模様。 しかし今の状況ではどう考えても不利…。 相手は自身と同等とはいいがたい。それは力を失っていなければの話。 今の状態だと勝ち目は…ないわけではない。 ただ、それを使ったところで次の手をうってくる…そんなやつだろうと推測していた。 だからこそまだあれを使いたくはなかった。 「…」 「おや?今度は沈黙かな?僕の実力が君より上ってことかな」 「…少なくとも今の状態ではな。まぁ力があれば貴様など…」 「その力は今どこにあるのか…な!」 聖は容赦なくオールレンジ攻撃を展開する。 おそらく当たれば…常人であれば確実に体は砕ける。 それほどの威力…それでも臆することなく炎は避け続ける。 しかし、持久戦では圧倒的に不利…ここは動くしかない。 「本気の半分だ…」 再び炎はあの緑色をしたリングをつける。その数は…4個。 そして懐から…ある剣を取り出す。 「おや?まだ武器を隠し持っていr」 「遅い…!」 「なっ…?!」 炎は一瞬の隙に聖の真後ろに立つ。そして…
【パラレルブリッツ!!!】 キィィイイン!!!!
残像による12回同時突き攻撃を容赦なく打ち込んだ
〜農場〜
「…あたいは別のことするよ…。」 冥花はそういいながら別の場所へ移動する。 ぶっちゃけるとさぼりたい。 だけどそれをするとなんか怒られた感覚がする。それにあとで半殺しにされそうで怖い。 かつて彼に脅された経験を持つ彼女は…どうしても彼に逆らえない。 ※というより誰も逆らえない。by7倍quasar 仕方なく、適当に材料を集めるべく、崖のほうへ向かう…。 「鉱石がとれるって言ってたけど…何が出るんだい?」 ※ごみがでますby7倍quasar
〜集会浴場〜
「あ、先ついちまったか。」 どうやら地たちのほうが先に集会浴場へと帰ってきた。それは彼にとって都合が良かった。なぜなら… 「んじゃ俺一人でちゃちゃっとクエスト消化しておくわ。」 緊急クエストをだすためのクエスト…通称キークエストを一人で処理するためである。 「さっき狩りを終えたばかりなのにすぐいくのか?」 「え、俺元の世界では不眠不休、超大連続クエスト連行当たり前、とある暴走人とともに1週間動き回るほどだから問題ないよ。」 ツバキの問いかけにそう答える地…。しかし内容があまりにもぶっとんでいるためどうも信じがたい。 ただ、さっきの狩りによって地の実力がどれほどのものかは理解できた。もっとも、なぜそんなに実力があるのかは不明ではある。 「んじゃあっちのメンバー帰ってきたら俺はクエスト消化中って言っといて。まぁすぐ帰って来るけど。」 そういうとクエストを受注してどこかへいってしまった。
〜地視点〜
「さ〜てと、誰にも見られていないって楽だな。思うがままに動くことができる。」 一人となった地はありえないほどの速度で狩場へ向かって走りぬける。 一人であればこんなに超速で動こうと問題ない。速攻で狩ってしまおうと問題ない。無駄にクエストをさせるのもあれだ、めんどくさい。 そう思った地はあっという間に狩場へ到着する。 「まぁあいつらが帰って来るまでに2つ消化できたらましか。」
どうでもいい炎が使った剣について。
もちろんある作品からとってきた剣。通称【レジェンドソード】 白い半ズボンに上半身は裸で過ごしていた小さな英雄の剣。この剣で鉄の竜を倒したと伝わる。 というより自分が持ってきてる作品だいたい同じ。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.1025 ) |
- 日時: 2014/07/09 14:34
- 名前: 布都御霊剣 ◆Mp0wNgpgF6 (ID: dwRb7DkJ)
>>1014 ・・・・・・え? ガ〇ダムユ〇コーン1章? え? ナニソレシリマセンネェ・・・・・・ 嘘ですすいません。 ですが決して意識してやった訳ではありませんし2章からちゃんとモンハンします。 ただし、1章に関してはどうしてこうなったかと言いますと、元々の設定は全く変わっていませんが当初のほうだと第2期での辻褄合わせがトンデモ無く大変な事になったので・・・・・・(グラニに対する仕打ちもけっこう酷い) 上手く第2期と辻褄合わせ+余りにも酷かったグラニさんに対する仕打ちの事を考えるとこうなりました。 まあ、第2期もモンハンとは少し(?)遠いですけどね
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.1026 ) |
- 日時: 2014/07/09 16:05
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: zoK62vvj)
その25 解放された男
〜炎視点〜
指にはあのリングが…10個つけられていた。 このリングは持ち主のレベルに応じて力が上昇する。それは1個でレベル×1.5倍分が付与されるといわれている。 リング自体は誰でもつけられるようにはなっているが…上昇量は持ち主のレベルに依存する。 それを10個つける…単純にレベルの15倍もの力がついてしまう。それに加え元の異常なまでの力…。破壊力はもはや桁違いだろう。 ※実際にあるゲームにある仕様です。どんなゲームだよとか言わない。 なぞめいた生物はばらばらとなっていた。 それでも再生しようと一箇所に徐々に集まっていく。
「…消す」
炎は時を…止めた。
―あたりは何一つ動かない完全なる静の世界 そこに動くはただ一人…。 炎は懐から…持ち手から刃先まですべて火でできたある刀を取り出す。 刀ではあるが長さは片手剣並み。小型ではある。 それを右手で持ち…振りかざす
「失せろ」 ブンッ!!!
爆炎が対象の周囲を瞬く間に包む。 それは剣から外れるとすぐさま止まってしまった。 しかしこれは完全に止まったわけではなく、時の静止による作用…。 そして時は再び動く―
バシュン!!!!
時が動き出すと共に周りを包んだ爆炎も呼応するかのように動く。 それは一瞬で動き、そして消えてしまった。 中にいた謎の生物と共に…。
「…なぜこんな火をつくることができるんだ、俺の師…。」
そう呟きながらあるところへ向かう。
ガチャッ!!
鍵を無理やりこじ開け、中にいた男を救出する。
「うっ…」 「意識はあるか。」
どうやら意識はある。何も食わせていないのか、かなり苦しそうだ。 炎は懐から食料を取り出し、その男に渡す。
「食え。俺はお前を助けに来た。俺と…同じ世界に住むものよ」 「…?俺と…同じ?」
その男の目は…まるで雲ひとつない青空のような澄み切った色をしていた。澱みのない、純粋な色だ。 髪は碧色に見えるが…ところどころ蒼い部分がある。おそらく元の色は蒼で碧色に染めたのだろう。
「あぁそうだ。俺は炎。やつから少しは聞いているはずだ。まさかここにいるとは思わなかったがな」 「あいつ…あぁ…お前が…炎なのか」
〜火山〜
とりあえずこのままだと相手に寝返りされかねないと感じたミラバルカンは3人に状況を詳しく説明した。とりあえず3人は納得し、あの2人が敵であるという認識をした。 「くそ…あんなにかわいいのに敵とは…!」 「…コレハオレモフフクダ」 「…。」 認識はさせたもののどうするか迷っていた。 己の翼を貫通する槍を持つモノと破壊する力を持つモノ…強敵だ。真っ向からの対立は避けたい。 何かいい案がないか…そう考えていたときだった。 「許さん!これでも喰らえ!!」 ガチャン!! 振り○きは何かを2人に無理やり装着させた。腕輪みたいに見える。 「なにこれ…?」 「プレゼントかなぁ?」 「おら!!」 ズドン!!! さらに2人の前に何かをおく。よくみると…bea○man○a○DX Li○cleと見えるが気にしたらいけない。SP○DAじゃねーのかよ!といってもいけない。 「オイフリムキ…マサカ…」 「おうよ!これが!俺の必殺、地獄のかまぼこ工場長見学会だ!!(゜Д゜)彡」
次回、地獄のかまぼこ工場長見学会、始まる
炎「おい、モンハン要素どこいった」
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