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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.901 ) |
- 日時: 2014/06/23 19:53
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: EhcrkYVx)
第28話 EXTENDED
俺。 …これ以上短縮はできないな。師条だ。 今エリア6にいるんだが…そこの岩陰で俺をじっと見ている人がいるんだ。 ただなんか恐れているんだよな…そんなに怖いか?俺。そんなわけないとは思うが…頭は装備しているようでしてないからな。 とにかく接触してみないと…。
「んと…俺別に怪しいものでもなんでもないしただの旅人だから隠れずに…」 「やだ!私は知らない人についていかない!!」
…うん、それはあっている。知らない人に下手についていくと危ない。これは重要。 相手が信頼できない人物としか思えないからね。知らない人だと確実に。 うーん…しかしだな…。
「まぁ確かに俺もお前のことは知らない。しかしだ…こんな危険な森にいたら危ないと思うんだが。」 「…。」 「とにかくここは危険だ。安全なところへ…」 「やだ!私だってモンスターハンターなんだから!!」
え?ハンター?…こいつが? 頭しかだしてないからどんな防具かわからねぇんだが…ただなんだ?猫耳?みたいなのがついているんだけど。コスプレ?
「でも…今私は武器がないのよ…ヒック・・・べ、別に泣いてなんか…ないわよ!」 「武器がない…?もしかしてこれか?」
いろいろスルーしつつ、俺はさっきシャガルの体内から拾ったテッセンを見せる。 すると…
「そ…それ!私の武器!!どこにあったの?!」 「モンスターの体内。しっかり洗ったから問題ない。」
うん、間違えてない。シャガルの腹の中から見つけたから。 と同時に…ようやくどんな装備か分かったよ。やっとだけどね。 見た感じ…普段着に近い。うん、なんなんだろうね。奏連といい…。普段着で狩りすることがブームなのだろうか。 それと髪は少し長くて黄色。目は赤かな。猫耳生えてると思ったら尻尾もあった。たぶんコスプレ…じゃなさそうだ。
「あの…そ…それ…返してもらえない…かしら…?」 「ほれ」 バシッ!! 「…べ、別に感謝なんか…してないわよ!」 「いやそれ以前に謝ろうか。右腕すっごく痛いんだけど。」
思いっきり右腕たたかれた。防具つけているとはいえ、衝撃は内部まで通るんだ。いたい。 しかもテッセンの刃の部分が当たった。いたい。
「…!ご…ごめんなさ…い…。」 「まぁいいよ…っと、自己紹介してなかったな。俺は師条。この世界の人ではない。ただの旅人兼ハンターだ」 「私は…ってちょっとまって、この世界の人じゃないって本当なの?」
いやその前に自分の名前言おうか。そこ礼儀。 とりあえず置いといて。
「あぁ、そうだが。」 「…実は私もなの…でもなぜか記憶がないのよ…。気がついたらここにいて…」
ん?なんだ…デジャブ? たしか奏連もそうだったような…ということは何か関連性があるのか? というよりほとんど奏連と立場が同じ…。
「そうか…で、これからどうする?俺はある者と共に世界を旅しているが…」 「え?世界を旅…?私もいっていい?!」 「ん?俺は別に構わんが…とにかく仲間と合流しないとわからない。一緒に来てくれ」
とりあえずBLAZEに会わせないとまとまらない。 たしかエリア10にいるとかいっていたな…ここはエリア…6か。ならばすぐつくか。
「で、名前はなんなんだ?」 「優李…。」
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.902 ) |
- 日時: 2014/06/23 22:30
- 名前: 翼の勇車 (ID: CWlc955u)
す、すいません、なかなか顔見せ&更新できなくて……。我のご主人、勇者だなんだと崇められてはいますけど、一応学生なんで、定期テストの対策手伝ってるんですよ。信じられます? コゼニトールやらドキドキツボクラッシュやらやってたあの悪ガキご主人が……今や学生ですよ!? 今はドラおさんと予想問題作ってますよ……。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.903 ) |
- 日時: 2014/06/23 23:57
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: EhcrkYVx)
>>897 黒と赤…炎?←絶対違う はてさてその結晶の意味はいったい…。
>>902 テストがんばです…とはいっても自分もテスト待ってるんだけど。中間。
―茶番開始― qua「うーん…自分は他にないものを取り入れるスタイル…」 炎「何悩んでるんだ」 qua「深い闇の中、世界は混沌の渦に巻き込まれていた。怒り!悲しみ!驚き!恐怖!助けを求める声を聞きつけ、あいつが舞い戻ってきた!!」 満「俺は、帰ってきたああああああああああああああああああ!!!!」 地「おいw帰れw」 qua「はっ!これだ!」 ???????????「なぜか呼ばれた。」 ?5「何か用?」 qua「おぬしらの世界から何体か引き抜く!!」 二人「「はい?!」」 炎「また血迷ったか?」 qua「東○からシフトチェンジするわけ。」 地「オリジナル作れwwwww」 qua「あぁ、?3と?4はオリジナルにするよ。」 ?3「えっ」 ?4「えぇ?!」 qua「気にするな、俺は気にしない。」 炎「…まぁなぁ…他のとこをみろ」←もう一つメンバーにここにある小説を見せる 残妖「あれ?」 霊華「あらあら」 冥花「あ…れ?」 地「あー…なんとなく理解した。」 炎「つまりそういうこと」 qua「ということでこれからはBEMA○Iと赤○ネタがふえr「散れ」ガハッ!!」 ―茶番ここまで―
いままでの名前の変化
・Trail ・Trailblazer←正直これを一番使う ・10倍のquasar←某ドッキリ企画の10倍のクエン酸入りグレープジュースより。 ・seventh slave←quell。DPA12.5。 ・7倍quasar←混ぜた結果がこれだよ!
次は紫芋プリンにしようかな…いややめておこう。 あともう一つ。クロスオーバーしたいなぁ…と思ってたり思ってなかったり。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.904 ) |
- 日時: 2014/06/24 11:46
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: EE/ifNCQ)
>>903.
やりますか? スラ×エリさんとのクロスオーバーと、新しい本編との三束わらじですけど、全然オーケですよ。 ただ、師条がアレで、地と炎があまりにもアレすぎるせいで狩りのシーンは少なくなると。 ウチの最強でも、残像が見えそうなくらい速いカトリアさんぐらいしか対抗できそうに、いやカトリアさんでも無理か。 まぁ、良かったらどうぞ。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.905 ) |
- 日時: 2014/06/24 11:45
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: lhNRCWOk)
>>904 やりますか。 とはいっても…本編かもう一つかどっちを持ってこようか決めてないです まぁ炎と地はいろいろできるので狩りのサポート役に回してみたりあえて違うところに隔離してみたいする等対策はありますが。 あとは…どういった世界観でやるのかですね。こっちの小説は世界転々としてるのでこっちが乱入するほうが作りやすそうです
…ってある意味自分も三束わらじか?
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.906 ) |
- 日時: 2014/06/24 12:31
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: /rHqB7u3)
>>905
僕の意見ですけど、 炎やBLAZEが空間を斬って開けた時によって起きる次元の歪みが、別の世界にまで干渉(BLAZE 「 くくっ、少しばかり開けすぎたか?」)、それにミナーヴァが巻き込まれる形でどうでしょう?お互い知らない世界で出会う形なら話も作りやすいかと。 スラ×エリさんとのクロスオーバーでのミナーヴァはチコ村についたばかりなので、今回は全員シャガルマガラとの決戦間近での設定にします。(カトリアさんも戦闘に参加できる状態) で、問題の展開させる世界ですね。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.907 ) |
- 日時: 2014/06/24 12:42
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: lhNRCWOk)
>>906 こんな感じですかね?(あえてもう一つの物語の5人で。例えばなのでss風)
炎「次の世界行くか…あいつを探しに」 地「寄り道というものがあってだなw」 冥花「私はどうでもいいわよ…どうせあなたたちの目的達成できないと帰れないから」 霊華「同じく。」 残妖「…。」 炎「仕方ないな…あー、もうしらん。適当に選ぶからどうなっても俺は知らん。地のせいな」 地「えwwww」 ズバッ!!←空間引き裂く 炎「…?」 残妖「どうかしました?」 炎「いや…いつもとなんか感覚が違った気がする…なんだ?二つ引き裂いた感覚…」 地「すべて君の責任でsゲフッ!!」 炎「…とにかく行くぞ」
まぁ本編組ならBLAZEがよいしょーとしてくれるでしょう。優李いれるかどうかは知らないけど。
世界は…どれかのシリーズに合わせるor混ざってしまうですかね? MHP2~MH4までならなんとか…Fは知りません。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.908 ) |
- 日時: 2014/06/24 13:30
- 名前: 翼の勇車 (ID: 1XyAfABH)
お、お二人様もクロスオーバーなさるのですね? 無論、読ませていただきますー。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案 ( No.909 ) |
- 日時: 2014/06/24 16:33
- 名前: 双剣 ◆HUQd0j4o36 (ID: kAr6U1HH)
・・・今更だけど俺全くかいてないお・・・
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.910 ) |
- 日時: 2014/06/24 17:10
- 名前: 神風 ◆ozOtJW9BFA (ID: oe6TXP9C)
>>909 ・・・今更だけど俺文才無さすぎるお・・・
本題 目次から「真の〜」は消しといておkっすよ。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.911 ) |
- 日時: 2014/06/24 17:40
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: lhNRCWOk)
本編組はBLAZEがまーた介入しそうですのでもう一つの物語組で…。 まぁいろいろ制限させるのでなんとかなるかと…。導入部分だけ作っておきます ただ物語どおりだと仲間が増えているのですが、5人のままにします。ありえたかもしれないもう一つの物語ってことで…。
クロスオーバーへの導入編 verもう一つの物語
「さて…あいつを探しに行くか」 炎はこの世界から次の世界へいこうとしていた。 目的は…わかるよね。 「えー、寄り道しようぜwww」 「はっ?」 それに対し地は寄り道しようといいだした。そんなことする必要あるのだろうか…。 でもけっこうまじめにいってる。なんでだろうね? 「…他の三人はどう考えてる」 炎は地以外の人に聞いてみる。その答えは… 「「「どっちでも。」」」 だった。まぁ彼女たちはどうしようと帰ることができないためどうでもよかったわけで…。 「ってことで寄り道しようぜ!大丈夫だってwww」 その自信はどこからくるんだ…炎はあきれていた。が、今まで寄り道など考えていなかったため少しは…とも思っていた。 「…仕方ないな、寄り道してやるが…どうなってもしらんぞ」 「おkkwwwww」 地はノリノリだった。他の3人はどうでもよかった←おいこら 炎はいつも通り、空間を断ち切る剣を取り出し…
ブンッ!!ズバッ!!!
空間を引き裂く。 「…さっさといくぞ。ばらけても知らん」 引き裂いた空間に炎はすぐ入っていった。 「おまwはやいってwwww」 「も、もういくのかい?!」 「準備ってものを考えてないわね…」 「炎さん…早すぎです」 とにかく4人も炎が引き裂いた空間へと入っていった。 果たしてその先に待つ世界は…。
「(…引き裂いた感覚が2つ…どっかの世界の空間も斬ってしまったか…しかしなぜだ…?)」
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.912 ) |
- 日時: 2014/06/24 17:46
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: JkAS9Y0u)
>>907
とりあえずクロスオーバーの設定考えました。
・ミナーヴァ側はシナト村偏後半の状態。ifの時間軸なのでセージもいる。 ・7倍quasarさんはもう一つ側。時間軸はそちらの判断でお願いします。 ・クロスする世界は3rdのユクモ村で。時間軸はゲームスタートと同じ時で。(地「あ、なんか俺ここに来たことあるわwww 」 ) ・村長は派遣されてくる専属のハンターと勘違いしてキャラ達を迎えてくれる。 ・農場でまったりもいいかと。 ・炎と地に関しては目的を隠す理由で普通の装備を使わせてください。でないと狩りのシーンがなくなっちゃいます。
何か他に意見があればお願いします。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.913 ) |
- 日時: 2014/06/24 17:51
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: lhNRCWOk)
>>912
了解です ―茶番開始― qua「装備どうしよ」 地「3rd世界なら俺はこれで」
武器 ちょくちょく変える 頭 シルソル 胴 レウスS 腕 シルソル 腰 シルソル 足 シルソル お守り 短縮+5攻撃+9
地「以上」 qua「おま、それ…」 炎「7倍quasarの3rd弓装備だな。」 地「まぁこれで。んじゃ炎はどうするよ」 炎「………」 qua「んじゃ俺の3rd装備なんかだしとくよ」 炎「好きにしろ…」
―茶番ここまで―
地は装備公開、炎はそのうち明かします
炎だけ隔離しようかという案。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.914 ) |
- 日時: 2014/06/25 11:48
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: VqurIsej)
>>913
オケー分かりました。 そんじゃこっちも始めますね。
その前におさらいと設定。
アスト・アルナイル 武器…炎斧アクセリオン(チャージアックス) 防具…レウスシリーズ 炎、地には「さん」をつける。霊華、冥花、残妖は呼び捨て(パッと見て目上かどうか)
カトリア・イレーネ 武器…開闘の焔竜棍(雷属性オオシナト) 防具…シルバーソルシリーズ(4) もう一つの物語側のヒトは全員「さん」をつける。
ニーリン・ガーネット 武器…妃竜砲【遠撃】(ヘビィボウガン)…(レックスハウルが完成する以前) 防具…セルタスシリーズ 炎、地には「殿」とつける。上記の東の三人は「くん」をつける。
ツバキ・セルジュ 武器…鬼斬破(太刀) 防具…ギザミシリーズ もう一つの物語側のヒトは全員「さん」呼び
セージ 武器…ラギアネコアンカー 防具…ラギアネコシリーズ 全員呼び捨て
エリス・ナイアード ユクモ村では受付のお手伝い 全員さん付け 台詞の前に「……」をつける。例…「……はい」「……ひゃっ?」
ライラック・エルミール ユクモ村では加工屋のじいさんの加工補助 全員呼び捨て
ルピナス・クリティア 村長の計らいで、ドリンク屋と一緒に集会浴場で飲食店を営業させてもらう。 炎、地には「さん」、東の三人は「ちゃん」 語尾を子音で伸ばす。例…「ですぅ」「あらあらぁ」
シオン・エーテナ 集会浴場のギルドストアお手伝い 全員さん付け 語尾に必ず「っ」をつけたり、伸ばしてから「っ」をつける。例…「わはーっ」「ですよねっ?」
マガレット・マカオン 村の診療所でお手伝い 全員さん付け
ユリ・アヤセ 農場の管理のお手伝い もう一つの物語側のヒトは全員「さん」呼び 歌わせてもよし。
こんな感じですね。 それじゃっ、書いていきますねーっ。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.915 ) |
- 日時: 2014/06/24 19:30
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: kn7T7PEk)
クロスオーバー 7倍quasar ×ダブルサクライザー
序章 重なりすぎた偶然だとしても
〜ミナーヴァside〜
シナト村。 シャガルマガラとの決戦が一日、一日と迫る中、ミナーヴァは素材や道具の調達に奔走していた。 「ただいま」 アストはニーリン、ツバキ、セージと共にティガレックスの狩猟に成功して帰ってきたばかりだ。 エリスはその三人と一匹を見て安堵しながら頷く。 「……おかえりなさい。怪我はありませんか?」 「心配するなナイアードくん。誰も怪我らしい怪我はしていないさ」 ニーリンは安心させるように言葉を選んだ。 「手こずったと言えば手こずったけどな」 ツバキはギザミヘルムを外しながら応える。 「いつも通りニャ、いつも通り」 最後にセージが簡単に締めた。 アストは依頼状の半券をエリスに差し出し「クエストクリア」の判を押してもらうとした、その時だった。 何かが切り裂かれた轟音と共に、アストとエリスの間の空間が『開いた』。 「えっ……?」 「……!?」 その空間の穴に、二人は呑み込まれた。 「なっ、なんだ!?」 ツバキは思わずその空間の穴を覗き込もうと近付くと、彼女も吸い込まれるように入っていってしまった。 その轟音を聞いてか、ミナーヴァ全員が営業所から飛び出してくる。 「何っ?どうしたの!?」 シルバーソルシリーズと開闘の焔竜棍を付けていたのか、カトリアが装備を付けたまま駆けてくる。 セージはやってきたカトリアを一瞥すると、空間の穴を指す。 「これにアストとエリス、ツバキが吸い込まれたニャ!」 「えぇっ!?……待ってて、今私が……!」 カトリアも入っていってしまう。 「おわわーっ、何ですかこれっ?私も入ってみますねーっ」 シオンは興味本意で入ってしまう。 「アストくんがこの中に!?」 ユリは穴を覗き込もうとして、ツバキと同じように吸い込まれた。 「えぇいっ、こうなったら……全員この穴に入るんだニャ!」 ライラはそれを聞いて怒鳴った。 「正気!?何がどうなってんのか分からないんだよ!?」 「やるしかあるまいニャ!」 セージも飛び込む。 「くそっ……ほら!マガレットも急いで!」 「はっ、はい!」 ライラに促され、マガレットも入る。 それに続いてライラも入る。 「くっ、不本意だが……」 ニーリンも入る。 「あぁぁ、待ってくださいぃ、私もぉ」 ルピナスも遅れて入ってくる。
景色が歪む。 まるで悪夢の中にいるようだ。 暗黒の濁流に飲まれていく内に、光が見えた。 それを目指して、この濁流を掻き分ける。 光の向こうに、紅葉が見えた。
「うわぁぁっ」 アストは空間の穴から投げ出され、地面を転がった。 「痛ってて……ここはどこだ?シナト村じゃないな?」 アストは立ち上がりながら辺りを見回すと、そこは霧の深い渓谷だった。 その中で紅葉が舞い散っている。 「皆は?」 すると、アストが投げ出された空間の穴から、他のミナーヴァのメンバーも順々に吐き出されてくる。 全員いる。 「ここは……?って言うか、皆いるの?」 カトリアも見回すと、やはり全員いる。 「何なんだい、ここは?」 ライラは立ち上がりながら誰かと問わずに訊く。 「どこかの村の近くのようですけど、どこでしょうか?」 マガレットも見渡すと、彼女の視線の先には石段があった。 「解せんな。なぜこんなことが……」 ニーリンは軽くその紅い髪を整えながら呟く。 「わはーっ、葉っぱが赤くてキレイですよーっ!」 シオンは紅い紅葉を見てはしゃぐ。確かに珍しいかも知れない。 「紅葉……東の地方のどこかなのか?」 ツバキは紅葉を見ながら推測する。 ツバキがそう推測した時だった。 アスト達とは別の所から、空間の穴が現れた。 そこから、普通に歩いて出てくるように何人かのヒトが現れた。 「あり?なんかデシャヴwwwつか、炎は?」 「何よここ」 「さぁ?」 「紅葉がキレイですが……」 男はハンターのようだが、残りの女三人はそうではないようだ。
時空(とき)を巡る絡み合い(クロスオーバー)が、今始まるーーーーー。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.916 ) |
- 日時: 2014/06/24 19:31
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: kn7T7PEk)
すいません、炎を隔離させるの忘れてたんで、修正しました。 ここから大丈夫ですか? なんだったら書き直しますんで。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.917 ) |
- 日時: 2014/06/24 21:47
- 名前: 真夏のペンギンさん (ID: NggDHU9B)
テスト終わってからも書き込めそうに無いです…… 別スレのモンハン小説を進めないといけないので。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.918 ) |
- 日時: 2014/06/25 00:26
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: I8lJHIo3)
クロスオーバー 7倍quasar ×ダブルサクライザー
第一章 失われし力
〜炎視点〜
ザバッ!! 「まったく…」 今炎は…なぜかマグマの中からでてきた。いやなんで耐えてるんですか。普通死にますよ どうやら炎だけ異なる場所に転送されてしまったもよう。落ちた場所は…火山。 「P3か…」 メタ発言やめようか。でもそれ。MHP3の火山にいる。 「…とにかく空間引き裂くか」 そういっていつものように剣をとりだし…
ズバッ!!
空を斬る。しかし… 「なに…?」 空間は引き裂かれなかった。 「ちっ…俺の力が失われたか…しかし誰が…」 どうやら彼の特徴ともいえる異常な能力に制限がかかってしまっていた。 なお、あとでわかることだが、空間移動、瞬間移動、時止め等の使用は不可能となっている。 「それとあの感覚…」 炎はもう一つ気になることがあった 空間を引き裂いた時に2つ斬ったかのような感覚があったこと― とはいて通常もう一つどこかに空間ができたとしても…誰かが吸い込まれる確立は高くない。 ただ0とは言いがたい上にもしかしたらどこかのグループを巻き込んだ…その可能性もある 「…村を目指すか」 炎はマグマから上がり、村がある方向を目指すことにする。 「…もし俺のせいでこの世界に迷ってしまった者達がいたら…早く俺の力を取り戻してもとの世界に送らねば…!」
〜ユクモ村〜
「デジャブwwって…あれ…?」 相変わらず能天気な地であったが…一つ重大なことに気づく。 炎がいない、それはもしかするとここが… 「ん?どうしたんだい?」 「…まさか…!いやそれはないはずだ!」 なにやら独り言を連続する地。彼の様子が普段とあまりにも異なるため、3人は少し心配であった。 「どうしたの?お腹すいたのかしら…?」 「それは霊華様だけでしょう…。」 「…頼みがある」 地が今までになく真剣な顔をして話す。 「俺が帰ってくるまでここから動くな。話しかけられてもこの世界の住民を演じろ。というよりあっこにいるのはおそらく炎のせいでここへきてしまった他の世界のモノ…」 「「「えぇ?!」」」 なんで地が分かったかというと防具がこの世界に存在しない物であることに気づいていたからである。 「すぐ戻る!俺が帰ってくるまでちゃんとしてろよ!!帰ってくるまででいいからな!」 そういうと地は3人を残して集会浴場の方向へ走り去っていった。 「ちょっと!あたいたちはどうなるんだい?!」 冥花がそういうが…もう地は集会浴場に突っ切っていた。
〜集会浴場〜
「…」 地は集会浴場内をよく見渡した。そして確信した。 「よかった…俺の考えてた世界と違うみたいだ…」 どうやら地はある世界へと来てしまったと考えていたみたいだ。 炎が同じ場所にいないからもしかすると…と思っていた。 ただ、その予感は外れていた。それは彼にとってありがたかった。 と同時にあることにきづく 「あ、あいつら絶対あの集団と接触してる。俺どうしよ…あと炎、はよ帰ってきて。」
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.919 ) |
- 日時: 2014/06/24 23:58
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: lhNRCWOk)
クロスオーバー用の設定。これは今回のクロスオーバー用
炎
武器 ソロ時はいつもの謎ヘビィボウガン。合流後はばらばら 防具 まだ明かさないけど合流後はMHP3準拠。それまで?いつも通り。 役割 ハンター兼サポーター。どうにでもなる人 備考 異常な力をすべて失ってしまった模様。ただしオーラうんぬんは残っているため怒らせないように。
地
武器 弓いろいろ。対象によって変えるがすべてMHP3準拠 防具 シルソルレウスSシルソルシルソルシルソル t5k9のあれ。MHP3準拠 役割 ハンター(様子見が多い。MHP3のモンスターであれば苦戦はまったくしない) 備考 草はほどほどに。メタ発言ネタ発言可能。普段はとっかかりやすいけど怒ったときは以下略
冥花
農場で仕事をさぼろうとしている模様←おい なお、服装は元のまんまです。気にしたら負け。突っ込んでも負け。 炎がいない間は農場でよく寝る(さぼる)が…?
霊華
村のなかをふらーっと歩き回る。あと腹が減っている。 なお、服装は元のまま。隠せよ…。幽霊ってことは言わない。 どうも呼び捨てされることが気に入らなかったみたいだが地が粛清しちゃった。以下そのやりとり 霊華「なんで私を呼び捨て…」 地「それだけ若く見られてるってことよwww気にするなwww」 霊華「…しかしね、私は…」 地「これ以上言ったら通常の7倍の密度を持つ弾幕撃ったあとにパラレボCDPノンバーでやらせてDP黒麺やらせるぞ?」 霊華「ごめんなさい…」
残妖
武器 地が拾った発掘武器(攻撃759会心0龍320スロ3匠素白)←攻撃力は補正される 防具 その10参考。 備考 一応狩りはできますが腕はそこそこといった感じ。あとは…家事でもやらせたらいいんじゃないかな。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.920 ) |
- 日時: 2014/06/25 06:23
- 名前: あ?なに見てんだよ (ID: kM9disUt)
920じゃないか?そろそろ1000行けそうなのだすごいのだ!
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.921 ) |
- 日時: 2014/06/25 11:30
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: VqurIsej)
クロスオーバー 7倍quasar ×ダブルサクライザー
第二章 見て話して分かること 〜ミナーヴァside〜
男性のハンターは何やら深刻そうな顔をしながら石段を駆け上がっていった。 訊きたいことは山ほどあるのだが、彼で無理ならそこにいる彼女達に訊けばいい。 ただ、その彼女達も何がどうなっているのか理解していないのか戸惑うように右往左往している。 しかし、何がどうなっているのか理解できないのはこちらも同じだ。 カトリアは意を決してその見慣れない服装をした三人(一人はそうでないような)に話し掛けてみる。 「すみません、少しお尋ねしてもよろしいですか?」 カトリアに話し掛けられ、あからさまに動揺するのは特に見慣れない服装をした二人だ。ちなみに、もう一人はどこか見たことがあるような服装をしており、メイドのような感じだ。 「ど、どうすんのさ霊華っ?」 「私に訊かないでよ、地からあぁは言われたけど……」 あたふたする二人の前に立つのは、メイド服の彼女だ。 「霊華様、ここは私が」 様とつける辺り、メイドの彼女はこの二人に仕えているようだ。 「はい、何でしょうか?」 カトリアは少しだけ安心する。 仕えている身の者なら、多少の外交の心得はあるはずだからだ。 「荒唐無稽な物言いですけど、私達は先程までシナト村と言う所にいたのですが、突然不可解な……次元の穴、と言いますか、それに巻き込まれて……。あなた方も同じですか?」 本当に荒唐無稽だ。カトリア自身も何を言っているのか自分ですらよく分からない。 それでも今はありのままを言う他に手段も選択肢もないのだ。 どうやらこちらを警戒しているのか、メイドの女性は言葉を選ぶように間を置いて応える。 「えぇ、その次元の穴と言うモノに入った、という点ではそうですね」 どこか遠回しな言い方だ。 向こうの目論みは分からないが、出会っていきなり策略を巡らそうとは考えないだろう。 「こちらは何も知らずにここへ来てしまいました。あなた方も何も知らずにここへ?」 カトリアは冷静に言葉を選択して対話を続ける。 「……、……いえ、何も知らないと言うのは否定しませんが、私達はこの世界の時間軸に存在しています。ここが本来いるべき世界と言えば分かるでしょうか?」 ますます分けが分からない。 何も知らないのに、この世界に住んでいた? そもそも、時間軸どうのなども分からない。 カトリアはこう言った、時空間異動や超常現象には疎い。 彼女達は一体何者なのか? それでもカトリアは理解の範囲内で解釈し、より慎重に質問を続けていく。
〜地side〜
一旦集会浴場を出た地は、石段を降りながら一思案する。 「(どーする、別の時間軸とはいえ残妖の装備は一応、共通点はある……ってそもそも俺がいた世界のこともロクに知らんのに、この世界の住人を装えってのが無茶だったな。残妖が多少なりとも融通利かせるだろうけど、長くは保たんだろ。今すぐ戻りたいけど、まだ確かめないといかんことも腐るほどあるし……あー炎のアホー、どこで何してんだよー)」 そう思いながら心底で炎を怨みつつ、石段を降りていく。 その時、突然声を掛けられた。 「そこのアナタ、ハンター様?」 今それどころじゃねぇんだわ、と言いそうになったが、どうにか平静を保つ地。 振り向いた先には、桃色の袴を身に付けた竜人の女性が紅い腰掛けに座りながら話し掛けてきていた。 「(あ、そういやこの人が村長だったな。ここにいた時間が短かったから軽く分からんかったな)はいはい、何でしょ?」 一応初対面を装う地。 「アナタはもしや、私達の村に専属してくださるハンター様でしょうか?」
〜炎side〜
炎は火山を駆けている。特殊な力が使えない今、瞬間移動よろしくのような動きは出来ない。 故に普通に走っている。それでも常人からすればかなり速いが。 「ちっ……地の言葉に真に受けたのが間違いだったな。こんな寄り道などするから……それに、今アホとか言われた気がしたな」 溶岩の河が左右に流れるエリア8を駆け抜ける炎。 が、そこに障害が現れた。 このエリアには麓へ向かうためのルートが二つある。 それが、二頭の大型モンスターによって、塞がれてしまっていた。 片方はイビルジョー、もう片方はティガレックス亜種だ。 「グゥオォォオォォォォオオォォォ!!」 「ギィィヤァァァァァァァァァ!!』 左右から挟み撃ちにされる炎。 だが、何の変鉄もない大型モンスターでは炎にとっては厄介ではなく、面倒なだけだ。 「どけ、貴様らと遊んでいられるほど暇じゃない……」 炎は脚の装甲から一振りの、ベイオネット(銃剣)状をした刃のダガーを逆手で抜き放った。ちなみにこのダガー、脚の装甲の土踏まずから切っ先を出すことも出来る。 イビルジョーとティガレックス亜種が突撃してくる。 普通ならどちらも敬遠したくなる相手、それが二頭同時。 しかし、全く問題にならない。 「散れ」
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.922 ) |
- 日時: 2014/06/25 11:36
- 名前: ダブルサクライザー ◆4PNYZHmIeM (ID: VqurIsej)
>>921
炎が脚の装甲から取り出したダガーは、ク〇スボ〇ンガン〇ムのヒ〇トダガーを想像してください。 炎は色んな武器を持ってきている設定ですから、常識の範囲内で色々使わせてもらいます。 さすがに、エネルギー系の武器は使えないと思うので、そこは抑えながら考えていきます。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目! ( No.923 ) |
- 日時: 2014/06/25 15:35
- 名前: 7倍quasar ◆FGU2HBsdUs (ID: VcdExZU.)
>>922 そのうち出てきますよ、エネルギー系。 あとジョーとティガ亜種…ドリンククエですねわk(ry
夜に3つ同時更新します。はい。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.924 ) |
- 日時: 2014/06/25 20:15
- 名前: スラク ◆C4EXRAEkOg (ID: gnel.sSR)
最近同時に小説始めたペイルカイザーsが来てないな。 あの作品、面白そうなのに… ま、人の事情があるからなっ!
七話 「異常な世界」
密林から船の帰りにて、 天「あの時のクシャルの話をするわね。」 剴「お願いします。」 霧「宜しくなんだぜ。」 天「まぁ、私も風の噂みたいな感じなんだけど。最近、世界が変わってきてね。クシャルが密林に出てきたり、ラージャンが出て来たりしてるの。」 剴「ラ、ラージャン…。 ナンデス?ソレ。」 霧「お前は知らなかったか。要するに…。ゴリラ、そうゴリラ」 剴「理解しがたい事を理解しました。」 天「話を続けるわよ。それの原因はまだわかってないの。いま、ギルドも全力で捜査してるけど…。」 剴「あの……ちょっといいですか?」 霧・天「いいよ(ぜ)。」 剴「俺らの目的とか決めちゃっても…。」 霧「構わないんだぜ。」 天「そうね…。私も一人で居てもつまんないし…。」 剴「では言いますよ。 その正体不明のモンスを誰よりも早く探しだし、倒す………ってのはどうでしょうか?」 天「バカなの?あんた、そんな奴に勝てるとでも思ってるの?ギルドの情報を頼った方がいいわ。」 霧「いや、それがいいかもしれないんだぜ。ギルドがわからないんだったら、私たちが見つければ、この話は丸く収まるんだぜ!」 天「ちょ…あんた…」 剴「ありがとうございます!」 霧「んじゃ、帰ったらすぐ作戦会議だぜ!」 天「はぁ……」
ウゥー!ウゥー!ウゥー!
霧「何事なんだぜ!?」 船乗り「お伝えします。正体不明のモンスターが現れました。ハンターは直ぐに、甲板へ上がってください。繰り返します…」
天「……こいつかもね。」 霧「だったら倒して異変解決だぜ!」 剴「行きましょう!」
続く
次回 ゴアがで………ない。じゃあ何がでるか? 察してくだされ。
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Re: モンハン小説を書きたいひとはここへ!二代目!企画考案中! ( No.925 ) |
- 日時: 2014/06/25 20:52
- 名前: 翼の勇車 (ID: BjvmUIHn)
早くこっちもクロスオーバーできるくらいまで進めないと……。
翼の勇者が描く二つ目の作品『高校生モンスター』
第十話〜最近アカリちゃんの様子が変〜
俺は、バルバレでハンター相手に道具屋の仕事をしている親父だ。ハンターをしていた妻には先立たれ、一人息子だったジンもハンターになるため旅立っていったため、一人で寂しく回復薬やら何やらを淡々と売る日々だ。そんなある日、このバルバレの街にあるハンターがやって来た。その名はアカリ、旅立っていった息子と同い年の女の子だ。その娘が初めてこの店に来た時、俺は目を疑った。何故ならこの子……死んだ妻、ヤクナに見えたのだ。決して顔が似ていた訳ではないのだが、なんかこう……雰囲気というか、オーラ? みたいなものが同じだったんだ。俺はその娘に何かを感じ、少しサービスして送り出した。 それからその娘はクエストの有無に限らず、毎日顔を見せるようになった。俺にはそれが、堪らなく嬉しかった。決して恋等では無い。俺は妻一筋だ。ただその妻と同じオーラを出すその娘を……守らなければならないと思った。
ある日……具体的にはティガレックスの討伐クエストへ行くというアカリちゃんをいつも通り送り出した翌日、いつも通り店に来たアカリちゃんの防具は、昨日見た時よりも見るからにダメージを受けていた。どうしたのかと聞くと、ティガレックスの突進を食らったのだと言っていた。 「でも、おじさんのくれた回復薬でもう全快だよ!」 そう言った彼女の目には、何故か悩んでいるような光が宿っていたような気がした。 「そっか。それで、今日はどんなクエストなんだ?」 「採取ツアーだよ。ちょっと足りない素材があったから」 彼女がそう言った瞬間、何かを決心したかのように顔が引き締まり、目にあった悩みの光が消えた。彼女が何を思い悩んでいたのか知らないが、俺との会話で何かを決める事ができたらしいことが嬉しかった。 しかし、次の日、その次の日も、彼女は採取ツアーへ行き続けた。まるで何かにとりつかれているかのように。本人に聞いてみようかとも思ったが、採取ツアーへ毎日行くようになった彼女の顔は以前よりも晴れ晴れしく、俺がそれを邪魔するのもどうかと思ったために止めておいた。 勝手に仮説を立てたりもした。狩り場で誰かと落ち合っているのではないか? だとすれば恋人だろうか。しかし何故狩り場で落ち合う? アカリちゃんは一人でこのバルバレに来ているから、バルバレで会えない理由は相手にあるのだろう。親関連か? それとも相手はバルバレという街に来てはいけない存在……。そこまで考えて、馬鹿馬鹿しくなってやめた。もしそうだとしても、それがアカリちゃんの選んだ道だ。大体親でもない俺がそんな事に干渉するのもいい迷惑だろう。そう考えていたが……この時の俺は、相手がこんなとんでもない奴だとはこれっぽっちも思っていなかった。
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