雑談掲示板

モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タイム
  • 日時: 2014/07/25 13:36
  • 名前: 双剣 ◆HUQd0j4o36 (ID: 4VeqnVC.)

クリックありがとうございます!
このスレでは シリーズ物の 小説 をかいてください!
&主もショボいですが小説をかくので。

ルール
一 話数をしっかり書いてください!
二 お題は基本的にモンハン!もし違うお題で書きたかったら、主に一言。

あなた あ のお題で書きたい!
私 いいですよ。
あなた 書きます〜  
のようにしてください。
必ず聞いて、返信されてから、書いてください。
三 アドバイスはいいですが、基本的に批判、邪魔はなしで。
四 二回以上の荒らしで通報を考えますんで。
追加 重要

五 四回以上の荒らしは確実に通報します。
私が居ない場合は作者様達にお願いします。

以上を守ってくれると嬉しいです!

お願い このペース配分だと主が過労死するので、更新ペースを最高でも週三にしてください。

リンクスレ  http://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=326

参考にどうぞ
http://real-create.com/

一代目
http://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=49
作者様達の作品を最初から読みたい方は、上のスレからどうぞ。

現時点でのここの内容
作者様は一代目の続きからどうぞ。



企画↓
詳細
>>520

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スレ主=あいりあの作品

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ダブルサクライザーsの作品
モンスターハンター 〜輪廻の唄〜
あらすじ(第三十三章まで)>>59
三十四章 一時帰還>>24
三十五章 誤解巻き起こる朝>>27
三十六章 勝負の分け目は、君だ>>43
三十七章 地底洞窟の死闘【前編】>>60
三十八章 地底洞窟の死闘【後編】>>61
三十九章 フィーネ>>68
四十章 いざ出航、その名はワルキューレ>>92
四十一章 蒼天の上と下で 〜チコ村編〜>>101
四十二章 雲の隙間に闇が蠢く>>141
四十三章 決死の救助作戦>>155
四十四章 足掛かり>>192
四十五章 ドッキリ?真夜中の衝撃>>201
四十六章 歌姫と可愛いナイト>>209
四十七章 ニューウェポン・チャージアックス>>233
四十八章 ゴア・マガラ再び>>273
四十九章 安らぎの一時>>297
五十章 迫る刻>>316
五十一章 アストとツバキ>>336
五十二章 セカンド・コンタクト>>348
五十三章 狂気の黒蝕>>371
五十四章 跳梁し意思用いず悪成さば>>389
五十五章 苦悩、葛藤、決意>>394
五十六章 戦闘続行>>410
五十七章 それは災禍の前兆>>413
五十八章 ナゾ フカマル セカイ>>434
五十九章 別れたくなかったからです>>468
六十章 高鳴る感情、止まらない鼓動>>495
六十一章 遥か彼方へ 〜シナト村編〜>>504
六十二章 風、吹き抜けて>>515
六十三章 魔の手はすぐそこに>>519
六十四章 カトリアに隠されたこの旅の真実>>529
六十五章 虚無の笑顔と溢れる涙>>535
六十六章 リーンカーネイション>>569
六十七章 悲劇>>594
六十八章 迷い刻む心の中>>604
六十九章 感情と期待に揺れる想い>>615
七十章 持つべきは最高の仲間達>>742
七十一章 俺は『モンスターハンター』なんだ>>755
七十二章 最強の敵>>763
七十三章 長き戦いの始まり>>774
七十四章 ゼツボウノソラ【前編】>>821
七十五章 ゼツボウノソラ【後編】>>824
七十六章 この胸に溢れ続ける熱い想いを>>828
七十七章 光を翔ける>>831
七十八章 アスト>>846
七十九章 流れ星ひとつ>>860
終章 輪廻の唄>>863

キャラ人気投票(終了)>>649>>801
 登場人物紹介その2>>653

SS カトリアの花嫁修業>>1020

『モンスターハンター 〜猛焔を抱きし翼〜』

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翼の勇車sの作品
あらすじ(第二十話まで)>>56
第二十話〜古龍攻略〜>>41
第二十一話〜目覚めた災悪〜>>75
第二十二話〜ギザミとミズキ〜>>78
第二十三話〜ギザミの想い〜>>110
第二十四話〜狂竜病克服〜>>123
第二十五話〜vsクック&ルカ〜>>145
第二十六話〜最強の増援〜>>154
第二十七話〜怪虫組(モンスターバグズ)〜>>188
第二十八話〜うるさいクイーンランゴスタ〜>>210
第二十九話〜真の元凶〜>>645
番外編〜過去ログ入り記念祭 part1〜>>21
番外編〜過去ログ入り記念祭 part2……の場を借りたクロスオーバー意見会〜>>128←個人的にちょっと内容が…
(すでに消してるTrailsの作品に振れているため)
番外編〜我が小説の危機〜>>331
番外編〜トトスの処遇意見会〜>>579
番外編〜一作目二作目合同、ダブルサクライザーさんの小説 キャラ投票会〜>>654
番外編〜クロスオーバーについて〜>>732
番外編〜状況報告〜>>788
番外編〜翼の勇車主催 祝砲上げ大会〜!>>875

第一話〜出会い〔キャラクターコメンタリー版〕〜>>996

2作品目『高校生モンスター』
第一話〜とりあえず経緯書く〜>>433
第二話〜神様転生じゃないだけマシ〜>>478
第三話〜出来ること確かめるのはテンプレだよね〜>>536
第四話〜あ、ありのまま今あったことをはなs(ry〜>>591
第五話〜人化? 邪道!〜>>620
第六話〜どうもアカリちゃんがヒロインらしい〜>>697
第七話〜も、もうぼっちじゃないもんね!〜>>722
第八話〜同郷のモンスターとか〜>>818
第九話〜神山先輩マジパネェっす〜>>894
第十話〜最近アカリちゃんの様子が変〜>>925
第十一話〜「甲殻種の底力みせたるわ!」〜>>983
第十二話〜リミッター解除ぉ!!〜>>988

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7倍quasarsの作品
世界を旅せし狩人〜狂竜病を滅ぼし者〜
設定>>449
あらすじ(もう一つのお話もここに)>>562
第1話 忌み嫌われし竜、ゴア・マガラ>>423
第2話 奇妙なゴア・マガラとの対峙>>424
第3話 並立世界〜パラレルワールド〜>>429
第4話 師条の実力(前編)>>435
第5話 師条の実力(後編)>>452
第6話 想定外の出来事>>461
第7話 休憩>>463
第8話 集会場へ向かう>>466
第H(\)話 クエスト ドスイーオス2頭の狩猟>>469
第10話 クエスト開始〜哀れ、片方のドスイーオス〜>>489
第11話 合流>>496
第12話 欲するもの、それは血肉>>502
第13話 欲した結果が生みしモノ>>516
第14話 新たな仲間>>542
第15話 Why do you need Monster Hunting?〜テオ・テスカトルの討伐クエスト〜>>572
第16話 狩猟開始>>629
第17話 一つの答え>>698
第18話 危機>>713
第19話 確信>>724
第20話 世界との別れ>>775
第21話 あらたな使命>>802
第22話 行動は迅速に>>806
第23話 もう一つの要因>>813
第24話 異世界で戦うモノ達>>822
第25話 凍る海>>825
第26話 異世界の物>>855
第27話 ONLY☆ONE☆救出>>876
第28話 EXTENDED>>901
第29話 意外な性格>>926
第30話 ONLY☆ONE☆帰宅>>933
第31話 ONLY☆ONE☆夜>>984
第32話 未知との接触>>1022
第33話 また増える仲間>>1029
第34話 水中戦>>1047
第35話 水中戦と異世界の者>>1051

同時進行するもう一つのお話
〜世界を戻すため〜
設定>>473>>957>>1034
その1 元の世界での異変>>471
その2 常識を放棄した世界>>480
その3 三途の川にて>>524
その4 新たな使命>>544
その5 代償>>574
その6 捜索>>581
そのZ それぞれの動き>>600
その8 それぞれの動きver2>>643
その\ 解放>>652
その10 防具をつけても似るときは似る>>699
その11 進展>>717
その12 異変>>745
その13 連鎖する異変>>749
その14 最凶と最強の再開>>753
その15 正面突破>>832
その16 1vs4>>839
その17 凌駕せし者>>850
その17-2 その頃のミラバルカン>>859
その18 無慈悲>>898
その19 破砕>>927
その20 激昂>>942
その21 常識外の力>>959
その22 制御>>977
その23 極限>>987
その24 決して解き放たれてはならない存在>>1019
その25 解放された男>>1026
その26 地獄のかまぼこ工場>>1039
その27 離脱>>1050

番外編1 想定外。>>526
番外編2 なぜ返信とNoにずれが生ずるか>>644
番外編3 止まってしまうもう一つの物語>>787
番外編4 勝手に祝砲あげる人>>870

クロスオーバー用設定>>707>>709
クロスオーバーへの導入編 ver1>>682←まだクロスオーバーやってないのでとりあえずここ。
クロスオーバーへの導入編 verもう一つの物語>>911

茶番もろもろ>>391>>407>>420>>455>>702>>819>>880>>892>>955
(茶番もろもろは読んでも読まなくても関係ないそうです。)

突然な企画>>992

ONLY☆ONE☆NG集>>947
ONLY☆ONE☆NG集inクロスオーバー>>1017

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片手拳sの作品
HunterLife〜ふんたーらいふ〜
あらすじ(第十九話まで)>>70
設定>>85
〜第二十話「一買い行こうぜ!・後編」〜>>46
・上位昇格試験編
〜第二十一話「出発の時」〜>>112
〜第二十二話「地図に載らない街」〜>>277
〜第二十三話「新たな戦友」〜>>314
〜第二十四話「出航」〜>>854

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若虎sの作品
――第11話 特訓と新たな仲間――>>67
――第12話 助っ人参上――>>400-401
――第13話 ついに・・・――>>540

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布都御霊剣sの作品
モンスターハンター「焔の詩」
9話>>106
10話前編>>252
10話後編>>308
11話>>313
12話前編>>552
12話後編>>585
13話>>599
14話>>602
15話>>804
16話>>816

サイドストーリー 微笑は風と共に
プロローグ>>856
1章-1>>878
1章-2>>1013
1章-3>>1028

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カゲヤsの作品
『モンスターハンター 黒ノ奏』
第一話>>20
第二話>>985←話数がなかったので勝手につけました

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アクア@オワタの人sの作品
Monster Hunter~狩人の使命~
番外編!
~100レス超えたけど関係ない!~>>150

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真夏のペンギンさんsの作品
登場人物紹介>>972
メンバー設定>>488
2話 結成?>>174
3話 共通点>>280
4話 渦巻く運命>>349
5話 眠鳥に踊らされて>>479

2章虚勢の閃光!血風の姫神!
1話 出逢い>>152

3章動きだすニック・タイム
1話理解の外側>>543
2話目視の限界>>557
3話パワー>>565
4話発進ラノーチェス!>>655
5話空の上にて>>842
6話空中戦>>884
7話風はシュレイドへ>>931
三章エピローグ>>932

4章ワイルドタイム
1話防衛戦>>991

特別企画ペンギンさんの始めての茶番!>>970

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ガンランスの王sの作品
ハンターズ・アドベンチャー
〜あらすじ〜(第十話まで)>>279

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で?sの作品
甲虫戦隊
設定>>330
第1話 悪党戦隊現る>>269
第2話 リオレウスを襲撃>>327
第3話 リオレイア襲来>>329
第4話 正義の甲虫ロボ セルタスグレート現る>>366
第5話 >>377
第6話 スパイダー☆セルタス崩壊!>>390

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煌星sの作品
設定>>353
第1話>>300
第2話>>312
第3話>>352
第4話最強?イャンクック>>417
第5話 旅の始まり 地の文減り気味>>531
第6話  戦いの意味〜対飛竜編〜>>830
第7話  力の意味>>949

番外編 1>>641

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izayoi0018s(神風s)の作品
真のモンスターハンターを目指して
10話>>405←10話かどうかは推測。間違えてたら報告を
11話 休暇>>568
12話 遊戯>>619

異世界からお嬢様達が来るそうですよ?
第0話 ちょっとした設定回>>899

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破損したスプレー缶sの作品
現実世界と異世界  
第1話 平和な日常>>416
第2話 漂流!?謎の孤島!>>419
第3話 アルセルタス襲来!>>425
第4話 爆裂進化!ドスランポス!>>509
第5話 新たな仲間モス!>>511

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スラクsの作品
「反撃の烽」(はんげきののろし)←題名これであっているかご確認を…。
設定>>857
零話「撃龍船の中」>>575
壱話「突撃☆ダレン・モーラン」>>582
参話「援軍到着」>>651
四話「ハンターになったきっかけ」>>701
五話「上級昇格おめでとう(棒」>>716
六話「密林の中で〜前編〜」>>770
六話「密林の中で〜後編〜」>>849
七話「異常な世界」>>924
八話「嵐」>>1015

第一回 [The 雑談]>>946

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ペイルカイザーsの作品
M.H. 滅龍少女〜ドラゴン×スレイヤー〜
プロローグ>>583
Episode 1 龍の力を持つ少女>>601>>723

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0120sの作品
1=1
第1話  電卓「俺は108円(税込)の何処にでもいる普通の電卓さ!」>>780
第2話  無量大数「だから、俺は無量大数であって無限大ではないと何度言ったら」>>783

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バサルモス愛好家sの作品
短編小説「Insania warz 〜ケチャワチャに支配された世界〜」
第一話『ibera restinguitur』>>827

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ヨーグルトsの作品
モンスターハンター『伝説の狩人』
一話>>829
二話>>847←設定もここにあります

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謎の人 再来!sの作品

〜〜狂暴なる者とハンターの新の戦い〜〜
第1話 始まり>>948

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コラボレーション作品1

クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車
クロスオーバーの設定>>211>>226>>263
序章 歪んだ夢の中へ>>222>>224
一章 未知という未知>>227
二章 現れた紳士>>230
三章 暴れん坊と良識派>>235
四章 モンスターとの会話>>240>>242
五章 逃げた先と最終兵器>>247>>249
七章 泣き虫>>254>>292>>249が六章になるのかな?
九章 とある芸人>>298>>309
十章 再開>>315>>319
十一章 いよいよ揃う>>320>>335
十二章 初めての……>>354>>359
十三章 孤島へ>>363>>370
十四章 ミナーヴァ再集結>>380>>381
十五章 旋律を奏でし鳥竜種>>382>>388
十六章 モンスター召集>>403-404>>411
十七章 共感>>412>>460
十八章 おしどり夫婦とネコめし万歳>>454
十九章 >>481>>483
二十章 異変、そして料理>>534>>537
二一章 >>541>>548
二十二章 風を纏う龍>>695
二十三章 秘策>>703>>705
二十四章 力を得た人、そして暴走>>710>>748
二十五章 再びの平穏>>808>>814
二十五章 食事会と夢の世界>>838>>853>>893
二十七章 動き出す瞬間>>897>>938
二十八章 Memorial 〜思い出〜>>950
二十九章 村へ>>969>>976>>979
三十章 寝ぼけ眼の寝起き>>982
三十一章 >>1010>>1012

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コラボレーション作品2

クロスオーバー 7倍quasar ×ダブルサクライザー
設定>>912>>914>>919>>937>>966
序章 重なりすぎた偶然だとしても>>915
一章 失われし力>>918
二章 見て話して分かること>>921>>928
三章 単刀直入に言う、それと異論は聞けなくなった>>930>>951
四章 それぞれが出来ること>>954
五章 二手に別れる組み合わせ>>971>>975
六章 聖・エールハース>>980-981
七章 戦闘開始>>986>>998
八章 流れ行く時と舞い躍る嵐>>1002>>1008
九章 青熊獣アオアシラ>>1011>>1016
十章 時の狭間>>1018>>1024
十一章 温泉だよ!全員集合ー!>>1027>>1030
十二章 終わりなきを終わらせる戦い>>1036-1037
十三章 竜の訪れる秘湯>>1038>>1044
十四章 地の温泉巡り>>1045>>1048
十五章 夕暮れオレンジ>>1049>>1053
十六章 沈む地、眠る炎>>1054

>>>>>>>>>>

目次ここまで。1054までです


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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目! ( No.1152 )
  • 日時: 2014/08/06 01:34
  • 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: SWSp7YcW)

クロスオーバー 7倍quasar ×ダブルサクライザー

三十章 狩猟へ

〜ユクモ村〜

昼食の片付けも終わり、各人がそれぞれの目的に合わせて動き出す。
狩りに出かける者たちは集会浴場にきていた…のだが。
「あれ?!地さんと碧さんがいない!?」
カトリアが気づいたときには二人の姿はなかった。さっきまでいたのに突然消えたのだ。
「む?!さっきまでいたが…いつの間にいなくなったんだ?」
「あ、なんか落ちてる」
残妖は落ちている紙を拾い上げる。その紙には何かが入っていて、こう書かれていた

【俺と地は夜に帰ってくる。もし俺達が必要になったときはこれを押せ。すぐ帰ってくる。ただし、どうしようもないときだけだ。それを使うということは俺達もそれなりにやばいことが起きたと思いかえってくる。変なことに使うなよ】


〜地、碧視点〜

「やっぱ感じてただろ」
「おうwwww」
彼らは今渓流に向かっている。
昼食をとっていたときに、渓流で雷が落ちたかのような爆音を聞いたからだ。
無論、その音は距離が遠かったために彼ら以外には聞こえなかったとか…。
「それにしても…あのときのブラキ…絶対おかしい」
「だよなwwwwオーラとかwwwwwあwwりwwえwwwんwwww」
「草はやしすぎだ」
「ゲフッ?!」
あまりにも大草原な地を物理的に沈める碧。
やはり地を制御するには彼しかいないのだろうか。…もっとも、炎もそれは可能ではあろう。
「(あの手のモンスターがどうできるか知らんが…あれは俺と地の二人でなければ容易には狩れん…できれば俺達だけですべて消し去りたいところだ)」
「あれってさ、炎の力の一部だと思うんだ。」
「は?!」
地の発言に驚く碧。
「いや、前にもあったんだ。あいつの力がモンスターに吸収されること。まぁ強大な力は取り込めないだろうからあいつのなかでも弱い力だと思う。まぁそれでもあれだけ強化されるってこと。最大の力は取り込めないのが救いだな」
「…どんな人間なんだ、炎ってのは…」
「人間じゃないよwwwww」
「…悪魔ってことにしておく」
あまりにもぶっ飛びすぎた内容ではあったが、碧は納得した。この話をもし他の人にしたら…納得するものはいるのだろうか…。

〜炎視点〜

「奴らがくるか…まだ出会う時ではない。少し身を隠す…」
地と碧がここへ向かってくるのを察知した炎はモンスターの死骸を完全に消した。
そして自身は透明となり、見つかることがありえない状態とした。これで見つけることができるのならば気でも頼りにしているのか…といったレベルである。
「問題は…まだこのあたりに少し力の波長が感じること…まぁ今までより弱めだから多少どうにかなる」
これまでモンスターが取り込んだ炎の力…その強さはアマツ以外はだいたい同じ。
アマツだけは聖によって強化が施され、彼の持つ力のなかでも強大なモノにもたえうるほどであった。
それ以外は…その程度。
今感じるのはそれより小さい力。多少はなんとかなるだろう。
そう思いつつ、炎は渓流を歩く。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目! ( No.1153 )
  • 日時: 2014/08/06 12:44
  • 名前: 布都御霊剣 ◆Mp0wNgpgF6 (ID: oive4aZM)

>>1148
ちょっwww炎www排熱攻撃てwww
F〇1化してきとるぞwww
その上>>1152でミラージュ〇ロイドまで・・・・・・人間じゃねえwww
と言うか一回見て見たい炎がどうなってるのか・・・・・・(ゴ〇ラのイラストとかにある半分が内部構造が見えるアレ)

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ三代目について ( No.1154 )
  • 日時: 2014/08/06 14:03
  • 名前: 双剣 ◆HUQd0j4o36 (ID: H7ZW4Rro)

残り50レス切ったんで三第目予定地つくるお
皆はここを過去ログにするためコメントを&仮目次よろしくお願いします。


&なぜか↓で三第目作ろうとしたら禁止ワードでエラー。

クリックありがとうございます!
このスレでは シリーズ物の 小説 をかいてください!
&主もショボいですが小説をかくので。

ルール
一 話数をしっかり書いてください!
二 お題は基本的にモンハン!もし違うお題で書きたかったら、主に一言。

あなた あ のお題で書きたい!
私 いいですよ。
あなた 書きます〜  
のようにしてください。
必ず聞いて、返信されてから、書いてください。
三 アドバイスはいいですが、基本的に批判、邪魔はなしで。

荒らしについて

 二回以上の荒らしで通報を考えますんで。
 四回以上の荒らしは確実に通報します。
私が居ない場合は作者様達にお願いします。

以上がルールになります!

リンクスレ  http://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=326

参考にどうぞ
http://real-create.com/

一代目
http://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=49
二第目
http://mh4g.com/bbs_talk/index.cgi?mode=view&no=828
作者様達の作品を最初から読みたい方は、上のスレからどうぞ。


現時点でのここの内容

作者様は二代目の続きからどうぞ。
&二第目過去ログいくまでの雑談
&月1の企画

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目次

>>>>>>>>>>

禁止ワードどこか分かる人教えてくれぃ!

Reモンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タイム ( No.1155 )
  • 日時: 2014/08/06 14:35
  • 名前: ユイト ◆AqtLiM8aXQ (ID: AmqNicX5)

>>1154
URLのhの部分ではないでしょうか
僕もURL貼る時はそれを消すまえに禁止ワードと出ますし…

あ、3代目からは僕も書かせていただこうと思ってますのでよろしくお願いします

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タイム ( No.1156 )
  • 日時: 2014/08/06 14:40
  • 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: XjtGiJ0F)

 クロスオーバー 7倍quasar ×ダブルサクライザー

 三十章続き

 〜地&碧side〜

「これは一体……」
 碧はその不自然な光景を見て目を細めた。
 まるで落雷があったかのように、その小川に穴が撃たれていた。
 火薬の臭いも真新しく残っている。
 しかし、大型モンスターがいたような痕跡はあっても、姿が見えない。
 エリアを移動したと言えば自然だが、その割りには雑草や木に付いている血痕の面積があまりにも広く、一部では血の水溜まりが出来ている。
 甲殻の破片なども大量に見つかった。
「ここで戦闘があったのは間違いなさそうだ」
「ってももう終わってるし、俺達の出番無くね? 」
「他に大型モンスターの気配は感じられない。行くぞ、地。ここは外れだ」
「そうだな外れだな。まぁ誰がここにいたのかって予想はつくけどな。ここにいたらそいつに見つかって、三日後に会うときに倍の仕打ちをされて俺は死ぬ」
「本当にどんな奴なんだ……悪魔だか怪物だか知らないが」
 とにかく、今この渓流に危険なモンスターはいない。
 地と碧はその場から離れた。

 二人が立ち去ってから、そいつは動いた。
 まるで天敵がいなくなった動物のように。
 黒い巨体。
 全身の傷痕。
 棘のはえたアゴ。
 巨大なヒルのような尻尾。
 炎と地と碧と言う天敵がいなくなり、そいつは思う存分暴れまわった。
 ガーグァの棲みかを食らい付くし、抵抗する者は全て踏み潰し、残虐と破壊の限りを尽くす。
 たった今からここは自分のモノだと主張するように、咆哮を上げる。

 〜残妖&ツバキside〜

 ツバキと残妖は集会浴場を出て、渓流に訪れていた。
 すっかり意気投合した残妖とツバキは、「二人だけで狩りに出たい」とカトリアに申し出たので、彼女はそれを了承。
 依頼は大猪ドスファンゴの狩猟。大型モンスターではあるが、どちらかと言えばドスジャギィのような中型モンスターに当たる。
 比較的危険の少ない相手であるため、二人だけでも対処は楽らしい。
「さてと、初めての相手だし、気は抜かないでおこうか」
 ツバキは研磨を終えた鬼斬破を鞘に納める。
 残妖はギルドからの支給品をポーチに入れていく。
「ツバキさん、こっちは準備出来ました」
「あぁ、俺も大丈夫だ」
 二人はお互いの準備を確認して、ベースキャンプを出た。

 〜アスト&カトリアside〜

 残されたアスト、カトリア、ニーリン、セージも二手に別れることにした。
 アストとカトリアは砂原に来ていた。
 辺り一面、砂の海でとてつもなく暑い。地底火山の奥深くよりはマシだが、それでもクーラードリンク無しでは体温が高くなりすぎて耐えられなくなる。
「カトリアさん、大丈夫ですか?」
 アストはクーラードリンクを飲みながらカトリアに声をかける。
「私は大丈夫だよ。アストくんこそ大丈夫?」
「クーラードリンクを飲んでも、暑いっちゃ暑いですけど、これくらいは慣れてますから」
 アストは軽く笑いながらクーラードリンクの空き瓶をポーチに戻す。
 砂漠の中で、アストとカトリアが二人。
「そう言えば、カトリアさんと二人だけで狩りに出てるって初めてですね」
 何気無くアストはそう言った。
 カトリアも小さく頷く。
「そ、そうだね……」
 カトリアは何となくアストから目を逸らした。
「(狩り場じゃデートみたい、とは言えないよね……)」
「カトリアさん?どうしたんですか?」
「うっ、うぅん?何でもないのっ、何でも」
 カトリアは慌てて首を横に振る。
「そうですか?まぁ、無理はしないでくださいね。いざとなったら、俺が守りますから」
「ッ」
 彼のほんの一言で、カトリアの心臓は跳ねる。
 頬が熱くなるのを感じるが、カトリアはまた慌てて顔を逸らす。
「あ、あのねっ。私は団長さんなんだから、いざとなったら私がアストくんを守るんだからねっ」
「そんな顔逸らしても説得力は微妙ですよ?」
「い、いいからぁ、私がアストくんを守るの!」
 子供のようにパタパタ手を振ってムキになるカトリア。
 アストはそんなカトリアも可愛らしいと思うのだった。
 ふと、カトリアの背中の向こうに赤い何かが見えた。
「カトリアさん後ろ!」
「えっ?」
 カトリアは反応が遅れ、不意にカトリアのシルバーソルメイルにそれが絡み付いた。
「きゃあぁっ!?」
 カトリアはそれに引き込まれ、アストから離れていく。
「カトリアさんっ!」
 アストのその視線の先。
 赤く丸みを帯びた巨体。蛇腹模様の腹、前に伸びた口からは細長い下が繋がれ、カトリアを締め付けている。
「こいつが、ラングロトラか……!」
 アストは目標を確認すると、カトリアを助けるために砂の大地を蹴る。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タ ( No.1157 )
  • 日時: 2014/08/06 15:36
  • 名前: 双剣 ◆HUQd0j4o36 (ID: H7ZW4Rro)

>>1155
やってみると!
作れた!
ありがとうございます!

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目! ( No.1158 )
  • 日時: 2014/08/07 11:08
  • 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: lDRQg0Ls)

クロスオーバー 7倍quasar ×ダブルサクライザー

三十一章 誤算

〜炎視点〜

「去ったか」
地と碧がいなくなったことを確認した炎はあるリングをはずす。と同時に透明状態は解除された。
どうやらそのリングに透明となる何かが秘められているらしい。彼がある世界にいったときに拾ったものだとか。
しばらく身を隠していたがようやく動き出す炎…
しかし一つの誤算に気づく。
「…待てよ?力はそれに適合するやつに取り入れられるとは限らない…」
今まではその力の大きさに合うモンスターが力を取り込むと考えていた。
しかし、適合限度以下の力ならそのモンスターに入ってもおかしくない。
今感じる力は比較的弱め…。適合モンスターで言うならドスジャギィやアオアシラ程度
そう考えていた炎にとっては誤算だった。
それとさっき何かの咆哮が聞こえた。
「…特定完了」
咆哮だけではない。
無残に食い荒らされたかのような跡がいたるところにある。
そのモノに抵抗し、散っていったモノの死骸も多数…。
これだけあれば今の渓流に何がいるのか特定することはたやすかった
ただそれより一つ気になることがあった。
「誰かが来ているな…もし鉢合わせたら…」
誰かがこの渓流に来ている
何も知らずにここへ来ている
それと出会わない確率は…無。
「…」
炎は何も言わずに右手にあるものを装着した。
それはまるである世界に存在する巨大人造兵器の右手のよう…。



〜地、碧視点〜

彼らは今火山に来ている。
渓流から距離があったが、凍土から帰ったときと同じ方法で移動していた。碧も頑丈だろ…。
「なんかいるのか?ここ」
地に言われるがままにきた碧はそう聞く。
「いるっしょーwww」
相変わらずのペースで地は答える。
「感じるけどまぁ同じ強さだから問題ないよ。まぁそれ以上でも本気出せば余裕だしwww」
「まぁそうだが…」
彼らは火山内部へと入っていく。
昨夜にあらかたの脅威を取り除いたときには感じることのなかったモノを探しに…


〜農場〜

昼食を終えたユリ、冥花、農は再び農場へと戻ってくる。
「それにしてもあの植物、生長がとてつもなく早いよ。これはもっと研究しないといけないね。」
いくら生長が早い種であろうと、1日で実をつけるモノは見たことがない。
さらに、一つの種から多種にわたる種が生み出されること。これも農には興味深かった。
「あ、農場の管理は僕がまとめておいたよ。あと…あれ見て。」
農はある方向を指す。
そこにあったのは蜂の巣箱だった。
「あれでハチミツがとれるみたいだよ。まだ試作品だから少ししか取れないと入ってたけどね。」
「…ハチミツね」
ハチミツは非常に重宝される物。
単体で使うことはあまりないが、調合素材としては欠かせないものと言ってもよい。
あまりにも消耗が激しいため、己の私利私欲のためにハチミツを求めるハンターも少なくない。そのようなハンターは世間から冷たい目で見られているのだとか…。
「でもどうやってとるの?」
「うーん…僕は農場のことで頭がいっぱいだったから詳しく覚えてないんだ…ごめんね…。そこのアイルー?だったかな?に聞けば分かると思うよ」
「はーい」
ユリは近くにいるアイルーのところへ向かう。冥花も仕方なくついていく

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タイム ( No.1159 )
  • 日時: 2014/08/07 15:58
  • 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: .ibdy8w9)

 クロスオーバー 7倍quasar×ダブルサクライザー

 三十一章続き

 〜残妖&ツバキside〜

 二人は狩り場を回り、倒木の一部を剥ぎ取っていた。
 ライラからの依頼で、手頃なサイズのユクモの木を集めてきて欲しいとのことである。
 今は、地図上で言うところのエリア4にあたる。
 自然災害か何かに巻き込まれたのか、民家のような建物が残っている。
 その側に倒木はあった。
 ただ……
「……、おかしい」
 ツバキは神妙な声で呟く。
「何が、おかしいんですか?」
 採れるぶんの木を麻袋に詰めていた残妖は、神妙な声のツバキを見て首を傾げる。
 ツバキは注意深く辺りを見回しながら、その理由を答える。
「だっておかしいだろ。ここまでに三つもエリアを渡って、小型モンスター一匹見当たらないなんて、不自然すぎる……ドスファンゴはそこまで危険なモンスターでもないはずだ。なのにどうして……?」
「ツバキさん、考えすぎではありませんか?今回がたまたまこうなっているだけで……それに、まだ他の区域も見てないですよ」
「それはそうなんだけど……」
 残妖の言う通り、本当にたまたまなのかもしれない。  
 それでも、ツバキの中には腑に落ちないモノがある。
 とにかく、ここで留まっていても仕方がないので、エリア7へ向かう。

 エリア7。
 大きな稲穂が生い茂るこのエリアの中央に、巨体が見えた。
 焦げ茶色に、銀色の髭のようなたてがみ。
 モンスター図鑑のイラストの通りなら、こいつがドスファンゴである。
 が、その武器である勇壮な二本の牙は、なぜか両方とも折れている。
「……?」
 ツバキは鬼斬破の柄に手を置きながら、残妖を庇うように前に出る。
 ドスファンゴは、まだこちらに気付いていない。
 と言うより、あのドスファンゴは周りなど気にしている場合では無いように見える。
「縄張り争いでしょうか?」
 残妖は小さくツバキに問い掛ける。
「かもしれないな……、ッ!?」
 一瞬だけ残妖に気を向けていたツバキは、慌てて前に向き直る。
 ドスファンゴは、何者かに踏みつけられていた。
 そしてーーーーー食い潰されていく。
「っ……!?」
 残妖は見てはならないものを見てしまったように、目を見開く。
 ドスファンゴの三倍以上はあるだろう、黒い巨体。
 まさに悪鬼、化物、怪物だ。
「こ、こいつ、はっ……!?」
 そのモンスターはドスファンゴを粗方食い潰すと、今度はツバキと残妖に向き直った。
 まるで、次の料理が運ばれてきたかのような目で、だ。
「ぁ……ぁあ……?」
 残妖は恐怖のあまり、その場から動けなくなった。膝はケタケタと不気味に笑い始め、手が震える。
 モンスターは舌をなめずると、残妖を見る。
 次はあれを食べよう、と。
「残妖ッ!!」
 ツバキは怒鳴り、残妖を軽く殴った。
「みょんっ?」
 その衝撃で残妖は我に返る。
「逃げるぞっ、想定外だ!」
 残妖を促し、元来たエリア4へ逃げようとするツバキ。
「は、はいっ!」
 モンスターに背を向けて一目散に逃げる二人。
 だが、残妖はまだ恐怖が心を蝕んでいるのか、足が縺れて転んでしまう。
「あっ……!?」
「残妖!」
 転んだ残妖に、モンスターは唾液を滴らせながら牙を剥き出しにする。
「いっ、いやっ……!」
 急いで起き上がろうとする残妖だが、彼女とモンスターとの距離はもう近い。
 牙が残妖を捕らえる……寸前、その頭に雷光が一筋走った。
 ツバキが鬼斬破による一撃を与えたのだ。
「早く逃げろ残妖ッ!こいつは俺が……!」
 ツバキはモンスターの気を逸らすように、側面へと回り込んで攻撃を敢行する。 
「グオォウゥッ」
 モンスターもツバキを敵と見なしたのか、その方へ向いた。
 残妖は立ち上がって、恥も外聞もなく逃げ出した。
「誰かに伝えないと……!」

 〜ユリ&冥花side〜

 ユリは早速蜂の巣箱を管理しているアイルーに話し掛ける。
「ねぇ、この蜂の巣箱のハチミツってどうやって取るの?」
 そう言いながら、ユリは巣箱に近付く。 
「ちょっと待つニャあんた。そのまま近付いたらボコボコにやられちまうニャ」
 そのアイルーの注意を裏付けるように、途端に巣箱からミツバチの数が増えた。
「ひゃっ?」
 ユリは驚いて足を止め、後ずさる。 
「その格好じゃ危ないし、黒いから熊と誤認されるんだニャ。これを上から着るんだニャ」
 管理アイルーは、木に干してある白い服や手袋や頭巾を持ってくる。
 実際の農家でも使われているようなそれは、蜂を通さない作りになっている。
 アイルーもそれに着替えるので、ユリもそれを上から着る。
 全身白づくめになってから、管理アイルーとユリは巣箱に近付く。 
「まだプロトタイプだから多くは採れんがニャ、少しは採れるニャ」
「巣箱の中ってことは、巣があるんだよね?大丈夫?」
「ニャんの、蜂が恐くてハチミツ採集が出来るかニャ」
 管理アイルーは巣箱の天板を押さえている重石をどかし、巧妙な手際で天板を取り外す。
 その中にある蜂の巣として作られている重箱状の巣があり、ミツバチ達は驚いて一斉に飛び出し、管理アイルーとユリの作業服にまとわりつく。
「うわぁ、これほんとに大丈夫なの?」
 ユリは面白半分、不安半分で身体中についているミツバチを見下ろす。
 管理アイルーはユリに構わず作業を続けるので、ユリはそれに続く。
 重箱状の蜂の巣の周りを型どる、重箱内の板を巣箱から取り外す。
 それらを持って巣箱から離れ、農場の小さな小屋まで来ると、専用のろ過装置に置いて、木枠から巣を切り離す。
 すると、蜜が溢れだしてろ過装置に滴る。装置を通じてろ過されて不純物の無くなったハチミツが、下のカップにトロリと入っていく。
「ほれ、これで調合に使えるハチミツ三つ分の量が採れたニャ。まだプロトタイプだから、これで終わりだがニャ」
「すごいね、ハチミツってこんな風に作られるんだ?」
 ユリは感心して、完成されたハチミツを見る。
 一方の冥花は完全にスルーされており、ただそこで欠伸を漏らすばかりだ。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目! ( No.1160 )
  • 日時: 2014/08/08 00:49
  • 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: zoK62vvj)

2代目終わるまで>>1080の通り、人気投票みたいなものやってます。
強制ではないですがこのままだと…うん、少ないね
>>1081も一緒に見て。主要なキャラはだしてる…。

>>1159
次の話を書くために質問が…
・残妖はどこへ向かえばいい?炎のとこ?それともジョーさんのとこ?
・炎ちゃんのペースだと確実にジョーさんぶちのめすどころか無に帰す気がするんですが…やっぱ撃退程度がいいですか?

あと目次整理できません。誰か…というより双剣さん、たまには自分で…ね?

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タイム ( No.1161 )
  • 日時: 2014/08/08 08:23
  • 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: .v0nUDa1)

 >>1160

 あーはい、そうですね。
 炎じゃ手加減してもジョーのアニキ消し飛びますよね。 
 じゃあこうしましょ。 

 残妖は村まで知らせに行こうとするが、途中で炎と再会。

 残妖「えっ、炎さんっ……?どうしてここに……」

 炎「積もる話なら後にしろ。イビルジョーと……もう一人いるな」

 有無を言わさず炎瞬間移動。
 一方のツバキは苦戦。
 怒り状態まで持ち込むものの、肉質の変化によって攻め手を失い防戦一方。
 不意を突かれて拘束される。
 防具ごと肉を食いちぎられて重傷を負い、そのまま捕食されかけるが、寸前で炎がイビルジョーを銃撃、粉微塵にする。
 瀕死のツバキには、必要最低限の応急手当を施してから残妖に連れ帰させる。

 ツバキ「ア……アンタ、は……?」

 炎「喋るな死ぬぞ」

 ツバキ「……」
 
 こんな感じでどうでしょう。
 あと、未だに霊華と冥花の使い方が分からないです。残妖は万能ですから扱いやすいんですが……

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目! ( No.1162 )
  • 日時: 2014/08/09 02:43
  • 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: la9nNiNx)

クロスオーバー 7倍quasar×ダブルサクライザー

三十二章 破滅の申し子

〜渓流〜

「はぁ…はぁ…!」
残妖はただひたすらに走る。
ベースキャンプにおいてきた…あれを使うために。
緊急時に使えと書かれた…あれだ。
なぜベースキャンプにおいてきてしまったのか…後悔ばかりが頭に浮かぶ。
それよりもはやく行かなければならない。はやくしないと…
「…!!」
ふとさっきのことを思い出してしまった。
―見たことのない巨体な体、絶えず流れる唾液、無数の牙…そしてその巨体から発せられるドス黒いオーラ
再び恐怖が心を蝕む。

脚が震える
思い通りに動かない
脚だけじゃない
肉体が
精神が
すべてが恐怖に怯え、震えている

―体が動かない

「やだ…動いて…動いてよ…!」
いくら動かそうとしても、体はまったく反応しなかった
自らの意思が聞かない。いくら消そうとしても忘れることの出来ない恐怖

「なんで…なんでなのよ!!!!!!!動いてよぉ!!!!!!!!」
渓流に響く叫び声…
それは己の無力と悔しさが入り混じったかのような声…
「私は…わたしは…!」
涙で視界は歪む
目の前に何がいるかわからない。何もわからない
誰も助けはこない。その事実とそれを打開できない自分が…なさけなかった

「うっ…私は…!やだ…いやだぁぁああああ!!!!」




【…残妖、目を覚ませ】

「…?!」
聞き覚えのある声が近くからする
涙で視界は歪むが、それでもそこに誰がいるのか…その特徴的な髪質と装備で理解できた。
目の前に立つもの…
―炎だ。
「…なるほど、お前には素でも早すぎるのにオーラ追加されているからな。」
炎は残妖の様子を見ただけで何が起きたのかだいたい理解した。
それと…問題のモンスターがいる場所に誰かいることにも。
「え…炎さん…!ウグッ…ま…まだあそこに…!」
残妖は必死にあることを伝えようとする。
まだツバキがあいつと戦っていることを
しかし言葉がうまくでない。何度も何度も言おうとしてもいえない
「あ…あそこに…ヒック…あ…!」
「…もういい、分かった。」
必死に伝えようとする様子で炎は察した。
地や碧ではない。それに冥花と霊華の確率も少ない。あの二人は狩場に極力行かせないようにしている。行かせるとしても地や碧と共に、だ。
だとすると…この世界で仲良くなったものがいるのだろう。それくらい分かる
それを察した炎は…こう告げた

【あとは俺に任せろ】

そういってその場から一瞬で消えた。
残妖を蝕む恐怖が途絶えたかのような言葉だった




もし炎が次でそこにいくのなら…ツバキが捕食されかける寸前に
「メテオ・インパクト!!!」
といって真横か真上からジョーさんをぶん殴らせといてください。あとは自由に…。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タイム ( No.1163 )
  • 日時: 2014/08/09 10:47
  • 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: H3vUWiLj)

 クロスオーバー 7倍quasar×ダブルサクライザー

 三十二章続き

 〜アスト&カトリアside〜
 
 アストは目の前の赤い巨体、赤甲獣ラングロトラと対峙する。 
 カトリアはラングロトラの舌に絡め取られて身動きが取れないでいる。
「ぅくっ、は、離しっ、て……!」
 カトリアは必死に絡み付く舌から抜け出そうともがくものの、全く剥がれる様子は見えない。
「カトリアさんっ、少しだけ辛抱して!」
 炎斧アクセリオンを抜き放ち、ラングロトラの側面から攻撃しようと回り込むように接近する。
「グォォウゥッ」
 ラングロトラは不意に後ろ足で立ち上がると、喉を鳴らした。
 途端、ラングロトラの舌を通じて黄色く濁った唾液が滴り、それは急速に伝達、カトリアの身体に直に襲いかかった。
「んっ、ぁあっ……!?」
 ラングロトラの器官の麻痺袋の神経毒だ。
 それをまともに浴びたカトリアは大きく痙攣し、抵抗が出来なくなってしまう。
「カトリアさんっ!?……てめぇっ!」
 アストはカトリアを傷つけられたと怒りを表し、ラングロトラにソードモードの炎斧アクセリオンを放とうと振り上げる。
 だが、ラングロトラはその長い舌を回し、肉迫してくるアストに向かって、麻痺して動けないカトリアを前に付き出した。
「うっ……!?」
 アストは降り下ろそうとした炎斧アクセリオンを咄嗟に止めた。
 あのまま降り下ろしていたら、カトリアを殺してしまいそうだった。
「グォッグォッグォッ」
 ラングロトラは接近していたアストに、前足の爪を振り抜く。
 いち速く反応したアストは素早く後ろに飛び下がる。
「ちくしょうっ、人質なんて卑怯なことしやがって……!」
 もうラングロトラは気付いているだろう。
 カトリアをこうして捕まえておけば、アストは攻撃出来ないことが。
「何がアオアシラより少し強いくらいだよっ、モンスター図鑑に載ってたのと全然違うじゃないか!?」
 モンスター図鑑には、ハンターを捕らえて盾にする、と言うことは記載されていなかった。同種の変異個体なのかも知れない。
「(だったらどうする!?カトリアさんを盾にされたんじゃ、攻撃するわけにはいかないぞ……!?)」
 どうする、どうすればいい?
 アストはジリジリと砂と日差しに身体を焼かれながら、焦りを見せ始めたのだった。

 〜地&碧side〜

「……なぁ、碧」
「なんだ地」
「これ、どうする?」
 火山。
 麓道に入ったその途端である。
 そこには、想像を絶する数のモンスター達がいた。
 ざっと見て、フロギィが百匹ほど。
 だが、それらの群れはエリアとエリアを繋ぐ細い山道にもひしめいている。
 憶測ではあるものの、エリアの数と照らし合わせても千匹はいるだろう。
「どうするだ?そんなこと言わなくても分かるだろ」
 碧は雷剣を抜き放った。
「まとめて薙ぎ倒す。一匹残さずな」
「だwwwよwwwなwww」
 そう言うと思ったわー、と地も弓を展開する。
「一騎当千!千匹狩れるハンティングアクション、真・狩人無双!好評発売……」
「しないしてない発売させない」
「げとらふっ!!」
 別のゲームからパクってくる地を、ドロップキックで蹴り倒す碧。
 そのやり取りに気付いてか、フロギィ達は二人に向き直り、一斉に襲い掛かる。

 〜ツバキside〜

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」
 ツバキは息を切らしながらもそのモンスターと渡り合っていた。
 巨体の割りには意外と素早いが、懐にさえ潜り込んでしまえば、その無駄に巨大な肉体では小回りが効かないため、自然と攻撃手段は限られてくる。
 鬼斬破による攻撃は確実に与えているが、怯みもしない。
「グゥオォォォォォォォォォ!!」
 それどころか、怒りを誘発するばかりだ。
 その咆哮を前に、ツバキは耳を塞いでその場でしゃがみこんでしまう。
「怒ったのか……!」
 どうにか正気を取り戻した時には、もうモンスターは目の前に迫ってきている。
「グォォォォッ!」
 その巨大なヒルのような尻尾が唸りを上げてツバキを凪ぎ払った。
「ぐぁっ……!!」
 あまりにも強い衝撃に、ツバキは木っ端のように吹き飛び、ギザミヘルムが外れて地面を転がる。
 わずかこの一撃で、ギザミシリーズがひび割れた。
 その上、それだけ重い一撃を受けたツバキ自身のダメージは計り知れない。
 ツバキは激痛を堪えながらも、正気を保つ。
「(今の一撃でどこか骨折したかもしれない……だが、止まっているわけには……)」
 そう思いはするものの、身体が言うことを聞かない。
 さらにその上から、モンスターがツバキを踏みつけて拘束してくる。
「グゴォォ」
 モンスターの唾液がギザミメイルに滴り、ジュウッと音を立てて一部が溶解する。
 喰われる。
 ツバキが咄嗟にそう思ったとき、モンスターはその牙をツバキに降り下ろした。
 その極悪な牙は、ギザミメイルの右肩部を噛み砕き、それが守っていたツバキの右肩の肉ごと食いちぎった。
「ッ!ぁがっ、あああああァァァァァッ……!!」
 生身のまま噛み付かれるよりは遥かにマシだ。
 だが、激痛という単語では表しきれないような感覚がツバキを襲った。
 右肩からは噴水のように血が噴き出し、ツバキの生気をごっそりと抜き取った。
 残妖は自分が逃がした。
 この渓流にはもう誰もいない。
 残妖など庇わずにさっさと逃げればまだ生きれたかも知れないが、ツバキにはそれが許せなかった。
「ユ、リ……アス……ト……」
 意識が遠ざかる。
 アスト、ユリのこと頼むな。
 それだけ考えながら、ツバキは意識を離そうとする。
「メテオ・インパクト!!」
 朦朧とする意識の中で、そんな声が聞こえた。 
 血で霞む視界の中で、巨大な拳が飛来し、モンスターの横腹を殴り飛ばした。
「グギャアァァァァァ!?」
 そのモンスターは悲鳴のような咆哮を上げながら吹き飛んでいった。
「間に合ったか」
 その巨大な拳が飛来した、その方向を見やる。
 そこには、朱い髪と紅い瞳、見たこともない防具を纏った青年がいた。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タイム ( No.1164 )
  • 日時: 2014/08/09 11:39
  • 名前: 翼の勇車 (ID: VmhI24c2)

>>1144
ギザミ・ランコ・アルタス・ゲルタス「モミジ・キラボシェ……」
今日は久々に更新できるかも!です。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タイム ( No.1165 )
  • 日時: 2014/08/09 14:16
  • 名前: 翼の勇車 (ID: VmhI24c2)

クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車

三十三章 ヒトとゲネポス、女と女

「よく来よったな」
「(勘弁してくださいよ、我々ゲネポスは泳ぎは苦手なの、あなたもゲネポスの端くれなら分かるでしょう……)」
村の外れにある林の中、二匹のゲネポス、いやドスゲネポスとゲネポスは会っていた。
「端くれとはワイも随分と馬鹿にされたもんやな……まあええわ。今回アンタ、ゲネスケを呼んだ理由は、ミナーヴァの一人、ツバヤン……いや、ツバネエと話をしてもらうためや」
「(……何故自分が? 適役ならば他にもおられるでしょう。……あ、もしかしてかしらも気付かれました?)」
「せや、ま、ワイもペーヤンに聞いた話なんやけどな。おんなじ立場のアンタならきっと話をしてくれるはずや。今回は特例で、ツバネエにのみ自分が女だと明かす許可を出す」
「(ですが何故話を? 本人は隠して男として振る舞っているのですから、わざわざ話をしなくても良いのでは?)」
「最初はワイもそう思ったんやけどな、見たところミナーヴァの中でその事知ってるんは極一部だけみたいなんや、芸人のカンやけどな。きっと色々と溜まってるやろうし、相談なり何なり乗ってやり」
「(……了解です)」
ドスゲネポス、ゲネッポに見送られ走って行くランポス……ゲネスケの目は、使命感に燃えていた。

「ギャハハハハ! いやー傑作の演説だったぜありゃあ! 全く同意見だぜ!」
「あ、カトリアさん誤解しないでね、トトス、本当に感動しているだけだから」
「う、うん……」
ギザミの言葉に頷きながらもまた顔を真っ赤にするカトリア。余程恥ずかしいのだろう。
「ほー、毎回力入ってるけど今回は一段と凄いな」
そんな所へ屋台や出店を眺めつつやって来たのはペッコ。今の演説は聞いていなかったようだった。
「おっ、ペッコ良い所に! いっちょ音楽頼むよ!」
村長がそれに気付き、村の中央に設置された舞台へと招こうとする。
「おーっ、ということはまたユリさんの出番ですかねっ」
シオンがそう言うと、ペッコの目がキラリと輝く。
「是非、是非ともまた共に歌わせてください!」
ペッコは既に、ユリに対して尊敬の念を持っていた。今度はツバキも反発していない。
「う、うん、良いよ」
「なになに? 歌かい?」
割り込んできた村長に、ミズキとカスケが説明をする。
「歌姫!? 素晴らしいじゃないか! 是非とも頼むよ!」
村長のその言葉で、周囲はユリのコンサートのような空気へと変わったのだった。

「ユリ、良かったな」
少し離れた所で、楽しげなユリを眺め、これまた嬉しそうな顔をするツバキ。しかし若干のもやもやが心の中で渦巻いていることにも本人は気づいていた。
「あの二匹が言っていた事……本当なんだろうか……」
あの二匹、というのはゲネスケとゲネカクの事だ。食事の時に二匹が言っていた(書いていた)アストをユリに取られそうという言葉が引っ掛かる。
「ギャォウ(本当ですよ)」
すぐそばで、ゲネポスの鳴き声が聞こえた。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目! ( No.1166 )
  • 日時: 2014/08/11 01:27
  • 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: dPblALp1)

クロスオーバー 7倍quasar×ダブルサクライザー

三十三章 一瞬

〜渓流〜

「ア…アンタは…?」
「とりあえず、黙っておけ…死にたくないのなら尚更だ」
メテオ・インパクトはこの世界のモンスターには規格外の一撃…
ある世界である技をベースにして生み出した独自の技
この世界のモンスターに使えば対象は粉砕される、それほどの一撃だ。
「グォォアア!!!」
しかしそれをも耐え、まるでなにもなかったかのように威嚇をするイビルジョー。
「基礎ステの底上げ…以外はなしか。もうめんどくさい、沈める」
右腕につけていた装甲を取り外す。そして懐から取り出したのは…異形なヘビィボウガン。
彼が愛用するそれは常に変化する。
そして彼の全身から…あふれんばかりのオーラが発せられる。それを身に纏った姿…それは炎の本気に近いのかもしれない。

「失せろ」

その一言と同時に、炎の姿は見えなくなった
「グォア?」
突如視界から炎が消えたイビルジョーは辺りを見渡す。しかしどこにも見当たらない。
彼は逃げたのだと思い込み、標的を再びツバキへと変え、接近しようとした

「どこへいく?」
ズドンッ!!

いなくなったかと思ったらいきなり目の前に現れる。そして頭部へ散弾を放つ。
発射されてすぐは一つの弾であったが、着弾する寸前にそれは多数となりて襲いかかる。

ズガガガガッ!!!バキバキッ!!!!

頭部に生えている無数の牙は無残にも崩れ落ちていく。

「遅い」
ズドンッ!!

今度は足元に拡散弾を放つ。一つの弾からばらまかれる火薬は一点に落下、そして

ズドォォォオオオン!!

爆発する。その音は爆弾そのもの。
「これでおわりと思ったか?」
炎は攻めの手を止めない。対象を完全に破滅する。それまでは全く手を緩めない。
ヘビィボウガンをしまった彼は刀身の長い剣を取り出す。そして…

「散れ」

その宣告の後、彼は少し動いたかのように見えた。そして刀を鞘に納める。

―そこにイビルジョーの姿は…なかった。
「…」
それで終わる炎ではなかった。

これは自身が犯した事

それの処理は自分で行う
浮遊する謎の発光体を握り、手元からある剣を取り出す。

「…滅」

その剣から放たれた紅の焔はイビルジョー…の残骸と思われるものをすっぽりと包み、自然と消滅した。
中に存在していたはずのそれはまるで何もなかったかのように消えていった

「…ぬるい」

あの規格外の化け物を「ぬるい」という彼は一体なんなんだろうか…

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タイム ( No.1167 )
  • 日時: 2014/08/10 15:34
  • 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: 1IKqAlc.)

 クロスオーバー ダブルサクライザー×翼の勇車

 三十三章続き

 村の広場ではユリとペッコが村人に囲まれながら、密林で披露した曲を奏でている。
 その外れで、ツバキはゲネスケと話していた。 ゲネスケはやはり地面に文字を書いての筆談だが。
「「本当ですよ」ってあのなぁ、ユリを守れるのは俺しかいないんだから、なんでアストにそれを譲らないといけないんだよ。大体、アストは男なんだから俺が見とかなきゃ、ユリに何するか分かったもんじゃない……」
 ツバキは呆れながら答える。
 そう、アストは男……ユリの恐れる存在なのだ。
 だが、そのユリはアストに対してかすかながら恋心を抱いているのかも知れない。
 ツバキにはそれが解せなかった。
「ギャギャ……」
 ゲネスケは一思案してから、再び地面に文字を書く。 
「「そう言うことではなくて……端的に言いますと、ツバキさんもアストに恋心を抱いているのでは?」はぁ?俺がアストに恋心って、悪い冗談はよせよ。まぁ、アストを見てたら悪い奴には見えなさそうだけど」
「ギャォギャ」
 ゲネスケはさらに文字を書く。
「「それですよ。ツバキさんは既にアストさんの人間的魅力に気付いています。もっと自分に素直になるべきですよ」……素直に、ねぇ」
「ガギャァ、ァッギャ」
「「そのための相談なら乗りますよ」あぁ、すまないな。でも、今は少し考えさせてくれ」
 ツバキは意識をユリとペッコの方へ向き直す。
 ユリとペッコの奏でる曲が終わり、空気が砕けんばかりの拍手が村を包んだ。
「(ってか、ゲネスケはなんで俺が本当は女って気付いたんだ?)」
 それはそれで疑問に思ったツバキだが、あえて訊かなかった。

 ツバキはしばらくの間、そこに座り続けていた。
 ただただ、どんちゃん騒ぎを遠巻きに見ながらアストとユリについて考えていた。
「お、こんなとこにいた。おーい、ツバキー」
「ツバキくーん」
 後ろから聞き慣れた声が聞こえる。
 振り向けば、アストとユリがいる。
 二人はツバキの方に歩み寄ってくる。 
「こんなとこで何してるんだ?」
 歩み寄ってくると、それぞれツバキの左右にアストとユリが座ってくる。 
「ツバキくんがいないって、みんな心配してたよ?」
「あぁ、暇だったから、スケさんと世間話してた」
 ツバキはそう言ってゲネスケを指そうとしたが、既にそこにゲネスケの姿はなかった。
「ってあれ、スケさん?」
 いつのまにいなくなったのか、ツバキが辺りを見回しても見当たらない。
 そんなツバキを見て、アストは首を傾げたがすぐに気にしなくなった。
「せっかくなんだし、ツバキも楽しもうぜ」
「そうだよ、ツバキくんも行こうよ」
 アストは突然ツバキの手を取ると強引に立ち上がらせた。
「お、おいアスト、引っ張るなって……」
 ふと、ツバキは手の感覚に気を向けた。
 自分よりも大きくて、温かい掌。
 それを感じたツバキの心に、何か温かいモノが灯った。
「(何だろう、このくすぐったい感覚……)」

 ゲネスケはこっそりと抜け出してゲネッポの所に帰還する。
「おぅ、ツバネエはどうやった?」
「アギャガヤ(自分に素直になるべきですよとは言いました。何となく、変化は出たかと)」
「よっしゃ、その調子や」
 ゲネッポは頷いた。
「(ただ問題なんは、ツバネエがあんまりウブすぎてアスヤンの前で暴走したりせんことやな……。好きになったからて、いきなり全裸で迫ったりしたらアスヤンもドン引きするやろうし、そもそも同じ部屋やからなぁ、むしろアスヤンが暴走しそうで怖いけどもや)」
 まだツバキ・セルジュと言う人物を把握しきれていないゲネッポだが、一抹の不安は拭えそうになかった。

 ミナーヴァ歓迎の宴は、そろそろお開きになりつつあった。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タイム ( No.1168 )
  • 日時: 2014/08/11 12:16
  • 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: 9likdVrr)

 クロスオーバー 7倍quasar ×ダブルサクライザー

 三十三章続き

 〜ツバキside〜

 ツバキはただ、その青年の力を茫然と見ていた。 
 あんな怪物を、一瞬で無に帰したのだ。
 普通に狩るのではなく、消滅させたのだ。あの怪物の跡一つすら残っていない。
 人間じゃない、どっちが怪物だよ、とツバキは心で呟いたが、あの怪物が消えたことによる安堵で右肩の激痛が甦った。
「うっ……!くっ……!」
 もう少し深く噛みつかれていたら、今頃五体満足ではいられなかっただろう。
 もっとも、この状況を放置すれば死ぬが。
 青年は歩み寄ってくると、ツバキの目の高さに合わせて屈む。
「おい、その右肩を抑えている手をどけろ」
 青年の言う通りに、ツバキは右肩をおさえる左手をどける。
 出血は止まらず、ドクドクと赤い液体が漏れてくる。
 青年は掌をツバキの傷口に押し付けた。
「ケアーエイド(介抱創膏)」
 何かを呟くと、青年の掌が優しく耀き、突然右肩の痛みが軽くなった。
 だが、これではまだ足りない。
「……ケアーエイド、ケアーエイド、ケアーエイド」
 青年は同じ単語を何度も繰り返し、次第にツバキの傷口が瘡蓋で塞がり、痛みも気にしないことは出来ないが、大分マシになった。
「……くっ」
 青年はツバキの右肩から手を離すと、突然膝をついた。
「お、おい、アンタこそ大丈夫かよ?」
 ツバキはゆっくりと起き上がり、青年を支えようと近付いて、目を見開いた。
 青年の右腕が、血で真っ赤に染まっている。
「ちっ、不完全で使いすぎたか……」
 舌打ちすると、青年はツバキの瞳を見て伝える。
「目を閉じていろ、見たくないならな」
 ツバキは言う通りに目を閉じるが、ほんの細目で見る。
 すると、青年はいきなり自分の右腕を左手で掴み、引きちぎったのだ。
「(いっ!?)」
 それにとどまらず、千切れた右腕が、中からまた再生してきて、原型に戻るのにそう時間はかからなかった。
「な……な、な……!?」
 本当にこいつは何者なんだ、とツバキは腰を抜かして全身を震わせる。
「お前が、残妖の相棒か?」
 ツバキはどうにか正気を保つ。
 どうやら彼は残妖の知り合いらしい。 
「あ、相棒というか、なんと言うか、と、友達、かな?」
「そうか。来い、残妖が泣いている」
「え……?」
 残妖は村へ逃げたのではなかったのか?
 青年はツバキを立ち上がらせ、ベースキャンプまで連れていった。

 〜残妖side〜

 ベースキャンプ。
 エリア1の方から、誰かが帰ってくる。
 残妖は期待を持ってテントから出て、その帰りを迎える。
 期待通り、炎がツバキを連れ帰ってきた。
「ツ、ツ……ツバキさぁんっ!!」
 残妖は堪らなくなって飛び出し、ツバキに抱き付いた。
「いっ、いてっ、痛いって残妖、お手柔らかに、お手柔らか」
 ツバキはすがりつく残妖を見下ろしながら、諌めようとする。
「炎さんっ、ありがとうございますぅっ……!」
 残妖は泣きながら炎にも礼を言う。
「大したことはしていない」
 炎はそう言うが、あんな化け物を相手に大したことがないとは、やはり彼は奥底が知れない。
「ただ、こいつの右肩はちゃんと治療させろ。さもないと使えなくなる」
 ツバキの瘡蓋に覆われた右肩を指しながら炎は答えた。
 それを見て、残妖はツバキの右肩を見て悲痛に息を吸った。
「ッ!?」
「あいつに右肩の肉を喰われた。死ぬほど痛かったよ……」
 ツバキは自嘲するように目を伏せた。
 炎は残妖にツバキを渡すと、二人に背を向けた。
「残妖、あとは任せる」
 そう言うと、炎は一瞬で消えた。
「あっ、炎さ……」
 残妖がそう言う時には既に炎の姿はない。
「炎……、あぁ、あの人が地さんが言ってた、人間じゃない人間だっけ……?」
「は、はい……」
 二人は茫然と炎の消えた空間を見ていた。
「そ、そんなことより村に返ろう、残妖。俺もこの右肩は無事じゃなさそうだし」
「そ、そうですね、早く帰って、マガレットさんに診てもらいませんと」
 ツバキは残妖に支えられながらも、村への帰路を辿る。

 〜炎side〜

 もう渓流に力の気配は感じられない。
 回収するべき力は残り僅か。
「残りは……まずは砂原」
 霧深い紅葉の谷を抜け、砂の世界へ飛び立つ炎。
 その視界には、赤い巨体と、二人のハンターが見えた。 

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目! ( No.1169 )
  • 日時: 2014/08/11 13:26
  • 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: e1.hmQYR)

クロスオーバー 7倍quasar ×ダブルサクライザー

三十四章 火山と砂原と…

〜火山〜

道にあふれんばかりに存在するフロギィ
数は多いが互いに役目を持っているかのような動きをしている
「…なぁ地、めんどくさいからボス先に抹殺するほうがよくないか?」
おそらくこれの指揮を取っているものが最深部にでもいるのだろう。
それを討ち取ってしまえば指揮のないただの雑魚。とんでもない方法ではあるが…
「そうするかーwwww」
地はその案に乗る。そういってフロギィの軍団をすり抜けて最深部へと向かう。
ここまで何一つ討伐していない彼ら。一体なんのためなのか…



〜最深部〜

「やっぱドスフロギィじゃないですかやだーwww」
指揮を取っていたのはドスフロギィだった。
ただそれはどう見てもなにかが違う。

赤い。

「ほぅ、我々の軍を相手にしてここまでくるとは」
「こいつ…しゃべるぞ」
モンスターが人間の言葉を話す…常人なら驚愕すること。それにまったく動じない碧。
「まさかwww通常の○倍?wwww」
「私の性質を知っているとは…できるな」
「「えっ」」
地と碧はそろって突っ込む。この性格がどうもどっかの赤い人にそっくりで仕方なかったからだ。
「どちらにしろ、私は君達と戦う運命にある。私の部下を傷つk」
「ごめん、無殺傷。俺達殺してない」
「なにっ?」
今度は無殺傷なことに驚いたドスフロギィだった。



〜砂原〜

「…」
すぐさまにそこへと向かおうとした…のだがどうしてもさっきのことが気になって仕方ない。
仕方なく彼は弓と槍を取り出す。槍にはいつものように紙を巻きつける。今回はこのように書いていた

【夜に渓流へ来い。二人だけだ。それ以外は誰一人としてくるな。来たらぶちのめす】

ぶちのめすのところだけものすごく荒々しい文字であった。もしきたら誰であろうとぶちのめす気だろうか…。
それを巻きつけ、槍を矢の代わりとし、放つ。

「グレートアルバトロス…」
バシュッ!!!!

槍はユクモ村へと飛んでいく。
それを撃ち終わった炎は今度は別の槍を取り出す。
フラジールニップと呼ばれるその槍は、とてつもない威力を持ちし槍…。扱えるものは極小数。
それを…矢の代わりとしてセットする。そんなことするのはおそらく彼と地ぐらいだ。
そして…

「失せろ」
バシュン!!!!

放つ―
それは赤い巨体へ目掛けて一直線に飛んでいった。そして赤い巨体のみをぶち抜いた。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タイム ( No.1170 )
  • 日時: 2014/08/11 15:22
  • 名前: 翼の勇車 (ID: LqiLGFve)

>>1169
ラン「……はい、違います、喋りますが、超大陸のモンスターではないようです」
ゲネッポ「大体、ワイらの大陸に狛竜はいないんや。セルタス夫婦みたいに新大陸モンスターがいないっちゅうわけでもないし……なんでやろなぁ」
イーオ「はあ……俺だって赤いのに……何で三倍速く無いんだ?」

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タイム ( No.1171 )
  • 日時: 2014/08/11 21:21
  • 名前: 真夏のペンギンさん (ID: IyxeP/HF)

>>1169

アンノウン「我ら以外にも喋るモンスターがいたのか!」
クシャルダオラ「そのようだぜベイベー!さらに赤い彗s……」
レージ「馬鹿が伝染する。それにそれは禁句だ。失せろ」
ガチャ……ズガガガガガ
セロ「安定ですね、もう」
メイ「慣れてきてる自分たちが怖い……」

どの小説スレも過疎ってるな……

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タイム ( No.1172 )
  • 日時: 2014/08/12 10:45
  • 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: COL7tlGq)

 クロスオーバー 7倍quasar×ダブルサクライザー

 三十四章続き

 〜冥花、ユリ、農side〜

 冥花は退屈していた。
 ユリは楽しそうに農の担当する畑仕事を手伝っている。
 正直、あんなことのどこが楽しいのか分からない。
 昼食の時に聞いた話だが、ユリは元の世界では歌姫をやっていたらしく、それ故に箱入り娘のような生活を送っていたらしい。
 だからこそ、初めて見る物事が尚更めずらしく見えたりするのだろう。
 自分とは住む世界が違う。存在的にも立場的にも。
 サボることに慣れすぎていた自分にとって、彼女は眩しい。
 劣等感を感じているわけではない。
 別に現状でも構わないと思っている。
 ……そんなことより、眠い。
 炎に三途の川から連れ出されてから、普通の睡眠以外まるで寝ていない。
 冥花はそっと木陰に入った。
「もういいや、あたいは寝る。炎が起こしに来たってガン無視……したら殺されるかなぁ」
 あの炎のことだ。血も涙もどうせ作り物に違いないのだ。だからあぁも感情と一緒に相手を殺せるのだ。
「つか、あいつは残妖にだけ甘いんだよねぇ。霊華やあたいにゃ厳しいくせに、残妖だけがなんであぁも……」
 その突如立った。
 農場の河に、ドボォォォォォンッと轟音が響いた。
「きゃん!?」
 まさか炎が今の独り言を聞き付けたのかと酷く動揺する冥花。
 何事かと、農とユリも河の方を見る。
 河に、槍が突き刺さっており、その束には紙が括られてある。
 手紙を郵便屋に送るような手軽さで槍を投げてくるのでは堪らない。
「はて、あれは一体?」
 農はサンプラーを手にしたまま、その突き刺さっている槍を見やる。
「昨日も二本くらい来てませんでした?アレ」
 ユリは畑を離れて、河に近付き、その槍を引っこ抜く。
「よい、しょっ」
 驚くほど軽い槍だ。ユリの腕力でも簡単に持ち上がる。
 河を見てみれば、驚いて気絶し、浮かんでいる魚が多数。
「ご、ごめんね〜」
 紐付きのバケツを取ってくると、ユリはその浮かんでいる魚を捕まえる。
 冥花と農も遅れてやってくる。
「炎、今度はなんだい?」
 冥花は炎の槍に括られてある手紙をほどき、内容を目に通す。

『残妖とツバキ?へ。夜に渓流へ来い。二人だけだ。それ以外は誰一人として来るな。来たら ぶ ち の め す』

 ぶちのめすの文字だけが荒々しい。炎は誰かに手紙(矢文?)を送るとき、相手や状況で書き方を変える。荒々しく雑に書かれているそれは、殺意を込めているのだと最近気付く。
 ユリも横から覗き見る。
「ツバキくんと残妖さんの二人だけ?なんでだろ」
「知らないよそんなこと……」
 冥花はユリにその手紙を押し付けた。

 〜アスト&カトリアside〜

 アストは焦っていた。
 ラングロトラに、捕らわれたカトリア。
 それらとにらみ合いを続けている内に、クーラードリンクの効果が切れたことに気付く。
 アストは飲めるのだからそれでいいが、カトリアはそうもいかない。
 早くカトリアを助けなければ、彼女は脱水症状で死んでしまう。
 しかし、ラングロトラはカトリアを盾にする。
 仕掛けようにも、これでは手が出せない。
「はぁ……、はぁ……、はぁ……」
 何度も直に神経毒を受けているカトリアの身体は、休めなければロクに動けないほど身体中が麻痺している。
 その上、クーラードリンクの効果も切れており、カトリアの顔から冷たい水を入れたコップの結露のように垂れ始める。
「くそっ、どうしろって言うんだよ!?」
 素手でモンスターは仕留められない。
 だからと言って武器を使えばカトリアに不要な怪我を負わせてしまう。
「ア……スト、くん……」
 カトリアの弱々しい声が、アストのラングロトラへの憤りを増長させる。
 その時、上空から何かが降ってきた。
 それは、ラングロトラの背中の甲殻だけを正確に破壊し、貫通した。
 たったその一撃でラングロトラは倒れ、カトリアも解放される。
「!?なんだっ、何が起きたんだ!?」
 アストは思わずその上空を見上げる。
 彼の赤い瞳が捉えたモノ、それは悪魔の翼を生やした青年だった。
 朱い髪、アストよりも赤みの強い紅い瞳、何より、そのあまりにも異質すぎるその存在感だ。
「……!?」
 アストはそれを見て、急いで横たわるカトリアを抱きかかえ、守るように前に出る。
 ふと、ラングロトラの死骸から光る何かが浮かび上がってくる。
 青年は翼を納めるように背中を動かし、着地すると、その光を握り潰した。
 不意に、赤と紅の瞳が合った。
「…………!」
 アストは膝を笑わせながら、その青年と対峙する。
 だが、青年はゆっくり歩み寄ってくる。
「くっ、来るなっ……!殺すなら、俺だけにしろっ……!」
 精一杯見栄を張ろうとするアストだが、青年は構わず向かってくる。
 その視線はカトリアに向いている。
 距離が近くなり、アストは青年に取っ掛かろうと身構えるが、青年は懐から何かを取り出した。
 それは、水の詰まった皮袋だった。
「早く飲ませてやれ、死ぬぞ」
「え、あ、うん……?」
 アストは呆気を取られながらも、青年から皮袋を受け取ると、中に詰まった水をカトリアに近付ける。
「カトリアさん、水ですよ。口を開けて」
「ぅ、ぁー……」
 アストが水を流し込んでやり、カトリアは喉を鳴らしながらそれを飲む。
「ぷは……、甘くて美味しい……」
 カトリアは安心したように一息ついた。
 どうやら、水の中に砂糖か何かを浸透させていたようだ。
 それを確認した青年は、二人に背を向ける。
「このことは、夢だと思ってくれ」
 それだけ言い残すと、青年は消えた。
 二人はその消えた青年の空間をただ見詰めていた。

 〜ニーリン&セージside〜

「なぁ、オトモくん」
「……ニャんだ、ニーリン」
「私達は悪夢でも見ているのかね、ん?」
 水没林に来ていたニーリンとセージ。
 ナルガクルガと言うモンスターの狩猟に来ていたのだが、ナルガクルガを発見したその瞬間に、何物かがナルガクルガを四散させ、ナルガクルガの中から現れた光を握り潰し、どこかへ去っていったのだ。
「オレに訊くニャ……」
 ターゲットも狩れなくなったため、ニーリンとセージはその場を去った。

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タイム ( No.1173 )
  • 日時: 2014/08/12 13:48
  • 名前: 翼の勇車 (ID: L.bIummL)

最近になってですが、そのー……。他の方の作品へのコメントがめっきり減った気がするんですよね。
初心忘れるべからず! ということで、こっからバシバシコメントしていこうかなーと。軽いノリで書ければ過疎対策になりますし、皆さんもどうですか?

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タイム ( No.1174 )
  • 日時: 2014/08/12 14:30
  • 名前: 真夏のペンギンさん (ID: 3v8depns)

>>1173
いい考えだと思います。ただ、私にそんなスペックが無い。私のスレなどでも使おうかな…

小説スレ同士が協力したり出来ないものですかねぇ……

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タイム ( No.1175 )
  • 日時: 2014/08/13 01:32
  • 名前: 翼の勇車 (ID: u0f3cljO)

番外編〜色々相談会〜

勇車「やあみんな、久しぶりだね」
トトス「おおっと、エタらないエタらない言っときながら実質エタった糞野郎が来たぜオイ」
勇車「ぐうっ、それを解決するために久々の番外編開いたんだから勘弁してくれよ……」
ペッコ「最近俺ら、ただのコメンテーターになってるぞ。まあ、この会で進展があることを期待……はしないでおくか」
クック「良い判断だ」

勇車「さてさて、今回相談する内容を簡単にまとめると……」

・本編、トトス&ゴマちゃん三匹をどうするか。
・いつ頃新キャラを投入するべきか。
・何か、物語の構成が単調なんじゃないか。
・ダブルサクライザーさんとのクロスオーバーの次の展開をどうするか。

勇車「まず最初の話題から。トトスとゴマちゃんについてだけど、超大陸のゴマと絡ませるかって事」
ギザミ「ボクは絡ませないほうがいいと思う。あんまりにも無理やりっぽいし……」
アルタス「俺もそう思うぞ。第一つばゆう、お前味方の古龍種は直接の登場はさせないって言ってただろ」
勇車「うーん、やっぱそうだよね……」
クック「やはり、初期に登場したあの密林のティガレックスと絡ませるのがいいだろう。一度に四匹のゴア・マガラは十分な異常事態だしな」
勇車「うーっし了解、考えとくわ」

勇車「次の相談、いつ新キャラ投入するか」
カスケ「そもそも、そのキャラが何によるかが問題だよな」
ランコ「アタイらが出たばっかりなんだし、しばらくいいんじゃない?」
勇車「うーん、じゃあしばらく待っててもらうか……」

勇車「で、物語の単調さの件」
イーオ「確かに、トラブル→解決→トラブル……ってなってるな」
ルカ「はう……トラブルばっかりは怖いよぉ……」
ゲルタス「たまにはのほほんとした回もいいんじゃないかしら〜」
ゲネッポ「おっ、それええな! 平和な日常書くってのも一興やで」
ラン「その平和な日常を、別のキャラクター視点でっていうのもいいですね」
勇車「おっ、今度はいっぱい意見出たね。参考にさせていただきまーすっと」

勇車「そして話題はクロオバに」
ゲネッポ「是非ワイの巣穴に来てほしいわ。もてなすで!」
レオ「ヒャッハ! ゲネッポの巣に行くかは置いといて、砂漠に行くってのは良い考えだヒャッハァ!」
ミズキ「問題は現在地、村での夜だね。サクライザーさんのターンでゲネッポが言ってたあれ、本気にしちゃまずい……よね?」
ゲネッポ「ワイに聞かんでほしいわミズネエ……」
ネオ「セ、セージ先生がいるからきっと大丈夫だにゃ!」
勇車「うーん、こればっかりはこっちだけで決める訳にはいかないし、サクライザーさんに意見仰ごうかな」
ティガ「……人任せだな」
ゲリョ「仕方ない、こういう奴だ」

Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ二代目!企画選抜タイム ( No.1177 )
  • 日時: 2014/08/13 10:32
  • 名前: 翼の勇車 (ID: u0f3cljO)

>>1176
炎が我の小説のキャラ達……すなわち喋るモンスター軍団見たらどんなリアクションするんでしょう……。地とか碧はとある世界で喋るクシャルダオラに会ってるから大丈夫そうですけど……。あ、でも地はヤバいか……!?
地「わーいww今夜は蟹鍋だーwww」
ギザミ「えっ、ちょっ、まっ」

*
*
※ この欄には何も入力しないで下さい
*
(記事メンテ時に使用)

※ 動画などのアドレスを書き込む時は、hを抜いて「ttp://www.youtube.com/」のように入力して下さい。

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